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9、裏切りの勇者と妖精王の復活
115、あいつに『ナイト』なんて、渡すもんか
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なんだか、人の匂いと食べ物の匂いがいっぱい充ちていた。
笑い声がたくさんあって「物騒な世の中でも、人は娯楽で癒されるんだ」なんてエリックが呟いて聖句を唱えた。
「『神はありのままを望まれる』。この楽しい民の邪魔をしないよう、ティーリーが大人しくしてくれますように」
その声がなんだか可哀想で、同時に――加護を与える王子からそんな発言をされるのを恐らく聞いているであろう竜の気持ちを想像してしまって、ネネツィカはそっと目を逸らした。
ちいさくて可愛らしい妖精たちが、ふわふわ可憐に踊っている。輪になってステージ上で。
会場の天蓋は魔法がかけられていて、星が星座を入れ替えたり、聖なる文句をつぎつぎに映し出したりしていた。
拡声『魔法』をつかって朗々と「つぎは、火花レディーズの氷輪くぐりです!」と叫ぶ耳の尖った紳士は、混血妖精の司会役マーティ。隣でちょっとあざとくポーズを作るのは、純血妖精のメルフィ。
「なんというか、竜の国でこういった催しがひらかれる日が来るとはね。この国は大丈夫なのか……っと、こほん、今日はそういうのは抜きで楽しもう」
お忍びデートに誘ってくれたエリックは、普段とは髪色も目の色も変えている。お忍びとは楽しそう、とネネツィカも色合いを変えて、お互い別人みたいだねと笑い合った。
「これが巷で噂の妖精サーカス……楽しいですわね」
ネネツィカは、少年の機嫌がよろしい様子に安堵した。情勢が不穏なので、心配していたのだ。
「うん。この妖精たちは、よく躾けられているんだな。暴れたりしないし、悪戯しないし」
エリックは「こういう妖精なら、飼えるね」と微笑んだ。
「演劇の時間がもうすぐだから、いこうか」
手が差し出されて、握り返す。手は、あたたかかった。
ごく少数の護衛が姿を隠してついてくる中、人混みを彷徨えば、なんだか違う人生を生きる誰かになったみたいな気分。そっとエリックの眼を見ると「こういうの、昔から好きなんだ」少し遠くを懐かしむような調子で、少年の声が近い。
「孤児院にもお忍びでいらっしゃいましたものね」
「ふふ、そうそう」
演劇の会場で二人分のチケットを渡して中に入れば、非日常にご案内といった風情がして暗い会場が待っていたから、ワクワクした。
いつかサバイバルマッチの観戦を楽しんだ時は、VIP席だったけれど、今日は平民も座るようなごちゃっとした席群の真ん中あたり。
「たくさんの中の一人ってなってるだろ」
それが楽しいんだとエリックはリラックスした吐息を零して、妖精の世界で「人がいないのがいい」と言った少年と似ているような気配がした。
「お菓子を真ん中に置いておこうか」
穀物を炒った小粒なお菓子が盛られたカップに付属のとろ~りバターを垂らして、二人は劇の幕が開くのを見た。
この日の演目は『夢見るラーシャ姫』。
妖精の後に竜とは、と面白がるようにエリックは囁いた。
「クレイはこの劇が嫌いなんだ。知ってた?」
普通の、何気ない感じでそんなことを言うのでネネツィカは少し驚いた。
これで、興味津々みたいに反応を返したら、またご機嫌を損ねたりするのかしら。
背後に控えるティミオスに意見を聞いてみたくなりつつ、ネネツィカは「存じませんでしたわ」と控えめに相槌を打った。
「そう。でも、オレは結構好きなんだ。王室と竜が出てくる劇は、みんな好きさ」
劇が終わると、のんびりと街を歩いて公園のベンチに落ち着いた。とても穏やかで、優しい時間が過ぎていく。ベンチの近くには黒塗りされてろくに情報を伝えられなくなった新聞がくたりくしゃりとしていて、鳩がとんとんと暢気に散歩していたから、エリックが「パンくずをあげると喜ぶよ」と手を引いて近くにあった出店でパンを買って、ちょっとだけ千切って餌にした。
「オレは、最近まで割と王位継がないのが確定だったんだよ。ほら、兄上と年齢が離れていて、優秀な方だったから競う余地がほぼなくて」
「ん……はい」
すこし固めのパンをもしゃりと食みながら、ネネツィカは相槌を打った。
「オレは友達ができたときに言ったんだ。オレは第二王子だけど、そのうち兄が国王になるのがもう決まってるようなもので、……『諦めてる』」
遠くに、目立つ色の髪の青年が見えた。
ネネツィカはそれを見ながら、「エリック様は、その時、ほんとうは国王になりたかったんでしょうか?」と問いかけてみた。きっと、それを欲しがっているのだとわかったから。
「わからない。そうでもなかった。でも、ただ、頑張っても追いつけないんだなとか、生まれた時からもう決まってるんだな、みたいな」
エリックはしゅわりと気泡ののぼるドリンクをひとくち味わった。
「それくらいの時からずっと、『ぼくたちは二人とも』頑張ってもどうしようもないっていう感覚があって、『諦めてる』って感じで」
ネネツィカは、そっと頷いた。
「それがさ……それでさ。うん――つまりさ、オレは君の事を好きじゃないと思われてるかもしれないけど、結構、ちゃんと、好きなんだと思うんだ」
「んっ?」
急に甘い事を言う。
ネネツィカは不意をつかれてまじまじとその顔を見た。
「いや。巧く言えないんだけど、最近思うんだ」
エリックは青空みたいな目で、恥ずかしそうに言葉を零した。
「オレって、ちゃんと『普通の人間なのかな』?」
片手が呪式を紡いでいて、きっと護衛には聞こえないようにしている、とネネツィカは思った。
「変なんだ。ティーリーが変みたいに、自分もおかしいと思う。元々そんな感じはあったけど――なんか、本とか読んでいてさ、人間ってこんな感情の動きをして、こういう考えで、みたいな当たり前の普通があるじゃないか。ずっと生きてきて、自分はこんな自分、みたいな感覚があるじゃないか。……それが、なんだかわからなくなるんだ」
例えば、と呟いてエリックは立ち上がった。
視線を赤毛と白髪の二人に向けて。
ああ、とネネツィカは息を呑んだ。
ベンチに座って熱心に何かを語るオスカー・ユンクと、相槌を打つフィニックス・キーリングが視線の先にいる。
「例えば、ちょっとした何かをきっかけに、なんだか全部が許せなくて、嫌いだと思ってしまって、負けたと言わせたくなるような、そんな相手ができてしまったし、できるのに敢えてしなかったり……それをしないほうが自分が有利だから、なんて理由で。自分で、自分がクズだなと思う瞬間がたくさんあって、坂道を転げ落ちるみたいにどんどんわからなくなっていって」
振り返る顔が、傾く夕日にあたたかい色に染まっていた。
「……ティーリーが壊れてるみたいに、オレも壊れちゃってるのかもしれない。頭の中身は、心ってものは形がわからなくて確かめられなくて、ちゃんとしてるのか壊れてるのかわからないのが、怖いね」
年上の少年が、少し大人びた表情でそう言った。
「でも、君の事を好きだなって思う時は、それがずっとオレの軸みたいな、芯みたいな感じでこのあたりで燈っていて、ここに本物の、オレだけのちゃんとした自分がいるって思うんだ」
だから、と声を続けて、エリックは夕日に蕩けるような笑顔をつくった。
きっと、それがつくったのか自然にそうなったのか、自分でもわからない。そんな風に。
「オレに自分の感覚をくれて、ありがとう」
そして、エリックは竜を呼んだのだった。
「今からオレは酷いことをすると思う。それで、たぶん……君はオレのことが嫌いになってしまうと思うんだ」
どうして、と問う声が寂しく響いた。
その耳に、青年たちの会話が聞こえてくる。
その名前を聞かせてはいけないのだと思いながら、止められなかった。
「クレイ様が――」
「いつからかわからないけど、もしかしたら最初からかもしれないけど、オレはどうも、クレイが嫌いなんだ」
はっきりとそう言って、エリックは意思を形にした。とても子供っぽい声で。
「……あいつに『ナイト』なんて、渡すもんか!!」
笑い声がたくさんあって「物騒な世の中でも、人は娯楽で癒されるんだ」なんてエリックが呟いて聖句を唱えた。
「『神はありのままを望まれる』。この楽しい民の邪魔をしないよう、ティーリーが大人しくしてくれますように」
その声がなんだか可哀想で、同時に――加護を与える王子からそんな発言をされるのを恐らく聞いているであろう竜の気持ちを想像してしまって、ネネツィカはそっと目を逸らした。
ちいさくて可愛らしい妖精たちが、ふわふわ可憐に踊っている。輪になってステージ上で。
会場の天蓋は魔法がかけられていて、星が星座を入れ替えたり、聖なる文句をつぎつぎに映し出したりしていた。
拡声『魔法』をつかって朗々と「つぎは、火花レディーズの氷輪くぐりです!」と叫ぶ耳の尖った紳士は、混血妖精の司会役マーティ。隣でちょっとあざとくポーズを作るのは、純血妖精のメルフィ。
「なんというか、竜の国でこういった催しがひらかれる日が来るとはね。この国は大丈夫なのか……っと、こほん、今日はそういうのは抜きで楽しもう」
お忍びデートに誘ってくれたエリックは、普段とは髪色も目の色も変えている。お忍びとは楽しそう、とネネツィカも色合いを変えて、お互い別人みたいだねと笑い合った。
「これが巷で噂の妖精サーカス……楽しいですわね」
ネネツィカは、少年の機嫌がよろしい様子に安堵した。情勢が不穏なので、心配していたのだ。
「うん。この妖精たちは、よく躾けられているんだな。暴れたりしないし、悪戯しないし」
エリックは「こういう妖精なら、飼えるね」と微笑んだ。
「演劇の時間がもうすぐだから、いこうか」
手が差し出されて、握り返す。手は、あたたかかった。
ごく少数の護衛が姿を隠してついてくる中、人混みを彷徨えば、なんだか違う人生を生きる誰かになったみたいな気分。そっとエリックの眼を見ると「こういうの、昔から好きなんだ」少し遠くを懐かしむような調子で、少年の声が近い。
「孤児院にもお忍びでいらっしゃいましたものね」
「ふふ、そうそう」
演劇の会場で二人分のチケットを渡して中に入れば、非日常にご案内といった風情がして暗い会場が待っていたから、ワクワクした。
いつかサバイバルマッチの観戦を楽しんだ時は、VIP席だったけれど、今日は平民も座るようなごちゃっとした席群の真ん中あたり。
「たくさんの中の一人ってなってるだろ」
それが楽しいんだとエリックはリラックスした吐息を零して、妖精の世界で「人がいないのがいい」と言った少年と似ているような気配がした。
「お菓子を真ん中に置いておこうか」
穀物を炒った小粒なお菓子が盛られたカップに付属のとろ~りバターを垂らして、二人は劇の幕が開くのを見た。
この日の演目は『夢見るラーシャ姫』。
妖精の後に竜とは、と面白がるようにエリックは囁いた。
「クレイはこの劇が嫌いなんだ。知ってた?」
普通の、何気ない感じでそんなことを言うのでネネツィカは少し驚いた。
これで、興味津々みたいに反応を返したら、またご機嫌を損ねたりするのかしら。
背後に控えるティミオスに意見を聞いてみたくなりつつ、ネネツィカは「存じませんでしたわ」と控えめに相槌を打った。
「そう。でも、オレは結構好きなんだ。王室と竜が出てくる劇は、みんな好きさ」
劇が終わると、のんびりと街を歩いて公園のベンチに落ち着いた。とても穏やかで、優しい時間が過ぎていく。ベンチの近くには黒塗りされてろくに情報を伝えられなくなった新聞がくたりくしゃりとしていて、鳩がとんとんと暢気に散歩していたから、エリックが「パンくずをあげると喜ぶよ」と手を引いて近くにあった出店でパンを買って、ちょっとだけ千切って餌にした。
「オレは、最近まで割と王位継がないのが確定だったんだよ。ほら、兄上と年齢が離れていて、優秀な方だったから競う余地がほぼなくて」
「ん……はい」
すこし固めのパンをもしゃりと食みながら、ネネツィカは相槌を打った。
「オレは友達ができたときに言ったんだ。オレは第二王子だけど、そのうち兄が国王になるのがもう決まってるようなもので、……『諦めてる』」
遠くに、目立つ色の髪の青年が見えた。
ネネツィカはそれを見ながら、「エリック様は、その時、ほんとうは国王になりたかったんでしょうか?」と問いかけてみた。きっと、それを欲しがっているのだとわかったから。
「わからない。そうでもなかった。でも、ただ、頑張っても追いつけないんだなとか、生まれた時からもう決まってるんだな、みたいな」
エリックはしゅわりと気泡ののぼるドリンクをひとくち味わった。
「それくらいの時からずっと、『ぼくたちは二人とも』頑張ってもどうしようもないっていう感覚があって、『諦めてる』って感じで」
ネネツィカは、そっと頷いた。
「それがさ……それでさ。うん――つまりさ、オレは君の事を好きじゃないと思われてるかもしれないけど、結構、ちゃんと、好きなんだと思うんだ」
「んっ?」
急に甘い事を言う。
ネネツィカは不意をつかれてまじまじとその顔を見た。
「いや。巧く言えないんだけど、最近思うんだ」
エリックは青空みたいな目で、恥ずかしそうに言葉を零した。
「オレって、ちゃんと『普通の人間なのかな』?」
片手が呪式を紡いでいて、きっと護衛には聞こえないようにしている、とネネツィカは思った。
「変なんだ。ティーリーが変みたいに、自分もおかしいと思う。元々そんな感じはあったけど――なんか、本とか読んでいてさ、人間ってこんな感情の動きをして、こういう考えで、みたいな当たり前の普通があるじゃないか。ずっと生きてきて、自分はこんな自分、みたいな感覚があるじゃないか。……それが、なんだかわからなくなるんだ」
例えば、と呟いてエリックは立ち上がった。
視線を赤毛と白髪の二人に向けて。
ああ、とネネツィカは息を呑んだ。
ベンチに座って熱心に何かを語るオスカー・ユンクと、相槌を打つフィニックス・キーリングが視線の先にいる。
「例えば、ちょっとした何かをきっかけに、なんだか全部が許せなくて、嫌いだと思ってしまって、負けたと言わせたくなるような、そんな相手ができてしまったし、できるのに敢えてしなかったり……それをしないほうが自分が有利だから、なんて理由で。自分で、自分がクズだなと思う瞬間がたくさんあって、坂道を転げ落ちるみたいにどんどんわからなくなっていって」
振り返る顔が、傾く夕日にあたたかい色に染まっていた。
「……ティーリーが壊れてるみたいに、オレも壊れちゃってるのかもしれない。頭の中身は、心ってものは形がわからなくて確かめられなくて、ちゃんとしてるのか壊れてるのかわからないのが、怖いね」
年上の少年が、少し大人びた表情でそう言った。
「でも、君の事を好きだなって思う時は、それがずっとオレの軸みたいな、芯みたいな感じでこのあたりで燈っていて、ここに本物の、オレだけのちゃんとした自分がいるって思うんだ」
だから、と声を続けて、エリックは夕日に蕩けるような笑顔をつくった。
きっと、それがつくったのか自然にそうなったのか、自分でもわからない。そんな風に。
「オレに自分の感覚をくれて、ありがとう」
そして、エリックは竜を呼んだのだった。
「今からオレは酷いことをすると思う。それで、たぶん……君はオレのことが嫌いになってしまうと思うんだ」
どうして、と問う声が寂しく響いた。
その耳に、青年たちの会話が聞こえてくる。
その名前を聞かせてはいけないのだと思いながら、止められなかった。
「クレイ様が――」
「いつからかわからないけど、もしかしたら最初からかもしれないけど、オレはどうも、クレイが嫌いなんだ」
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