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10、守護竜不在の学院編
157、君だってヒーローじゃないか
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剣術大会の歓声に眠たげにあくびをして。
「なんだ。どの騎士が優勝するか賭けたりはせんのか」
女帝ネスリンは退屈しのぎとばかりにヘルマンを突っついた。
「ヘルマン、賭けろ」
「えー、では鮮……」
「職業軍人ではなく学生に賭けろ」
ヘルマンの頬を戯れに引っ張りながら、ネスリンはステージで戦う学生を見た。
「や、やあああっ!」
アッシュがへっぴり腰で重たげに剣を振り回している。冒険者上がりのクラウスが余裕の表情で剣を受け止めて、容易く押し返す。
「にいちゃーん、がんばれー!」
観客席で弟たちが顔を真っ赤にして応援していたから、アッシュは必死でクラウスの剣を掻い潜り、一撃をくらわそうとチャンスを狙う。
「いいぞアッシュ~」
お互いの騎士で出ようと誘ってきたデミルが、妹を抱っこしながらふわふわ応援してくれている。キュアリアス寮の寮生たちも、自分たちの寮の者が貴族に混ざって出場していると聞いて冷やかし混じりに観に来ているようだった。
「なんでアッシュが出てるんだ?」
「デミルと……」
「ああ、なるほど」
そんなざわめきが耳に拾われる。自分はデミルのおまけみたいな存在だなと思うのは、こんな時だ。
声援の中、危なっかしくありつつもギリギリでクラウスの突きを躱すアッシュ。
「おおっ、やるじゃんアッシュ! 気合いで避けてけ!」
「反撃してこうぜー!」
キュアリアス寮の寮生たちが熱の篭った声を張り上げる。
そんな中、オスカーが暗がりでシュナを捕まえて何やら話しかけていた。
「あっ、ヨリを戻す的な美味しいシチュエーションだったりしませんこと?」
思わずヘレナとユージェニーに「オスカーとシュナが会話していますわ」と知らせるネネツィカ。ユージェニーが呪術の鳥で聞き耳を立てて、三人がワクワク視線を交差させる中、ひときわ大きな歓声と拍手が起きた。ステージでアッシュが負けていた。
「はあ、はぁ。や、やっぱ無理だった……」
(勝てるわけないんだ、最初から。なのになんだか途中から必死になっちゃって)
尻餅をつき、俯いて荒い息を繰り返すだけでいっぱいいっぱいのアッシュは、恥ずかしくなった。
(勝てるわけないのに、頑張っちゃって……恥ずかしい。身の程知らずだ。さっさと降参すればいいのに、無駄に足掻いちゃって。相手との力量差もわからないのかって呆れられてそう……!)
ゼエゼエと涙目で立とうとするアッシュに、手が差し伸べられた。見れば、クラウスだ。どんな人物なのかもわからない、初対面の相手だ。
その目はひたりとアッシュを見ていて、恐れていたような蔑みの感情はなかった。かわりに、笑顔と称賛があった。
「あ……」
ぽかんとそれに見入る。
耳に、いくつもの声が聞こえた。
「意外と動けるじゃんアッシュ! 見直したぜ」
「負けたけどいいファイトだったよ!」
「観に来てよかった!!」
手を取れば、がっしりと熱く握られて、足に力が戻る心地がして立ち上がると、360度ぐるりと声援を送る観客に囲まれる自分を意識した。頭上は天井のない青空で、風が気持ちよく汗ばむ身体を涼ませてくれて、胸がドキドキして――拍手で聴覚が塗り潰されそう。
「またやろうぜ」
クラウスが笑って、握手みたいに手を揺らした。観客はそれでとても喜んでいた。弟たちが顔を真っ赤にして手を振っている。
「――うん!!」
アッシュはくしゃりと破顔して、大声で返事をした。その瞬間がとても日常離れしていて、特別な感じがした。
アッシュはこの日をきっと、一生忘れないだろうと思った。
シュナが去っていく。
背を見つめるオスカーに、試合前のエリックが声をかけていた。ユージェニーは呪術の鳥を介して、やり取りをじっと聞いていた。
「やあ! 俺のソウルフレンド、オスカー!」
暗がりに太陽が飛び込んだような明るさで、エリックが笑顔を注ぐ。
「シュナ君とは、仲直りできたのかい?」
それを気にしていたのだと告げる声で優しく言って、隣に親しく腰掛けた。
「ええ、まあ。ちなみに先ほど計略だの陰謀だの仰せでしたが?」
ステージでは、デミルとティミオスが戯れ合うように魔法剣合戦をしている。他国勢が目を見張ってただならぬ戦闘ぶりの魔法剣士二人について警戒を強めていく中、エリックはからりとしていた。
「そう。俺は、毒を盛ったとしてもクレイが仕掛けたと思うだけだから」
「ははあ」
オスカーは少し物足りなそうな気配をのぼらせた。
「俺は、雑魚ってわけですな」
それが悔しそうな温度をチラつかせたから、エリックは不思議そうに目を覗き込む。
二人の後ろをはたはたと黒猫が走っていった。ユージェニーはそれを見て、席を立った。声は、続いている――。
「俺は不思議なんだけど、オスカー」
エリックが近しい友は語る声を響かせていた。
「俺たちはヒーローなわけじゃないか。あ。君は、知らないのかな」
エリックは滔々と語る。ユージェニーから聞いた神々とゲームと、この世界の話を。
そして、唖然とするオスカーへと、同類に向けるような眼差しを捧げた。
「君は、『特別』な存在なわけだ。けれど君、自分がヒーローじゃないって顔をしてる」
もったいないな――エリックはそう言って、拳を目の前に突き出して止めた。
「俺は、ヒーローらしく戦って、俺の人生を飛びきり特別にするつもりだよ」
そう言って拳を返してくれるのをじっと待てば、オスカーはゆるゆるとそれを返してくれた。二つ分の拳がコツンと合わさり、すぐに離れる。
「じゃあ、行ってくるよ」
エリックはきらきらとそう言ってステージに上がり――サクッと『鮮血』に負けてきた。
「負けてるじゃないですか」
「強かったね! あはは」
そう言って、悪びれずにまた笑った。
「俺ら二人とも負けたけど、そのうち二人揃って勝つんだ。ほら、良い目標ができたじゃないか!」
ユージェニーはそんなエリックの声に胸がいっぱいになりながら、黒猫を追いかけて、探した。
――あれは、こんな所でふらふらしてちゃ、だめ。
みんながリアルに精一杯生きてる世界なんだもの。あんなつまらないゲームフラグ一個でそれを台無しになんて、させてはいけない。
(私、聖女らしくなんて全然できないダメ女だけど、フラグを踏むことくらい、できるわ)
――それでみんなが幸せに未来を生きられるなら、いい。
だって、もう十分、良い思いしたもの。
「あ……」
ステージのティミオスとフィニックスに声援を送っていた『勇者』がそれに気づいた。黒猫と、それを追う聖女に。
――君……、
――君がフラグを拾おうというのか!
(俺が拾わないから)
逡巡は、秒を数えなかった。エイヴン・フィーリーは席を立った。友人の声が、視線が呼び止める。引き止める。
「何処へ行く?」
――何も言わずに?
「ああ……」
エイヴンは、息を吸った。手が震えて、足がすくんだ。時間が過ぎていくのが感じられて、それが今はとても怖かった。
(俺、生きてるんだ)
ふと、そんな気持ちが強く意識される。
(俺という生き物は、ちゃんと生々しくここにいるんだ)
「ヴァルターごめん。俺、行かなきゃ」
(生徒がピンチなんだもの。先生なんだもの。助けに行かなきゃな)
だから、エイヴンはへらりと笑って『エイヴン』の自分に縋りついた。それを守って、大切にして、離したくないのだと臆病に笑った。
「トイレにね! ……さっきから腹が痛くてさぁ。ごめぇん。じゃあ、ね!」
駆けていく。
俺はトイレに行くのさ――間抜けな別れだな! しまらねぇ! へらへら笑いながら、エイヴンは走った。
「おや、黒猫がいるじゃないか」
「あ、あの猫だ……」
会場のあちらこちらで誰かが気付く。手を伸ばす。寄っていく。
「――勝者、フィニックス!!」
――アナウンスが響いて、盛大な拍手が空と大地の狭間にその盛り上がりを伝えていた。
「なんだ。どの騎士が優勝するか賭けたりはせんのか」
女帝ネスリンは退屈しのぎとばかりにヘルマンを突っついた。
「ヘルマン、賭けろ」
「えー、では鮮……」
「職業軍人ではなく学生に賭けろ」
ヘルマンの頬を戯れに引っ張りながら、ネスリンはステージで戦う学生を見た。
「や、やあああっ!」
アッシュがへっぴり腰で重たげに剣を振り回している。冒険者上がりのクラウスが余裕の表情で剣を受け止めて、容易く押し返す。
「にいちゃーん、がんばれー!」
観客席で弟たちが顔を真っ赤にして応援していたから、アッシュは必死でクラウスの剣を掻い潜り、一撃をくらわそうとチャンスを狙う。
「いいぞアッシュ~」
お互いの騎士で出ようと誘ってきたデミルが、妹を抱っこしながらふわふわ応援してくれている。キュアリアス寮の寮生たちも、自分たちの寮の者が貴族に混ざって出場していると聞いて冷やかし混じりに観に来ているようだった。
「なんでアッシュが出てるんだ?」
「デミルと……」
「ああ、なるほど」
そんなざわめきが耳に拾われる。自分はデミルのおまけみたいな存在だなと思うのは、こんな時だ。
声援の中、危なっかしくありつつもギリギリでクラウスの突きを躱すアッシュ。
「おおっ、やるじゃんアッシュ! 気合いで避けてけ!」
「反撃してこうぜー!」
キュアリアス寮の寮生たちが熱の篭った声を張り上げる。
そんな中、オスカーが暗がりでシュナを捕まえて何やら話しかけていた。
「あっ、ヨリを戻す的な美味しいシチュエーションだったりしませんこと?」
思わずヘレナとユージェニーに「オスカーとシュナが会話していますわ」と知らせるネネツィカ。ユージェニーが呪術の鳥で聞き耳を立てて、三人がワクワク視線を交差させる中、ひときわ大きな歓声と拍手が起きた。ステージでアッシュが負けていた。
「はあ、はぁ。や、やっぱ無理だった……」
(勝てるわけないんだ、最初から。なのになんだか途中から必死になっちゃって)
尻餅をつき、俯いて荒い息を繰り返すだけでいっぱいいっぱいのアッシュは、恥ずかしくなった。
(勝てるわけないのに、頑張っちゃって……恥ずかしい。身の程知らずだ。さっさと降参すればいいのに、無駄に足掻いちゃって。相手との力量差もわからないのかって呆れられてそう……!)
ゼエゼエと涙目で立とうとするアッシュに、手が差し伸べられた。見れば、クラウスだ。どんな人物なのかもわからない、初対面の相手だ。
その目はひたりとアッシュを見ていて、恐れていたような蔑みの感情はなかった。かわりに、笑顔と称賛があった。
「あ……」
ぽかんとそれに見入る。
耳に、いくつもの声が聞こえた。
「意外と動けるじゃんアッシュ! 見直したぜ」
「負けたけどいいファイトだったよ!」
「観に来てよかった!!」
手を取れば、がっしりと熱く握られて、足に力が戻る心地がして立ち上がると、360度ぐるりと声援を送る観客に囲まれる自分を意識した。頭上は天井のない青空で、風が気持ちよく汗ばむ身体を涼ませてくれて、胸がドキドキして――拍手で聴覚が塗り潰されそう。
「またやろうぜ」
クラウスが笑って、握手みたいに手を揺らした。観客はそれでとても喜んでいた。弟たちが顔を真っ赤にして手を振っている。
「――うん!!」
アッシュはくしゃりと破顔して、大声で返事をした。その瞬間がとても日常離れしていて、特別な感じがした。
アッシュはこの日をきっと、一生忘れないだろうと思った。
シュナが去っていく。
背を見つめるオスカーに、試合前のエリックが声をかけていた。ユージェニーは呪術の鳥を介して、やり取りをじっと聞いていた。
「やあ! 俺のソウルフレンド、オスカー!」
暗がりに太陽が飛び込んだような明るさで、エリックが笑顔を注ぐ。
「シュナ君とは、仲直りできたのかい?」
それを気にしていたのだと告げる声で優しく言って、隣に親しく腰掛けた。
「ええ、まあ。ちなみに先ほど計略だの陰謀だの仰せでしたが?」
ステージでは、デミルとティミオスが戯れ合うように魔法剣合戦をしている。他国勢が目を見張ってただならぬ戦闘ぶりの魔法剣士二人について警戒を強めていく中、エリックはからりとしていた。
「そう。俺は、毒を盛ったとしてもクレイが仕掛けたと思うだけだから」
「ははあ」
オスカーは少し物足りなそうな気配をのぼらせた。
「俺は、雑魚ってわけですな」
それが悔しそうな温度をチラつかせたから、エリックは不思議そうに目を覗き込む。
二人の後ろをはたはたと黒猫が走っていった。ユージェニーはそれを見て、席を立った。声は、続いている――。
「俺は不思議なんだけど、オスカー」
エリックが近しい友は語る声を響かせていた。
「俺たちはヒーローなわけじゃないか。あ。君は、知らないのかな」
エリックは滔々と語る。ユージェニーから聞いた神々とゲームと、この世界の話を。
そして、唖然とするオスカーへと、同類に向けるような眼差しを捧げた。
「君は、『特別』な存在なわけだ。けれど君、自分がヒーローじゃないって顔をしてる」
もったいないな――エリックはそう言って、拳を目の前に突き出して止めた。
「俺は、ヒーローらしく戦って、俺の人生を飛びきり特別にするつもりだよ」
そう言って拳を返してくれるのをじっと待てば、オスカーはゆるゆるとそれを返してくれた。二つ分の拳がコツンと合わさり、すぐに離れる。
「じゃあ、行ってくるよ」
エリックはきらきらとそう言ってステージに上がり――サクッと『鮮血』に負けてきた。
「負けてるじゃないですか」
「強かったね! あはは」
そう言って、悪びれずにまた笑った。
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ユージェニーはそんなエリックの声に胸がいっぱいになりながら、黒猫を追いかけて、探した。
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みんながリアルに精一杯生きてる世界なんだもの。あんなつまらないゲームフラグ一個でそれを台無しになんて、させてはいけない。
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――それでみんなが幸せに未来を生きられるなら、いい。
だって、もう十分、良い思いしたもの。
「あ……」
ステージのティミオスとフィニックスに声援を送っていた『勇者』がそれに気づいた。黒猫と、それを追う聖女に。
――君……、
――君がフラグを拾おうというのか!
(俺が拾わないから)
逡巡は、秒を数えなかった。エイヴン・フィーリーは席を立った。友人の声が、視線が呼び止める。引き止める。
「何処へ行く?」
――何も言わずに?
「ああ……」
エイヴンは、息を吸った。手が震えて、足がすくんだ。時間が過ぎていくのが感じられて、それが今はとても怖かった。
(俺、生きてるんだ)
ふと、そんな気持ちが強く意識される。
(俺という生き物は、ちゃんと生々しくここにいるんだ)
「ヴァルターごめん。俺、行かなきゃ」
(生徒がピンチなんだもの。先生なんだもの。助けに行かなきゃな)
だから、エイヴンはへらりと笑って『エイヴン』の自分に縋りついた。それを守って、大切にして、離したくないのだと臆病に笑った。
「トイレにね! ……さっきから腹が痛くてさぁ。ごめぇん。じゃあ、ね!」
駆けていく。
俺はトイレに行くのさ――間抜けな別れだな! しまらねぇ! へらへら笑いながら、エイヴンは走った。
「おや、黒猫がいるじゃないか」
「あ、あの猫だ……」
会場のあちらこちらで誰かが気付く。手を伸ばす。寄っていく。
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