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11、三国同盟と魔王の時代
173 、エイミルと不思議な学院
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窓の外では、さあさあとにわか雨が降っている。雨に濡れる土や植物、建築剤、道路の臭い――そんな匂いを含む夏の空気は、じめりとしていて、少し重い。
「聞いてください、私はアルマとして生きるのを辞めたのです」
妖精猫カフェは貸切になった。
ヘレナがグリエルモやミハイに囲まれてソファに座り、穏やかな瞳で語り始める。
――自分のこれまでと、これからどう過ごしたいのかを。
ネネツィカは親友の身を案じつつ、ティミオスと一緒に『ラーフルトン』の紅茶を淹れた。ティミオスはスコーンも焼いてくれた。
「そういえば、ルーファスさんがちょっと最近大変そうなのよね」
ネネツィカは紅茶の葉を蒸らしながら贔屓の商会長を想う。
『どうも、ウェザー商会はエインヘリアの『騎士王』に睨まれているらしいんです。理由はわかりませんが……』
あれこれケチつけられてうちの商会はエインヘリアからは完全に撤退となったんです、スポンサーとも連絡が取りにくくなって、参ったものですよ、と嘆く顔を思い出して、ネネツィカは眉を下げた。
「ルーファスさんには、いっぱいお世話になりましたし。何かお力になれたら良いのですけれど。……この紅茶ブランドが潰れたり、飲めなくなっても、悲しいですわ」
ほんのりとできる事をさがしていえば、ティミオスは一緒になって考えてくれるようだった。
「そのようなご心配には及ばないかと存じますが。ご友人にご相談くだされば、アレやソレあたりならばすぐに解決するのでは?」
「ああ、……アレやソレね」
「ええ、わたくしの大切なお嬢様によくちょっかいを出すアレやソレでございます」
ティミオスが言う声がちょっぴり私情の色が濃い風情なので、ネネツィカはやっぱりティミオスは可愛らしい、と思って肩を揺らした。
猫たちは人間たちの異変なんて知らないって顔をして、変わらぬ奔放さで伸びをしたり毛繕いをしたり、丸くなったりしている。
「俺は構わんが、ネクシがなんと言うかな」
ちょいちょいと猫じゃらしを振って、グリエルモが視線を和ませている。ミハイは猫の存在を忘れたみたいに姉にひっついていた。
「お姉さま、おうちに帰らないの? 一番上のお姉さまはこっこんしたよ。ボク、みんなでお祝いしたいな」
「こっこん」
ヘレナは姉の顔をして相槌を打った。
「ウン。ナイショだよ。シリル王子さまと」
お話しできるのが嬉しい、というオーラを全身から発して、ミハイが教える。
「まあ、そうなの。シリル王子さまと……、」
ん? という顔をしたヘレナがネネツィカを見る。
「きいた?」
何か驚きを共有したそうなヘレナに、ネネツィカは申し訳なく首を振った。
「わたくし、言葉がわからなくて」
ペラペラのやりとりは理解しようとしていると疲れるので、さっさと諦めていたのだ。
「ミハイ、ナイショの話をする時はおじさんに話していいか聞いてからにしようぜ」
グリエルモがミハイに言い含めている。ミハイは素直に頷いた。
「シリル王子さま、『鮮血』に探されてて隠れてるから」
「うん、そういう話をする時はおじさんに話していいか聞いてからにしようぜ」
「やだ」
「おっ、反抗期……?」
ミハイはヘレナの顔を懸命に見上げて、「家に来てよう」と駄々をこねた。
「来ないならお兄さまに言って国際指名手配するよう」
「こら、こら」
内容は物騒だったが、駄々をこねる姿はとても幼かった。しばらく問答を続けた末に、ヘレナは「遊びに行くけど、すぐに帰るって事でいい?」と約束を取り付けた。
そして、話の内容をネネツィカに共有してくれる。
「シリル王子殿下が……それは、捜索隊の方々に知らせてあげてはいけないのでしょうね?」
ちらりとグリエルモを見れば、「人の口に戸は立てられぬって言うよねえ」と微妙に緩い感じで笑っていた。
「バレたらバレたで、ネクシがなんかやるだけだと思うよ」
「ネクシさんは何をなさるかしら……」
「さあ」
無責任なような、愉快犯のような――そんな大人の笑顔を見上げていると、ネネツィカは少しだけ怖くなった。
(わたくし、推しを推しと再会させてあげたいですけど……)
――ダメかしら。
◇◇◇
夏休みという単語の意味を忘れたように、学院は学生たちで賑わっている。
ユンク伯爵家の末っ子エイミルは、今年度からの新入生で、好んで学生たちの群れに混ざる日々。本日の補講とやらも終わり、どうやら帰るらしき尊き方々のお見送りに。
慣れた様子で取り巻きを引き連れる第二王子エリックは一時期呪いにかかっていたけれどもうすっかり良くなって、現王に心配されつつ元気なお姿を見せている。実はエリック殿下が魔王という噂もあったけど、結局あれは単なる噂に過ぎなかったようで父も「いくらなんでも王子が魔王ではシャレにならん国家の危機だからな」と安堵していた。
「しかし、魔物がパッタリと出なくなると魔物退治で生計立ててた人とか、困る人もいるんだな。魔王も急にいなくなったらダメだったんだ。もう一回ちょっとだけ魔王出ましたってやったらダメなのかな?」
そんな風に呟いて冒険者を案じたりする様子のエリックはいかにも心優しき少年で、なんか時々魔王っぽい発言もチラホラある気がするけどきっと気のせいかな? みんな気のせいって顔してる――エイミルが初めて自己紹介した時には「オスカーの弟か! 似てないね!」と爽やかに笑ってくれた。
「……ライブダンジョン」
そっと独り言をこぼしたのは普段は徹底して第二王子に無反応を貫く、仲違い中らしき公爵令息クレイ。こちらはエイミルが自己紹介する前から「あっ、君はオスカーの……」と声をかけてきて、「君のお兄さんは良い人だったよ……困ったことがあったら力になるから、なんでも言ってね」と謎の葬式ムードを醸し出して同情的にのたまった。
こちらの少年は、よくわからないが国境砦の防衛に就いたりエインヘリアの駐在大使になったりしていて、父伯爵は「竜の加護があるから前線に行かされたのだろう」とか「エインヘリアの新皇帝はファーリズを竜不在の状態にしたいのだ」とかもっともらしく語っていた。
「ライブ……それは何?」
なんか喋ったぞ、とエリックが尻尾を振る。
(んっ? ……目がおかしいのかな、なんか尻尾が見える)
エイミルは眼鏡を外して目を擦った。ほんの一瞬――もう一度みると、尻尾なんてなかった。よかった、一瞬ドキドキしてしまった。よかった――、王子が魔王だなんて、そんなわけないじゃないか!
「独り言に反応しないでくださぁい」
「じゃあ独り言を聞こえるように言うなよ」
幻想馬車に公爵令息が乗り込む刹那、騎士鎧の『迎え』がチラリと見えた。エインヘリアの新皇帝その人らしい――何故皇帝が迎えに来てるのか。おかしくないか。
無言がちな彼は、無駄口はあまり叩かぬ寡黙な人だとか、クレストフォレスと縁のある騎士だけあって上品で温厚で理知的だとか、実は野蛮で下品で卑劣極まりないとか、鎧の中身はとても醜いだとか、いやいや美形だとか、壮年だとか少年だとか、女好きとか少年趣味だとかありとあらゆる噂が尽きない、時の人。
そんな特別感溢れる面々が毎日近い距離で動いたり喋ったりする――学院は不思議なところだ、と帰宅したエイミルは家族に話すのであった。
すると姉兄たちや父母は「あの学院はどうも刺激が強すぎるようだから、エイミルは偉い人に取り入ろうとしなくて良いので、ほどほどに平凡に過ごしなさい」と言うのだった。きっと、旅に出た兄が『分厚い本三冊分の冒険をしてどこぞの国の王様になった』とか妄想120%みたいなおかしな手紙ばかり寄越すからだろう――。
「聞いてください、私はアルマとして生きるのを辞めたのです」
妖精猫カフェは貸切になった。
ヘレナがグリエルモやミハイに囲まれてソファに座り、穏やかな瞳で語り始める。
――自分のこれまでと、これからどう過ごしたいのかを。
ネネツィカは親友の身を案じつつ、ティミオスと一緒に『ラーフルトン』の紅茶を淹れた。ティミオスはスコーンも焼いてくれた。
「そういえば、ルーファスさんがちょっと最近大変そうなのよね」
ネネツィカは紅茶の葉を蒸らしながら贔屓の商会長を想う。
『どうも、ウェザー商会はエインヘリアの『騎士王』に睨まれているらしいんです。理由はわかりませんが……』
あれこれケチつけられてうちの商会はエインヘリアからは完全に撤退となったんです、スポンサーとも連絡が取りにくくなって、参ったものですよ、と嘆く顔を思い出して、ネネツィカは眉を下げた。
「ルーファスさんには、いっぱいお世話になりましたし。何かお力になれたら良いのですけれど。……この紅茶ブランドが潰れたり、飲めなくなっても、悲しいですわ」
ほんのりとできる事をさがしていえば、ティミオスは一緒になって考えてくれるようだった。
「そのようなご心配には及ばないかと存じますが。ご友人にご相談くだされば、アレやソレあたりならばすぐに解決するのでは?」
「ああ、……アレやソレね」
「ええ、わたくしの大切なお嬢様によくちょっかいを出すアレやソレでございます」
ティミオスが言う声がちょっぴり私情の色が濃い風情なので、ネネツィカはやっぱりティミオスは可愛らしい、と思って肩を揺らした。
猫たちは人間たちの異変なんて知らないって顔をして、変わらぬ奔放さで伸びをしたり毛繕いをしたり、丸くなったりしている。
「俺は構わんが、ネクシがなんと言うかな」
ちょいちょいと猫じゃらしを振って、グリエルモが視線を和ませている。ミハイは猫の存在を忘れたみたいに姉にひっついていた。
「お姉さま、おうちに帰らないの? 一番上のお姉さまはこっこんしたよ。ボク、みんなでお祝いしたいな」
「こっこん」
ヘレナは姉の顔をして相槌を打った。
「ウン。ナイショだよ。シリル王子さまと」
お話しできるのが嬉しい、というオーラを全身から発して、ミハイが教える。
「まあ、そうなの。シリル王子さまと……、」
ん? という顔をしたヘレナがネネツィカを見る。
「きいた?」
何か驚きを共有したそうなヘレナに、ネネツィカは申し訳なく首を振った。
「わたくし、言葉がわからなくて」
ペラペラのやりとりは理解しようとしていると疲れるので、さっさと諦めていたのだ。
「ミハイ、ナイショの話をする時はおじさんに話していいか聞いてからにしようぜ」
グリエルモがミハイに言い含めている。ミハイは素直に頷いた。
「シリル王子さま、『鮮血』に探されてて隠れてるから」
「うん、そういう話をする時はおじさんに話していいか聞いてからにしようぜ」
「やだ」
「おっ、反抗期……?」
ミハイはヘレナの顔を懸命に見上げて、「家に来てよう」と駄々をこねた。
「来ないならお兄さまに言って国際指名手配するよう」
「こら、こら」
内容は物騒だったが、駄々をこねる姿はとても幼かった。しばらく問答を続けた末に、ヘレナは「遊びに行くけど、すぐに帰るって事でいい?」と約束を取り付けた。
そして、話の内容をネネツィカに共有してくれる。
「シリル王子殿下が……それは、捜索隊の方々に知らせてあげてはいけないのでしょうね?」
ちらりとグリエルモを見れば、「人の口に戸は立てられぬって言うよねえ」と微妙に緩い感じで笑っていた。
「バレたらバレたで、ネクシがなんかやるだけだと思うよ」
「ネクシさんは何をなさるかしら……」
「さあ」
無責任なような、愉快犯のような――そんな大人の笑顔を見上げていると、ネネツィカは少しだけ怖くなった。
(わたくし、推しを推しと再会させてあげたいですけど……)
――ダメかしら。
◇◇◇
夏休みという単語の意味を忘れたように、学院は学生たちで賑わっている。
ユンク伯爵家の末っ子エイミルは、今年度からの新入生で、好んで学生たちの群れに混ざる日々。本日の補講とやらも終わり、どうやら帰るらしき尊き方々のお見送りに。
慣れた様子で取り巻きを引き連れる第二王子エリックは一時期呪いにかかっていたけれどもうすっかり良くなって、現王に心配されつつ元気なお姿を見せている。実はエリック殿下が魔王という噂もあったけど、結局あれは単なる噂に過ぎなかったようで父も「いくらなんでも王子が魔王ではシャレにならん国家の危機だからな」と安堵していた。
「しかし、魔物がパッタリと出なくなると魔物退治で生計立ててた人とか、困る人もいるんだな。魔王も急にいなくなったらダメだったんだ。もう一回ちょっとだけ魔王出ましたってやったらダメなのかな?」
そんな風に呟いて冒険者を案じたりする様子のエリックはいかにも心優しき少年で、なんか時々魔王っぽい発言もチラホラある気がするけどきっと気のせいかな? みんな気のせいって顔してる――エイミルが初めて自己紹介した時には「オスカーの弟か! 似てないね!」と爽やかに笑ってくれた。
「……ライブダンジョン」
そっと独り言をこぼしたのは普段は徹底して第二王子に無反応を貫く、仲違い中らしき公爵令息クレイ。こちらはエイミルが自己紹介する前から「あっ、君はオスカーの……」と声をかけてきて、「君のお兄さんは良い人だったよ……困ったことがあったら力になるから、なんでも言ってね」と謎の葬式ムードを醸し出して同情的にのたまった。
こちらの少年は、よくわからないが国境砦の防衛に就いたりエインヘリアの駐在大使になったりしていて、父伯爵は「竜の加護があるから前線に行かされたのだろう」とか「エインヘリアの新皇帝はファーリズを竜不在の状態にしたいのだ」とかもっともらしく語っていた。
「ライブ……それは何?」
なんか喋ったぞ、とエリックが尻尾を振る。
(んっ? ……目がおかしいのかな、なんか尻尾が見える)
エイミルは眼鏡を外して目を擦った。ほんの一瞬――もう一度みると、尻尾なんてなかった。よかった、一瞬ドキドキしてしまった。よかった――、王子が魔王だなんて、そんなわけないじゃないか!
「独り言に反応しないでくださぁい」
「じゃあ独り言を聞こえるように言うなよ」
幻想馬車に公爵令息が乗り込む刹那、騎士鎧の『迎え』がチラリと見えた。エインヘリアの新皇帝その人らしい――何故皇帝が迎えに来てるのか。おかしくないか。
無言がちな彼は、無駄口はあまり叩かぬ寡黙な人だとか、クレストフォレスと縁のある騎士だけあって上品で温厚で理知的だとか、実は野蛮で下品で卑劣極まりないとか、鎧の中身はとても醜いだとか、いやいや美形だとか、壮年だとか少年だとか、女好きとか少年趣味だとかありとあらゆる噂が尽きない、時の人。
そんな特別感溢れる面々が毎日近い距離で動いたり喋ったりする――学院は不思議なところだ、と帰宅したエイミルは家族に話すのであった。
すると姉兄たちや父母は「あの学院はどうも刺激が強すぎるようだから、エイミルは偉い人に取り入ろうとしなくて良いので、ほどほどに平凡に過ごしなさい」と言うのだった。きっと、旅に出た兄が『分厚い本三冊分の冒険をしてどこぞの国の王様になった』とか妄想120%みたいなおかしな手紙ばかり寄越すからだろう――。
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