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新6月
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ー2011年6月ー
14日まで馬鹿によって強制的な休眠をさせられていた。
精神が保たないと判断したらしく、全員が休眠に賛成した様だ。
起きると身体が軽く、疲れも無いし澱んだ感情も無い。
馬鹿「悠ちゃん。お前夜中に家出てマンションで飛び降り自殺しかけたんだぞ」
悠ちゃん「憶えて無い……」
馬鹿「だろうな。身体乗っ取って止めさせたが。自殺したくなるまで気負って頑張っちゃ意味ねーだろ」
まるで他人の事を聞いてるみたいに自分の事とは思えない。
悠ちゃん「そうだな。悪かった」
馬鹿「もう少し手を抜け。お前1人で子育てする訳じゃないんだ」
悠ちゃん「……そうだよな」
馬鹿「気付くのが遅い。お前何もしないでしばらく反省してろ。やりたくなるまでは何もするな」
これが6月のお告げだった。
父に殴られ美紗には叩かれて散々である。
20日間も寝ていたので身体が鈍っているので散歩している毎日だ。
美紗「悠。子供産まれても手伝いが来るし、家政婦さんも来るんだから頑張らないで」
悠ちゃん「ん」
美紗「……次やったら自殺出来ない様にベッドに縛りつけるよ」
悠ちゃん「しないから。そもそも憶えてない」 美紗「そう。お姉さん達は?」
悠ちゃん「未来ちゃんは離してくれないな。また夜中に出歩かない様に同じベッドに入ってくる」
美紗「妬いて良い?」
悠ちゃん「歳下の小姑に?」
美紗「元気あるみたいだからしようか」
悠ちゃん「疲れ過ぎて死ぬから勘弁してください」
家に帰って、自室にいると未来が入ってくる。
悠ちゃん「最近暑いのに今日も一緒に寝るの?」
未来「暑いなら寒い程クーラー効かせれば? そうすれば暖かくなるよ」
悠ちゃん「そんな事したら母ちゃん怒るだろ?」
未来「じゃあ諦めて。元はといえば変な事しでかしたあんたが悪いの」
口うるさい姉になりそうだな。
7日も何もしないでいると呆けている事に飽きてきた
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精神が保たないと判断したらしく、全員が休眠に賛成した様だ。
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悠ちゃん「憶えて無い……」
馬鹿「だろうな。身体乗っ取って止めさせたが。自殺したくなるまで気負って頑張っちゃ意味ねーだろ」
まるで他人の事を聞いてるみたいに自分の事とは思えない。
悠ちゃん「そうだな。悪かった」
馬鹿「もう少し手を抜け。お前1人で子育てする訳じゃないんだ」
悠ちゃん「……そうだよな」
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悠ちゃん「未来ちゃんは離してくれないな。また夜中に出歩かない様に同じベッドに入ってくる」
美紗「妬いて良い?」
悠ちゃん「歳下の小姑に?」
美紗「元気あるみたいだからしようか」
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家に帰って、自室にいると未来が入ってくる。
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