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一章 夕凪モラトリアム
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吹き荒ぶ風に、トタン屋根がガタガタと音を立てた。
未明には上陸するだろうと言われている台風の影響で、古い荒ら屋は倒壊でもするのではと危惧する程に揺れている。
「……あぢぃー……」
揺れる家屋の中で、友哉は畳の上に仰向けに寝そべっていた。二階の自室である和室ではなく、一階の叔父がいつも書斎として使っている部屋だ。
越して来た時に一階と二階にそれぞれ一台ずつエアコンが備え付けられていたのだが、生憎それらは十数年物で冷房能力が格段に低い。
それで、転居の際に家財道具一式を揃える際にエアコンも用立てようとはしたのだが――。
『いや、この辺り防犯とか考えなくていいし、海風も吹いて来るし、最悪窓開けっ放しで寝ればいいから二階の分はいいっていいって』
そんなことを口走った過去の自分が今は恨めしい。だってまさか、台風で窓も開けられない状況になるだなんて、思ってもみなかった。二階のエアコンはポンコツだし、その上買ったばかりの一階のエアコンの調子が悪く、家の中が蒸し風呂状態になるだなんて、思ってもみないじゃないか。
「あー、もう、耐えらんねえ。叔父さん……はいないしなあ……どうすっか」
折り悪く、叔父は滅多にないことに家を空けている。
『台風で交通機関がどうなるか分からないから、早く出ろって、担当にせっつかれてな』
心底嫌そうにぼやきながら家を出た叔父は、先日友哉でも知っている有名な文学賞を受賞したばかりだ。
その授賞式とやらに間に合わせるべく、都心へ赴き前泊しているだろう叔父は、日頃から頼りにならないとはいえ、今は相談すら出来ない。
尤も、この天候だ。修理を頼もうにも新品にしようにも、台風が通過するまではどうにもならないだろう。
サウナ、というよりは、蒸し風呂。寧ろ蒸し器に突っ込まれた蒸し野菜。
パンツ一丁の半裸で畳に寝転んでいた友哉は、むくりと上体を起こした。全身が汗ばんで、喉がからからだ。これは拙い、これはいけない。
「…………出るか……外」
時折吹き付ける突風が、激しく窓を鳴らす。台風が来ている時に敢えて外に出ようなどと、大分イカレた所行だと自分でも思うが。
スマホで台風情報を調べる。どうやら接近は夜遅くになってかららしく、昼過ぎの今はまだ雨風も大したことはないだろう。
背に腹は変えられない。Tシャツとズボンをひっつかみ、スマホと鍵だけをぞんざいに後ろポケットに突っ込むと、友哉は家の軋む引き戸を開け放った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
台風の時に海に近付いてはならない。そんなのは小学生の子供でも分かることで、そんな浜辺に金色頭を見つけて、友哉は相手の正気を疑った。
勿論、こんな台風の日にふらふら外に出ている自分に言えた義理はないが。時折吹き付ける強風に顔を顰めながら、友哉はゆっくりとテトラポッドに座る人影に近寄った。
金の髪が舞う。化粧っけのない顔は先日ショッピングモールで見た夜のけばさは欠片もなく、だからこそ却って造作の美しさが強調されていた。
黒のブラトップにボレロを羽織り、やさぐれたようにテトラポッドに腰掛けた様は、とても友哉の知る母親像とは違っていた。
(まあ、マトモな母親なんて知らないんだけど)
友哉が近寄ると、その人は胡乱げな目で友哉を見た。眇めた青は、海の色をしていた。
「……何、あんた、何か用?」
「あー、いや、凪の母親がいるなあ、と思って近付いてみました」
「断定するじゃん。でも、あんた知ってるよ。こないだ凪と一緒にいたろ?」
「あ、見られてたんスか」
友哉が頭を掻くと、凪の母親はふっと薄い唇を緩める。化粧をしていないと、美麗な相貌は一層凪に似ていた。
一週間前、凪と繁華街に出た際に、ちらと凪の母親がこちらを見た気がしたのは気のせいではなかったようだ。動揺していた凪は気付かなかったろうが。
「今は家に帰ってるんスか?」
「そ。旦那の実家にね」
「はー、まだ旦那さんなんだ」
「……あんた結構失礼だね。別にいいけどさ」
無神経、とは幾度となく凪に評された言葉である。
肩を竦める友哉に、凪の母親は苦笑した。薄い眉根が下がる。もう一つ、発見したことがあった。凪の母親も、笑った時の表情は、子供のようになる。
「あんた、凪の友達?」
「友達……かな? 良く分かんないですね。あ、俺は真壁って言います」
「分かんないんだ? 一緒にショッピングモールまで出掛けておいて」
「や、凪からは友達とは思われてなさそうなんで」
「じゃあ、あんたはどうなのさ」
「……どうなんスかねえ。友達ってもんが、そもそも俺には……ピンと来なくて」
「何それ」
くつりと喉の奥を鳴らす、凪の母親の眦に皺が寄る。若く見えるが、相応に歳を経ているのかも知れないと、何となしに思う。
掠れ気味のハスキーな声音で、凪の母親は小さく笑った。
「面白いね、真壁って言ったっけ」
「はあ……凪と仲良くしろとか言わないんですね。何かそういうの言うイメージなんすけど、母親って」
「ああ、まあ、あたしは大手振ってあの子の母親面出来る程、一緒にはいてやれてないからね。何、あんたも母親いないの?」
「……も?」
「も。あの子も両親共にいないようなもんだしね」
どうどうと吹き付ける風に、僅か湿り気が混じる。ばらばらと降り始めた雨粒が頬を濡らし始めた。
押し寄せる波は砂浜をいつもよりも多く濡らし、いずれテトラポッドをも打ち付けることだろう。文字通りそろそろ潮時だ。
「俺も両親早くに亡くしてて、今は叔父と一緒に暮らしてて。だからまあ、凪と同じようなもん? かな?」
「……あんたは、言わないんだね。母親らしくしろとか、もっと傍にいてやれとか」
「はあ、まあ、言う義理はないんで」
凪の母親は爆笑した。くしゃりと目元を緩め破顔した表情は凪には似ていない。というより、凪がそこまで表情を崩した所を見たことがなかった。
濡れる額を拭い、友哉は肩を竦める。凪の母親の人生は凪の母親のものだ。そして凪の人生は凪のものでもある。
凪が望むのであれば、母親に母親らしくいろだとか、傍にいて欲しいだとか、こんな田舎から連れ出してとか、自分で望んで告げるべきだろう。それを伝えるべきは友哉ではない。そんなことを言えば、きっと凪はまた、海のような瞳に傷ついた色を浮かべるのだろうが。
「あんた本当面白いね、真壁。無礼だし冷めてるけど……でも嫌いじゃないよ」
「はあ、どうも……凪の母親に好かれても嬉しくはないっスけど」
「本当、失礼だね……確かに友達もいないだろうし分からないだろうよ」
さらっと毒を吐きながら、凪の母親は立ち上がる。肩を覆う金の髪が、灰色の空に舞った。
「じゃ、あたしはそろそろ行くけど。あんたも早く帰らないと、海を舐めない方がいいよ」
帰る、ではなく、行く、なんだな。思う友哉に背を向けた人は、ふと立ち止まるとこちらを向かないまま呟く。
「凪の母親じゃなくて、一人の女としてアドバイスしてやるけどさ。……さっきの言い方だと、凪には好かれたい、って聞こえたよ」
余計なお世話だ。本当に、心底、余計なお世話だ。
強風によろめきながら去っていく凪の母親を見ながら、友哉は口元を押さえる。
そんなことはない。絶対にない。だって友哉と凪は友達ではない。友達ですらなく、友達だったとしてもいずれ離れることが決まっているのだから、今以上に近付く必要なんてない訳で。
横風が吹き付ける。友哉の胸中にも、嵐が吹き荒れていた。
未明には上陸するだろうと言われている台風の影響で、古い荒ら屋は倒壊でもするのではと危惧する程に揺れている。
「……あぢぃー……」
揺れる家屋の中で、友哉は畳の上に仰向けに寝そべっていた。二階の自室である和室ではなく、一階の叔父がいつも書斎として使っている部屋だ。
越して来た時に一階と二階にそれぞれ一台ずつエアコンが備え付けられていたのだが、生憎それらは十数年物で冷房能力が格段に低い。
それで、転居の際に家財道具一式を揃える際にエアコンも用立てようとはしたのだが――。
『いや、この辺り防犯とか考えなくていいし、海風も吹いて来るし、最悪窓開けっ放しで寝ればいいから二階の分はいいっていいって』
そんなことを口走った過去の自分が今は恨めしい。だってまさか、台風で窓も開けられない状況になるだなんて、思ってもみなかった。二階のエアコンはポンコツだし、その上買ったばかりの一階のエアコンの調子が悪く、家の中が蒸し風呂状態になるだなんて、思ってもみないじゃないか。
「あー、もう、耐えらんねえ。叔父さん……はいないしなあ……どうすっか」
折り悪く、叔父は滅多にないことに家を空けている。
『台風で交通機関がどうなるか分からないから、早く出ろって、担当にせっつかれてな』
心底嫌そうにぼやきながら家を出た叔父は、先日友哉でも知っている有名な文学賞を受賞したばかりだ。
その授賞式とやらに間に合わせるべく、都心へ赴き前泊しているだろう叔父は、日頃から頼りにならないとはいえ、今は相談すら出来ない。
尤も、この天候だ。修理を頼もうにも新品にしようにも、台風が通過するまではどうにもならないだろう。
サウナ、というよりは、蒸し風呂。寧ろ蒸し器に突っ込まれた蒸し野菜。
パンツ一丁の半裸で畳に寝転んでいた友哉は、むくりと上体を起こした。全身が汗ばんで、喉がからからだ。これは拙い、これはいけない。
「…………出るか……外」
時折吹き付ける突風が、激しく窓を鳴らす。台風が来ている時に敢えて外に出ようなどと、大分イカレた所行だと自分でも思うが。
スマホで台風情報を調べる。どうやら接近は夜遅くになってかららしく、昼過ぎの今はまだ雨風も大したことはないだろう。
背に腹は変えられない。Tシャツとズボンをひっつかみ、スマホと鍵だけをぞんざいに後ろポケットに突っ込むと、友哉は家の軋む引き戸を開け放った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
台風の時に海に近付いてはならない。そんなのは小学生の子供でも分かることで、そんな浜辺に金色頭を見つけて、友哉は相手の正気を疑った。
勿論、こんな台風の日にふらふら外に出ている自分に言えた義理はないが。時折吹き付ける強風に顔を顰めながら、友哉はゆっくりとテトラポッドに座る人影に近寄った。
金の髪が舞う。化粧っけのない顔は先日ショッピングモールで見た夜のけばさは欠片もなく、だからこそ却って造作の美しさが強調されていた。
黒のブラトップにボレロを羽織り、やさぐれたようにテトラポッドに腰掛けた様は、とても友哉の知る母親像とは違っていた。
(まあ、マトモな母親なんて知らないんだけど)
友哉が近寄ると、その人は胡乱げな目で友哉を見た。眇めた青は、海の色をしていた。
「……何、あんた、何か用?」
「あー、いや、凪の母親がいるなあ、と思って近付いてみました」
「断定するじゃん。でも、あんた知ってるよ。こないだ凪と一緒にいたろ?」
「あ、見られてたんスか」
友哉が頭を掻くと、凪の母親はふっと薄い唇を緩める。化粧をしていないと、美麗な相貌は一層凪に似ていた。
一週間前、凪と繁華街に出た際に、ちらと凪の母親がこちらを見た気がしたのは気のせいではなかったようだ。動揺していた凪は気付かなかったろうが。
「今は家に帰ってるんスか?」
「そ。旦那の実家にね」
「はー、まだ旦那さんなんだ」
「……あんた結構失礼だね。別にいいけどさ」
無神経、とは幾度となく凪に評された言葉である。
肩を竦める友哉に、凪の母親は苦笑した。薄い眉根が下がる。もう一つ、発見したことがあった。凪の母親も、笑った時の表情は、子供のようになる。
「あんた、凪の友達?」
「友達……かな? 良く分かんないですね。あ、俺は真壁って言います」
「分かんないんだ? 一緒にショッピングモールまで出掛けておいて」
「や、凪からは友達とは思われてなさそうなんで」
「じゃあ、あんたはどうなのさ」
「……どうなんスかねえ。友達ってもんが、そもそも俺には……ピンと来なくて」
「何それ」
くつりと喉の奥を鳴らす、凪の母親の眦に皺が寄る。若く見えるが、相応に歳を経ているのかも知れないと、何となしに思う。
掠れ気味のハスキーな声音で、凪の母親は小さく笑った。
「面白いね、真壁って言ったっけ」
「はあ……凪と仲良くしろとか言わないんですね。何かそういうの言うイメージなんすけど、母親って」
「ああ、まあ、あたしは大手振ってあの子の母親面出来る程、一緒にはいてやれてないからね。何、あんたも母親いないの?」
「……も?」
「も。あの子も両親共にいないようなもんだしね」
どうどうと吹き付ける風に、僅か湿り気が混じる。ばらばらと降り始めた雨粒が頬を濡らし始めた。
押し寄せる波は砂浜をいつもよりも多く濡らし、いずれテトラポッドをも打ち付けることだろう。文字通りそろそろ潮時だ。
「俺も両親早くに亡くしてて、今は叔父と一緒に暮らしてて。だからまあ、凪と同じようなもん? かな?」
「……あんたは、言わないんだね。母親らしくしろとか、もっと傍にいてやれとか」
「はあ、まあ、言う義理はないんで」
凪の母親は爆笑した。くしゃりと目元を緩め破顔した表情は凪には似ていない。というより、凪がそこまで表情を崩した所を見たことがなかった。
濡れる額を拭い、友哉は肩を竦める。凪の母親の人生は凪の母親のものだ。そして凪の人生は凪のものでもある。
凪が望むのであれば、母親に母親らしくいろだとか、傍にいて欲しいだとか、こんな田舎から連れ出してとか、自分で望んで告げるべきだろう。それを伝えるべきは友哉ではない。そんなことを言えば、きっと凪はまた、海のような瞳に傷ついた色を浮かべるのだろうが。
「あんた本当面白いね、真壁。無礼だし冷めてるけど……でも嫌いじゃないよ」
「はあ、どうも……凪の母親に好かれても嬉しくはないっスけど」
「本当、失礼だね……確かに友達もいないだろうし分からないだろうよ」
さらっと毒を吐きながら、凪の母親は立ち上がる。肩を覆う金の髪が、灰色の空に舞った。
「じゃ、あたしはそろそろ行くけど。あんたも早く帰らないと、海を舐めない方がいいよ」
帰る、ではなく、行く、なんだな。思う友哉に背を向けた人は、ふと立ち止まるとこちらを向かないまま呟く。
「凪の母親じゃなくて、一人の女としてアドバイスしてやるけどさ。……さっきの言い方だと、凪には好かれたい、って聞こえたよ」
余計なお世話だ。本当に、心底、余計なお世話だ。
強風によろめきながら去っていく凪の母親を見ながら、友哉は口元を押さえる。
そんなことはない。絶対にない。だって友哉と凪は友達ではない。友達ですらなく、友達だったとしてもいずれ離れることが決まっているのだから、今以上に近付く必要なんてない訳で。
横風が吹き付ける。友哉の胸中にも、嵐が吹き荒れていた。
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