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番外編
バームクーヘンの穴はどこから存在するか 後編
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「ったく、一日出ずっぱりで手土産これだけかよ。いいけど、結局ずっと写真写真で肩凝ったわ」
「まあ、そう言うなよ。……いい式だったな」
「だな」
夕暮れ時、式場から最寄り駅までの道で、引き出物の袋を揺らしながら友哉がからからと笑う。
こじんまりとした、いい結婚だった。最初はぎこちなかった新郎新婦と両親だったが、式が進むにつれ笑顔で談笑することも増えていた。お腹の子も含め、きっと良い家族になるだろう。
「あー、バームクーヘンか。歩きながらは食い辛いな」
「いきなり開ける奴があるか! そういうとこだぞ!」
友哉は引き出物の袋から取り出した、個包装のバームクーヘンを掲げる。半透明の袋に包まれた手のひらサイズのバームクーヘンは、引き出物としては定番だろうが、道端でいきなり取り出すものではないだろう。
何だってこいつはこんなにも無神経なんだ、ジト目で傍らを見やると、友哉はふざけたようにバームクーヘンの穴から凪を覗いた。それで思い出す。
「あんた、さっきまた俺のこと撮ったろ?」
「いいじゃん、減るもんじゃないし」
「減るだろ」
「凪はどんだけ撮っても飽きないからなあ」
不意打ちで告げられ、凪は押し黙ってしまった。半透明なパッケージ越しに、友哉の視線がじっとりと凪を見る。
三年近く付き合っていて尚、以前と変わらない友哉の熱を持った視線に、凪は相変わらずどきまぎしてしまう。どれだけこの顔が好きなんだ、と茶化すことも出来ずに黙る凪に、友哉は紙袋にバームクーヘンを仕舞うと、徐に凪の手を握った。
「凪はさあ、ドレスとタキシードどっち着たい?」
「……っは、はあ?!」
「どっちでも好きな方着りゃいいと思うけど、まあ俺がウェディングドレスはないな。流石に気色悪いだろ」
凪は似合いそうだなあ、と呑気そうに言う友哉を前に、凪は完全に固まってしまった。
足を止めた凪に、友哉も立ち止まる。人の行き交う通りでも、友哉は何の躊躇いもなく手を繋いだままだ。
友哉は何も隠さない。恥じることも、負い目や引け目を感じることもなく、自然に凪と在ろうとする。
凪にはそこまで出来ない。そこまで友哉との未来を、盲信出来ない。
繋がれた手を、ぎゅうと握り返す。
懸念も不安も吹き飛ばす、友哉の力強さを信じていたいのに、それが出来ていない自分が不甲斐なく、もどかしい。
「あんた……結婚式したいのかよ」
「んー、別に、どっちでも?」
「……何だそれは」
「凪といられりゃ俺はそれでいいと思ってたんだけどさあ、祝われんのも悪くねえな、とか思ったよ、今日の式見て」
やるかどうかは別だけど、などと当然のように友哉が言うものだから、凪は道のど真ん中で真っ赤になって立ち止まってしまった。
何でそんな、そんなのまるで、プロポーズみたいではないか。
友哉は苦笑して、凪の手を引いて道の端に寄る。自動販売機の陰に二人隠れるようにして寄り添った。
「無理にって訳じゃないからな? 形なんて拘る必要ないし」
「っな、……な、友哉、」
「凪が嫌ならやらねえし、さっきも言ったけど俺は凪といられればそれでいいから」
「あんた、何で、そんな……こんなとこで、言うなよ……」
「ああ、まあ、俺思いついたこと言わずにいられないからさあ」
自動販売機の横で、からから笑う友哉の手が凪の左手を取る。友哉の無骨な指が薬指をそっとなぞる。
暮れ行く日の下で、スーツ姿の友哉に手を取られ、夕陽よりも赤く頬を染めながら、凪は俯く。だって、そんなの、完全にプロポーズだ。
「駄目、凪?」
「……駄目、じゃない、けど、」
「けど?」
「分から、ない……」
凪は友哉が好きだ。高校二年の夏に、海で出会った時からずっと、友哉に心奪われている。
ずっと一緒にいると言ったのに、何故素直に頷けないのだろう。俯いたまま凪は唇を食む。
大学で盛大な告白劇を繰り広げて、凪と友哉の交際は周囲に知れ渡った。佐々木――今は外園だが――のように、素直に受け止め変わらず接してくれる者は稀で、好奇の視線に晒されることもしばしばあったし、心ないことを言われたことも一度や二度ではない。
きっと友哉は、この先も隠すことなく凪と共にいるのだろう。それが嫌な訳ではない。けれど、友哉をそうした目に合わせ続けると思うと、胸が軋む。
凪には友哉しかいない。友哉はきっと、他も選べるのに。
「……分からない、か」
友哉が小さく息を吐く。ごめん、と言い掛け、凪は口ごもる。形だけの謝罪は無意味だ。けれど素直に頷けない己の頑なさが、凪の口を閉ざさせた。
「なら、良かった」
からりと友哉が言う。凪は思わず顔を仰いだ。少しだけ複雑そうにしながらも、友哉はいつものように快活に笑う。
「駄目、とか、嫌、じゃなくて良かったって意味」
「……友哉」
「まあ、まだ卒業もしてないしなあ。凪の試験の結果も出てないし」
「…………気が重くなることを思い出させるなよ」
九月の終わりに何とか院試をこなした凪は、今は結果発表待ちの宙ぶらりんな状態だ。万一落ちていたらと思うと胃が痛い。
「俺も仕事慣れるまで時間掛かるだろうしなあ」
「……あんた、職場で余計なことは言わないように気をつけろよ」
「それが一番難しいんだけどなあ。まあ、だからさ、落ち着いたらでいいから、凪も考えてよ」
友哉の指が、凪の左の薬指に絡まる。
「院に行っても就職してもじーさんになっても一緒にいられる方法」
くらりと来た。そんなのずるいだろう。
こんな道端で、友人の結婚式に当てられたみたいなタイミングで、そんな重要なことを言うなんて。
それを喜んでしまっている自分がいる。不安も懸念も置き去りに、友哉の手を取ってしまいたい自分がいる。
口をぱくぱくさせる凪に、友哉は笑いながら手を離した。
「ま、続きは家帰ってからな。飯、食ってくだろ」
凪はまだ母と二人暮らしなので、休日は友哉の一人暮らしの部屋で過ごすことが多い。
帰ろうか、と黄昏に沈む背中を見ながら、凪は何だか泣きたいような気持ちになった。帰ろう、と言われ、一緒に帰る、それがずっと続けば良いと、分不相応にも思ってしまう。
「…………院に、無事上がれて」
スーツ姿の後ろ姿に向けて、ぽつりと呟く。
「その後……仕事も決まって……生活安定して……そしたら、」
振り返る友哉の顔を直視出来ず、俯きながら告げる。
「そしたら、考える」
「っはは、そっから考えるのかよ」
「う、うるさいな、先行き不透明のまま簡単に決めらんないだろ!」
「ほーん、凪も俺とのこと、真剣に考えてるって、思っていいってことだよな?」
少しだけ、友哉の声が翳る。はっと顔を上げた先で、友哉は眉根を下げていた。当たり前だ。友哉だって、自信がある訳ではない。不安がない訳でもない。それでも凪との未来を考えてくれているのだ。
「……っ当たり、前だ!」
「っはは、当たり前なのかよ。てか凪の言うのって、何年後だ?」
「…………下手すれば、十年くらい?」
「っ遠!!」
けらけら笑う友哉の手に、そっと自分から指を絡める。いつも友哉に手を引かれてばかりだ。凪から手を握ると、友哉が嬉しそうににやつくのが分かった。
「……何にやにやしてんだ」
「んー、何でも? 只、凪は可愛いなあ、って」
「……馬鹿」
隣を歩きながら友哉の太股を蹴る。
片手に下げた引き出物のバームクーヘンが、長い影になって二人の前に伸びていた。
「まあ、そう言うなよ。……いい式だったな」
「だな」
夕暮れ時、式場から最寄り駅までの道で、引き出物の袋を揺らしながら友哉がからからと笑う。
こじんまりとした、いい結婚だった。最初はぎこちなかった新郎新婦と両親だったが、式が進むにつれ笑顔で談笑することも増えていた。お腹の子も含め、きっと良い家族になるだろう。
「あー、バームクーヘンか。歩きながらは食い辛いな」
「いきなり開ける奴があるか! そういうとこだぞ!」
友哉は引き出物の袋から取り出した、個包装のバームクーヘンを掲げる。半透明の袋に包まれた手のひらサイズのバームクーヘンは、引き出物としては定番だろうが、道端でいきなり取り出すものではないだろう。
何だってこいつはこんなにも無神経なんだ、ジト目で傍らを見やると、友哉はふざけたようにバームクーヘンの穴から凪を覗いた。それで思い出す。
「あんた、さっきまた俺のこと撮ったろ?」
「いいじゃん、減るもんじゃないし」
「減るだろ」
「凪はどんだけ撮っても飽きないからなあ」
不意打ちで告げられ、凪は押し黙ってしまった。半透明なパッケージ越しに、友哉の視線がじっとりと凪を見る。
三年近く付き合っていて尚、以前と変わらない友哉の熱を持った視線に、凪は相変わらずどきまぎしてしまう。どれだけこの顔が好きなんだ、と茶化すことも出来ずに黙る凪に、友哉は紙袋にバームクーヘンを仕舞うと、徐に凪の手を握った。
「凪はさあ、ドレスとタキシードどっち着たい?」
「……っは、はあ?!」
「どっちでも好きな方着りゃいいと思うけど、まあ俺がウェディングドレスはないな。流石に気色悪いだろ」
凪は似合いそうだなあ、と呑気そうに言う友哉を前に、凪は完全に固まってしまった。
足を止めた凪に、友哉も立ち止まる。人の行き交う通りでも、友哉は何の躊躇いもなく手を繋いだままだ。
友哉は何も隠さない。恥じることも、負い目や引け目を感じることもなく、自然に凪と在ろうとする。
凪にはそこまで出来ない。そこまで友哉との未来を、盲信出来ない。
繋がれた手を、ぎゅうと握り返す。
懸念も不安も吹き飛ばす、友哉の力強さを信じていたいのに、それが出来ていない自分が不甲斐なく、もどかしい。
「あんた……結婚式したいのかよ」
「んー、別に、どっちでも?」
「……何だそれは」
「凪といられりゃ俺はそれでいいと思ってたんだけどさあ、祝われんのも悪くねえな、とか思ったよ、今日の式見て」
やるかどうかは別だけど、などと当然のように友哉が言うものだから、凪は道のど真ん中で真っ赤になって立ち止まってしまった。
何でそんな、そんなのまるで、プロポーズみたいではないか。
友哉は苦笑して、凪の手を引いて道の端に寄る。自動販売機の陰に二人隠れるようにして寄り添った。
「無理にって訳じゃないからな? 形なんて拘る必要ないし」
「っな、……な、友哉、」
「凪が嫌ならやらねえし、さっきも言ったけど俺は凪といられればそれでいいから」
「あんた、何で、そんな……こんなとこで、言うなよ……」
「ああ、まあ、俺思いついたこと言わずにいられないからさあ」
自動販売機の横で、からから笑う友哉の手が凪の左手を取る。友哉の無骨な指が薬指をそっとなぞる。
暮れ行く日の下で、スーツ姿の友哉に手を取られ、夕陽よりも赤く頬を染めながら、凪は俯く。だって、そんなの、完全にプロポーズだ。
「駄目、凪?」
「……駄目、じゃない、けど、」
「けど?」
「分から、ない……」
凪は友哉が好きだ。高校二年の夏に、海で出会った時からずっと、友哉に心奪われている。
ずっと一緒にいると言ったのに、何故素直に頷けないのだろう。俯いたまま凪は唇を食む。
大学で盛大な告白劇を繰り広げて、凪と友哉の交際は周囲に知れ渡った。佐々木――今は外園だが――のように、素直に受け止め変わらず接してくれる者は稀で、好奇の視線に晒されることもしばしばあったし、心ないことを言われたことも一度や二度ではない。
きっと友哉は、この先も隠すことなく凪と共にいるのだろう。それが嫌な訳ではない。けれど、友哉をそうした目に合わせ続けると思うと、胸が軋む。
凪には友哉しかいない。友哉はきっと、他も選べるのに。
「……分からない、か」
友哉が小さく息を吐く。ごめん、と言い掛け、凪は口ごもる。形だけの謝罪は無意味だ。けれど素直に頷けない己の頑なさが、凪の口を閉ざさせた。
「なら、良かった」
からりと友哉が言う。凪は思わず顔を仰いだ。少しだけ複雑そうにしながらも、友哉はいつものように快活に笑う。
「駄目、とか、嫌、じゃなくて良かったって意味」
「……友哉」
「まあ、まだ卒業もしてないしなあ。凪の試験の結果も出てないし」
「…………気が重くなることを思い出させるなよ」
九月の終わりに何とか院試をこなした凪は、今は結果発表待ちの宙ぶらりんな状態だ。万一落ちていたらと思うと胃が痛い。
「俺も仕事慣れるまで時間掛かるだろうしなあ」
「……あんた、職場で余計なことは言わないように気をつけろよ」
「それが一番難しいんだけどなあ。まあ、だからさ、落ち着いたらでいいから、凪も考えてよ」
友哉の指が、凪の左の薬指に絡まる。
「院に行っても就職してもじーさんになっても一緒にいられる方法」
くらりと来た。そんなのずるいだろう。
こんな道端で、友人の結婚式に当てられたみたいなタイミングで、そんな重要なことを言うなんて。
それを喜んでしまっている自分がいる。不安も懸念も置き去りに、友哉の手を取ってしまいたい自分がいる。
口をぱくぱくさせる凪に、友哉は笑いながら手を離した。
「ま、続きは家帰ってからな。飯、食ってくだろ」
凪はまだ母と二人暮らしなので、休日は友哉の一人暮らしの部屋で過ごすことが多い。
帰ろうか、と黄昏に沈む背中を見ながら、凪は何だか泣きたいような気持ちになった。帰ろう、と言われ、一緒に帰る、それがずっと続けば良いと、分不相応にも思ってしまう。
「…………院に、無事上がれて」
スーツ姿の後ろ姿に向けて、ぽつりと呟く。
「その後……仕事も決まって……生活安定して……そしたら、」
振り返る友哉の顔を直視出来ず、俯きながら告げる。
「そしたら、考える」
「っはは、そっから考えるのかよ」
「う、うるさいな、先行き不透明のまま簡単に決めらんないだろ!」
「ほーん、凪も俺とのこと、真剣に考えてるって、思っていいってことだよな?」
少しだけ、友哉の声が翳る。はっと顔を上げた先で、友哉は眉根を下げていた。当たり前だ。友哉だって、自信がある訳ではない。不安がない訳でもない。それでも凪との未来を考えてくれているのだ。
「……っ当たり、前だ!」
「っはは、当たり前なのかよ。てか凪の言うのって、何年後だ?」
「…………下手すれば、十年くらい?」
「っ遠!!」
けらけら笑う友哉の手に、そっと自分から指を絡める。いつも友哉に手を引かれてばかりだ。凪から手を握ると、友哉が嬉しそうににやつくのが分かった。
「……何にやにやしてんだ」
「んー、何でも? 只、凪は可愛いなあ、って」
「……馬鹿」
隣を歩きながら友哉の太股を蹴る。
片手に下げた引き出物のバームクーヘンが、長い影になって二人の前に伸びていた。
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