【完】愛が重いNo.1ホストに追いかけられています

由汰のらん

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【キラ視点】金に見合う体力

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「俺が倒れたら、ミウさんと一緒に俺を運んで。」

「なんだよ、その倒れる前提みたいな言い草。」

「俺んちに運んでね。」

「は?お前のうち知られてもいいの?」

「ミウさんなら、成世秋奈ならいいよ。」


むしろ、すぐ帰らないよう上手いことやって。俺とシュンヤの仲じゃん――――


 
2泊3日の出張中。無事契約に漕ぎ着けた。

今月の営業手当もそこそこいいはず。

プレッシャーから開放されたせいか、ジャケットを放って、ビジネスホテルのベッドでうつ伏せになる。

取引先の女上司に、「女性を立てるのが上手い」と言われて正直焦った。夜のキラの顔が出ていたとしたら、どこでホス業がバレるかも分からないし。てか俺ってなんでホス業続けてんだっけ?

そういや夕飯をまだ食べていない。わざわざ1人で店に入って食べるのも面倒だし、コンビニのアイスでいいやと休息時間を優先させる。

「(アッキーナの、おにぎり食いたい……)」
  
食べかけの痕がエロかったし。雨の日、俺に膝グリされてる時に震えるアッキーナもかわいかったし。こないだMo-mentに来た時の金魚も、ロッカールームで見た横乳もエロかったわ。

なんでアッキーナって地味な癖にあんなエロいの?あれ以来誰とも寝てない?まさか幼馴染とはやってないよな?1人でしたりすんの?

気付けば、自分がベルトを外して、ズボンの中に手を入れていた。

「(そういや最近抜いてねえや。)」
  
ミウさんの処女奪った時の回想だけで何度抜きそうになったことか。

あの日、ベッドに沈む彼女の顔が呼び起こされる。嘘かと思っていきなり彼女の中に中指を入れれば、かなりキツそうに顔を歪ませていた。

本気で処女だと分かって、とりあえず乳首にキスして、そこからはただひたすら愛撫でほぐしてほぐして
 
俺が汚して、歪ませて。よがらせて。 
 
初めて成世秋奈を抱いたのは、この世で俺だけ。

「っ、あき、な」

―――俺に縋りついて、必死に求めて。

俺のもんをしゃぶって、俺の上に跨ってもっかいもっかいって。自分で腰振っちゃって、なにそれかわいいわ。

そんな糞みたいな妄想でイける俺は、きっと男子中学生にも飽きられる。  

  
シャワーを浴び終えて、コンビニで買ってきたハーゲンダッツを口にする。スマホのラインからアッキーナとのトークルームを開く。
 
〈声聞きたい。〉

ひと言、アッキーナにラインを送れば、10分もしないうちにワケの分からないボイスメッセージが送られてきた。
 
《『もっとグイグイいっちゃいなーハイ!ヴァんヴァヴァーン!ふふ』》

斜め上のボイスに、がっくりと項垂れる。

うわ。ぜってぇこれ酒入ってる。QUONのコールを平気で歌うアキナに呆れる。さっきの俺の時間返せ。

〈いい波ノッてんね。〉

《モーメントのこーるやって!》 

〈『やるかアホ』〉 

時間を見ればまだ22時前で、家で1人酒盛りをしてるのかと思うと笑いが込み上げる。

 

明日は西條さんに頼まれていた取引先への挨拶。ラインしても返事が無いため、電話をすることにした。 
 
『西條さん?ちょっと聞きたいことあるんすけど、』

『あ、なになに七三倉ぁ?お元気~?』

『蒼和産業の担当者なんすけど、って西城さん、めっちゃ酔ってません?』

『酔ってる酔ってる~!さっきまで成世と本浪くんと一緒に飲んでたんだけどねえ~』

『……は。ほんなみ?』

『2人して先帰っちゃってさあ~。2人で抜けがけなんて、つれない奴らだよねえー。』

『……』

高濵たかはまさん!愛してる~💓』

ブチッ

通話をこっちから切ってやった。


誰だよ高濵って。

西城洋二。先月、ぎりぎりの土壇場で成世秋奈の営業成績を抜いた男。

1位の俺なんかよりも、成世秋奈しか眼中にないのか。からかい半分で面白がっている癖に、やたら成世の世話を焼くのが気に食わない。

しかも次の日、西條さんに頼まれた蒼和産業の挨拶に来てみれば、

「今日は西條さんは来てないんですかあ?」 

って巨乳女性社員に聞かれるし。だから俺は、

「西條さん、今日は有給とって彼女の実家に挨拶に行くって言ってましたよー。」

と返しておいた。ざまあ。  
 


出張から帰ればすでに週末。1週間が和田アキ子の競歩並に早い。19時出勤でホストのキラになりきる。
 
「キラー、あたしってキラにとってのなあに?」
 
週3の同伴出勤。ピンクロリータにツインテールの花音かのんと、Mo-mentまでの道を歩く。やたら厚底の靴音が耳についた。

「んー。たぶん癒し?」

「うっそう!あたし全然癒し系じゃなくない?」

「癒し癒し、超癒し。妹みたいで可愛くてしゃあないし。」

「妹かよ。」

「はは、不服?恋人よりもずっと深い関係じゃん?」

「ん~!そうかもしれないけどさあ~。」

こんな地雷系の妹がいたらきっと、趣味が合わなさすぎて無干渉になるんだろうな。

腕に絡みついてくる地雷系花音。ねっとりとした視線を感じて隣を見下げれば、不貞腐れた顔で俺に上目遣いをしている。

リボンが大量についたひらっヒラのワンピで、頭にもタケコプターのようなでかいリボンをつけている。正直一緒に歩きたくないし、正直袖のリボンが腕に当たってかゆい。
  
 
「そんな顔すんなよ花音~。てか今日は何の日か知ってる?」

そっと手を繋いで顔を覗き込んでやる。蝋人形みたいな化粧の花音を見つめて、ふっと笑いかけてやった。

「え?今日??」

「そう、今日。」

少し機嫌が治ったのか、俺の手をぎゅっと握る花音が、顎に指を添え考える素振りをする。

「えー、花音のお誕生日はもう終わっちゃったしい、」

「俺との記念日、覚えてないの?」

「お、覚えてるよ?」

ジャケットのポケットから、有名ブランドのケースを出して花音に渡してやる。

「今日は俺と花音が出会って1年記念じゃん?」

「えっ!で、でもわたし、最初はシュンヤを指名してて……」

「でもそん時から俺は花音のこと可愛いって思ってたし。」

「う、ウソ。キラからプレゼントをくれるなんて信じらんない!」

花音が目を輝かせながらケースを開ければ、リボン型のネックレスが現れる。それをそっと指に挟んで取った。

「か、可愛い~。え?キラって、客にこんなプレゼントまでしてるの?!」

「まっさかあ。花音だけだよ。これホント。」

「うわぁ嬉しい~!!花音、男の人からこんな高価なもの貰ったの初めて~!」

ネックレスを首につけてやれば、しっぽを振って俺に抱きついてきた。マジか。これでこんな喜ぶ?

シュンヤづてに、サヤ姉が客から貰ったっていうネックレス。趣味に合わないからと、良かったら俺の客に使ってやれとシュンヤがくれたもんだ。

花音はこうみえて、いや見た目通り、R18専用メイド喫茶で働く学生だ。ナニをする店かは知らないが、ホストに貢ぐ金は全てそういう場所で稼いでいるらしい。

ホストに貢ぐために自分を犠牲にするって、相当イカれてるわ。         
 

「俺、母親いないし、父親は他界したし、家族いないんだよね。だから花音がいてくれてマジ感謝。」

「そっかあ。花音もシングルで育てられたから、キラとおんなじ境遇だね?」

「んね。」   

母親に捨てられたってのは本当。

病気になった親父の看病は出来ないと、母親が違う男のとこに行ったのは、俺が10才の時だった。

すでに物心のついていた俺には、地獄に突き落とされたも同然の出来事だった。

それなのに母親は、今は違う男との間に別の子供がいるらしい。知りたくもない兄弟の顔なんて拝みたくもないけど、この日本の何処かにその兄弟がいるのかと思うとゾッとする。

母親は、俺にホラー並のおとぎ話を残すだけ残して蒸発した。

親父が死んだ時ですら、何も連絡を寄越さなかった。


 
向かいの道路で、母親に抱っこをせがむ子供の姿が目に映った。いやいやながらも母親が「はいはい」と抱っこをしている。

その様子に目を背ければ、花音に強く腕を引かれる。耳元でこっそりと囁かれた。 
 
「ねえ。いつになったら、花音のこと抱いてくれる?」 
 
「え?」

「いくら積んだら、花音とエッチしてくれるの?」

「俺、ホストであって男性セラピストじゃないんだけど?」

「キラだって昔は身体使ってお金稼いでたんでしょお?」

「はは。なに情報よそれ。」

「ひみつ~」

知ってるよ、どうせサクラ情報っしょ?

アイツ、俺を蹴落とそうと必死だわ。マジ好かん。     
  
どこかの車が、後ろからクラクションを鳴らされている。振り返ってその車を見れば、派手な赤い外車だ。磨白の車に似ている。

監視されてんのかな俺。 
  
不意に花音を引き寄せ、腰をつかむ。腰をさすりながら、耳元に吐息をかけてやった。

「305万、くれるんなら考えてもいいよ?」

花音が驚いた顔をして、喉元を動かした。誰かさんが処女を貰ってくれと俺にはたいた金と同額だ。

「って、俺に抱かれるためにそんな大金出さないかあ。」

「っ……」 

神妙な面持ちになる花音が、俺の言葉をどう受け取ったかは知らない。

その日、花音は俺にドンペリを入れた。

『なんとなんと素敵な姫からピンドンタワー頂きましたっ』
『YEAH~‼』    
『鏡よカガミ答えちゃって♬花音♪花音♫Ohーイエ~ぇェー♪』

ドンペリタワーを終えミラーボールが回る中、俺はトイレに行くフリをしてサクラを呼び出した。

「サクラ、俺が花音相手してる間、磨白についてやってくんない?」 

「え?…悪いけどもうすぐ僕の客が入るんだけど。」

「そこをなんとか、頼むわ。」

今日は磨白は来ないはずだったのに。なぜか花音が来店して30秒で来やがった。美魔女こええ~。
 
「てか僕があの微魔女いっちゃっていいの?」

「サクラの器量にしか頼れないんだわ。頼む!」

「……まあ、いいけど、」 

「あ、あと3人ヘルプでつけてやって。出来れば熟女に慣れてるやつ。」

「新人2人とブサイクしか残ってないよ?」

「それでいいわ。場繋ぎヨロシク。」
  
サクラの鎖骨あたりから指を這わせ、胸ポケットに万札3枚を忍ばせた。No.3のサクラが、まんざらでもない顔で胸ポケットを軽く叩く。

 
いかにもサクラを頼っているフリをして、自分の精神状態を安定させる。

この店に後からノコノコとやってきたサクラなんて小僧は、全く相手にしてこなかった。5歳も下だし、背も低いし、女を立てることも知らない男だ。

でもサクラがミウさんに会うたび、視線をじっとりと這わせていたのは知っている。ミウさんが客の見送りで外に出てくるタイミングを見計らって、わざわざ様子を見に行くくらいだったし。

勿論、ただの憧れみたいなもんだろうし、恋愛感情ほどのもんがあるとは思えない。

ただミウさんには独特の色気が存在する。普段は作り笑いでも、時として魅せる瞳にはその本質が宿る。この世界に染まっていない人間の癖に、やたら瞳の奥の意思が強い。 

どの世界だって、常に上を目指そうとする人間に魅力のないヤツなんていない。ミウさんは地味な癖に、向上心のカタマリで人を惹きつけるらしい。
    
今まで俺が嫉妬したのなんて、何処かで母親と幸せに暮らしている兄弟くらいだってのに。なんでホストの後輩にまで嫉妬せにゃならんの?

いちいち俺の余裕なくそうとすんなよ、成世アッキーナ。

 
「そういえばキラ、この間船橋方面の繁華街で、ミウちゃんと会ったんだけど。」
   
「え?」

サクラが腕を組み、笑いながら俺を見上げる。出た。俺の弱味につけこむ顔。   

「なんか真面目そうなリーマンと一緒だったよ。僕、威嚇されちゃってさあ。」

「そのリーマンって、ムカつく見た目?どんな髪型?俺とどっちがかっこいい?」

「えーと。んー、あともう1枚万札くれたら思い出す。」

「また頭からシャンパンかけられてえの?」

「ふは。あれはあれでけっこう気持ちよかったよ?だってゴールドラベルのシャンパンだし。」

ガキが。

冷静になれと自分に言い聞かせ、もう一枚、サクラの胸ポケットに万札を入れてやった。

「なんか、ミウちゃんと手を繋いで帰ってたよ?マッシュヘアで、一般的には爽やかな青年って感じじゃない?」 
 
「……は。手?」
  
「あっ、でも僕的にはキラのがカッコいいと思うよ!キラのが断然エロいしタイプ!」 

「そっか。」        

壁際にサクラを押し付けて、耳元で「さんきゅ。」と囁いておく。そっとサクラの股間に指を這わせれば、サクラが蕩けた顔で「ん、」と瞳を潤ませた。

「ギィやぁああああ!!キラさんとサクラくんがイチャつイてるーーーー!!!!」

俺らを傍観していた客の悲鳴が上がる。自然なBLイベントも仕事のうち。 

カウンターには、この間ミウさんが邪魔だからと置いていったクレマチスの花が花瓶に飾られている。俺はそれを一本花瓶から取って、花音の席へと戻った。

「アイラービュー花音~。」   
「キラ~ありがとー!素敵な…カーネーション~」
「クレマチスな。」

濃いピンクの交配種、“クレマチス・プリンセスダイアナ”。茂道さんに、ミウさんに渡す花は何がいいかと聞かれて、咄嗟に俺が応えた花だ。

それなのにあの女、店に置いていきやがった。ムカつくから花音に一本くれてやった。  
 

『Zテーブルの甘美なる女王様より!ロマネ・コンティいただきましたー⤴!!』

麿白の席からコールが上がって。サクラが耳打ちで「交代する」と言いに来た。

「ごめんね花音~。俺、女王様のご機嫌取りにいかなきゃなんないからさあ。」

「え、やだ、キラぁ~!行かないでよ~!」   
  
花音が不貞腐れた顔で、俺のジャケットにしがみつく。頭を撫でてやり、上手く宥めた。
 
上客は上客の上に、より上客を創り上げていく。まるでシャンパンタワーみたいに。ヒエラルキーの頂点は競い合って果てしなく積み上げられていくもんだ。
 
金。金金金。世の中みんな金。金さえあれば大概のいざこざは解決できるし、何より金は裏切らない。俺の母親みたいに。
 
母親が出ていってからは、孤独を感じる暇もなく忙しかった。

親父の貯金で生活できていたものの、親父の入院費や治療費で底がつくのは目にみえていた。

中学生の時、新聞配達もしたけど大した金にはならず。

本格的にバイトを初めたのは15才の時。成長期で背が伸びたこともあって、大人びた風貌を利用し、割と時給のいい仕事に就くことができた。

しばらくバイトを続けるうち、バイト先に入ってきたタメの男と意気投合した。

それが、本浪一斗ほんなみいっとという男。

いつだったか、俺が一斗の大事なヒトを奪ったのをきっかけに、俺らの仲は険悪モードになっちゃった。

この先も険悪モードを切り替えられる自信は、なし――――………
 




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