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ツンデレと悩み
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『すげえええ』
『つええええ』
『やべえええ』
『ガチでビビアンに勝ちやがった!』
『アレナ:全財産かけてよかった!信じてました!』
『まじかよ……相手は1000勝以上の猛者だぜ?』
アレナさん……ガチで全財産賭けてたのか?そこの真偽はおいておいて、今回の報酬を確認しよう。
格上ボーナスでポイント10ポイントアップ。そこに10連勝ボーナスでさらに10ポイント。賭け金もがっぽり、ファンもみるみる増えていく。
『名声値が800になりました。
名声値が801になりました……』
830で止まったか。今日1日で700人くらいファンが増えた。ただの配信とは違い、色々な人に見てらもらえる闘技場の効果は絶大だ。
報酬を確認していると、視界に誰がが近づいてくる姿が映った。そちらに目を向けると、先ほどまで戦っていた相手のビビアンだった。
「まさか、この私が闘技場初心者に負けるとはね」
少し警戒していたが、普通に話しかけに来ただけのようだ。
「対戦ありがとうございました。そちらにはメリットもないのに、受けてくれて本当にありがとう」
これは本心だ。あちらには本当にメリットがないのにリスクだけが大きい戦いだったし、貴重な時間も奪ってしまった。なので、せめてもの感謝を笑顔と共に伝えられてよかったと思う。まあ、被り物で笑顔は見えていないだろうけど。
「う……は、配信名は……?」
「え?」
少しどもった様子で、いきなり配信名を聞き出された。やはり何か恨みでも買ったのだろうか。しかし、やけに顔が赤いな。
「配信名は何かって聞いてるの!」
戸惑っていると、今度は怒鳴られた。やっぱり怒っているのだろうか。よくわからない人だなあ。
「ヴァリアンです。でも、それがどうかしたんですか?」
『名声値が831になりました』
「え……」
何か画面を操作し出したと思ったら、名声値が一つ上がった。これはまさか……。
「この私がファン登録してあげるんだから感謝しなさい!この私に勝ったDランクが、名声値が足りなくて他のやつに負けるなんて許さないんだからね!」
ビビアンはそう言い残し、スタスタと足早にさっていった。ツンデレってやつ?本当に何だったんだ……。
『ツンデレやん』
『萌えた』
『萌えた』
『ビビアン可愛い』
『くぅ~~たまらん』
俺も正直グッときたが、コメントでも大人気だな。名声値あげろとかいいつつ、ファンを奪う気かよ。
「今日の配信はこれまでにしたいと思います。ファン登録、高評価お願いします! また明日も配信するのでぜひ来てください! さよならー」
ふぅ、今日も配信終わったな。ロビーから現実世界に戻ると、いつもの簡易住居の臭いが香った。なんだか、この匂いに安心感を覚えつつある。
今日のビビアンとの戦いで、すこし課題が見えた気がする。食べながら頭を整理しようか。
今日のご飯は水属性エリアで倒した魔物たち。もちろん有毒な魔物も多く含まれているので、右手をスライムにすることで、食べられない部位や毒のある部位を消化していく。
さらに、Dランク魔物の下級天使の能力で魚を浄化し、己の体に悪となる生物を消滅させる。これだけ清潔にしたんだし、今日は生でいただくことにしよう。
ショップで調味料を見てみるか。醤油、わさび、がりというのが刺身と食べるにはおすすめらしい。どれも即配送の業者がいたので、頼んでみるか。
【斬鉄人間の腕】
届くまでの間に魚たち捌いておく。この辺は得意分野だ。人間界にいた頃は人との関わりを最小限にしたくて、衣食住全て自分の力で賄っていたからな。
この斬鉄人間の能力も、獲物を調理するために欲しくなった能力の一つで、わざわざ探し回って討伐しに行ったなぁ。懐かしい。
「よし、食うか」
結構上手く捌けたんじゃないか?醤油につけて、早速好きなサーモンをいただく。
「うん、うめぇな」
ぱくぱくと刺身を食べながら、自分の弱点について考える。
自分の強みは、相手の能力に対して有利な能力で対抗できることだ。しかし、同時に相手できる数には限りがある。
つまり、集団戦では自らの強みが活かしにくいと言うことが弱点だと俺は思う。ちなみに、今の同時変化可能数は3つだ。もっと同時に使っているように見えんかもしれないが、わざわざ毎回変化を解いてから使っているんだ。
しかしこの問題、どうしたものか……名声値ランクが上がればそこそこ解決には繋がるが、それじゃ今すぐの解決にはならない。仲間を作るべきか?いや、魔族の仲間か……。
「くっ」
は、鼻が、鼻が痛い。なんだこのワサビとかいうの。本当に食べれるのか?一応、下級天使で浄化と回復を自分にかけておこう。
わさびについて調べると、こう言うものらしい。鼻にツーンとくるのが普通で、その辛みを楽しむものなんだとか。
なんだか悩んでいるのがおかしくなってきたな。こっちは真剣に悩んでいたのに、ワサビのせいですっかり気が抜けてしまった。
ひとまずは名声値Sを目指す。それまでに仲間ができそうなら作ればいい。魔族にもいいやつはきっといると思う。もしいないなら、自分1人でできるところまでやってみればいいか。
『つええええ』
『やべえええ』
『ガチでビビアンに勝ちやがった!』
『アレナ:全財産かけてよかった!信じてました!』
『まじかよ……相手は1000勝以上の猛者だぜ?』
アレナさん……ガチで全財産賭けてたのか?そこの真偽はおいておいて、今回の報酬を確認しよう。
格上ボーナスでポイント10ポイントアップ。そこに10連勝ボーナスでさらに10ポイント。賭け金もがっぽり、ファンもみるみる増えていく。
『名声値が800になりました。
名声値が801になりました……』
830で止まったか。今日1日で700人くらいファンが増えた。ただの配信とは違い、色々な人に見てらもらえる闘技場の効果は絶大だ。
報酬を確認していると、視界に誰がが近づいてくる姿が映った。そちらに目を向けると、先ほどまで戦っていた相手のビビアンだった。
「まさか、この私が闘技場初心者に負けるとはね」
少し警戒していたが、普通に話しかけに来ただけのようだ。
「対戦ありがとうございました。そちらにはメリットもないのに、受けてくれて本当にありがとう」
これは本心だ。あちらには本当にメリットがないのにリスクだけが大きい戦いだったし、貴重な時間も奪ってしまった。なので、せめてもの感謝を笑顔と共に伝えられてよかったと思う。まあ、被り物で笑顔は見えていないだろうけど。
「う……は、配信名は……?」
「え?」
少しどもった様子で、いきなり配信名を聞き出された。やはり何か恨みでも買ったのだろうか。しかし、やけに顔が赤いな。
「配信名は何かって聞いてるの!」
戸惑っていると、今度は怒鳴られた。やっぱり怒っているのだろうか。よくわからない人だなあ。
「ヴァリアンです。でも、それがどうかしたんですか?」
『名声値が831になりました』
「え……」
何か画面を操作し出したと思ったら、名声値が一つ上がった。これはまさか……。
「この私がファン登録してあげるんだから感謝しなさい!この私に勝ったDランクが、名声値が足りなくて他のやつに負けるなんて許さないんだからね!」
ビビアンはそう言い残し、スタスタと足早にさっていった。ツンデレってやつ?本当に何だったんだ……。
『ツンデレやん』
『萌えた』
『萌えた』
『ビビアン可愛い』
『くぅ~~たまらん』
俺も正直グッときたが、コメントでも大人気だな。名声値あげろとかいいつつ、ファンを奪う気かよ。
「今日の配信はこれまでにしたいと思います。ファン登録、高評価お願いします! また明日も配信するのでぜひ来てください! さよならー」
ふぅ、今日も配信終わったな。ロビーから現実世界に戻ると、いつもの簡易住居の臭いが香った。なんだか、この匂いに安心感を覚えつつある。
今日のビビアンとの戦いで、すこし課題が見えた気がする。食べながら頭を整理しようか。
今日のご飯は水属性エリアで倒した魔物たち。もちろん有毒な魔物も多く含まれているので、右手をスライムにすることで、食べられない部位や毒のある部位を消化していく。
さらに、Dランク魔物の下級天使の能力で魚を浄化し、己の体に悪となる生物を消滅させる。これだけ清潔にしたんだし、今日は生でいただくことにしよう。
ショップで調味料を見てみるか。醤油、わさび、がりというのが刺身と食べるにはおすすめらしい。どれも即配送の業者がいたので、頼んでみるか。
【斬鉄人間の腕】
届くまでの間に魚たち捌いておく。この辺は得意分野だ。人間界にいた頃は人との関わりを最小限にしたくて、衣食住全て自分の力で賄っていたからな。
この斬鉄人間の能力も、獲物を調理するために欲しくなった能力の一つで、わざわざ探し回って討伐しに行ったなぁ。懐かしい。
「よし、食うか」
結構上手く捌けたんじゃないか?醤油につけて、早速好きなサーモンをいただく。
「うん、うめぇな」
ぱくぱくと刺身を食べながら、自分の弱点について考える。
自分の強みは、相手の能力に対して有利な能力で対抗できることだ。しかし、同時に相手できる数には限りがある。
つまり、集団戦では自らの強みが活かしにくいと言うことが弱点だと俺は思う。ちなみに、今の同時変化可能数は3つだ。もっと同時に使っているように見えんかもしれないが、わざわざ毎回変化を解いてから使っているんだ。
しかしこの問題、どうしたものか……名声値ランクが上がればそこそこ解決には繋がるが、それじゃ今すぐの解決にはならない。仲間を作るべきか?いや、魔族の仲間か……。
「くっ」
は、鼻が、鼻が痛い。なんだこのワサビとかいうの。本当に食べれるのか?一応、下級天使で浄化と回復を自分にかけておこう。
わさびについて調べると、こう言うものらしい。鼻にツーンとくるのが普通で、その辛みを楽しむものなんだとか。
なんだか悩んでいるのがおかしくなってきたな。こっちは真剣に悩んでいたのに、ワサビのせいですっかり気が抜けてしまった。
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