2回目の悪役令嬢で双子の妹に全てを奪われ、死亡フラグが立っているイケメン王子に追いかけられて困ってま~す(TдT)

marumaru77778

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1億なんて聞いてないよ~(ToT)‼

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「何んでそんなに驚いてるんですか?」
首を傾けるサク王子。

「だって・・」
(あの虹色の石は、100万円と思ったんだもん。
 1本が1万円のつもりで言ったのに、
 何を勘違いしたか、サク王子は1本100万円と思ったみたい。

 100本貰う予定だったから、
 100本x100万円で1億の計算。
 
 1億損した~~(≧Д≦)‼ 1億よ、1億。
 1億だと解れば、こんな借金まみれのボロボロ店を買わずに、新しく雰囲気のある店を作ったのに~

 他にも、魔法道具を作り出せる魔法高炉を買えたのに~
       ・・・・・・
 今日は何て、ついてない事ばかり起こるの~(≧Д≦)トホホ)

グリルの右肩の上にしゃがみ込んで、頭を抱えるアイ。

「それにしても、あなたの懐の深さは素晴らしいですね。 借金している店を買い取り、オーナーだった人も仲間にするとは流石ですね」

「そ、そうね」
しゃがみ込んだ状態で、引きつった笑顔を見せた。

(違うの~(ToT)‼
 何回も言うけど、こんなボロボロの店じゃなく、
 新しいオシャレな店が良かったのよ~(≧Д≦)/)

「あ、そうだ‼」
アイは何か思い付いた様に、立ち上がった。

(1億返して貰えば良いのよ( ̄∇ ̄)‼ 
 最悪、借金だけ返せば良いんじゃない?
 ・・・・・・ダメだ。
 
 書類にサインしてしまった(≧Д≦)‼
 虹色の石と交換で借金をチャラにすると書いてあったから、取り返せない。

 グリルの武力を使って奪いに行く?
 イヤイヤ、役所に訴えられたら勝てない。

 ( ̄3 ̄)ふぅ~。 
 結局諦めるしかないのか~)

 (>_<)ガク~ンと、またしゃがんで沈むアイ。
    ・・・・・・・
「面白い悪役令嬢ちゃんだね」
クスクス笑うサク王子。
 ・・・・
(悪役令嬢で悪かったわね~( ̄3 ̄)!!
 ホント付いてない。
 でも、笑った顔が爽やかで良いな~( ̄∇ ̄)エヘヘヘ

 ・・・・・・・は(;゚д゚)‼ 
 危ない、危ない。
 つい見とれて、妄想モードになりそうになった。
 
 本当にイケメンってズルイよ~(ToT)‼)

「オーナー。さっき怪我をしたので、
 ちょっと病院に行っても良いですか?」

「ああそうね。
 その体じゃ働けないから行ってきなさい」
「はい」
ヤルクが痛そうに立ち上がろうとした。

「あなたの傷、治してあげますよ」
サク王子がニユニコしながら言った。

「え? 治療出来るの?」
「ええ、この子が出来ますよ。
 ドラゴン アルモンド 出ろ」
指輪に描かれた白いドラゴンの目が光った。
手の平サイズで、白い角を持った白い馬のユニコーンが空中に現れた。

「使い魔だ‼ 
 あれ? グリルどうしたの?」
体がフルフル震えてるグリルを見て言った。

「か、可愛い~ 触りたい」
満面の笑みを浮かべた。

「グリル、不用意に近づくと危ないわよ」
アイの制止を振り切って、ユニコーンを優しく触った。

「ヒイーン」
ユニコーンは嬉しそうに鳴いた。

「君の事を気に入ったみたいだよ」
「!!!!!!」
嬉しそうなグリルは、鼻歌を歌いながらゆっくり撫でてあげた。

「よし、アルモンド。治療してあげて」
「ヒヒヒーン」
ヤルクの方に飛び、怪我している所をペロペロ舐めると、白く光って怪我がみるるみる治った。

さっきまで、立つのも大変だったヤルクがスムーズに立った。

「おおお‼ 凄い治った(゜Д゜)‼」
ビックリするアイ。

「ありがとうございます」
「いえいえ。お安い御用です。
 アルモンド帰れ」
ドラゴンの指輪に吸い込まれた。

「もう、会えないんですか(ToT)」
凄く残念な顔で聞くグリル。

「ごめんね。役目を終えたからね」
「残念です」
涙ぐむグリル。

「それしても、便利な使い魔がいるのね」
「ええ。他にもいますけどね」
「ええ(°д°)‼ 使い魔って1体までじゃなかったの?」

「基本的にはそうですけど、私の場合はこの指輪の能力によって、使い魔を4体扱えるんです」

「凄い‼ 欲しい‼ ちょうだい」
アイは手でクレクレと催促した。

「それは、ダメですね。
 だって呪いのせいで抜けませんから」
サク王子は微笑んだ。

(もしかしたら、私の指輪も使い魔をゲット出来るかも?
 もし出来るなら、使い魔を売っている店で買うわ!!
 
 ランクは低いけど、この指輪みたいな魔法道具を使えば、魔法が使えない平民でも扱える事が出来るの。
 
 そのためにも、じゃんじゃんお金を稼ぐわよ)
 
「皆、これから、じゃんじゃん稼ぐわよ」
アイの目はメラメラ炎の様に燃え、右手の拳を突き上げた。


〇ムルク町

「はぁ~」
サラブレットが肩を落として、トボトボ歩いていた。

「せっかく、赤いハチマキの女性に会えたのに、
 あんな所を見られるなんて・・・・はぁ~」
さっきから、愚痴とため息が止まらなかった。

「うん? ボロボロの店じゃないか。何かアッシと同じ。
 しかも、酒場か・・・酒でも飲んでみるか~」
ボロボロのお店を見つけて、中に入った。

「いらっしゃいませ」
「1番強い酒をくれ~・・・・・え?」
サラブレットは固まった。
そこには、グリル達がいたからだ。
       ・・・
「あああ!! 変質者だ」
アイがサラブレットを指差して言った。

「ち、違う!!」
激しく動揺した。

「だって、男の人とキスしてたじゃん」
「ですね」
コクコクと頷くグリル。

「あ、あれは、
 向こうが勝手にやってきたんだって」
必死に弁明するサラブレット。

「本当かな~? 
 何か嬉しそうにキスしてる様に見えたけど」
「相手は嬉しそうでした。声で解ります」
目を細めるアイとコクコクと頷きながら言うグリル。

「向こうは、そうだけど、アッシは違う!!」
 ・・・・・・
「男性との恋愛は邪魔しないけど、
 グリルにちょかいかけるの辞めてくれる?
 はっきり言って迷惑」
「ですね」
何回もコクコクするグリル。

 ・・
「まだ、ちょかいも掛けてないっすよ?」
モジモジするサラブレット。

「ほら~、グリルに付きまとう気よ」
「え~~‼ それは・・」
「じゃ~何で付きまとうの?」
「それはっすね~。 
 え~と、その~ですね」
顔からの汗が止まらない止まらない。

「もう焦れったい‼ 男ならビシっと言う!!」
「ハ、ハイッス‼ 
 あなたの事が好きなんです‼」
「!!!!!!」
アイは目を丸くし、グリルは思もわず口に手を当てた。
 ・・・
「ファンとして」
『はい?』
首を傾げるアイとグリル。

「そ、その付き合いたいとかは、恐れ多くてないっす。
 ただ見守りたい、応援したい気持ちなんです」

「本当に?」
「ホント、ホント」
コクコク頷いた。

「どうする?」
アイは、グリルの方に向いて聞いた。

「斬る」
腰にある剣に触れて構えた。

「ストーップ!! 流石に斬ったらマズイでしょう」
「でも」
「でもじゃない。
 考え様によっては、商売する上でファンは大事よ。
 働いてるスタッフのファンが出来れば、
 お店に一杯来てくれて貢献してくれるはずよ」

(いわゆるメイドカフェみたいなイメージね。
 ちょうどグリルもメイド服着てるし)
      ・・・・
「え? このボロボロのお店で、働いてるんですか?」
             ・・・・・・
「ボロボロで悪かったわね。今から私の店なんでけどね」
怖い顔のアイ。

「あ、良く見たら風情があって良いっすね(;゚д゚)‼」
必死にお世辞を考えて言った。

「でも、アイ様。シン家のスパイが監視してるかもしれないので、ここで働けませんよ」
アイだけに聞こえる声で言った。
       ・・・・・
「大丈夫。私に考があるわ」
( ̄∇ ̄)ニヤリと笑った。

「じゃ~ これから店に来てね」
「来ます。来ます。あなたに会いに」
グリルの方に笑顔で言った。

「フン」
グリルは、顔を背けた。

(( ̄3 ̄)ふぅ~。
 何とか誤魔化して首の皮一枚残った感じっす。

 でも、これからどうしたら、仲良くなれるんだろう?
 誰か教えてくれ~~(≧Д≦)‼)
考え込むサラブレット。

(まぁ~。色々あったけど、
 お店をゲット出来たし良しとしよう。
 
 サク王子ともこれでお別れね。どっか行くだろうし、
 これで危険は去ったわ。( ̄▽ ̄)ホホホホ。
 
 後は、がぽっり稼いで、魔道高炉を買おかしら?
 それとも、使い魔を買おうかしら?
 何買おうかな~( ̄▽ ̄)!!)
( ̄▽ ̄)ニヤニヤしながら妄想するアイ。

(ハハハ。今日は楽しかった。
 いつぶりだろ? こんなに笑ったのわ。
 悪役令嬢ちゃんは、面白いな~。
 
 それに、私の事を知っている感じだったから、
 刺客かと思ったが違うみたいだ。
 
 ただ、なぜ知っているのか気になるし、
 これからお店がどう変るのか興味があるから、
 しばらくこの町にいよう。
     ・・・・
 その間に別件の用を済ますか)
クスクス笑うサク王子。

(・・・・・アルモンド会いたい(ToT))
グリルは遠くを見つめていた。


〇シン家のサーガーの部屋

「どうゆう事だ!! ファイ」
手紙を読んだサーガーが、怒って手紙を燃やした。

「そんなに怒ってどうしたの?」
愛人であり使用人のパンスキーが、ネグリジェの姿で言った。

「サル酒場の2号店を出す予定だった場所が、
 手に入らなくなってしまった」
「何で?」

「誰かが高値で買い取ったらしい」
「へぇ~いくら?」
「1億だ!!」
「え? 1億も? そんな価値があるの?」
「いや。500万円で手に入る所だ」

「何でそんな損をして買ったのかしら?」
「解らん。ただ、相当な金持ちである事は間違い」
「確かにそうね~。どうする?」
「もちろん。潰す」
右手の握り拳を作った。

コンコンとドアをノックする音が聞こえた。

「グリルです。入ってよろしいでしょうか?」
「入れ」
グリルが入って来た。
パンスキーの方をチラリと見て、サーガーの方を向いた。

「実は折り入ってお話があります」
「何だ」
「それが・・・・」
パンスキーの方を見た。

「何? 私に聞かれてまずい話でもあるの?」
「そうです」
キッパリと言うグリル。

「パンスキー外してくれ」
「はいはい。邪魔者は消えますよ」
服を着て、不服そうな顔で出ていった。

「それで話とは?」
「はい。サル酒場の2号店が阻止された話は、
 知っていますか?」
「ああ。ちょうど見た所だ。くそが!!」
ドンと机を叩いた。

「旦那様はどうされるのですか?」
「もちろん。潰す。そして、店ごと燃やしてやる」

「やはり、そうでしたか。
 ただ、相手は1億のお金を簡単に出せる所ですよ。
 我がシン家では太刀打ちは難しいですし、
 何か意図があるのかもしれません」
 
「フン。そんな事しるか」
「私がスパイとして店の中に入って探って、
 みるはどうですか?」
「何? お前が行くのか?」

「はい。人材不足ですし、今は、他の家と争っているわけではないので、私は暇を持てあましてます」

「う~ん」
考え込むサーガー。

「店員となって、何が狙いか調べますし、
 売れているレシピを盗む事も可能です。
           ・・・・・
 そして、いざとなればこれで消す事も出来ます」
腰の所にある剣を抜いた。

「はっはは。なるほど。それは頼もしい。
 よし。行って来い」
「ハイ。わかりました」
一礼をして去って行った。

サーガーの部屋の角に、一匹のハエが止まっていた。


〇パンスキーの部屋

「ふ~~ん。そういう話ね。でも、何か匂うわね~」
自分の部屋にある水晶で、会話の様子を見ていた。

「よし。私が暴いてあげるわ。
 バルク」
魔法を唱えると一匹のハエが出て来た。

「グリルを見張って」
ハエが青黒く光り、窓をするりとすり抜けた。

「さあ~。何にを隠してるのかしらね」
微笑むパンスキー。


〇スイカ酒場

1ヶ月が過ぎたスイカ酒場。

「こんな。はずじゃなかったのに~~( ̄д ̄)!!」
アイがカウンターに肘を付いて、横になりながらぼやいた。
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