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第二章 高校二年生(一学期)
まいごせんたー(瑠衣)
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葉奈たち同クラ三人組がファミレスへ行っている間、瑠衣と萌花の優等生組は大きなショッピングモールに来ていた。
途中で偶然遭遇した紫乃も含め、三人で色々なお店を堪能していた時。
「あれ、萌花ちゃんいなくない~?」
と紫乃が言い出して辺りを見回すが、確かに萌花はいなくなっていた。
そしてそれから三十分が経過する。
「あれ、ほんとにもえにゃんはどこ行ったんだろうにゃ? 探しても見つからないにゃ」
「確かにね~。おーい、萌花ちゃーん」
さっきまでの間に巡ってきた場所を捜索する。
オシャレなカフェ、そこそこ賑わっている本屋に落ち着いた雰囲気の服屋。
それらをあたってみるが、萌花はどこにもいない。
「ま、まさかにゃ……」
瑠衣が引きつった笑みを浮かべながらそう声にした、次の瞬間だった。
――ピンポンパンポン♪
というチャイム音が流れた。
『迷子のお知らせです。瀬斗市からお越しの瑠衣様。萌花様と申される……十六歳のお嬢様をお預かりしております。お心当たりの方は、三階迷子センターまでお越し下さいませ』
「……やっぱり、そうしたのかにゃ」
このアナウンスを聞いて、瑠衣は苦笑いした。
「あはは、萌花ちゃん偉いね~。にしても迷子センターに高校生とは……くふふっ」
紫乃は腹を抱えて大笑いしている。
確かに、気持ちはわからなくもない。
だけど瑠衣も、もし迷子になってひとりぼっちになった時に同じことをしてしまいそうだと思った。
「るっ、瑠衣、ちょっと行ってくるにゃ。なんかこっちが恥ずかしいからにゃ」
瑠衣は一人で、早足で向かう。
そこは三十秒ほどで辿り着いた。迷子センターは、瑠衣と紫乃がいた場所のすぐ近くにあったのだ。
「もえにゃん、迎えに来てあげたにゃよ」
「あ、瑠衣ちゃん……ありがとうございます」
萌花は瑠衣の姿を目にすると、すぐさま抱きつきにきた。
「瑠衣ちゃあああん、会いたかったですーっ」
「……もえにゃんから抱きついてきてくれるなんて不思議な感じだにゃ……」
瑠衣は驚いて思わず本音がポロリとこぼれてしまう。
だが萌花は気づいていないのか、ドバっと言葉と涙を溢れさせた。
萌花の身長と相まって、その姿は子どもそのものだった。
「色々素敵なお店があるから、お店だけを見て歩いていたら、いつの間にか瑠衣ちゃんたちがいなくなって困ってたんです。それで、みんなとはぐれたらすぐに迷子センターへ駆け込みなさいってお母さんに言われてたのを思い出して……」
「もえにゃんは偉いにゃ。でも、高校生がすることやないと思うにゃ。携帯使ったらすぐに連絡取れるしにゃ?」
「あっ、確かにそうですね。次からはそうします」
萌花は恥ずかしそうに「てへへ」と笑う。
だいぶ不安が溜まっていたらしい。
なにか温かい言葉でもかけようと思ったが結局見つからず、瑠衣は呆れたような表情を浮かべる。
「いや、迷子にならないでほしいにゃ」
「わかりました。これからは気をつけます」
係の人は、この二人やり取りを見てにこにこと微笑んでいた。
途中で偶然遭遇した紫乃も含め、三人で色々なお店を堪能していた時。
「あれ、萌花ちゃんいなくない~?」
と紫乃が言い出して辺りを見回すが、確かに萌花はいなくなっていた。
そしてそれから三十分が経過する。
「あれ、ほんとにもえにゃんはどこ行ったんだろうにゃ? 探しても見つからないにゃ」
「確かにね~。おーい、萌花ちゃーん」
さっきまでの間に巡ってきた場所を捜索する。
オシャレなカフェ、そこそこ賑わっている本屋に落ち着いた雰囲気の服屋。
それらをあたってみるが、萌花はどこにもいない。
「ま、まさかにゃ……」
瑠衣が引きつった笑みを浮かべながらそう声にした、次の瞬間だった。
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というチャイム音が流れた。
『迷子のお知らせです。瀬斗市からお越しの瑠衣様。萌花様と申される……十六歳のお嬢様をお預かりしております。お心当たりの方は、三階迷子センターまでお越し下さいませ』
「……やっぱり、そうしたのかにゃ」
このアナウンスを聞いて、瑠衣は苦笑いした。
「あはは、萌花ちゃん偉いね~。にしても迷子センターに高校生とは……くふふっ」
紫乃は腹を抱えて大笑いしている。
確かに、気持ちはわからなくもない。
だけど瑠衣も、もし迷子になってひとりぼっちになった時に同じことをしてしまいそうだと思った。
「るっ、瑠衣、ちょっと行ってくるにゃ。なんかこっちが恥ずかしいからにゃ」
瑠衣は一人で、早足で向かう。
そこは三十秒ほどで辿り着いた。迷子センターは、瑠衣と紫乃がいた場所のすぐ近くにあったのだ。
「もえにゃん、迎えに来てあげたにゃよ」
「あ、瑠衣ちゃん……ありがとうございます」
萌花は瑠衣の姿を目にすると、すぐさま抱きつきにきた。
「瑠衣ちゃあああん、会いたかったですーっ」
「……もえにゃんから抱きついてきてくれるなんて不思議な感じだにゃ……」
瑠衣は驚いて思わず本音がポロリとこぼれてしまう。
だが萌花は気づいていないのか、ドバっと言葉と涙を溢れさせた。
萌花の身長と相まって、その姿は子どもそのものだった。
「色々素敵なお店があるから、お店だけを見て歩いていたら、いつの間にか瑠衣ちゃんたちがいなくなって困ってたんです。それで、みんなとはぐれたらすぐに迷子センターへ駆け込みなさいってお母さんに言われてたのを思い出して……」
「もえにゃんは偉いにゃ。でも、高校生がすることやないと思うにゃ。携帯使ったらすぐに連絡取れるしにゃ?」
「あっ、確かにそうですね。次からはそうします」
萌花は恥ずかしそうに「てへへ」と笑う。
だいぶ不安が溜まっていたらしい。
なにか温かい言葉でもかけようと思ったが結局見つからず、瑠衣は呆れたような表情を浮かべる。
「いや、迷子にならないでほしいにゃ」
「わかりました。これからは気をつけます」
係の人は、この二人やり取りを見てにこにこと微笑んでいた。
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