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19.04.15
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Pairsに登録をしている。Tinderも気になっているが、そちらは顔重視、遊び重視と聞いているので、手を出していない。軽薄に遊びたい願望はあるが、向いていないと思っている。Pairsでは数名とマッチングし、多少話が出来るものの、今までの私の恋愛遍歴と同様に、早々に話題が無くなり、返信が帰ってこなくなる。一度、会う約束まで取り付けたことがあるのだが、急に嫌になってブロックしてしまった。私は本当に誰かと会いたいのか、恋愛をする気があるのかもわからなくなっている。無理をしているわけではなく、恋人が欲しいと強く思う時もあるのだが、それ以上にあらゆることが面倒くさくなる回数の方が多いので、他人事のようにほとほと困っている。進捗があれば、また書く。
昨日からの続き。昔の恋愛の話。初めて出来た大学時代の彼女。お互いが初めての恋人で、陳腐な言い方をすれば、全てが甘酸っぱい感覚だが、時間が経つにつれて、関係が進まな過ぎて腐っていくような様相。腐りかけが一番おいしい、とかって話ではなくて。
大学も3年目になると、ゼミが始まったり、当時は12月の就活解禁があったり、学生なりに忙しくなってくる。私はかなり緩いゼミに逃げ込んだのだが、彼女は学内でも有数のゼミに入って、学生生活のリズムにも変化が出てきた。そのゼミは、学業もさることながら、飲み会も激しいと聞いていたので、私はいつも通り勝手な妄想に苦しんだ。彼女は酒が強かったし、既に言った通り派手な性格ではないし、万が一にも私と付き合っている時点での過ちはなかったと思っているが、楽しんでいる彼女を想像しては苦しんだ。この頃から、私は自分がメンヘラだと自覚し始める。男のメンヘラである。救いようが無いと思う。アラサーちゃんでも、男のメンヘラにはいいところがない、と描かれていた。
メンヘラと言っても、連絡の強制や人間関係の整理を求めるタイプではなく、連絡が無いときや、彼女がイベントに参加しているときに、一人で耐えて苦しんでいるタイプのメンヘラだ。勝手に物語を作り、彼女が私から離れていく未来を創作した。私を嫌いになるなら、私だって嫌いだよ、としょうもない負けず嫌いみたいなものを発揮した。今、思ったが、これもプライドだな。一旦好かれた後に嫌われるのが恐ろしかったのだろう。もしかしたら、私が彼女に対して変わらずに好きだとアピール続けていられれば良かったのかもしれない。
だが、実際はこのように敵対の姿勢、敵対ですらない、逃亡というか、嫌悪というか、を取ったが為に、彼女の気持ちも冷め、デートもマンネリとなった。
結果的に最後のデートとなる日に、私は彼女とキスをした。付き合い始めて5ヶ月くらい。ここで無理矢理に関係を進展させることで、恋人として延長させて欲しいと願っていた気もするし、もう諦めていて、綺麗なままの彼女に傷を付けたかったのかもしれない。大した傷ではないけれど。酒を飲んだ後だったから、レモンの味もせず、ちょっと唇が触れただけなのに嫌な口臭を感じて、ファーストキスは終わった。
別れ話は、唐突だった。その日もデートをするはずだった。都会で待ち合わせをして、私は手を繋ごうとして、彼女はそれを拒んだ。はっきりとした拒絶ではなく、軽やかにかわされた感じだったが、繋ぎたくないと思っているのは明らかだった。私はその場で立ち止まって、彼女に、もう私を好きじゃないだろう? と問いかけると、彼女は頷いた。一応、継続の可能性を聞いた。当然、無いと言われた。なので、路上で別れた。彼女と私はそれぞれ別方向へ歩いていく。私は、一人で本屋に行ったりした。こういう時に呼び出せる友達はいなかった。涙は流れず、予測していたせいかそこまで悲しくもなく、ただ帰宅後に寂しさに襲われた。私を認めてくれた人が、1人消えてしまった感覚。これに苛まれるのは今、後輩の子からの連絡が途絶えた時と変わっていない。もう8年経つが、全く成長出来ていないのだ。
この初めての彼女は、今も強く私の中に残っている。「死にたいなあ」と呟くことがある、と以前書いたが、「○○に会いたいな」 と呟いてしまうこともあるからだ。一方で「○○が死ねばいいのに」と発することもある。彼女は、他の人には見せていない私の部分を知っている人で、それが私の大きな傷になっている。彼女が好きかどうかと言うことではなく、私の不都合な過去を知っている者として、消してしまいたい程に、残っている。これもプライドとか恥の話だ。
この彼女とは、数ヵ月前に、サークルの同期の結婚式で久々に再開したが、変わらずに綺麗で可愛くて、私はとても嬉しかった。言葉は一言も交わさなかった。
別れた私は、その寂しさを埋めるための方法を探し始める。
細かい話は明日以降に続ける。
昨日からの続き。昔の恋愛の話。初めて出来た大学時代の彼女。お互いが初めての恋人で、陳腐な言い方をすれば、全てが甘酸っぱい感覚だが、時間が経つにつれて、関係が進まな過ぎて腐っていくような様相。腐りかけが一番おいしい、とかって話ではなくて。
大学も3年目になると、ゼミが始まったり、当時は12月の就活解禁があったり、学生なりに忙しくなってくる。私はかなり緩いゼミに逃げ込んだのだが、彼女は学内でも有数のゼミに入って、学生生活のリズムにも変化が出てきた。そのゼミは、学業もさることながら、飲み会も激しいと聞いていたので、私はいつも通り勝手な妄想に苦しんだ。彼女は酒が強かったし、既に言った通り派手な性格ではないし、万が一にも私と付き合っている時点での過ちはなかったと思っているが、楽しんでいる彼女を想像しては苦しんだ。この頃から、私は自分がメンヘラだと自覚し始める。男のメンヘラである。救いようが無いと思う。アラサーちゃんでも、男のメンヘラにはいいところがない、と描かれていた。
メンヘラと言っても、連絡の強制や人間関係の整理を求めるタイプではなく、連絡が無いときや、彼女がイベントに参加しているときに、一人で耐えて苦しんでいるタイプのメンヘラだ。勝手に物語を作り、彼女が私から離れていく未来を創作した。私を嫌いになるなら、私だって嫌いだよ、としょうもない負けず嫌いみたいなものを発揮した。今、思ったが、これもプライドだな。一旦好かれた後に嫌われるのが恐ろしかったのだろう。もしかしたら、私が彼女に対して変わらずに好きだとアピール続けていられれば良かったのかもしれない。
だが、実際はこのように敵対の姿勢、敵対ですらない、逃亡というか、嫌悪というか、を取ったが為に、彼女の気持ちも冷め、デートもマンネリとなった。
結果的に最後のデートとなる日に、私は彼女とキスをした。付き合い始めて5ヶ月くらい。ここで無理矢理に関係を進展させることで、恋人として延長させて欲しいと願っていた気もするし、もう諦めていて、綺麗なままの彼女に傷を付けたかったのかもしれない。大した傷ではないけれど。酒を飲んだ後だったから、レモンの味もせず、ちょっと唇が触れただけなのに嫌な口臭を感じて、ファーストキスは終わった。
別れ話は、唐突だった。その日もデートをするはずだった。都会で待ち合わせをして、私は手を繋ごうとして、彼女はそれを拒んだ。はっきりとした拒絶ではなく、軽やかにかわされた感じだったが、繋ぎたくないと思っているのは明らかだった。私はその場で立ち止まって、彼女に、もう私を好きじゃないだろう? と問いかけると、彼女は頷いた。一応、継続の可能性を聞いた。当然、無いと言われた。なので、路上で別れた。彼女と私はそれぞれ別方向へ歩いていく。私は、一人で本屋に行ったりした。こういう時に呼び出せる友達はいなかった。涙は流れず、予測していたせいかそこまで悲しくもなく、ただ帰宅後に寂しさに襲われた。私を認めてくれた人が、1人消えてしまった感覚。これに苛まれるのは今、後輩の子からの連絡が途絶えた時と変わっていない。もう8年経つが、全く成長出来ていないのだ。
この初めての彼女は、今も強く私の中に残っている。「死にたいなあ」と呟くことがある、と以前書いたが、「○○に会いたいな」 と呟いてしまうこともあるからだ。一方で「○○が死ねばいいのに」と発することもある。彼女は、他の人には見せていない私の部分を知っている人で、それが私の大きな傷になっている。彼女が好きかどうかと言うことではなく、私の不都合な過去を知っている者として、消してしまいたい程に、残っている。これもプライドとか恥の話だ。
この彼女とは、数ヵ月前に、サークルの同期の結婚式で久々に再開したが、変わらずに綺麗で可愛くて、私はとても嬉しかった。言葉は一言も交わさなかった。
別れた私は、その寂しさを埋めるための方法を探し始める。
細かい話は明日以降に続ける。
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