34 / 104
19.04.26
しおりを挟む
社会復帰施設での活動が、個人的に暗礁に乗り上げている。毎日施設に通うことは出来ているのだが、そこで行っている活動が、一切身になっていないのだ。性格を分析しましょう、柔らかく主張してみましょう、などと毎日毎日、私の認知は変容するように教育を受けるのだが、約29年間一緒にやってきた捩れた私の性格は、心の内でそれぞれの活動に穿った見方で突っ込んでいく。何も生み出さない冷笑系。このままでは、何も改善されないまま、会社に戻ることになる。そうすれば簡単に再発してしまいそうだ。グループワークでキラキラとした目で、私は自分にこのような傾向があると気づきました!、みたいに言っている人を見て、本当にそうなのだろうか、と疑う。彼らも心の内では、下を出しているのではないか。それに騙されてやるカウンセラー側。そんな騙しあいの果てに、この施設が成り立っている。
昨日からの続き。3人目の彼女が出来て、ついにその子とホテルに入った。お互いに裸になって、一緒にお風呂に入って、彼女がベッドに横たわる。
女性の肉体が転がっている。私は風俗で培った手付きと持ち前の気の回しようで、身体をなぞっていく。前戯をしているうちに、行為そのものに集中が出来なくなっていく。声を上げる彼女が演技っぽく見え、実際、そういう気の使いあいが行為の全てなのだろうが、この人は演技をしているな、という思いが熱を冷ましていく気がして、現に下半身は力を失っていく。
攻守交代。手で口で、何とか再び強く弩張する。一方で、今までプロに相手をして貰っていたからか、彼女は相対的に下手に感じられた。そして、私も演技をする。自分も演技をしているな、と思いながら。
そして、では準備完了ということてで、どうにか固さを保っているモノに避妊具を被せようとする。ホテルに備え付けのものを利用しようとして手こずる。当然、縮こまってしまう。どうにかしないとと焦れば焦るほどに、それはもう力を取り戻すことはない。彼女は、死んだ肉みたいに何も言わず、隣で転がっていた。暫く自分で触って、奮い起たせようとしても駄目だった。目に入ってくる彼女の性器や胸は、最早なんの魅力も無かった。
「無理そう?」
横たわったまま、視線だけ私に向けて、彼女が言う。うん、ごめんね。
「いいよ、そんな日もあるし」
彼女は手を広げて、私を迎えてくれた。そこに収まって、私も彼女を抱き締める。柔らかかった。そのまま眠りについた。
翌朝に試みることもしなかった。シャワーを浴びて、言葉少なに、ホテルを出た。昨晩の不始末を、彼女は何も責めなかったし、私は何も弁解出来なかった。彼女とは、会うたびに試みようとするが、その度に失敗した。
細かい話は明日以降に続ける。
昨日からの続き。3人目の彼女が出来て、ついにその子とホテルに入った。お互いに裸になって、一緒にお風呂に入って、彼女がベッドに横たわる。
女性の肉体が転がっている。私は風俗で培った手付きと持ち前の気の回しようで、身体をなぞっていく。前戯をしているうちに、行為そのものに集中が出来なくなっていく。声を上げる彼女が演技っぽく見え、実際、そういう気の使いあいが行為の全てなのだろうが、この人は演技をしているな、という思いが熱を冷ましていく気がして、現に下半身は力を失っていく。
攻守交代。手で口で、何とか再び強く弩張する。一方で、今までプロに相手をして貰っていたからか、彼女は相対的に下手に感じられた。そして、私も演技をする。自分も演技をしているな、と思いながら。
そして、では準備完了ということてで、どうにか固さを保っているモノに避妊具を被せようとする。ホテルに備え付けのものを利用しようとして手こずる。当然、縮こまってしまう。どうにかしないとと焦れば焦るほどに、それはもう力を取り戻すことはない。彼女は、死んだ肉みたいに何も言わず、隣で転がっていた。暫く自分で触って、奮い起たせようとしても駄目だった。目に入ってくる彼女の性器や胸は、最早なんの魅力も無かった。
「無理そう?」
横たわったまま、視線だけ私に向けて、彼女が言う。うん、ごめんね。
「いいよ、そんな日もあるし」
彼女は手を広げて、私を迎えてくれた。そこに収まって、私も彼女を抱き締める。柔らかかった。そのまま眠りについた。
翌朝に試みることもしなかった。シャワーを浴びて、言葉少なに、ホテルを出た。昨晩の不始末を、彼女は何も責めなかったし、私は何も弁解出来なかった。彼女とは、会うたびに試みようとするが、その度に失敗した。
細かい話は明日以降に続ける。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる