社会復帰日記

社会復帰中

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19.06.04

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 復帰施設の脱出が決まった以上、施設でやることは最早無い。自習は勿論、グループワークに対してもやる気がない。元々少なかったのに、すっかりなくなってしまった。誰も彼も自分の脱出時期をわざわざ公表しないから、いつの間にか見なくなる人もいて、私もその中に含まれるだろう。施設柄来られなくなる人もいるだろうから、ポジティブなのかネガティブなのかは当人とカウンセラーくらいにしかわからない。私は施設通いの期間が比較的に短かったから、私よりも先に入っていた人達よりも早く出ることが出来たりする。そういうしょうもない存在しない上下関係みたいなものが嫌になったはずなのに、自分が上の立場に思えると、途端に回りの人達よりも自分が優秀に見えてくるから不思議だ。一度ドロップアウトした以上、私は基本的には敗者のはずだけれど。

 昨日からの続き。父の浮気が発覚し、母が家を出た。母が受けた衝撃もさることながら、私の気持ちにもそれは大きなダメージを与えた。それはまた少しずつ芽生え始めた復帰への気持ちを折るものだった。

 父は昨日書いたが、基本的には真面目で熱い人に見えていた。私はどちらかというと気持ちの面では母に似ていたから、余り共通の話題もなく普段から交わす言葉も少なく歳を重ねれば尚更だった。それでも金がかかる高校、大学へ行かせてくれたことは感謝をしてもしきれないし、金に困ったと思ったことは子どもながらに一度もない。更に休職をしてから勤め続けることの厳しさも身に染みて実際に口に出さずとも尊敬をしていた。

 しかし、それが裏切られたのだ。もしかしたら人によってはこれを更に尊敬するべきポイントとして見るかもしれない。父は五十を越えていたが、それでも浮気をしようとするだけの精力と相手が見つかる魅力を持っていたとも取れる。だが、それは当事者外の目線だ。少なくとも私にとっては心が壊れる程の邪悪だった。

 書いたように私は性格的には母の影響か血を強く受け継いで出来ていると思っている。ここでは風俗だVRだの色々性の話も書いているが、基本的には表でそういう話をするのは避けていて、それは一人息子として箱入り娘だった母が箱入り息子的に私を育てたからだろう。このように後天的に与えられた部分があって、私は父を決して許すわけにはいかなかった。

 一方で、私はひまチャットや裏アカ女子を追いかけていた時のように、性に対して一種の熱を持っていた。それは自分を好きになってくれれば誰でも良かったり、管理出来ない性欲だったり、裏アカ女子のような性の塊に惹かれたりする面。父の浮気を聞いて、私はそれに納得が出来た。

 これは発覚したときにわかったのではなく、後々に考えてみて気付いたことなのだけれど、私の不具合は正に母と父がそれぞれ与えてくれたものの間での葛藤なのかもしれない。

 母が用意した貞淑に対して、父が植え付けていた奔放。なんて、後からそれっぽく言えるだけで、特に浮気なんて最近では芸能人を筆頭に盛んにばれているし、人間の動物的な本能を考慮すれば男は多くの女性に種をつけようとするなんて当然な訳で、改めて発見みたいに言う必要はないが、何となく自分の中で腑に落ちたものが、あった。

 今になってみればこんな風に落ち着いて考えられるけれど、当時はそんなことは出来なかった。そこで部屋に籠って鬱々としていたものだから、状況が悪くなる。

 細かい話は明日以降に続ける。
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