1,599 / 1,646
恩師を探して・・・
しおりを挟む
それではこれまで回帰の山に飲まれていった人間達も、その生命のコントロールによって誘われた可能性があるのではないか。そして今まさに突然人が変わったかのように黙ってカガリの前から姿を消した、ミネもまたその影響を受けて山に入ってしまったのではないかという考えに一行の意見は纏まった。
「じゃぁミネさんは今も操られてッ・・・!」
居ても立っても居られない様子で立ち上がり、真っ暗の森の中へ向かおうとするカガリを止めるツクヨとケネト。確かに彼のいうように、今直ぐにでも助けに行かなければミネがどうなるか分からない。
ただ必ずしも当たっている訳でもない推測で、ここにいる者達の命を危険に晒す事は出来ない。助けに行くつもりが、ミネを救えぬだけで無く全滅という最悪の展開も十分考えられる。
未だ謎の多い山道を無策で突き抜けるのは自殺行為に等しい。
「よせカガリ!今からじゃ無謀だ」
「でもミネさんがッ!急がないと取り返しのつかない事になる!」
「だが無事かも知れない」
ミアの言葉に強い視線を向けるカガリ。他人事だと思って楽観的に発した言葉と彼は受け取ったようだ。だが当然ながら、ミアはそんなつもりでカガリに言葉をかけた訳ではない。
冷静さを欠いてまともな判断を下せなくなっている彼を落ち着かせる為、ミアは言葉を続ける。
「そもそも意思を持たない者のコントロールって話も、正確な情報ではない」
「けど、ケネトさんは昨日、俺のことを見たってッ!」
「だがお前は無事だった。人間をコントロールするのは、人間にしか出来ない事をやらせたいからなんじゃないか?だとしたら、ミネも用が済んだら放置される可能性も十分にあり得るだろう」
自身の例を出され一瞬口籠るカガリ。少しは冷静さを取り戻したようで、反論の言葉を吐くものの、その声色は穏やかになり声量もだいぶ小さくなっていた。
「それは・・・そうかも知れないけど」
「それに助けに向かう筈のアタシらが死んじまったら、元も子もないだろ。明日明るくなったら捜索を再開する。だから今は身体を休めろ」
カガリはミアやケネトらの説得により腰を下ろし、素直に言われた通り明日の捜索の為、身体を休める事を約束した。
それから暫く、交互に見張り役を交代しながら一夜を明かした一行は、木々の隙間から明かりが差し込み始めた頃、野営を片付けカガリがミネを追っていたという山道へと向かった。
流石に明るくなると、あれだけいたモンスターの気配もすっかり無くなり、代わりと言ってはなんだが、遠くに幾つかの大型のモンスターの気配が感じられるようになった。
それらは恐らく、夜行性で群れを成して行動する者達とは違い、強敵だが争いを好まない草食のモンスターだとアクセルらは語る。しかしそう言った大型モンスターも、決して人に慣れている訳ではないので、やたらに近づかないよう注意を促していた。
「カガリ、お前が覚えている最後の場所はどの辺なんだ?」
「もう直ぐだと思う。俺は気を失う寸前、あの場所で倒れたらミネさんやそれについて行ってる魔物達にバレると思って、反対方向に下がったんだ」
「ミネの気配は追えるか?」
「普段のミネさんの気配なら勿論分かるけど、あの時のミネさんの気配は周りの動物や魔物に飲まれていて・・・。でも現地に残されてる痕跡でもあれば、何か掴めるかも知れない!」
ミネの捜索を決して諦められないであろうカガリの熱意は、その言葉だけでも強く感じた。彼のやる気が損なわれていないのはいい事だった。生命の感知だけならシンやケネト、多少であればアクセルやミア達にも可能だが、より強くミネの気配を感知出来たり山の調査で役立つ道具を使いこなせるのは彼だけだからだ。
足早に向かうカガリのおかげで予定よりも早く彼が倒れていた場所へと到着する一行。早速そこからミネが辿ったであろう道を探す為、カガリの記憶を頼りに先ずは痕跡探しを行う。
カガリから指示を受けたのは、先ずは痕跡として定番の足跡やミネの服の切れ端、持ち物などの捜索だった。それらは行方を探すに当たっても、大きなヒントとなるものだった。
次に注意すべきものとして、ミネが万が一意識が戻り、何処かに魔力で痕跡を残しているかも知れないという事だった。これはカガリが山で調査を行う際に最初に学んだことだった。
自身の魔力を使って植物や地面に痕跡を残しておく事で、帰り道が分かったりもし遭難した際に、捜索隊が発見しやすいようにする工夫が含まれていた。魔力に痕跡はクラスに関係なく、誰でも出来るものらしく、少し習えばツバキやアカリでも容易に出来るものらしい。
そういった習慣が身体に染み付いているミネだからこそ、もし自身の身に何かあると察していれば、長年共に暮らしてきたカガリに向けて、何らかのメッセージを残しているかも知れない。
一行は当初の目的であるトミの依頼を遂行しながら、ミネの痕跡も探して行く。単純に捜索能力の低いツバキとアカリは、それぞれの持ち味を生かし、一行の役に立とうと頑張っていた。
ツバキは自身の発明した空飛ぶカメラを駆使して、手元に持つデバイスと連携し上空から周囲の様子を探ってくれていた。三号目付近や山の麓の辺りには、ギルドの捜索隊のものと思われる合図や狼煙があげられている。
そしてアカリはというと、彼女自身は山にある薬草の調合に使えそうな物を収集しながら、捜索には紅葉の動物としての本能や感知能力に頼った捜索をしている。紅葉は最初に山へ入った際にも、誰よりも早く精気の流れをその身に感じる性質を持ち合わせている事が分かっている。
アカリはそんな紅葉の容態を心配しながらも、彼の体調をサポートするアイテムを使いながら捜索の手伝いをしている。
すると、最初にミネの痕跡を発見したのは、そんな精気を感じやすい性質を持つ紅葉だった。突然頻繁に鳴き声を上げながらアカリの元へ戻って来た紅葉は、一行を案内するように森の中を進み、何かを見つけた場所の近くの木の枝に止まると、下を向きながら木の幹を突いている。
「ここに何かあるの?紅葉」
「急にどうしたんだ?あの紅い鳥は」
「何か彼にしか感じない物が、この近くにあるんだろう。周辺を探してみよう」
目的もなく騒ぎ出したり誘導する紅葉ではないと、ミアは率先して紅葉の止まる木を探し始める。暫く皆で周辺を探していると、紅葉の止まる木の根元の土が、小さく不自然に盛り上がっているのアカリが発見する。
「ねぇ、ミアさん。ここ何かあるみたい」
「ん?どれ・・・」
一緒に紅葉の止まる木を重点的に探していたミアにそれを伝えると、何があるか分からないからと、近くに落ちていた木の枝で土を掘り起こしてみる。するとその中から、森の動物が埋めたのであろう数種類の木の実が見つかった。
「じゃぁミネさんは今も操られてッ・・・!」
居ても立っても居られない様子で立ち上がり、真っ暗の森の中へ向かおうとするカガリを止めるツクヨとケネト。確かに彼のいうように、今直ぐにでも助けに行かなければミネがどうなるか分からない。
ただ必ずしも当たっている訳でもない推測で、ここにいる者達の命を危険に晒す事は出来ない。助けに行くつもりが、ミネを救えぬだけで無く全滅という最悪の展開も十分考えられる。
未だ謎の多い山道を無策で突き抜けるのは自殺行為に等しい。
「よせカガリ!今からじゃ無謀だ」
「でもミネさんがッ!急がないと取り返しのつかない事になる!」
「だが無事かも知れない」
ミアの言葉に強い視線を向けるカガリ。他人事だと思って楽観的に発した言葉と彼は受け取ったようだ。だが当然ながら、ミアはそんなつもりでカガリに言葉をかけた訳ではない。
冷静さを欠いてまともな判断を下せなくなっている彼を落ち着かせる為、ミアは言葉を続ける。
「そもそも意思を持たない者のコントロールって話も、正確な情報ではない」
「けど、ケネトさんは昨日、俺のことを見たってッ!」
「だがお前は無事だった。人間をコントロールするのは、人間にしか出来ない事をやらせたいからなんじゃないか?だとしたら、ミネも用が済んだら放置される可能性も十分にあり得るだろう」
自身の例を出され一瞬口籠るカガリ。少しは冷静さを取り戻したようで、反論の言葉を吐くものの、その声色は穏やかになり声量もだいぶ小さくなっていた。
「それは・・・そうかも知れないけど」
「それに助けに向かう筈のアタシらが死んじまったら、元も子もないだろ。明日明るくなったら捜索を再開する。だから今は身体を休めろ」
カガリはミアやケネトらの説得により腰を下ろし、素直に言われた通り明日の捜索の為、身体を休める事を約束した。
それから暫く、交互に見張り役を交代しながら一夜を明かした一行は、木々の隙間から明かりが差し込み始めた頃、野営を片付けカガリがミネを追っていたという山道へと向かった。
流石に明るくなると、あれだけいたモンスターの気配もすっかり無くなり、代わりと言ってはなんだが、遠くに幾つかの大型のモンスターの気配が感じられるようになった。
それらは恐らく、夜行性で群れを成して行動する者達とは違い、強敵だが争いを好まない草食のモンスターだとアクセルらは語る。しかしそう言った大型モンスターも、決して人に慣れている訳ではないので、やたらに近づかないよう注意を促していた。
「カガリ、お前が覚えている最後の場所はどの辺なんだ?」
「もう直ぐだと思う。俺は気を失う寸前、あの場所で倒れたらミネさんやそれについて行ってる魔物達にバレると思って、反対方向に下がったんだ」
「ミネの気配は追えるか?」
「普段のミネさんの気配なら勿論分かるけど、あの時のミネさんの気配は周りの動物や魔物に飲まれていて・・・。でも現地に残されてる痕跡でもあれば、何か掴めるかも知れない!」
ミネの捜索を決して諦められないであろうカガリの熱意は、その言葉だけでも強く感じた。彼のやる気が損なわれていないのはいい事だった。生命の感知だけならシンやケネト、多少であればアクセルやミア達にも可能だが、より強くミネの気配を感知出来たり山の調査で役立つ道具を使いこなせるのは彼だけだからだ。
足早に向かうカガリのおかげで予定よりも早く彼が倒れていた場所へと到着する一行。早速そこからミネが辿ったであろう道を探す為、カガリの記憶を頼りに先ずは痕跡探しを行う。
カガリから指示を受けたのは、先ずは痕跡として定番の足跡やミネの服の切れ端、持ち物などの捜索だった。それらは行方を探すに当たっても、大きなヒントとなるものだった。
次に注意すべきものとして、ミネが万が一意識が戻り、何処かに魔力で痕跡を残しているかも知れないという事だった。これはカガリが山で調査を行う際に最初に学んだことだった。
自身の魔力を使って植物や地面に痕跡を残しておく事で、帰り道が分かったりもし遭難した際に、捜索隊が発見しやすいようにする工夫が含まれていた。魔力に痕跡はクラスに関係なく、誰でも出来るものらしく、少し習えばツバキやアカリでも容易に出来るものらしい。
そういった習慣が身体に染み付いているミネだからこそ、もし自身の身に何かあると察していれば、長年共に暮らしてきたカガリに向けて、何らかのメッセージを残しているかも知れない。
一行は当初の目的であるトミの依頼を遂行しながら、ミネの痕跡も探して行く。単純に捜索能力の低いツバキとアカリは、それぞれの持ち味を生かし、一行の役に立とうと頑張っていた。
ツバキは自身の発明した空飛ぶカメラを駆使して、手元に持つデバイスと連携し上空から周囲の様子を探ってくれていた。三号目付近や山の麓の辺りには、ギルドの捜索隊のものと思われる合図や狼煙があげられている。
そしてアカリはというと、彼女自身は山にある薬草の調合に使えそうな物を収集しながら、捜索には紅葉の動物としての本能や感知能力に頼った捜索をしている。紅葉は最初に山へ入った際にも、誰よりも早く精気の流れをその身に感じる性質を持ち合わせている事が分かっている。
アカリはそんな紅葉の容態を心配しながらも、彼の体調をサポートするアイテムを使いながら捜索の手伝いをしている。
すると、最初にミネの痕跡を発見したのは、そんな精気を感じやすい性質を持つ紅葉だった。突然頻繁に鳴き声を上げながらアカリの元へ戻って来た紅葉は、一行を案内するように森の中を進み、何かを見つけた場所の近くの木の枝に止まると、下を向きながら木の幹を突いている。
「ここに何かあるの?紅葉」
「急にどうしたんだ?あの紅い鳥は」
「何か彼にしか感じない物が、この近くにあるんだろう。周辺を探してみよう」
目的もなく騒ぎ出したり誘導する紅葉ではないと、ミアは率先して紅葉の止まる木を探し始める。暫く皆で周辺を探していると、紅葉の止まる木の根元の土が、小さく不自然に盛り上がっているのアカリが発見する。
「ねぇ、ミアさん。ここ何かあるみたい」
「ん?どれ・・・」
一緒に紅葉の止まる木を重点的に探していたミアにそれを伝えると、何があるか分からないからと、近くに落ちていた木の枝で土を掘り起こしてみる。するとその中から、森の動物が埋めたのであろう数種類の木の実が見つかった。
0
あなたにおすすめの小説
ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
現実に疲れた俺が辿り着いたのは、自由度抜群のVRMMORPG『アナザーワールド・オンライン』。
選んだ職業は“料理人”。
だがそれは、戦闘とは無縁の完全な負け組職業だった。
地味な日々の中、レベル上げ中にネームドモンスター「猛き猪」が出現。
勝てないと判断したアタッカーはログアウトし、残されたのは三人だけ。
熊型獣人のタンク、ヒーラー、そして非戦闘職の俺。
絶体絶命の状況で包丁を構えた瞬間――料理スキルが覚醒し、常識外のダメージを叩き出す!
そこから始まる、料理人の大逆転。
ギルド設立、仲間との出会い、意外な秘密、そしてVチューバーとしての活動。
リアルでは無職、ゲームでは負け組。
そんな男が奇跡を起こしていくVRMMO物語。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
パーティーの役立たずとして追放された魔力タンク、世界でただ一人の自動人形『ドール』使いになる
日之影ソラ
ファンタジー
「ラスト、今日でお前はクビだ」
冒険者パーティで魔力タンク兼雑用係をしていたラストは、ある日突然リーダーから追放を宣告されてしまった。追放の理由は戦闘で役に立たないから。戦闘中に『コネクト』スキルで仲間と繋がり、仲間たちに自信の魔力を分け与えていたのだが……。それしかやっていないことを責められ、戦える人間のほうがマシだと仲間たちから言い放たれてしまう。
一人になり途方にくれるラストだったが、そこへ行方不明だった冒険者の祖父から送り物が届いた。贈り物と一緒に入れられた手紙には一言。
「ラストよ。彼女たちはお前の力になってくれる。ドール使いとなり、使い熟してみせよ」
そう記され、大きな木箱の中に入っていたのは綺麗な少女だった。
これは無能と言われた一人の冒険者が、自動人形(ドール)と共に成り上がる物語。
7/25男性向けHOTランキング1位
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる