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アンゼンの魔剣
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こうして人がたくさん来るようにはなったが、思った以上にスライムは減らなかった。
「報奨金出してから、一週間たったけど、全然減ってないじゃない!」
昼、いったん蜃気楼箱から出て、ジイが用意した、オムレツを食べながらラーナはバイトに書かせた成果報告書を見た。
「私はその間、スライムのせいでぐっすりと寝れないのよ!」
「常時、この農場に新たなスライムがきている可能性もあるのですが、おそらく倒してる数がやはり圧倒的に少ないかと」
「もうさすがに、スライムにおびえている人なんていないでしょ」
「ですが、皆さん1匹倒すのに時間がかかっているようでして」
「いくらなんでも素人でもそんなにかからないでしょ?いったい何分ぐらいかかってるのよ」
「見た感じだと、およそ10分ほどでしょうか。」
「10分? スライム1匹に10分? 私なら一瞬なのに? そういえば初日のモニターで確認したけど、誰も剣をもっていなかったわよね」
「皆さん多くが洗濯物をたたく棒や中には素手で倒そうとする人ばかりでしたからね……」
「素手なんて無理でしょ。まぁ私ならできるけど。2日目以降も剣を持ってる人はいなかったわけ?」
「いなかったですね……木刀を持ってる人がちらほらいましたけど」
「仕方ないわね。家にある剣をかそうかしら」
そうぼそっとつぶやくとジイは口がえっと開いた。
「何よ、私変なこと言った?」
「えっいえ、その……お嬢様のお持ちの剣は素人じゃ扱いきれませんよ」
「じゃあ買ってきてちょうだい」
「剣をですか……」
「剣に決まってるでしょ? 他に何を買うの?」
「いえ、行きますが、素人に持たせる剣ってありますでしょうか?」
「えっと確か……あのアンゼンの魔剣ならどう? あれなら魔物だけ倒せるから」
「アンゼンの魔剣?」
「私も昔使ってたわよ。魔剣、ていうけどこれは単に魔物だけを倒すことができる剣よ。他のものは全部すり抜けるわよ。これなら安心して皆使えるわ。威力はかなり低いけど洗濯の棒よりかはるかにましよ」
「なるほど、それでその剣はどうしたら手に入るでしょうか?」
「どうしたらって普通の町の店で売ってるはずよ。初心者用の剣だから、銅貨一枚ぐらいで売ってるはずよ。その剣を……そうね、ジイ、私の金貨を何枚か持って行きなさい。それで買いにいってちょうだい。今すぐよ。明日の開園に間に合わせるのよ」
「かしこまりました」
ジイは買い物に出かけた。
その後午後からラーナはまた蜃気楼箱で遊んだ。
そして夕方、蜃気楼箱から出た。
ジイは夕飯をもう作っていた。
夕飯を食べ始めて、すぐ
「お嬢様、あのその……」
ジイが何か戸惑った様子で話しかけてきた。
「その昼間おっしゃっていた剣のことですが」
「あったでしょ。」
「ありましたけど」
「みたところ買ってないようだけど……?」
部屋を一望するが、どこにもアンゼンの魔剣がない。
「値段がですね……」
ジイはうつむいてしまった。
「値段?」
ジイは指を3本立てた。
「銅貨3つ? 今3倍もしてるの?」
「違います。金貨3つです」
「……はぁぁぁぁぁ?!」
ラーナは持っていたフォークを落とした。
「どういうことよ? なんであの魔剣がそんな金額になるわけ?」
「そのお店の人が言うには冒険者があまりにも少ないので、生産が中止となり、もっぱらマニアの人が買うそうです。それで一本辺りの価格が高騰しているそうです。それにこの魔剣――」
「効力期間があるのよね。切れたらただ剣の柄でしかないもんね。それは知ってるわよ。だから今、使える魔剣は希少ということ……」
「さようでございます。それに他の剣も軒並み高く、だから皆さん剣をもってなかったんでしょうね」
「はぁ、ちょっと考えさせて」
ラーナは夕食を早々と済ませ、自室に戻り考えることにした。だが
こんな魔剣のために、金貨数十枚はばかばかしいわ
と、買う決断が出来なかった。そして現実逃避のように、蜃気楼箱に入った。
パーソナル空間に入るとメッセージに対戦申し込みがあった。
「はぁ、またか」
対戦相手はカマセイヌだった。
本名ではない、ラーナが勝手にあだ名で呼んでるだけだ。
ラーナに何回も勝負を挑んでくる男だ。
他の人もラーナに勝負を仕掛けてくるが、普通重力レベル1で勝負してくる。が、このカマセイヌは無謀にもラーナ相手に同じ重力レベル2で勝負を申し込んでくるのだ。
今そんなことしてる場合じゃないんだけどね。
画面に映る対戦相手の写真を見て、ラーナはため息をついた。
プレイヤーコミュニティー空間に行った。案の定カマセイヌがいた。
「さぁ勝負しろや、ナーら」
「悪いわね、今私はのほほんと冒険モードがやりたいわけよ」
「ナーら、てめぇ逃げるのか!」
カマセイヌは槍を片手で高くあげた。
それを見て、ラーナはまたため息をついた。
たく、めんどくさいわね。でも記念試合になりそうだから、やってあげようかしら。
ラーナはしぶしぶ勝負を受け入れた。
するとバトルフィールドに二人は瞬間移動した。
「行くぞ! この槍で一撃だ!」
バトルが始まるとカマセイヌは槍の矛先をラーナに向け、猪突猛進、いや、犬突猛進してきた。
そして、ラーナにめがけて槍を何回も突き刺そうとする。
だがそれをひらりと体を横移動したりジャンプして何回もかわす。
前よりはスピードが上がってるけど、英雄の私から見ればやりの動きがまるでスローモーションに見えるわ。早く諦めてくれないかしら。
そう願うラーナだったが、カマセイヌの攻撃は止まない。
(それで、どうしようかしら?)
いつもならここでラーナは反撃して倒すのだが、ラーナは先ほどのアンゼンの魔剣を買うかどうかで頭がいっぱいだった。
魔物退治への報酬でもばかにならないのに。このうえあんな高額な剣を自腹で買うわけ?
「おりゃ!」
ヒラリッ
だけど、ここに来てギルドに頼むわけにもいかないし
「おりゃ!」
ヒラリッ
……仕方ない。それで安眠を確保できるなら
「おりゃ!」
ヒラリッ
ギルドに頼んでおけば……いやいや、名誉を守るためだから仕方ないよね。
「おりゃ!」
ヒラリッ
でも……いや、もう決めたわ!
ヒラリッ
「て、あれ?」
連続攻撃だから、そのままよけてみたが、カマセイヌの攻撃がこない。
近くを見渡すと、息も切れ切れのカマセイヌがいた。
もう終わりなの? とラーナは思ったが、考えがまとまったので、ちょうど良いかと思い、カマセイヌの近くまで歩み寄り、とどめをさした。
「おつかれ、これであなたの100敗目」
「……くそ!」
「じゃあ、またね」
ラーナは蜃気楼箱を出た。
結局ラーナは剣を50本程ジイに買わせることにした。
あーあ、本当にきつい出費だわ。
ベットに横たわり、ラーナは少し天井を見て、そして眠った。
「報奨金出してから、一週間たったけど、全然減ってないじゃない!」
昼、いったん蜃気楼箱から出て、ジイが用意した、オムレツを食べながらラーナはバイトに書かせた成果報告書を見た。
「私はその間、スライムのせいでぐっすりと寝れないのよ!」
「常時、この農場に新たなスライムがきている可能性もあるのですが、おそらく倒してる数がやはり圧倒的に少ないかと」
「もうさすがに、スライムにおびえている人なんていないでしょ」
「ですが、皆さん1匹倒すのに時間がかかっているようでして」
「いくらなんでも素人でもそんなにかからないでしょ?いったい何分ぐらいかかってるのよ」
「見た感じだと、およそ10分ほどでしょうか。」
「10分? スライム1匹に10分? 私なら一瞬なのに? そういえば初日のモニターで確認したけど、誰も剣をもっていなかったわよね」
「皆さん多くが洗濯物をたたく棒や中には素手で倒そうとする人ばかりでしたからね……」
「素手なんて無理でしょ。まぁ私ならできるけど。2日目以降も剣を持ってる人はいなかったわけ?」
「いなかったですね……木刀を持ってる人がちらほらいましたけど」
「仕方ないわね。家にある剣をかそうかしら」
そうぼそっとつぶやくとジイは口がえっと開いた。
「何よ、私変なこと言った?」
「えっいえ、その……お嬢様のお持ちの剣は素人じゃ扱いきれませんよ」
「じゃあ買ってきてちょうだい」
「剣をですか……」
「剣に決まってるでしょ? 他に何を買うの?」
「いえ、行きますが、素人に持たせる剣ってありますでしょうか?」
「えっと確か……あのアンゼンの魔剣ならどう? あれなら魔物だけ倒せるから」
「アンゼンの魔剣?」
「私も昔使ってたわよ。魔剣、ていうけどこれは単に魔物だけを倒すことができる剣よ。他のものは全部すり抜けるわよ。これなら安心して皆使えるわ。威力はかなり低いけど洗濯の棒よりかはるかにましよ」
「なるほど、それでその剣はどうしたら手に入るでしょうか?」
「どうしたらって普通の町の店で売ってるはずよ。初心者用の剣だから、銅貨一枚ぐらいで売ってるはずよ。その剣を……そうね、ジイ、私の金貨を何枚か持って行きなさい。それで買いにいってちょうだい。今すぐよ。明日の開園に間に合わせるのよ」
「かしこまりました」
ジイは買い物に出かけた。
その後午後からラーナはまた蜃気楼箱で遊んだ。
そして夕方、蜃気楼箱から出た。
ジイは夕飯をもう作っていた。
夕飯を食べ始めて、すぐ
「お嬢様、あのその……」
ジイが何か戸惑った様子で話しかけてきた。
「その昼間おっしゃっていた剣のことですが」
「あったでしょ。」
「ありましたけど」
「みたところ買ってないようだけど……?」
部屋を一望するが、どこにもアンゼンの魔剣がない。
「値段がですね……」
ジイはうつむいてしまった。
「値段?」
ジイは指を3本立てた。
「銅貨3つ? 今3倍もしてるの?」
「違います。金貨3つです」
「……はぁぁぁぁぁ?!」
ラーナは持っていたフォークを落とした。
「どういうことよ? なんであの魔剣がそんな金額になるわけ?」
「そのお店の人が言うには冒険者があまりにも少ないので、生産が中止となり、もっぱらマニアの人が買うそうです。それで一本辺りの価格が高騰しているそうです。それにこの魔剣――」
「効力期間があるのよね。切れたらただ剣の柄でしかないもんね。それは知ってるわよ。だから今、使える魔剣は希少ということ……」
「さようでございます。それに他の剣も軒並み高く、だから皆さん剣をもってなかったんでしょうね」
「はぁ、ちょっと考えさせて」
ラーナは夕食を早々と済ませ、自室に戻り考えることにした。だが
こんな魔剣のために、金貨数十枚はばかばかしいわ
と、買う決断が出来なかった。そして現実逃避のように、蜃気楼箱に入った。
パーソナル空間に入るとメッセージに対戦申し込みがあった。
「はぁ、またか」
対戦相手はカマセイヌだった。
本名ではない、ラーナが勝手にあだ名で呼んでるだけだ。
ラーナに何回も勝負を挑んでくる男だ。
他の人もラーナに勝負を仕掛けてくるが、普通重力レベル1で勝負してくる。が、このカマセイヌは無謀にもラーナ相手に同じ重力レベル2で勝負を申し込んでくるのだ。
今そんなことしてる場合じゃないんだけどね。
画面に映る対戦相手の写真を見て、ラーナはため息をついた。
プレイヤーコミュニティー空間に行った。案の定カマセイヌがいた。
「さぁ勝負しろや、ナーら」
「悪いわね、今私はのほほんと冒険モードがやりたいわけよ」
「ナーら、てめぇ逃げるのか!」
カマセイヌは槍を片手で高くあげた。
それを見て、ラーナはまたため息をついた。
たく、めんどくさいわね。でも記念試合になりそうだから、やってあげようかしら。
ラーナはしぶしぶ勝負を受け入れた。
するとバトルフィールドに二人は瞬間移動した。
「行くぞ! この槍で一撃だ!」
バトルが始まるとカマセイヌは槍の矛先をラーナに向け、猪突猛進、いや、犬突猛進してきた。
そして、ラーナにめがけて槍を何回も突き刺そうとする。
だがそれをひらりと体を横移動したりジャンプして何回もかわす。
前よりはスピードが上がってるけど、英雄の私から見ればやりの動きがまるでスローモーションに見えるわ。早く諦めてくれないかしら。
そう願うラーナだったが、カマセイヌの攻撃は止まない。
(それで、どうしようかしら?)
いつもならここでラーナは反撃して倒すのだが、ラーナは先ほどのアンゼンの魔剣を買うかどうかで頭がいっぱいだった。
魔物退治への報酬でもばかにならないのに。このうえあんな高額な剣を自腹で買うわけ?
「おりゃ!」
ヒラリッ
だけど、ここに来てギルドに頼むわけにもいかないし
「おりゃ!」
ヒラリッ
……仕方ない。それで安眠を確保できるなら
「おりゃ!」
ヒラリッ
ギルドに頼んでおけば……いやいや、名誉を守るためだから仕方ないよね。
「おりゃ!」
ヒラリッ
でも……いや、もう決めたわ!
ヒラリッ
「て、あれ?」
連続攻撃だから、そのままよけてみたが、カマセイヌの攻撃がこない。
近くを見渡すと、息も切れ切れのカマセイヌがいた。
もう終わりなの? とラーナは思ったが、考えがまとまったので、ちょうど良いかと思い、カマセイヌの近くまで歩み寄り、とどめをさした。
「おつかれ、これであなたの100敗目」
「……くそ!」
「じゃあ、またね」
ラーナは蜃気楼箱を出た。
結局ラーナは剣を50本程ジイに買わせることにした。
あーあ、本当にきつい出費だわ。
ベットに横たわり、ラーナは少し天井を見て、そして眠った。
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