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Episode#01 私がいる
#01 時間の迷宮
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『裏垢』それはアカウントを多数持っている事を意味する。
自分以外の誰かであって、言いたいことを匿名で発言できるネット上では便利なもの。
ーーーーーーーーー
チュンチュンと窓の外で鳥の鳴き声がする。
「、、、、あぁ、まだメンテ中。」
三浦遥花18歳はスマホの画面を見ながら呟いていた。
彼女には今年になってから嵌っているスマホのアプリがあった。
(毎日、クマちゃんの呟きで癒やされてたのに~!)
アプリがメンテナンス開始を知らせてから予定時間を過ぎているにも関わらず、この2日間アプリを立ち上げると[メンテナンス中、、、]の文字は出るのに、すぐにスマホのホーム画面に戻ってしまうのだった。
『時間の迷宮~クマのムー』はスマホの呟きアプリで遊園地の中に迷い込んだような可愛らしい世界観で謎解きが出来たり、知らない人とチャットが出来たりするアプリである。
遥花は特にクマの『ムー』というキャラクターが気に入っていて、ログインした際に呟く一言が可愛い中にたまに毒があるような独特な言い回しが好きだったのだ。
そのページを毎朝覗くのが遥花の日課となってしまっていた。
何回か立ち上げを試みて見るがやっぱり
「あーーー、もぉダメかぁ~、、、!」
遥花はベッドにスマホを投げ出して、バフっと自分も仰向けに大の字になった。
暫く大の字のまま、天井を見つめて はぁ~っとため息をつくと、「やりますか」と体を唐突に起こして机に向かった。
今の時代で言うと、いわゆる朝活というやつで、彼女は比較的朝方で、勉強を集中してできる時間も朝が多かった。
高校に入ってからは部活も忙しく、学校から帰るとすぐに眠くなってしまうので、ご飯を食べてお風呂に入るとすぐに寝てしまってから、朝、スッキリした状態で勉強をする、というこの習慣が性にあっているのだ。
さ、サイゾー、、、ソフィニア、、?って何だ?
、、、、、精神分裂病?、、違う違う、これはいいんだ、置いといて、、、
ここじゃなくて、何だっけ?
M分裂、S分裂、?なにそれ、聞いたことはあるけど、、、また、脱線してしまった、、セル、、セル、、、Cell division、、、あった!
細胞分裂、、かぁ、、。
なんてブツブツと頭の中で脱線しながら回答にたどり着くのがとても楽しく感じるのだ。
辞書と以前、母が使っていた契約切れのスマホで意味を調べる合わせ技で、分からないところをクリアしていくのが、Z世代の武器と云わんばかりに駆使していた。
あ、、、そうだ。
後でこっちでクマさん、登録したらいいんだー。
そう遥花は思いつくと益々勉強にもやる気が出て朝のノルマをクリアすると、制服に着替えてパジャマとカバンを持つと一階へと下りて行った。
自分以外の誰かであって、言いたいことを匿名で発言できるネット上では便利なもの。
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チュンチュンと窓の外で鳥の鳴き声がする。
「、、、、あぁ、まだメンテ中。」
三浦遥花18歳はスマホの画面を見ながら呟いていた。
彼女には今年になってから嵌っているスマホのアプリがあった。
(毎日、クマちゃんの呟きで癒やされてたのに~!)
アプリがメンテナンス開始を知らせてから予定時間を過ぎているにも関わらず、この2日間アプリを立ち上げると[メンテナンス中、、、]の文字は出るのに、すぐにスマホのホーム画面に戻ってしまうのだった。
『時間の迷宮~クマのムー』はスマホの呟きアプリで遊園地の中に迷い込んだような可愛らしい世界観で謎解きが出来たり、知らない人とチャットが出来たりするアプリである。
遥花は特にクマの『ムー』というキャラクターが気に入っていて、ログインした際に呟く一言が可愛い中にたまに毒があるような独特な言い回しが好きだったのだ。
そのページを毎朝覗くのが遥花の日課となってしまっていた。
何回か立ち上げを試みて見るがやっぱり
「あーーー、もぉダメかぁ~、、、!」
遥花はベッドにスマホを投げ出して、バフっと自分も仰向けに大の字になった。
暫く大の字のまま、天井を見つめて はぁ~っとため息をつくと、「やりますか」と体を唐突に起こして机に向かった。
今の時代で言うと、いわゆる朝活というやつで、彼女は比較的朝方で、勉強を集中してできる時間も朝が多かった。
高校に入ってからは部活も忙しく、学校から帰るとすぐに眠くなってしまうので、ご飯を食べてお風呂に入るとすぐに寝てしまってから、朝、スッキリした状態で勉強をする、というこの習慣が性にあっているのだ。
さ、サイゾー、、、ソフィニア、、?って何だ?
、、、、、精神分裂病?、、違う違う、これはいいんだ、置いといて、、、
ここじゃなくて、何だっけ?
M分裂、S分裂、?なにそれ、聞いたことはあるけど、、、また、脱線してしまった、、セル、、セル、、、Cell division、、、あった!
細胞分裂、、かぁ、、。
なんてブツブツと頭の中で脱線しながら回答にたどり着くのがとても楽しく感じるのだ。
辞書と以前、母が使っていた契約切れのスマホで意味を調べる合わせ技で、分からないところをクリアしていくのが、Z世代の武器と云わんばかりに駆使していた。
あ、、、そうだ。
後でこっちでクマさん、登録したらいいんだー。
そう遥花は思いつくと益々勉強にもやる気が出て朝のノルマをクリアすると、制服に着替えてパジャマとカバンを持つと一階へと下りて行った。
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