超能力組織ブラート

キヨ

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第二章 異界の変貌とアルゼット

異界探索開始

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近藤チームは山の方を探索した。異界の地図はない為、船に戻るときは、ワープ石を使う。
優人はずっと大橋の言葉が気になっている。どうして悪魔の石の呪いはないのか?と頭の中で考えていた。
「ゴン」
優人は案の定木にぶつかった。
「痛い。」
と言った。続けて優人は
「ちょっと、皆上をみて。ド、ドラゴンがいるよ」
と言った
「優人、あんた頭ぶつけて頭おかしくなったの?」
と本間が言った。
「ねぇ、あそこ、ドラゴンいる。」
と詩織が言った。
すると
「ヒューリュリュリュ」
「バサバサバサ」
と音がした。
「てか、アルゼット普通逆でしょ、何でドラゴンを薄く見えるようにしたし。」
と本間が言った。
「よし優人、ドリームワールドを使いドラゴンを倒してくれ。俺らは優人が起きるまで戦う。」
と近藤が言った。
「ドリームワールド」
優人は眠りについた。
「行くぞお前ら、全力で優人を守り抜け」
と近藤が言った。さすがたくましい。

夢の中
「ドラゴンよ、弱くなれ、紙になれ、ゴミになれ。」
と優人は願った。するとドラゴンはみるみる小さくなっていった。次の瞬間ドラゴンは大爆発をした。ドラゴンは煙となって消えて行った

優人は目を覚ました。
「何してたし。三時間位寝てたよ。」
と七海が言った。優人はドラゴンを消すためだけに三時間も寝ていた。
「やばいなその力、ドラゴンがいきなり小さくなったかと思ったら爆発したぜ。」
と優人の能力を初めて見た佐藤は興奮していた。
 
一方近藤チームを誰か見ていた。
「ちっ、ドラゴンを誘き寄せたのに。負けたか。さすが伝説の能力か。」


ブラートは引き続き探索をしていた。
「おい、お前らワイについてこい。」
とネレが言った。山の奥の洞窟に入っていった
「あれを見ろ。」
とネレが言った。
「でけー、何すかあれ。」
と康が行った。
「あれは、クリスタルキングコングの巣だ。クリスタルキングコングの巣は、ワイらネレー族の村に繋がってる。だが、今はクリスタルキングコングがいる。ワイらはスーて通り抜けられるが、人間はなぁ。ワイの村に行きたいか?行きたいなら倒すしかない。」
とネレが言った。
「情報収集の為行くぞお前ら」 
と、近藤が言った。たくましい。近藤チームはクリスタルキングコングに向かった。すると。
「ウホ、ウホ、ウホ、ホ、ホ、ホ、ウガー」
とクリスタルキングコングが次々と巣から出てきた。
「サブ能力、パワーアップ」
と優人が言った。優人はドリームワールドは使えないと判断した。
「よし。皆、戦うぞ。」
と近藤が言った。
「数が多すぎる、ワイがいろいろ指示するで。」
とネレが言った。

「優人、そこを左に行き、パンチ」
「近藤、そこの岩を溶かして」
「本間、水をキングコングの目にかけて」
「詩織、そこの地面爆撃」
「七海、そこを左で右のキングコングを雷撃」
次々とネレは指示をしていった。

約1時間
「ウホ、ウガー」
「ウガー」
「ウガー」
「バタバタバタバタ」
とクリスタルキングコングは全滅した。
「てか、やり過ぎじゃね?」
と高波が言った。
「すまん、キングコングたち。ワイ、やり過ぎた。」
とネレが言った。クリスタルキングコングの巣の周りは穴ぼこ、水たまり、爆撃の煤、煙、などでぼろぼろだった。
近藤たちはクリスタルキングコングの巣に入って行った。
「すごいきれいな石」
七海が触ろうとした時
「それ、触ったら、手を洗えよ。ワイは触りたくないで。クリスタルキングコングの糞だからな。ははは」
とネレが言った。
「イヤー」
と詩織が言った。七海より先に詩織が触っていた。

クリスタルキングコング
見た目はゴリラである。背中がクリスタルになっている。弱点は腹。もう一つの由来は糞が宝石の様だからとも言われる。

「ところで、さっきのゴリラ、はっきり見えたんだけど、人間と仲いいのか?いいなら悪いことした気分だよ。」
と優人が言った。
「それはワイにもわからん」
とネレが言った。
「よし、巣を抜けるぞ」
とネレが言った。

「おー、自然豊かな村だな」
と高波が言った。
「人間だ、人間だ、久しぶりの人間だ」
とネレー族の者たちが優人たちに近づいて来た。
「かわいいー」
七海と詩織と本間はたくさんいるネレー族を、もふもふ、パフパフ、揉んだり、撫でたりしていた。
「人間様、初めまして。私は村長のマスラと申します。」
と村長が現れた。するとネレは優人の背中に隠れた。
「レネ、後で村長室に来なさい」
とマスラが言った。
ネレは近藤チームの皆に村の案内を初めた
優人たちはいろいろ食べたり、見たりした。
「そういえばワイの自己紹介忘れてた。ワイはネレー族、マイズ・レネだ。年は人間でいうと15歳。よろしく。」
とレネが言った。レネは皆の部屋を紹介して5日間だけ滞在する事に決めた。レネはニコっとして外に出た
「五日間て短くないか?」
と近藤が言った。
「まぁドラゴンの件もあるし、早めに情報集めて帰還しましょう。」
と優人が言った。
レネは村長室に向かった。
「よくのこのこと帰ってこれたな。異端ごときが。」
「バシン」
とレネは村長に叩かれていた。
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