23 / 46
23聖女ちゃんの事情
しおりを挟む
「グァッ!」
「おじさま! 素敵!」
大通りに向かって歩き出した途端、聖女ちゃんを狙うアッサシンから攻撃があったので撃退した。
「本当に聖女様なんでやすね?」
「……信じてくれないのかな?」
「ははは。すいやせん。いくらなんでも空から聖女様が落ちてくるとは思いやせんから」
聖女様は上から来る系だった。
今まで困ってる人を助けたことはあるけど、空から逃亡中の聖女様が落ちてきたのは初めてのパターンだった。
「ところで、聖女様はなぜ逃亡してるんでやすかい?」
「聖女様っていうの、やめよ。ミアって呼び捨てがいいな」
「い、いや、聖女様を呼び捨てになんてできねえです」
ミアさんが聖女だったというのはびっくりしたけど、確かに聖女様が失踪した頃とミアさんがパーティーに加入した時期と一致する。
……それにアッサシンに狙われるのが普通の女の子な訳がねぇ。
「わかりやした。ミアさんって、前と同じでいいですかい?」
「おじさま、今はそれでいいよ。いつか呼び捨てで呼んでもらうように頑張るね」
なんて謙虚なんだ。
やっぱり、ミアさんは聖女だ。
盗賊ごときの俺なんかにも呼び捨てにされる位、気さくでいたいんだ。
「で、話は戻りやすが、何で逃亡なんて?」
「……反抗期……かな?」
「……かな?」
「……自分でも分からないから疑問形」
ミアさんの年頃なら反抗期と言うのも頷けるか……俺は孤児だったから、反抗期になんかなってる余裕は無かったから、よく分からねえ。
「なるほど。ところでミアさん」
「なに?」
「さっきから10分おきにアッサシンから狙われてやすが、これまでどうやって生き延びてやした?」
疑問だった。
回復役の聖女ちゃんが、どうやってこれまで?
「ん? 単に殴って、爆散してもらってたよ」
ケロッと恐ろしいこと言うな。
「聖女って、回復役のイメージあるけど、私は殴る系の聖女なの———そりゃ!」
ドコンという爆音と共に俺が殴り飛ばそうかと思っていた、短剣握りしめた通りすがりのアッサシンを殴り飛ばす。
「……なるほど、ところでミアさん、さっきから同じ所をグルグルしてることになんか意味があるんですかい?」
「……むぅ……」
作り笑顔のままでわかりにくいが、拗ねてるな。
「ていうか、ミアさん、逃亡者に致命的に向いてないんじゃ?」
「……むう、おじさま、優しいのに、こういうとこ手厳しいね」
「すいやせん。ちょっと、心配なもんで、はっきり言った方がいいかと」
「ううん……おじさま、いい人過ぎるよ。はっきり言ってくれる方が本当の親切」
「周りにはっきり言ってくれる人はいないのですかい?」
「……うん。私が聖女だから、みな、機嫌をとったり、顔色を窺ったりする人ばかり……そのくせ。『ニコニコしてるけど何を考えているのか分からない』とか、『笑ってばかりで不気味』とか。そんな感じ」
「そりゃ、ミアさんが不器用なだけですぜ。わかる人にはわかりやすいですぜ」
「えっ……?」
俺の言葉に、ミアさんは驚いた顔をする。
「ミアさんは相手のことを気遣い過ぎて、いつもニコニコしてるんでさ。前のパーティでも自分の気持ちを押し殺して、気遣って、ニコニコしてやしたから……俺にはわかりやすいですぜ」
そうだ。この子はいつもそうだった。いつも笑顔を絶やさないで、相手のことを気遣って……前のパーティでも、嫌なことを押し付けられても嫌な顔もせず。
俺にだって、こんなおっさんの相手するの嫌だろうけど、すごく気遣ってくれた。
「……おじさま……私のこと分かり易いの?」
「へい。ニコニコしてても怒ったり、拗ねたり。俺は気がついてましたぜ。嫌なことでも、相手をいつも気遣って……とても素敵な女の子ですぜ」
「……分かりやすい……はじめて言われた」
「今までみんな聖女様だって人間だってこと、忘れてたんじゃないですかい」
「……ふふっ。そうだね」
驚いた顔が、ふっと笑顔になる。
作り笑顔じゃなくて、多分、本当の聖女ちゃんの笑顔。
「いい笑顔ですぜ」
「……もう、おじさま。好きになっちゃう♡」
聖女ちゃんは更に素敵な笑顔になった。
やばい、可愛いとか思っちまった。
何故かお嬢様の顔がよぎる。何で?
「なんか……久しぶりに笑ったような気がする」
「ミアさんの上品な笑顔は素敵ですぜ。だけど、今の普通の女の子みたいな笑顔も魅力的ですぜ。……俺は普通の女の子みたいな笑の方が好きですぜ。多分、そんな普通の女の子みたいな笑顔を見せたら、ミアさんも普通の女の子だって……陰口も消えてしまいやすぜ」
「私のこと……好き」
「へい。俺はミアさんのこと好きですぜ」
何故か下を向いてしまった聖女ちゃん。
やべえ、いくら気さくだからと言って、ズケズケ言い過ぎて、機嫌を損ねたか?
「ねえ。おじさま。お願いがあるんだけど」
「なんですかい?」
「これから海に連れて行って……お願い」
どうやら機嫌を損ねた訳ではないことでホッとした。
「わかりやした」
「……ありがとう。おじさま」
聖女ちゃんは何故か満足げに更に素敵な笑顔を向けると、俺に手を絡ませて……む、胸当ててくるの止めて! おっさんも男だぞ! いくら年端もいかない女の子でも、メロンサイズのグイグイ押し当てられたら、理性が保たねえ!
「おじさま! 素敵!」
大通りに向かって歩き出した途端、聖女ちゃんを狙うアッサシンから攻撃があったので撃退した。
「本当に聖女様なんでやすね?」
「……信じてくれないのかな?」
「ははは。すいやせん。いくらなんでも空から聖女様が落ちてくるとは思いやせんから」
聖女様は上から来る系だった。
今まで困ってる人を助けたことはあるけど、空から逃亡中の聖女様が落ちてきたのは初めてのパターンだった。
「ところで、聖女様はなぜ逃亡してるんでやすかい?」
「聖女様っていうの、やめよ。ミアって呼び捨てがいいな」
「い、いや、聖女様を呼び捨てになんてできねえです」
ミアさんが聖女だったというのはびっくりしたけど、確かに聖女様が失踪した頃とミアさんがパーティーに加入した時期と一致する。
……それにアッサシンに狙われるのが普通の女の子な訳がねぇ。
「わかりやした。ミアさんって、前と同じでいいですかい?」
「おじさま、今はそれでいいよ。いつか呼び捨てで呼んでもらうように頑張るね」
なんて謙虚なんだ。
やっぱり、ミアさんは聖女だ。
盗賊ごときの俺なんかにも呼び捨てにされる位、気さくでいたいんだ。
「で、話は戻りやすが、何で逃亡なんて?」
「……反抗期……かな?」
「……かな?」
「……自分でも分からないから疑問形」
ミアさんの年頃なら反抗期と言うのも頷けるか……俺は孤児だったから、反抗期になんかなってる余裕は無かったから、よく分からねえ。
「なるほど。ところでミアさん」
「なに?」
「さっきから10分おきにアッサシンから狙われてやすが、これまでどうやって生き延びてやした?」
疑問だった。
回復役の聖女ちゃんが、どうやってこれまで?
「ん? 単に殴って、爆散してもらってたよ」
ケロッと恐ろしいこと言うな。
「聖女って、回復役のイメージあるけど、私は殴る系の聖女なの———そりゃ!」
ドコンという爆音と共に俺が殴り飛ばそうかと思っていた、短剣握りしめた通りすがりのアッサシンを殴り飛ばす。
「……なるほど、ところでミアさん、さっきから同じ所をグルグルしてることになんか意味があるんですかい?」
「……むぅ……」
作り笑顔のままでわかりにくいが、拗ねてるな。
「ていうか、ミアさん、逃亡者に致命的に向いてないんじゃ?」
「……むう、おじさま、優しいのに、こういうとこ手厳しいね」
「すいやせん。ちょっと、心配なもんで、はっきり言った方がいいかと」
「ううん……おじさま、いい人過ぎるよ。はっきり言ってくれる方が本当の親切」
「周りにはっきり言ってくれる人はいないのですかい?」
「……うん。私が聖女だから、みな、機嫌をとったり、顔色を窺ったりする人ばかり……そのくせ。『ニコニコしてるけど何を考えているのか分からない』とか、『笑ってばかりで不気味』とか。そんな感じ」
「そりゃ、ミアさんが不器用なだけですぜ。わかる人にはわかりやすいですぜ」
「えっ……?」
俺の言葉に、ミアさんは驚いた顔をする。
「ミアさんは相手のことを気遣い過ぎて、いつもニコニコしてるんでさ。前のパーティでも自分の気持ちを押し殺して、気遣って、ニコニコしてやしたから……俺にはわかりやすいですぜ」
そうだ。この子はいつもそうだった。いつも笑顔を絶やさないで、相手のことを気遣って……前のパーティでも、嫌なことを押し付けられても嫌な顔もせず。
俺にだって、こんなおっさんの相手するの嫌だろうけど、すごく気遣ってくれた。
「……おじさま……私のこと分かり易いの?」
「へい。ニコニコしてても怒ったり、拗ねたり。俺は気がついてましたぜ。嫌なことでも、相手をいつも気遣って……とても素敵な女の子ですぜ」
「……分かりやすい……はじめて言われた」
「今までみんな聖女様だって人間だってこと、忘れてたんじゃないですかい」
「……ふふっ。そうだね」
驚いた顔が、ふっと笑顔になる。
作り笑顔じゃなくて、多分、本当の聖女ちゃんの笑顔。
「いい笑顔ですぜ」
「……もう、おじさま。好きになっちゃう♡」
聖女ちゃんは更に素敵な笑顔になった。
やばい、可愛いとか思っちまった。
何故かお嬢様の顔がよぎる。何で?
「なんか……久しぶりに笑ったような気がする」
「ミアさんの上品な笑顔は素敵ですぜ。だけど、今の普通の女の子みたいな笑顔も魅力的ですぜ。……俺は普通の女の子みたいな笑の方が好きですぜ。多分、そんな普通の女の子みたいな笑顔を見せたら、ミアさんも普通の女の子だって……陰口も消えてしまいやすぜ」
「私のこと……好き」
「へい。俺はミアさんのこと好きですぜ」
何故か下を向いてしまった聖女ちゃん。
やべえ、いくら気さくだからと言って、ズケズケ言い過ぎて、機嫌を損ねたか?
「ねえ。おじさま。お願いがあるんだけど」
「なんですかい?」
「これから海に連れて行って……お願い」
どうやら機嫌を損ねた訳ではないことでホッとした。
「わかりやした」
「……ありがとう。おじさま」
聖女ちゃんは何故か満足げに更に素敵な笑顔を向けると、俺に手を絡ませて……む、胸当ててくるの止めて! おっさんも男だぞ! いくら年端もいかない女の子でも、メロンサイズのグイグイ押し当てられたら、理性が保たねえ!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる