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摩矢episode 6
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「なあ!三隅、お前が俺にそんな真似、するわけないよなあ!」
三隅は黙って俺から視線を外した。
──馬鹿野郎!こういう時はしっかり頷けよ!!
振り向くと、桜木のこめかみに青筋が立っているのを見て俺は慌てた。
「……だから、誤解だってば!」
桜木は視線を外して、分かってるよ、と言った。でも、納得していない様子がありありと感じられる。
「確かに俺は……秋ちゃんがそんな事をするとは思ってない。でも、秋ちゃんはもうちょっと自覚して欲しい。秋ちゃんに魅せられる人間もいるってことをさ」
俺は眉根を寄せた。
「そりゃあないだろ!なあ、三隅、お前はそうは思わないよなあ?」
すると、三隅は涙目のまま顔を上げ、俺を見据えた。
「僕は摩矢くんのこと、誰よりも格好いいと思ってます!自分の身を挺して、僕を助けてくれたことや、泣いていた僕に飴をくれた優しさも!!だから、僕は摩矢くんの事が好きです!!大好きですっ!!」
突然、叫び出した言葉に、俺も桜木も一時停止状態になった。
「お前、頭は大丈夫か?──痛っ!!」
俺は突然、後ろから桜木に頭をどつかれた。
「なんだよ?!痛ぇな!!」
「ちゃんと答えてやんなよ」
真剣な表情の桜木に、俺は躊躇った。
──ちゃんと答えろって……? まさかこれが告白だって言うのか? いや、違うだろ?
俺はまた三隅に視線を移した。三隅の目は真剣だった。
──マジか?!
「どういう意味だ?今の……」
俺は三隅に訊ねた。相手の真意の確認は必要だ。嫌な予感しかしねぇけど……。
「あ、あの……その……」
「お前は俺とどうなりたいの?」
そう言って、三隅の顔を覗き込むと、三隅は赤くなって、ハフハフと呼吸が荒くなった。こりゃ本当に……マジのようだ。
「ぼ、僕は……ま、摩矢くんと……、友達になりたいです!!」
「それは無理だ」
「ど、どうしてですか?」
「俺は友達を必要としていないから」
「そんな……だったら、僕をパシリにでも使って下さい!何でもします!!」
両手をしっかりと握り、必死の面持ちの三隅を見て、俺は気の毒に思った。
「お前さー。俺の質問にちゃんと答えろよ。俺はお前に、どうなりたいか聞いたんだぜ。友達が駄目ならパシリって、ブレブレだろ?」
「だって、摩矢くんが、友達は無理って言うから……」
「だからって、そこで自分の気持ちを曲げちゃ駄目だろ? それだとお前が本当に望む形から、どんどん遠ざかっていくぞ。それでもいいのか?」
三隅は顔を上げ、俺を見つめた。大きな瞳がうるうるとして、今にも涙が溢れそうだ。
それにしても俺に対して、マジでこんな想いを抱く奴がいるとは驚きだが、桜木はこれに気付いていたと言うのか? 長年、俺の気持ちには気付かないあの桜木が?!
まあ、それは俺が必死に気持ちを隠していたから仕方がないのかもしれないが、三隅もこのまま不毛な片想いを続けちまったら可哀想だよな……。
「三隅。ちゃんと答えろよ。それでもいいのか?って、俺は聞いているんだぜ」
「そ、そんなのは、嫌です!!」
「だったら、ちゃんと言えよ」
「は、はい!では、ちゃんと言わせてもらいます!!」
「うん」
三隅は黙って俺から視線を外した。
──馬鹿野郎!こういう時はしっかり頷けよ!!
振り向くと、桜木のこめかみに青筋が立っているのを見て俺は慌てた。
「……だから、誤解だってば!」
桜木は視線を外して、分かってるよ、と言った。でも、納得していない様子がありありと感じられる。
「確かに俺は……秋ちゃんがそんな事をするとは思ってない。でも、秋ちゃんはもうちょっと自覚して欲しい。秋ちゃんに魅せられる人間もいるってことをさ」
俺は眉根を寄せた。
「そりゃあないだろ!なあ、三隅、お前はそうは思わないよなあ?」
すると、三隅は涙目のまま顔を上げ、俺を見据えた。
「僕は摩矢くんのこと、誰よりも格好いいと思ってます!自分の身を挺して、僕を助けてくれたことや、泣いていた僕に飴をくれた優しさも!!だから、僕は摩矢くんの事が好きです!!大好きですっ!!」
突然、叫び出した言葉に、俺も桜木も一時停止状態になった。
「お前、頭は大丈夫か?──痛っ!!」
俺は突然、後ろから桜木に頭をどつかれた。
「なんだよ?!痛ぇな!!」
「ちゃんと答えてやんなよ」
真剣な表情の桜木に、俺は躊躇った。
──ちゃんと答えろって……? まさかこれが告白だって言うのか? いや、違うだろ?
俺はまた三隅に視線を移した。三隅の目は真剣だった。
──マジか?!
「どういう意味だ?今の……」
俺は三隅に訊ねた。相手の真意の確認は必要だ。嫌な予感しかしねぇけど……。
「あ、あの……その……」
「お前は俺とどうなりたいの?」
そう言って、三隅の顔を覗き込むと、三隅は赤くなって、ハフハフと呼吸が荒くなった。こりゃ本当に……マジのようだ。
「ぼ、僕は……ま、摩矢くんと……、友達になりたいです!!」
「それは無理だ」
「ど、どうしてですか?」
「俺は友達を必要としていないから」
「そんな……だったら、僕をパシリにでも使って下さい!何でもします!!」
両手をしっかりと握り、必死の面持ちの三隅を見て、俺は気の毒に思った。
「お前さー。俺の質問にちゃんと答えろよ。俺はお前に、どうなりたいか聞いたんだぜ。友達が駄目ならパシリって、ブレブレだろ?」
「だって、摩矢くんが、友達は無理って言うから……」
「だからって、そこで自分の気持ちを曲げちゃ駄目だろ? それだとお前が本当に望む形から、どんどん遠ざかっていくぞ。それでもいいのか?」
三隅は顔を上げ、俺を見つめた。大きな瞳がうるうるとして、今にも涙が溢れそうだ。
それにしても俺に対して、マジでこんな想いを抱く奴がいるとは驚きだが、桜木はこれに気付いていたと言うのか? 長年、俺の気持ちには気付かないあの桜木が?!
まあ、それは俺が必死に気持ちを隠していたから仕方がないのかもしれないが、三隅もこのまま不毛な片想いを続けちまったら可哀想だよな……。
「三隅。ちゃんと答えろよ。それでもいいのか?って、俺は聞いているんだぜ」
「そ、そんなのは、嫌です!!」
「だったら、ちゃんと言えよ」
「は、はい!では、ちゃんと言わせてもらいます!!」
「うん」
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