男子高校生ヒロサダの毎日極楽

ITO法人

文字の大きさ
178 / 181
2020年

ステイファーム8-2「眞名井ちゃんのメニュー」

しおりを挟む
 「ヘイいらっしゃい!!!あらまー可愛いこと!!!あなたもお嬢さんのご友人???」
 「はいっ!!!高校で、皐月先生から英語を教わっています!!!」
 ヒロサダに続いて、眞名井ちゃんも1人目のおばちゃんの元へとやってきた。
 「なんでも好きなもの食べてってちょうだいね!!!」
 「じゃあ~、この鯛を~…………」
 ヒロサダが鯛の活け造りを注文していたのをしっかりと見ていた眞名井ちゃん。何をするにもヒロサダと同じがいい年頃の乙女は、で泳ぐ鯛を指差し、1人目のおばちゃんにお願いした。
 「あっら~!!!他のメニューは見なくてもよかったのね!?!?今日の鯛は活け造りの予定だったけど、あなたのリクエストに答えるわよ!!!」
 鯛の活け造りを注文してしまうと、おぼんが一杯いっぱいになってしまうことがヒロサダを見て分かっていた眞名井ちゃん。年頃の乙女らしく、鯛の調理方法までおばちゃんにリクエストしたのであった。

 「ヘイヘイヘイヘイヘイお待ち!!!」
 その日のメニューには無かった眞名井ちゃんのリクエストだったが、おばちゃんは手際良く作り、綺麗に皿に盛り付け、眞名井ちゃんが持つおぼんに乗せた。
 「うわ~!!!とっても美味しそうです!!!ありがとうございます!!」
 眞名井ちゃんは、そのままおぼんを2人目のおばちゃんの元へと滑らせた。

 「こんにちは!!!お嬢さんのご友人ね?よっても可愛いわね~!!!モデルさん???」
 「グフフッ、ただの高校生ですよ~!!!」
 「あっら~!!!おばちゃんびっくり!!!」
 そんなやりとりをしている眞名井ちゃん。ブラックボードを見るまでもなく、注文するものは決まっている。
 「………あなたもたくあんでいいの???さっきの男の子とは違っておぼんに余裕はあるようだけど……」
 「はいっ!!!でもそのままじゃなくて、このたくあんを使って………」
 1人目のおばちゃんの時と同様、眞名井ちゃんはただのたくあんではなく、たくあんを使った料理をリクエストしたのであった。
  
 「たくあんを使ってこういう料理を作れるんだなんてねぇ~。おばちゃん、自分で作ってておいてびっくりしたよ~!!!」
 「おいしそうです~!!!ありがとうございます!!!」
 2人目のおばちゃんの料理のレパートリーを増やした眞名井ちゃんは、そのまま3人目、4人目のおばちゃんの元へと移動した。

 「あら……、あなたも心太ところてん???」
 「他にもたくさんメニューあるけど………、ほんとにあんこでいいの???」
 ヒロサダを常に見ていた眞名井ちゃんは、ブラックボードの文字を見ることなく注文した。
 「はいっ!!!でも、そのままじゃなくてですね~…………」
 例の如く、眞名井ちゃんは調理法をリクエストした。
 
 「心太とあんこで、デザートになるなんてねぇ~。黒蜜がすごく良いねぇ~!!!」
 「おばちゃん初めてだよ~。味見したけども美味しいねぇ~!!!!」
 「ありがとうございます~!!!私も食べるの楽しみです~!!!」
 眞名井ちゃんは料理が並べられたおぼんを持ち、ヒロサダの待つ席へと向かった。

 「ま、眞名井ちゅわ~ん………!?」
 席に着いているヒロサダの後ろで、反復横跳びのような動きをしている眞名井ちゃん。どうやら、ヒロサダの右隣と左隣のどちらの席がいいのか迷っているようだ。

 

 皐月ファーム1日目昼食。眞名井ちゃんのメニューは【鯛のカルパッチョ・たくあんと枝豆の和風ツナパスタ・心太の白玉あんみつ風】となった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

小学生をもう一度

廣瀬純七
青春
大学生の松岡翔太が小学生の女の子の松岡翔子になって二度目の人生を始める話

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

秘密のキス

廣瀬純七
青春
キスで体が入れ替わる高校生の男女の話

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...