告白から始まったDifferent world life

水無月 神楽

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第一章

町から始まったのんびり生活

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 ただ今、木々が生い茂っているジャングルの中、アマちゃんナビで町という目的地まで向かっていた。
 蛇とか、カエルとか、僕の嫌いなカメムシまでいやがる。よく考えたら全部が全部モンスターってわけではないのか。
 どちらにしろ、爬虫類系のモンスターは勘弁してほしいものだ。
 しかも、今は、元いた世界で例えれば『五月』らしい。そして、今、雨が降っている。長いこと雨が降る。これが五月雨というやつか。靴がぐちょぐちょになっている。
 僕は、雨で、ぐちょぐちょになるのは元いた世界で一番嫌いな状況だ。なんていうか、あの湿った感じが嫌いなのだ。多くの人が共感してくれるだろう。
 こんなことを考えていた。しかし、アマちゃんナビは有能だなと思っていた。
 だって、いつの間にか町についていたのだから。
 モンスター一匹遭遇せずに町までつく事が出来たのは、アマちゃんナビあってこそだ。
 町の名前を見ようと、看板を見てみた。最初は、なにが書いてあるのかわからなかったが、アマちゃんが何か一言いうと、自動に翻訳された。
「サイシーの町」と、書かれてあった。ネーミングセンスが、クソだなと、思っていた。

「ネーミングセンスがクソだね。」

 おっとアマちゃんが、ストレートに言いやがった。時速160kmは、ありそうなくらい力強いストレートボイスだ。
 なんだストレートボイスって、自分で言っておきながら。
 そんなやり取りをしながら、町の入り口へ向かった。
 長い列が出来ていた。僕たちは、死んだ魚の目でその列を眺めた。そして、見つめあった。

「どうします。この列並ぶのはちょっとしんどいですよ。」
「代わりばんこに並ぶのはどう。」
「了解で~す。」

 僕が、最初に並んだ。最後尾まで行くと、町が小さく見えた。どんだけ長い列なんだ。死んだ魚の目にまたなった。
 なんだこの列は、何度も何度も頭の中が「列よ早く進め」と、考えていた。
 コミケ以来なんだよな。友達が、BL本を出すから、その手伝いで行った。
 だが、その考えは甘く見ていたようだ。コミケ会場が見えないくらいの列。しかもぎゅうぎゅう詰めだ。
 どれだけいんだよ。コミケ恨むぜまじ。初めてのコミケでもあったが、列に並ぶのは苦手だ。
 こんな妄想が頭の中をリピートしていた。
 その頃、アマちゃんは、薬草採取を始めていた。
 私は、こうゆう薬草採取が好きなんだよね。
 そんなことを考えながら、色々の薬草を取っていった。しかし、困った問題に直面した。
 それは、薬草を合成するキッドが無いということだ。
 保管は、無限ボックスによって、無限に収納する事ができ、腐ったりもしない。
 しかし、調合できないと、しようすることができないのだ。
 私は、おでこに汗をかいたので、腕を使って拭いた。
 雨なんかいつの間にか止んでいた。
 そろそろ世羅くんのところへ帰ろう。軽い足取りで、世羅くんのところへ向かった。

「世羅くん、お疲れ様。」
「おっ、アマちゃん乙。」

 軽く言葉を交わした。
 タッチ交代。僕は軽く体を動かして、モンスターの群れを探しにいった。
 町の場所は、どこにあるのかは、分かるようになっていた。
 目の前に町の位置が、表示されていた。正確に位置まで、どんな様子かも描かれていたのだ。
 これは便利だなと思っていた。流石に、モンスターの位置は、描かれていなかった。
 さて、軽く魔法のお勉強と行きますか。
 手を指鉄砲の形にした。モンスターはいないため、巨木を狙って「ファイアBrett」を放った。
 木が燃えるのかと思っていたのだが、綺麗に穴が空いて、Brettは、消えて無くなった。
 Ievel 1の僕は、まだ弱いが、この辺のモンスター一匹くらいは、余裕で倒せると思う。
 まだまだ、思考錯誤してみたいが、女の子を待たせないのが、紳士、僕の役だ。
 マップで町の場所を確認をした。そして、走って向かった。
 目的地に着くと、アマちゃんは、あとちょっとのところまでのところにいた。

「アマちゃん乙です。」
「お疲れ様。本当に疲れたよ。途中で痴漢をされそうになったけど、ボコボコにして兵隊さんに渡した。」
「正しい行動です。」

 そうゆうと、アマちゃんはドヤ顔を見せた。
 僕たちの番になると、通行許可証の作成を行った。
 水晶に手を当てた。すると、個人情報とまでは、いかないが、犯罪歴が明かされたのだ。僕たちは、なにもやっていないので、なにも表示されなかった。
 そして、カードが作られた。

「大切に管理してください。」

 兵隊さんは、そう言うと、カードを渡してくれた。真新しいカードだった。これは、ゲームで言うところの『たいせつなもの』みたいな場所に収納されている。
 出来たカードを見せて、アマちゃんとともに、町へ入ることができた。
 見る限り、元いた世界のような、便利さはなく、電柱とかも、立っていなかった。町並みは、日本で言うところの明治時代のような洋風な造りだった。
 しかし、表示されたマップには、ほんの一部だけが洋風造りだった。
 マップを見ると、中心だけが貴族や商人。後の回りほぼ全てが、農民が住んでいるという説明が表示された。
 とりあえず、武器屋や、防具屋を探してみよう。
 マップで、設定してみようと思ったが、説明書が欲しい。思考回路が停止寸前になりかけた。
 はっ、これを授かってくれた人が、確か隣にいたような。
 首を横に向けて、ターゲットを見た。

「確かアマちゃんだよね、この能力を設定したのわ。」
「そうだよ、チートじゃない限り出来るだけの能力を与えたからね。」
「ですよね。僕を異世界へ転生ていうかテレポートさせた張本人ですよね。わかります。」
「大神様の天才ですから。」
「大神様っていうのは、わかってますよアマちゃん。聞きたいのは、僕に与えてくれた能力とかに説明書ってないの。」
「あるのはあるけど、説明書を付けるには、大神様的にめんどくさいので、付けるのを省きました。直感で頑張ってくださいね。世羅くん。」
「なんてことをしてくれたんだ。」

 直感で頑張ってくださいって、無理難題を押し付けやがって。結構しんどいですよそれって。
 駄目だ、僕の元いた世界の能力『ゲームオタク』を使っても駄目だったのだ。
 町を見渡して、考える人のポーズをとる。
 偏差値とか、中間テストとか期末テストとかも全て、中の中だった。だからどうしたのかと聞かれそうだ。
 簡単にいうと、ごく普通の考えが浮かんだ。
 早い話し、人に聞けばいい。そんな甘い考えで、町の中を探検した。
 レンガで作られた道を進んでいた。さすが、貴族の住む場所だけある。町並みもそうだ、レンガ造りなど新築みたいな家ばかりが立っている。
 さらに歩いていると、馬車が、僕たちの横を通った。馬車の中が、少し見えた。そこには、女性が、ボロボロの服をきて、下を見つめていた。目は、凍ったように冷たい目だた。
 視力が大分上がったようだ。多分これもスキルだろうな。我思うに、今更だが、アマちゃんから授かったスキルが多すぎる。
 もう、チートをしていると思えるほどだ。だが、スキル内容を見ると、ほとんどが、バトルとかには使えない。
 ほとんどが、ニートだった僕の補助してくれるものばかりだ。
 話を戻すが、多分馬車を動かしている本人が、奴隷商人だろう。小説とアニメでしか、読んだことも、見たりしたことはない。
 助けたいのは、山々だが、町を見渡して見れば、兵隊ばかりいる。それにいつか、奴隷解放運動とかも起きそうだから。
 心になにかが引っかかっている。自分の力の無さに嫌気がさした。
 だが、今は強くなる以外方法はない。
 すると、アマちゃんが僕の腕の隙間に手を入れた。よくカップルがしているやつだ。
 僕は、アマちゃんの頭を撫でて、武器・防具屋を目指して歩いていくのだった。
 
 
 
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