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第2章 成長
新しい仲間
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「ブヒィー(体は大事ないか?妻よ。)」
「えっ!」
「ブヒ?(む?今、頭にも直接妻の声が……)」
目の前のオークが鳴くのに合わせて頭に直接声が響く。
「あ、頭に響くのはお前の声か?」
「ブフゥー。ブヒィ。(我の頭にも響く。しかも、言葉が分かる。)」
「なんだこれ。あっステータス」
俺は慌ててステータスを開く。
名前 :タカシ(Lv7)
職業 :テイマー(Lv4)
HP :2500/2500
MP :800/800
STR :90
VIT :110
DEX :55
INT :70
MEN :50
AGL :45
スキル :
体力増加(Lv5) 精力増加(Lv5) 超回復(Lv5) 超再生(Lv5) 適応(Lv5) 痛覚変換(快)(Lv5) 射精量増加(Lv5) 鑑定(Lv5) 空間魔法(Lv2) 魔物魅了(雄・無)(Lv5) 精液吸収変換(Lv5) 妊娠(Lv5) 剣術(Lv3) 魔力操作(Lv1) MP回復量上昇(Lv1) MP上昇(Lv1)
職業スキル :
テイム 感覚共有 念話
念話
テイム済みモンスターと念じるだけでお互いが理解できる言葉で意志疎通できる。
念話の有効距離はテイマーレベルに依存する。
現在の有効距離 : 0m(接触時のみ)
「念じるだけで……」
俺はオークを見つめなおす。
「(えっと、聞こえるか?これは念話と言って、俺のテイマースキルだ。念じるだけでお互いに理解できる言葉に翻訳されて伝わるはずだ。)」
「(あぁ、聞こえるぞ。妻よ、これはすごいスキルだな。)」
先ほどからオークが妻と呼ぶのに違和感を感じる。
「(さっきから妻って言ってるけど俺のことだよな?何で妻なんだ?)」
「(む?我が精をその身で受けきったのだ。精を受け止めた者を妻とするのがオークの慣わしだ。)」
「(俺は男だから子供はできないぞ。それでも妻なのか?)」
「(性別も種族も関係ない。我が精を受け止めきったのだから、我はお主を妻として迎えるし、妻であるお主に付き従い、守り、常にお主とあろう。)」
「(そうか。俺はテイマーでお前の主になるんだけど良いのか?)」
「(構わぬ。)」
「(そうか。ありがとう。)」
「(あと、俺はお前だけのつもりはないけど。すでにサキュバススライムがいるし、これからもヤれるならヤるし、仲間も増やすぞ。)」
「(それも構わぬ。もとよりオークを含め、ほとんどの魔物は一妻多夫が普通だ。)」
「(あっ、そうなんだ。)」
「(ただ、どんなに増えても平等に接する事を願う)」
「(わかった。それじゃあ、いつまでもお前なんて言うわけにいかないから名前を付けないとな。……じゃあ、お前の名前はガルドだ。)」
「(承った。これよりガルドを名乗ろう。)」
「(それじゃあ、これからよろしく頼む。ガルド。)」
「(任されよ。)」
俺は撫でられる心地よさを感じながらオークと無言で見つめ合い、念話で語り合った。
「(それじゃあ、仲間を紹介するよ。)」
「(あぁ。)」
俺は木の上に向かって呼び掛けた。
「バラム、おいで。」
俺が呼び掛けるとバラムは木の幹を伝って降りてくると俺の体に飛び乗った。
「(バラム、聞こえるか?これは念話というテイマースキルで念じるだけで話ができるんだ。)」
「(聞こ……よ!ご主人さ……!)」
お腹の上で跳び跳ねるため、念話が途切れ途切れになるべくと同時に苦しさがぶり返してくる。
「ごふっ!ごほっ!バ、バラムストップ!」
俺はバラムを掴んで跳ねるのを止めさせる。
「(バラム、ごめんな。まだレベルが低いから、触れてないと念話が使えないんだ。だから跳び跳ねないで大人しく聞いてくれるか?)」
「(はい。ご主人さま、ごめんなさい。)」
「(大丈夫だよ。バラム、新しく仲間になったオークナイトのガルドだよ。仲良くできるかな?)」
「(大丈夫だよ。バラムだよ!よろしくね、ガルド!)」
「(よろしく頼む。バラム殿。)」
「(じゃあバラム、そろそろ街帰ろうと思うんだけどこのままじゃ帰れないから精液を食べちゃってくれるかな?)」
「(わかったー!)」
バラムは抱かれたままの俺とガルドの体を這いずり回ると体に付いた精液を取っていった。
「(バラム殿は精を食すのか。)」
「(バラムはサキュバススライムっていう精液が主食のスライムだからな。)」
「(妻よ、お主の中の精も食べてもらうのか?)」
ガルドは耳を寝かせ、しょんぼりした雰囲気を出している。
「(……いや、それは止めておこう。)」
「(そうか!)」
ガルドはとたんに明るくなって顔を輝かせる。
「(ただ、このままだと動けなくて帰れないからスキルを使って自分に吸収しよう思うんだけどどうかな?)」
「(妻の糧となるなら何も問題ない。)」
「(ご主人さま、終わったよ。)」
「(ありがとう、バラム)」
「じゃあ俺も、精液吸収変換」
スキルを使うと、俺の腹はみるみる萎み元の腹筋で割れた腹に戻った。
「(よし、じゃあ帰ろう!)」
俺はバラムとガルドを連れて森を出た。途中、ブラックウルフ3匹とオーク2体と遭遇したがガルドが居たことと吸収した精液でSTRが強化されていたこともあり難なく返り討ちにできた。
ちなみにガルドは別にオークを狩ることに何の忌避感も無いようだった。いわく「(魔物の世界は弱肉強食。例え同族であっても弱いのがいけないのだ。)」とのことだった。
「えっ!」
「ブヒ?(む?今、頭にも直接妻の声が……)」
目の前のオークが鳴くのに合わせて頭に直接声が響く。
「あ、頭に響くのはお前の声か?」
「ブフゥー。ブヒィ。(我の頭にも響く。しかも、言葉が分かる。)」
「なんだこれ。あっステータス」
俺は慌ててステータスを開く。
名前 :タカシ(Lv7)
職業 :テイマー(Lv4)
HP :2500/2500
MP :800/800
STR :90
VIT :110
DEX :55
INT :70
MEN :50
AGL :45
スキル :
体力増加(Lv5) 精力増加(Lv5) 超回復(Lv5) 超再生(Lv5) 適応(Lv5) 痛覚変換(快)(Lv5) 射精量増加(Lv5) 鑑定(Lv5) 空間魔法(Lv2) 魔物魅了(雄・無)(Lv5) 精液吸収変換(Lv5) 妊娠(Lv5) 剣術(Lv3) 魔力操作(Lv1) MP回復量上昇(Lv1) MP上昇(Lv1)
職業スキル :
テイム 感覚共有 念話
念話
テイム済みモンスターと念じるだけでお互いが理解できる言葉で意志疎通できる。
念話の有効距離はテイマーレベルに依存する。
現在の有効距離 : 0m(接触時のみ)
「念じるだけで……」
俺はオークを見つめなおす。
「(えっと、聞こえるか?これは念話と言って、俺のテイマースキルだ。念じるだけでお互いに理解できる言葉に翻訳されて伝わるはずだ。)」
「(あぁ、聞こえるぞ。妻よ、これはすごいスキルだな。)」
先ほどからオークが妻と呼ぶのに違和感を感じる。
「(さっきから妻って言ってるけど俺のことだよな?何で妻なんだ?)」
「(む?我が精をその身で受けきったのだ。精を受け止めた者を妻とするのがオークの慣わしだ。)」
「(俺は男だから子供はできないぞ。それでも妻なのか?)」
「(性別も種族も関係ない。我が精を受け止めきったのだから、我はお主を妻として迎えるし、妻であるお主に付き従い、守り、常にお主とあろう。)」
「(そうか。俺はテイマーでお前の主になるんだけど良いのか?)」
「(構わぬ。)」
「(そうか。ありがとう。)」
「(あと、俺はお前だけのつもりはないけど。すでにサキュバススライムがいるし、これからもヤれるならヤるし、仲間も増やすぞ。)」
「(それも構わぬ。もとよりオークを含め、ほとんどの魔物は一妻多夫が普通だ。)」
「(あっ、そうなんだ。)」
「(ただ、どんなに増えても平等に接する事を願う)」
「(わかった。それじゃあ、いつまでもお前なんて言うわけにいかないから名前を付けないとな。……じゃあ、お前の名前はガルドだ。)」
「(承った。これよりガルドを名乗ろう。)」
「(それじゃあ、これからよろしく頼む。ガルド。)」
「(任されよ。)」
俺は撫でられる心地よさを感じながらオークと無言で見つめ合い、念話で語り合った。
「(それじゃあ、仲間を紹介するよ。)」
「(あぁ。)」
俺は木の上に向かって呼び掛けた。
「バラム、おいで。」
俺が呼び掛けるとバラムは木の幹を伝って降りてくると俺の体に飛び乗った。
「(バラム、聞こえるか?これは念話というテイマースキルで念じるだけで話ができるんだ。)」
「(聞こ……よ!ご主人さ……!)」
お腹の上で跳び跳ねるため、念話が途切れ途切れになるべくと同時に苦しさがぶり返してくる。
「ごふっ!ごほっ!バ、バラムストップ!」
俺はバラムを掴んで跳ねるのを止めさせる。
「(バラム、ごめんな。まだレベルが低いから、触れてないと念話が使えないんだ。だから跳び跳ねないで大人しく聞いてくれるか?)」
「(はい。ご主人さま、ごめんなさい。)」
「(大丈夫だよ。バラム、新しく仲間になったオークナイトのガルドだよ。仲良くできるかな?)」
「(大丈夫だよ。バラムだよ!よろしくね、ガルド!)」
「(よろしく頼む。バラム殿。)」
「(じゃあバラム、そろそろ街帰ろうと思うんだけどこのままじゃ帰れないから精液を食べちゃってくれるかな?)」
「(わかったー!)」
バラムは抱かれたままの俺とガルドの体を這いずり回ると体に付いた精液を取っていった。
「(バラム殿は精を食すのか。)」
「(バラムはサキュバススライムっていう精液が主食のスライムだからな。)」
「(妻よ、お主の中の精も食べてもらうのか?)」
ガルドは耳を寝かせ、しょんぼりした雰囲気を出している。
「(……いや、それは止めておこう。)」
「(そうか!)」
ガルドはとたんに明るくなって顔を輝かせる。
「(ただ、このままだと動けなくて帰れないからスキルを使って自分に吸収しよう思うんだけどどうかな?)」
「(妻の糧となるなら何も問題ない。)」
「(ご主人さま、終わったよ。)」
「(ありがとう、バラム)」
「じゃあ俺も、精液吸収変換」
スキルを使うと、俺の腹はみるみる萎み元の腹筋で割れた腹に戻った。
「(よし、じゃあ帰ろう!)」
俺はバラムとガルドを連れて森を出た。途中、ブラックウルフ3匹とオーク2体と遭遇したがガルドが居たことと吸収した精液でSTRが強化されていたこともあり難なく返り討ちにできた。
ちなみにガルドは別にオークを狩ることに何の忌避感も無いようだった。いわく「(魔物の世界は弱肉強食。例え同族であっても弱いのがいけないのだ。)」とのことだった。
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