16 / 108
第2章 成長
新しい仲間
しおりを挟む
「ブヒィー(体は大事ないか?妻よ。)」
「えっ!」
「ブヒ?(む?今、頭にも直接妻の声が……)」
目の前のオークが鳴くのに合わせて頭に直接声が響く。
「あ、頭に響くのはお前の声か?」
「ブフゥー。ブヒィ。(我の頭にも響く。しかも、言葉が分かる。)」
「なんだこれ。あっステータス」
俺は慌ててステータスを開く。
名前 :タカシ(Lv7)
職業 :テイマー(Lv4)
HP :2500/2500
MP :800/800
STR :90
VIT :110
DEX :55
INT :70
MEN :50
AGL :45
スキル :
体力増加(Lv5) 精力増加(Lv5) 超回復(Lv5) 超再生(Lv5) 適応(Lv5) 痛覚変換(快)(Lv5) 射精量増加(Lv5) 鑑定(Lv5) 空間魔法(Lv2) 魔物魅了(雄・無)(Lv5) 精液吸収変換(Lv5) 妊娠(Lv5) 剣術(Lv3) 魔力操作(Lv1) MP回復量上昇(Lv1) MP上昇(Lv1)
職業スキル :
テイム 感覚共有 念話
念話
テイム済みモンスターと念じるだけでお互いが理解できる言葉で意志疎通できる。
念話の有効距離はテイマーレベルに依存する。
現在の有効距離 : 0m(接触時のみ)
「念じるだけで……」
俺はオークを見つめなおす。
「(えっと、聞こえるか?これは念話と言って、俺のテイマースキルだ。念じるだけでお互いに理解できる言葉に翻訳されて伝わるはずだ。)」
「(あぁ、聞こえるぞ。妻よ、これはすごいスキルだな。)」
先ほどからオークが妻と呼ぶのに違和感を感じる。
「(さっきから妻って言ってるけど俺のことだよな?何で妻なんだ?)」
「(む?我が精をその身で受けきったのだ。精を受け止めた者を妻とするのがオークの慣わしだ。)」
「(俺は男だから子供はできないぞ。それでも妻なのか?)」
「(性別も種族も関係ない。我が精を受け止めきったのだから、我はお主を妻として迎えるし、妻であるお主に付き従い、守り、常にお主とあろう。)」
「(そうか。俺はテイマーでお前の主になるんだけど良いのか?)」
「(構わぬ。)」
「(そうか。ありがとう。)」
「(あと、俺はお前だけのつもりはないけど。すでにサキュバススライムがいるし、これからもヤれるならヤるし、仲間も増やすぞ。)」
「(それも構わぬ。もとよりオークを含め、ほとんどの魔物は一妻多夫が普通だ。)」
「(あっ、そうなんだ。)」
「(ただ、どんなに増えても平等に接する事を願う)」
「(わかった。それじゃあ、いつまでもお前なんて言うわけにいかないから名前を付けないとな。……じゃあ、お前の名前はガルドだ。)」
「(承った。これよりガルドを名乗ろう。)」
「(それじゃあ、これからよろしく頼む。ガルド。)」
「(任されよ。)」
俺は撫でられる心地よさを感じながらオークと無言で見つめ合い、念話で語り合った。
「(それじゃあ、仲間を紹介するよ。)」
「(あぁ。)」
俺は木の上に向かって呼び掛けた。
「バラム、おいで。」
俺が呼び掛けるとバラムは木の幹を伝って降りてくると俺の体に飛び乗った。
「(バラム、聞こえるか?これは念話というテイマースキルで念じるだけで話ができるんだ。)」
「(聞こ……よ!ご主人さ……!)」
お腹の上で跳び跳ねるため、念話が途切れ途切れになるべくと同時に苦しさがぶり返してくる。
「ごふっ!ごほっ!バ、バラムストップ!」
俺はバラムを掴んで跳ねるのを止めさせる。
「(バラム、ごめんな。まだレベルが低いから、触れてないと念話が使えないんだ。だから跳び跳ねないで大人しく聞いてくれるか?)」
「(はい。ご主人さま、ごめんなさい。)」
「(大丈夫だよ。バラム、新しく仲間になったオークナイトのガルドだよ。仲良くできるかな?)」
「(大丈夫だよ。バラムだよ!よろしくね、ガルド!)」
「(よろしく頼む。バラム殿。)」
「(じゃあバラム、そろそろ街帰ろうと思うんだけどこのままじゃ帰れないから精液を食べちゃってくれるかな?)」
「(わかったー!)」
バラムは抱かれたままの俺とガルドの体を這いずり回ると体に付いた精液を取っていった。
「(バラム殿は精を食すのか。)」
「(バラムはサキュバススライムっていう精液が主食のスライムだからな。)」
「(妻よ、お主の中の精も食べてもらうのか?)」
ガルドは耳を寝かせ、しょんぼりした雰囲気を出している。
「(……いや、それは止めておこう。)」
「(そうか!)」
ガルドはとたんに明るくなって顔を輝かせる。
「(ただ、このままだと動けなくて帰れないからスキルを使って自分に吸収しよう思うんだけどどうかな?)」
「(妻の糧となるなら何も問題ない。)」
「(ご主人さま、終わったよ。)」
「(ありがとう、バラム)」
「じゃあ俺も、精液吸収変換」
スキルを使うと、俺の腹はみるみる萎み元の腹筋で割れた腹に戻った。
「(よし、じゃあ帰ろう!)」
俺はバラムとガルドを連れて森を出た。途中、ブラックウルフ3匹とオーク2体と遭遇したがガルドが居たことと吸収した精液でSTRが強化されていたこともあり難なく返り討ちにできた。
ちなみにガルドは別にオークを狩ることに何の忌避感も無いようだった。いわく「(魔物の世界は弱肉強食。例え同族であっても弱いのがいけないのだ。)」とのことだった。
「えっ!」
「ブヒ?(む?今、頭にも直接妻の声が……)」
目の前のオークが鳴くのに合わせて頭に直接声が響く。
「あ、頭に響くのはお前の声か?」
「ブフゥー。ブヒィ。(我の頭にも響く。しかも、言葉が分かる。)」
「なんだこれ。あっステータス」
俺は慌ててステータスを開く。
名前 :タカシ(Lv7)
職業 :テイマー(Lv4)
HP :2500/2500
MP :800/800
STR :90
VIT :110
DEX :55
INT :70
MEN :50
AGL :45
スキル :
体力増加(Lv5) 精力増加(Lv5) 超回復(Lv5) 超再生(Lv5) 適応(Lv5) 痛覚変換(快)(Lv5) 射精量増加(Lv5) 鑑定(Lv5) 空間魔法(Lv2) 魔物魅了(雄・無)(Lv5) 精液吸収変換(Lv5) 妊娠(Lv5) 剣術(Lv3) 魔力操作(Lv1) MP回復量上昇(Lv1) MP上昇(Lv1)
職業スキル :
テイム 感覚共有 念話
念話
テイム済みモンスターと念じるだけでお互いが理解できる言葉で意志疎通できる。
念話の有効距離はテイマーレベルに依存する。
現在の有効距離 : 0m(接触時のみ)
「念じるだけで……」
俺はオークを見つめなおす。
「(えっと、聞こえるか?これは念話と言って、俺のテイマースキルだ。念じるだけでお互いに理解できる言葉に翻訳されて伝わるはずだ。)」
「(あぁ、聞こえるぞ。妻よ、これはすごいスキルだな。)」
先ほどからオークが妻と呼ぶのに違和感を感じる。
「(さっきから妻って言ってるけど俺のことだよな?何で妻なんだ?)」
「(む?我が精をその身で受けきったのだ。精を受け止めた者を妻とするのがオークの慣わしだ。)」
「(俺は男だから子供はできないぞ。それでも妻なのか?)」
「(性別も種族も関係ない。我が精を受け止めきったのだから、我はお主を妻として迎えるし、妻であるお主に付き従い、守り、常にお主とあろう。)」
「(そうか。俺はテイマーでお前の主になるんだけど良いのか?)」
「(構わぬ。)」
「(そうか。ありがとう。)」
「(あと、俺はお前だけのつもりはないけど。すでにサキュバススライムがいるし、これからもヤれるならヤるし、仲間も増やすぞ。)」
「(それも構わぬ。もとよりオークを含め、ほとんどの魔物は一妻多夫が普通だ。)」
「(あっ、そうなんだ。)」
「(ただ、どんなに増えても平等に接する事を願う)」
「(わかった。それじゃあ、いつまでもお前なんて言うわけにいかないから名前を付けないとな。……じゃあ、お前の名前はガルドだ。)」
「(承った。これよりガルドを名乗ろう。)」
「(それじゃあ、これからよろしく頼む。ガルド。)」
「(任されよ。)」
俺は撫でられる心地よさを感じながらオークと無言で見つめ合い、念話で語り合った。
「(それじゃあ、仲間を紹介するよ。)」
「(あぁ。)」
俺は木の上に向かって呼び掛けた。
「バラム、おいで。」
俺が呼び掛けるとバラムは木の幹を伝って降りてくると俺の体に飛び乗った。
「(バラム、聞こえるか?これは念話というテイマースキルで念じるだけで話ができるんだ。)」
「(聞こ……よ!ご主人さ……!)」
お腹の上で跳び跳ねるため、念話が途切れ途切れになるべくと同時に苦しさがぶり返してくる。
「ごふっ!ごほっ!バ、バラムストップ!」
俺はバラムを掴んで跳ねるのを止めさせる。
「(バラム、ごめんな。まだレベルが低いから、触れてないと念話が使えないんだ。だから跳び跳ねないで大人しく聞いてくれるか?)」
「(はい。ご主人さま、ごめんなさい。)」
「(大丈夫だよ。バラム、新しく仲間になったオークナイトのガルドだよ。仲良くできるかな?)」
「(大丈夫だよ。バラムだよ!よろしくね、ガルド!)」
「(よろしく頼む。バラム殿。)」
「(じゃあバラム、そろそろ街帰ろうと思うんだけどこのままじゃ帰れないから精液を食べちゃってくれるかな?)」
「(わかったー!)」
バラムは抱かれたままの俺とガルドの体を這いずり回ると体に付いた精液を取っていった。
「(バラム殿は精を食すのか。)」
「(バラムはサキュバススライムっていう精液が主食のスライムだからな。)」
「(妻よ、お主の中の精も食べてもらうのか?)」
ガルドは耳を寝かせ、しょんぼりした雰囲気を出している。
「(……いや、それは止めておこう。)」
「(そうか!)」
ガルドはとたんに明るくなって顔を輝かせる。
「(ただ、このままだと動けなくて帰れないからスキルを使って自分に吸収しよう思うんだけどどうかな?)」
「(妻の糧となるなら何も問題ない。)」
「(ご主人さま、終わったよ。)」
「(ありがとう、バラム)」
「じゃあ俺も、精液吸収変換」
スキルを使うと、俺の腹はみるみる萎み元の腹筋で割れた腹に戻った。
「(よし、じゃあ帰ろう!)」
俺はバラムとガルドを連れて森を出た。途中、ブラックウルフ3匹とオーク2体と遭遇したがガルドが居たことと吸収した精液でSTRが強化されていたこともあり難なく返り討ちにできた。
ちなみにガルドは別にオークを狩ることに何の忌避感も無いようだった。いわく「(魔物の世界は弱肉強食。例え同族であっても弱いのがいけないのだ。)」とのことだった。
41
あなたにおすすめの小説
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
駄目な奴でもなんとか生きていこうと思います
アオ
BL
何をしても『駄目人間』な僕、朝霧志弦。
そんな僕が転移した先は魔法の使えるいわゆる異世界だった。そんな世界で僕は神様に剣と風魔法のチート能力をもらった。そんなこんなで森に引きこもっているつもりだったが…。
▷そんな駄目じゃないのに思い込みの激しい主人公が世界を見て恋する話です。
欲にまみれた楽しい冒険者生活
小狸日
BL
大量の魔獣によって国が襲われていた。
最後の手段として行った召喚の儀式。
儀式に巻き込まれ、別世界に迷い込んだ拓。
剣と魔法の世界で、魔法が使える様になった拓は冒険者となり、
鍛えられた体、体、身体の逞しい漢達の中で欲望まみれて生きていく。
マッチョ、ガチムチな男の絡みが多く出て来る予定です。
苦手な方はご注意ください。
悪魔と契約した少年は、王太子殿下に恋をする
翡翠蓮
BL
妖精、精霊たちの階級によって差別される国、ルーナエ王国。この国では人が生まれたとき、精霊、妖精、悪魔いずれかが舞い降りてくる。その者と契約を交わすと守護者となって死ぬときまで守ってくれるのだった。悪魔という最下級の者と契約し、蔑まれる対象となったカトレアは今日も休みなく働かされる。そんな中、湖の畔で出会った美青年は自分を唯一差別しない優しい人間だった。差別などしない、自分の意志がはっきりとある青年の優しさに惹かれていくカトレア。その青年は王太子という身分が自分よりも全然高いことがわかって……。自分は悪魔と契約した最下級の身分の人間で、恋をしてしまったのは同性の王太子。きっと自分と結ばれることなんて、不可能なのだろう。執着攻め×健気受けになります。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
逃げる銀狐に追う白竜~いいなずけ竜のアレがあんなに大きいなんて聞いてません!~
結城星乃
BL
【執着年下攻め🐲×逃げる年上受け🦊】
愚者の森に住む銀狐の一族には、ある掟がある。
──群れの長となる者は必ず真竜を娶って子を成し、真竜の加護を得ること──
長となる証である紋様を持って生まれてきた皓(こう)は、成竜となった番(つがい)の真竜と、婚儀の相談の為に顔合わせをすることになった。
番の真竜とは、幼竜の時に幾度か会っている。丸い目が綺羅綺羅していて、とても愛らしい白竜だった。この子が将来自分のお嫁さんになるんだと、胸が高鳴ったことを思い出す。
どんな美人になっているんだろう。
だが相談の場に現れたのは、冷たい灰銀の目した、自分よりも体格の良い雄竜で……。
──あ、これ、俺が……抱かれる方だ。
──あんな体格いいやつのあれ、挿入したら絶対壊れる!
──ごめんみんな、俺逃げる!
逃げる銀狐の行く末は……。
そして逃げる銀狐に竜は……。
白竜×銀狐の和風系異世界ファンタジー。
ボスルートがあるなんて聞いてない!
雪
BL
夜寝て、朝起きたらサブ垢の姿でゲームの世界に!?
キャラメイクを終え、明日から早速遊ぼうとベッドに入ったはず。
それがどうして外に!?しかも森!?ここどこだよ!
ゲームとは違う動きをするも、なんだかんだゲーム通りに進んでしまい....?
あれ?お前ボスキャラじゃなかったっけ?
不器用イケメン×楽観的イケメン(中身モブ)
※更新遅め
転移先で辺境伯の跡継ぎとなる予定の第四王子様に愛される
Hazuki
BL
五歳で父親が無くなり、七歳の時新しい父親が出来た。
中1の雨の日熱を出した。
義父は大工なので雨の日はほぼ休み、パートに行く母の代わりに俺の看病をしてくれた。
それだけなら良かったのだが、義父は俺を犯した、何日も。
晴れた日にやっと解放された俺は散歩に出掛けた。
連日の性交で身体は疲れていたようで道を渡っているときにふらつき、車に轢かれて、、、。
目覚めたら豪華な部屋!?
異世界転移して森に倒れていた俺を助けてくれた次期辺境伯の第四王子に愛される、そんな話、にする予定。
⚠️最初から義父に犯されます。
嫌な方はお戻りくださいませ。
久しぶりに書きました。
続きはぼちぼち書いていきます。
不定期更新で、すみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる