64 / 194
学園編 17歳
61 研究室を訪問しましょう
しおりを挟む
王立ミスティア学園に勤める教員たちには個別の研究室が与えられている。中には隣接する学術院でも教鞭を振るっている人たちもおり、専門性は高い。教員の研究室は学生が授業を受ける棟とは別にあり、学術分野ごとに階が分かれている。質問や個別に教えを乞う学生が出入りするぐらいで、静かな空間だった。
ある日の放課後、エリーナはラウルの研究室を訪ねていた。最近研究が忙しいようでローゼンディアナ家にあまり顔を出さなくなったため、クリスに少し顔を見てきてよとお菓子を渡されたのだ。ラウルの研究室がある歴史学は三階であり、ひっそりと厳かな空気を感じる。廊下の壁には歴史的な価値のある絵画や骨とう品が並んでいた。
ドアの横にかけられている表札で名前を確認すると、少し緊張した面持ちでノックした。この研究室を訪れるのは初めてだ。
「どうぞ」
くぐもった声が返って来たため、そっとドアを開けて中を覗く。正面に重厚な造りの机があり、本から顔を上げたラウルが目を丸くしていた。
「エリー様?」
「こんにちは、先生」
エリーナは静かにドアを閉めて挨拶をする。ラウルは目を瞬かせ、一瞬固まってから手前にある応接用のソファーに座るよう促した。エリーナが柔らかなソファーに座ると、ラウルはドアの外に繋がっている紐を引き、ベルを鳴らして給仕を呼んだ。教員の大半が貴族のため、廊下には常に給仕係と雑用係が控えている。
「すみません、びっくりしてしまって。エリー様がいらっしゃるとは思いませんでした」
ラウルもエリーナの向かいに座り、嬉しそうに破顔した。研究室の本棚に囲まれるラウルは庭園で見るときと違った印象を受ける。
「……こうやって見ると、先生って本当にここの先生だったんですね」
エリーナにとってラウルは常に先生だが、授業を取っていないためこの学園の教員という意識はあまりなかった。ラウルの研究室は窓以外を歴史書が詰まった本棚で埋め尽くされており、学者という雰囲気がする。だが学者のイメージとは違い部屋はきれいに整えられており、机の上にも最低限のものしかなかった。
「エリー様は私を何だと思っていらっしゃるんですか」
「先生は先生よ?」
少し眉根を寄せたラウルにうふふとエリーナは意地悪な笑みを浮かべる。その時ノックの音がして、茶器を持った給仕係が入って来た。手早くお茶を淹れて出て行く。洗練された無駄のない動きに、優雅さを求める貴族家との違いを感じた。ここでは短時間でおいしくが必要なのだろう。
「それで、今日はどうしましたか?」
「最近先生の顔を見ていないから、クリスが訪ねてみてって」
エリーナは持たされていたお菓子を渡し、ラウルはせっかくなのでと開けて一緒に食べる。ドルトン商会のプリンクッキーなどの焼き菓子の詰め合わせだ。
「あぁすいません。ここのところ研究が立て込んでいて、なかなか伺えず」
「先生はお忙しいですもの、気にしていませんわ。それで、そろそろ気になる方は現れました?」
恒例の質問をすれば、いつもの苦笑が返ってくる。
「どうでしょうかね……私の今の立場では簡単にいかないことも多いので」
だがいつもとは違う言葉が返ってきたため、エリーナは目を瞬かせた。
「え、できたの?」
「秘密です。エリーナ様はどうですか? よりどりみどりでしょう」
はぐらかされて、いつもの言葉が飛んできた。だが、よりどりみどりと言えるほど選択肢はなく、むしろ選びにくいものばかりだ。
「違うわよ……つくづく恋愛には向いていないと思うわ」
リズの恋愛脳を間近で見ていると、自分との違いがはっきりわかる。リズは道行く人たちを常に品定めをしており、学園内のカップルや噂話にも敏感だ。
「あれほどロマンス小説をお読みになっていらっしゃるのに」
「だからあれは悪役令嬢研究なの……ねぇ先生、先生は恋愛って何か知ってるの?」
分からないことは先生に訊いてみる。昔からそうしてきたため、今回も何気なくそう尋ねた。これをベロニカに尋ねれば残念そうに溜息をつかれ、リズに尋ねれば憐れんだ目を向けられる。
「え、私ですか?」
いつものようにすんなり歴史の人物を例に答えてくれるかと思いきや、ラウルは少し顔を赤くして紅茶をすすった。その反応に鈍いエリーナも恋を知っているんだと理解する。さすがは経験豊富な大人だ。
期待された目を向けられたラウルは、気恥ずかしそうに口を開く。
「一般的には、特定の人物のことをよく考え、愛しく想うことですよ」
「よく考え、愛しく想う」
よい学生であるエリーナは忘れないために、まじめに復唱する。
「そして他の異性と親しくされると嫌な気持ちになります。嫉妬ですね」
「それはわかるわ。嫉妬に狂っていじめるのよね」
悪役令嬢はいつもそうだ。ただエリーナ自身がその感情に襲われたことはないが……。
その返答にラウルは微妙そうな表情をしたが、すぐに真面目なものに切り替わった。
「そうですね……ですが、焦らずエリー様が一緒にいたいと思える方を見つけてください」
「えぇ。ラウル先生も今後の参考にするから、色々と教えてね」
何事も先達を参考にするのがいいと思ったが、ラウルはさらに顔を赤らめてわざとらしく咳ばらいをした。
「……私のことはともかく、春休み前に殿下がいらっしゃいましたよ。エリー様からお話を伺ったそうで」
「あぁ、そんなこともおっしゃっていたわね」
「それから時々恐れ多くも講義をさせていただいております」
個人的に訪ねては前王や前々王時代の政治について教えを受けているらしい。少しジークのことを見直した。
「エリー様の好みなども質問されるので困ったものですが」
前言撤回。やはりジークはジークかと評価を元にもどすエリーナだった。
「早く諦めていただきたいわ」
「側室は貴族女性のあこがれの地位ですよ?」
「ベロニカ様の近くにいられるのは最高だけど、大変そうだもの」
たまにベロニカに天秤が傾きそうになるため、自制しなければいけない。
「王族ですからね。私はエリーナ様が誰を選ばれても、貴女の幸せを願っています」
そう言って、ラウルはどこか嬉しそうに笑うのだった。
そして下校の時間が来たためエリーナを門まで送る。サリーも久しぶりにラウルに会えて嬉しそうにしていた。
「エリーナ様と仲がよろしいですね」
と珍しく茶化してくる。
「先生に悪いわよ」
とエリーナが返せばなぜが残念そうな顔をされた。なんだか居心地が悪い。ニマニマしているサリーを不審に思いながらいつも通り今日の出来事を話しながら、エリーナは帰り路を歩き始めた。
その後姿を見送りながら、ラウルはポツリと呟く。
「せめて爵位があれば……貴女の隣に立てるのに」
その呟きは誰にも届くことはなく、夕日の中に溶けて消えていった……。
ある日の放課後、エリーナはラウルの研究室を訪ねていた。最近研究が忙しいようでローゼンディアナ家にあまり顔を出さなくなったため、クリスに少し顔を見てきてよとお菓子を渡されたのだ。ラウルの研究室がある歴史学は三階であり、ひっそりと厳かな空気を感じる。廊下の壁には歴史的な価値のある絵画や骨とう品が並んでいた。
ドアの横にかけられている表札で名前を確認すると、少し緊張した面持ちでノックした。この研究室を訪れるのは初めてだ。
「どうぞ」
くぐもった声が返って来たため、そっとドアを開けて中を覗く。正面に重厚な造りの机があり、本から顔を上げたラウルが目を丸くしていた。
「エリー様?」
「こんにちは、先生」
エリーナは静かにドアを閉めて挨拶をする。ラウルは目を瞬かせ、一瞬固まってから手前にある応接用のソファーに座るよう促した。エリーナが柔らかなソファーに座ると、ラウルはドアの外に繋がっている紐を引き、ベルを鳴らして給仕を呼んだ。教員の大半が貴族のため、廊下には常に給仕係と雑用係が控えている。
「すみません、びっくりしてしまって。エリー様がいらっしゃるとは思いませんでした」
ラウルもエリーナの向かいに座り、嬉しそうに破顔した。研究室の本棚に囲まれるラウルは庭園で見るときと違った印象を受ける。
「……こうやって見ると、先生って本当にここの先生だったんですね」
エリーナにとってラウルは常に先生だが、授業を取っていないためこの学園の教員という意識はあまりなかった。ラウルの研究室は窓以外を歴史書が詰まった本棚で埋め尽くされており、学者という雰囲気がする。だが学者のイメージとは違い部屋はきれいに整えられており、机の上にも最低限のものしかなかった。
「エリー様は私を何だと思っていらっしゃるんですか」
「先生は先生よ?」
少し眉根を寄せたラウルにうふふとエリーナは意地悪な笑みを浮かべる。その時ノックの音がして、茶器を持った給仕係が入って来た。手早くお茶を淹れて出て行く。洗練された無駄のない動きに、優雅さを求める貴族家との違いを感じた。ここでは短時間でおいしくが必要なのだろう。
「それで、今日はどうしましたか?」
「最近先生の顔を見ていないから、クリスが訪ねてみてって」
エリーナは持たされていたお菓子を渡し、ラウルはせっかくなのでと開けて一緒に食べる。ドルトン商会のプリンクッキーなどの焼き菓子の詰め合わせだ。
「あぁすいません。ここのところ研究が立て込んでいて、なかなか伺えず」
「先生はお忙しいですもの、気にしていませんわ。それで、そろそろ気になる方は現れました?」
恒例の質問をすれば、いつもの苦笑が返ってくる。
「どうでしょうかね……私の今の立場では簡単にいかないことも多いので」
だがいつもとは違う言葉が返ってきたため、エリーナは目を瞬かせた。
「え、できたの?」
「秘密です。エリーナ様はどうですか? よりどりみどりでしょう」
はぐらかされて、いつもの言葉が飛んできた。だが、よりどりみどりと言えるほど選択肢はなく、むしろ選びにくいものばかりだ。
「違うわよ……つくづく恋愛には向いていないと思うわ」
リズの恋愛脳を間近で見ていると、自分との違いがはっきりわかる。リズは道行く人たちを常に品定めをしており、学園内のカップルや噂話にも敏感だ。
「あれほどロマンス小説をお読みになっていらっしゃるのに」
「だからあれは悪役令嬢研究なの……ねぇ先生、先生は恋愛って何か知ってるの?」
分からないことは先生に訊いてみる。昔からそうしてきたため、今回も何気なくそう尋ねた。これをベロニカに尋ねれば残念そうに溜息をつかれ、リズに尋ねれば憐れんだ目を向けられる。
「え、私ですか?」
いつものようにすんなり歴史の人物を例に答えてくれるかと思いきや、ラウルは少し顔を赤くして紅茶をすすった。その反応に鈍いエリーナも恋を知っているんだと理解する。さすがは経験豊富な大人だ。
期待された目を向けられたラウルは、気恥ずかしそうに口を開く。
「一般的には、特定の人物のことをよく考え、愛しく想うことですよ」
「よく考え、愛しく想う」
よい学生であるエリーナは忘れないために、まじめに復唱する。
「そして他の異性と親しくされると嫌な気持ちになります。嫉妬ですね」
「それはわかるわ。嫉妬に狂っていじめるのよね」
悪役令嬢はいつもそうだ。ただエリーナ自身がその感情に襲われたことはないが……。
その返答にラウルは微妙そうな表情をしたが、すぐに真面目なものに切り替わった。
「そうですね……ですが、焦らずエリー様が一緒にいたいと思える方を見つけてください」
「えぇ。ラウル先生も今後の参考にするから、色々と教えてね」
何事も先達を参考にするのがいいと思ったが、ラウルはさらに顔を赤らめてわざとらしく咳ばらいをした。
「……私のことはともかく、春休み前に殿下がいらっしゃいましたよ。エリー様からお話を伺ったそうで」
「あぁ、そんなこともおっしゃっていたわね」
「それから時々恐れ多くも講義をさせていただいております」
個人的に訪ねては前王や前々王時代の政治について教えを受けているらしい。少しジークのことを見直した。
「エリー様の好みなども質問されるので困ったものですが」
前言撤回。やはりジークはジークかと評価を元にもどすエリーナだった。
「早く諦めていただきたいわ」
「側室は貴族女性のあこがれの地位ですよ?」
「ベロニカ様の近くにいられるのは最高だけど、大変そうだもの」
たまにベロニカに天秤が傾きそうになるため、自制しなければいけない。
「王族ですからね。私はエリーナ様が誰を選ばれても、貴女の幸せを願っています」
そう言って、ラウルはどこか嬉しそうに笑うのだった。
そして下校の時間が来たためエリーナを門まで送る。サリーも久しぶりにラウルに会えて嬉しそうにしていた。
「エリーナ様と仲がよろしいですね」
と珍しく茶化してくる。
「先生に悪いわよ」
とエリーナが返せばなぜが残念そうな顔をされた。なんだか居心地が悪い。ニマニマしているサリーを不審に思いながらいつも通り今日の出来事を話しながら、エリーナは帰り路を歩き始めた。
その後姿を見送りながら、ラウルはポツリと呟く。
「せめて爵位があれば……貴女の隣に立てるのに」
その呟きは誰にも届くことはなく、夕日の中に溶けて消えていった……。
1
あなたにおすすめの小説
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です
山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」
ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる