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アスタリア王国編
176 覚悟を決めます!
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そしていよいよ、リズは決戦の時を迎えていた。鏡で何度もおかしいところがないかを確認し、エリーナにも服と化粧を見てもらう。
告白する。そう決めたからには万全の体制で臨みたい。最後の仕上げとエリーナに可愛いアメジストのネックレスをかけられ、リズは目を瞬かせてエリーナに顔を向けた。
「お守りよ。リズにあげるわ」
「え、いいんですか?」
石は小ぶりだが、細工が凝っていて庶民が気軽に付けられるものではなさそうだ。
「えぇ。前祝よ。だから、ちゃんと捕まえてきなさいよ!」
「ひゃっ!」
エリーナに背中を軽く叩かれ、気合を入れられた。正直すでに鼓動は早いし、手は汗ばんでいる。だが、引くつもりはない。それは、もっと絶望的な状況でもエリーナがクリスを信じ、想いを伝えたから。それを、リズは間近で見ていたからだ。
「エリーナ様。必ず仕留めて帰ってきます」
「リズ……リラックスして、狩りに行くんじゃないのだから」
「いえ、これは乙女の戦いです!」
と自分を鼓舞し、リズは使用人たちが住む寮へと向かう。窓からは夕日が差し込んでおり、夕食に誘われたのだ。前と同じように入口のところにマルクがいて、その顔を見ただけで心臓が跳ねる。
「マルクさん、こんばんは」
「よぉ。今日も可愛いな」
「ちょっ、からかわないでください!」
顔が赤くなったのを見られたくなくて、そっぽを向いてしまう。高鳴る心臓に重症だと思いつつ、リズはマルクの背について行くのだった。
案内された部屋は以前のキッチン付きの小部屋ではなく、レストランのようなダイニングルームだった。小部屋ではあるが、丸テーブルの上には布がかけられ、椅子もいいものだ。花も飾られていて、使用人の寮とは思えない。
リズが目を丸くして驚いていると、マルクが苦笑して訳を話しだした。
「ここ、侍女とかが作法の練習をする部屋なんだ。前の小部屋、全部埋まっててさ。隣に小さなキッチンもあるからって、厨房の仲間に勧められたんだ」
「へぇ、すごい」
そう言えば、ローゼンディアナ家でも王宮でも作法を練習できる部屋があったことを思い出す。リズは椅子に腰かけ、まじまじと内装を見た。おしゃれな部屋だ。
「じゃ、すぐに持ってくるからちょっと待ってて」
「あ、はい」
マルクが隣のキッチンへ消えると、リズはふぅと息を吐きだす。もともと緊張をしていたのが、この部屋の雰囲気がよくてさらに増してきた。リズはテーブルの上に置いてあった水を飲み、気分を落ち着かせる。
(ご飯を食べたら、告白するのよ)
決意が鈍らないように、頭の中で何度も繰り返して言い聞かせる。
ほどなくマルクはサラダとスープをもって来て、テーブルに並べていった。
「あの、手伝いましょうか?」
配膳はリズの仕事だ。
「いいよ。リズちゃんはお客さんだから、座ってて」
柔らかい微笑みを見れば、頬が熱くなる。そして一度キッチンに戻ったマルクが運んできたのは、リズが大好きなもので。
「オムライス!」
ケチャップ色のドーム型のご飯の上に、オムレツが乗っている。ふるふると震えており、柔らかいのが見て分かる。
「すごい、割って食べるやつだ」
家で作る薄い卵焼きがのったオムライスではない。テレビでしか見たことのない、中が半熟でとろけだしてくるオムライスだ。口を開け、目を輝かせているリズを見て、マルクは満足そうに口角を上げる。
「さっ、温かいうちに食べようぜ」
そう促され、リズは待ちきれないと手を合わせる。二人の声がそろった。
「いただきます!」
リズは他の物には目もくれず、スプーンでオムレツを割る。真ん中をすっと割けば、半熟の中身が左右に広がっていく。夢にまで見たオムライスの姿だ。
「か、完璧……」
ケチャップの香りが食欲をさそい、喉が鳴る。もう待てないと、リズはご飯と卵をすくい、ぱくりと口に入れた。
「おいしい!」
トマトの酸味とソースのうまみが合わさり、野菜と肉の歯ごたえが心地よい。卵が全てを包み込んで、一体となっていた。おいしさに笑みが零れ、幸せ過ぎて体が揺れる。家の味とはまた違う、優しさが溢れる味だった。
「マルクさん、最高です! これが食べたかったんですよ。オムライスってこんなに上品になるんですね。たまごがとろっとろで、幸せです。一生食べていられます」
「喜んでもらえれば本望だよ」
マルクも一口食べ、満足そうに頷く。リズはオムライスを半分くらい食べてから、思い出したかのようにサラダとスープに手を付けた。どれもおいしく、頬が緩んでしかたがない。そんな最高の笑顔で食べるリズをマルクはじっと見ていた。
リズは再びオムライスを食べ、おいしさに打ち震える。
「マルクさんの料理って、どれもおいしいですね。毎日食べたいくらいです」
えへへと笑ってマルクに視線を向けると目が合い、甘さのある微笑みに心臓を打ち抜かれた。不意打ちであり、リズが気恥ずかしくなってもう一口とスプーンを差し入れた時、マルクの甘い声が耳に届く。
「じゃぁ、一生食べてよ」
一瞬言葉の意味が分からず。リズは手を止めて、顔を上げた。
「その……もしよければ、俺と付き合わない?」
マルクの顔も赤く、照れ隠しの笑みを浮かべている。
「へ? 付き合う?」
初めて聞いた言葉のように、意味が入ってこない。無意識に言葉を繰り返せば、マルクが恥ずかしそうに頷いた。そこでようやく、告白されたことに気づく。
(え、え? なんで? 私が告白するのに、エリーナ様と約束したのに! こ、告白しないと!)
だが頭は状況を整理できず、ぐるぐると混乱する。脳が本日の任務である告白を急かし始め、心は告白されたことを喜び始める。ちぐはくであり、リズは爆発寸前だ。
「だ、だめです!」
口をついて出たのはそんな言葉で、マルクが傷ついた顔をしたのを見て、慌てて言葉を付けたす。
「いえ! だめじゃなくて、でもだめで! マルクさんが告白しちゃだめなんです! 私が、私が告白してゲットしないと。約束にならないんです!」
自分でも言っている意味が分からない。言われたマルクはもっと意味が分からず、目を瞬かせてリズを見つめていた。ゆっくりと首が傾げられる。
「マルクさん!」
「ん?」
「好きです。付き合ってください!」
リズは立ち上がり、昔見たテレビ番組のように手をさし伸ばした。マルクはポカンとしている。
「え? さっき、俺が言わなかった?」
「私から言いたいんです!」
リズは顔を真っ赤にして目を瞑っている。この瞬間に全てをかけた。そんな顔だ。
マルクは戸惑った表情をしていたが、真剣なリズの顔と言葉に状況を理解し、喜びがこみ上げてくる。そして立ち上がって極上の笑顔を向け、リズの手を取った。
「わかった。じゃぁ、これからよろしくな!」
そう言って手を取られ、温かさと硬さを感じれば、リズの胸に嬉しさと感動が押し寄せてくる。緊張が解け、リズは手を離してへなへなと座り込んだ。そして服の上からかかっているネックレスに手を当てる。
(エリーナ様、ありがと。おかげで、上手くいった)
今すぐエリーナに抱き着いて、報告をしたくなった。マルクも席に座り、照れ臭そうに笑っている。
「けどよかった。断られたらどうしようかって、ドキドキしてた」
「わ、私もですよ。なんだか、泣きそうです」
「俺は叫び出したい」
二人は見つめ合い、どちらからともなく笑い声をあげる。一緒にいる心地よさは何倍にも膨らんでおり、胸がくすぐったい。二人は甘い空気に包まれ、ぽつぽつと話し出す。日本でのこと、今までのこと、そして未来のこと。
そして、この結果を聞いたエリーナが抱き着いて喜び、お祝いしなきゃと夜のプリン会が開かれるまでもう少し。この日のためにマルクが同僚に頼んで、いい部屋を用意し、連日オムライスを試行錯誤して同僚をオムライス漬けにしていたことを知るのは、さらに先である。
告白する。そう決めたからには万全の体制で臨みたい。最後の仕上げとエリーナに可愛いアメジストのネックレスをかけられ、リズは目を瞬かせてエリーナに顔を向けた。
「お守りよ。リズにあげるわ」
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石は小ぶりだが、細工が凝っていて庶民が気軽に付けられるものではなさそうだ。
「えぇ。前祝よ。だから、ちゃんと捕まえてきなさいよ!」
「ひゃっ!」
エリーナに背中を軽く叩かれ、気合を入れられた。正直すでに鼓動は早いし、手は汗ばんでいる。だが、引くつもりはない。それは、もっと絶望的な状況でもエリーナがクリスを信じ、想いを伝えたから。それを、リズは間近で見ていたからだ。
「エリーナ様。必ず仕留めて帰ってきます」
「リズ……リラックスして、狩りに行くんじゃないのだから」
「いえ、これは乙女の戦いです!」
と自分を鼓舞し、リズは使用人たちが住む寮へと向かう。窓からは夕日が差し込んでおり、夕食に誘われたのだ。前と同じように入口のところにマルクがいて、その顔を見ただけで心臓が跳ねる。
「マルクさん、こんばんは」
「よぉ。今日も可愛いな」
「ちょっ、からかわないでください!」
顔が赤くなったのを見られたくなくて、そっぽを向いてしまう。高鳴る心臓に重症だと思いつつ、リズはマルクの背について行くのだった。
案内された部屋は以前のキッチン付きの小部屋ではなく、レストランのようなダイニングルームだった。小部屋ではあるが、丸テーブルの上には布がかけられ、椅子もいいものだ。花も飾られていて、使用人の寮とは思えない。
リズが目を丸くして驚いていると、マルクが苦笑して訳を話しだした。
「ここ、侍女とかが作法の練習をする部屋なんだ。前の小部屋、全部埋まっててさ。隣に小さなキッチンもあるからって、厨房の仲間に勧められたんだ」
「へぇ、すごい」
そう言えば、ローゼンディアナ家でも王宮でも作法を練習できる部屋があったことを思い出す。リズは椅子に腰かけ、まじまじと内装を見た。おしゃれな部屋だ。
「じゃ、すぐに持ってくるからちょっと待ってて」
「あ、はい」
マルクが隣のキッチンへ消えると、リズはふぅと息を吐きだす。もともと緊張をしていたのが、この部屋の雰囲気がよくてさらに増してきた。リズはテーブルの上に置いてあった水を飲み、気分を落ち着かせる。
(ご飯を食べたら、告白するのよ)
決意が鈍らないように、頭の中で何度も繰り返して言い聞かせる。
ほどなくマルクはサラダとスープをもって来て、テーブルに並べていった。
「あの、手伝いましょうか?」
配膳はリズの仕事だ。
「いいよ。リズちゃんはお客さんだから、座ってて」
柔らかい微笑みを見れば、頬が熱くなる。そして一度キッチンに戻ったマルクが運んできたのは、リズが大好きなもので。
「オムライス!」
ケチャップ色のドーム型のご飯の上に、オムレツが乗っている。ふるふると震えており、柔らかいのが見て分かる。
「すごい、割って食べるやつだ」
家で作る薄い卵焼きがのったオムライスではない。テレビでしか見たことのない、中が半熟でとろけだしてくるオムライスだ。口を開け、目を輝かせているリズを見て、マルクは満足そうに口角を上げる。
「さっ、温かいうちに食べようぜ」
そう促され、リズは待ちきれないと手を合わせる。二人の声がそろった。
「いただきます!」
リズは他の物には目もくれず、スプーンでオムレツを割る。真ん中をすっと割けば、半熟の中身が左右に広がっていく。夢にまで見たオムライスの姿だ。
「か、完璧……」
ケチャップの香りが食欲をさそい、喉が鳴る。もう待てないと、リズはご飯と卵をすくい、ぱくりと口に入れた。
「おいしい!」
トマトの酸味とソースのうまみが合わさり、野菜と肉の歯ごたえが心地よい。卵が全てを包み込んで、一体となっていた。おいしさに笑みが零れ、幸せ過ぎて体が揺れる。家の味とはまた違う、優しさが溢れる味だった。
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リズは再びオムライスを食べ、おいしさに打ち震える。
「マルクさんの料理って、どれもおいしいですね。毎日食べたいくらいです」
えへへと笑ってマルクに視線を向けると目が合い、甘さのある微笑みに心臓を打ち抜かれた。不意打ちであり、リズが気恥ずかしくなってもう一口とスプーンを差し入れた時、マルクの甘い声が耳に届く。
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一瞬言葉の意味が分からず。リズは手を止めて、顔を上げた。
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「へ? 付き合う?」
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