10 / 35
先に好きって言ったの俺だからな!
しおりを挟む
今は正に一触即発。
家飲みをしようと三人で盛り上がってたってのに、俺がトイレに行った隙を狙って受けを酔ったフリして押し倒しやがった!
俺が三人仲良しの友人関係から一歩踏み出そうと、昨日告白したばっかりだってのに……!
「先に好きって言ったの俺だからな!」
「はあ? だから何?」
「酔ったフリして襲い掛かってんじゃねぇよ」
「何言ってんのー? あんたみたいなヘタレ、受けちゃんが好きな訳ないじゃん」
怒りに任せて掴みかかって漸く受けからひっぺはがしたが、コイツ急に本性を現しやがって!
床に押し倒されてた受けは、困った顔をしながらゆっくりと起き上がってきた。
「僕のためにケンカしないで? 僕は、僕は……」
「あぁ、ごめんね。驚かせちゃって。でもね、俺は君のことを……」
「おっまえ、ふざけんなよ? 受けはお前の遊び相手じゃねぇ。誰とでも寝る癖に」
「そっちこそ、急に硬派ぶるなよ。チンピラの癖に。俺だってお酒の力を借りなきゃ一歩踏み出せなかったのに……」
俺らが揉めてる間も受けは静かに話を聞いてくれてた。
涙目になりながら、俺らの肩にそっと小さな手を置いてくる。
「ごめんね、二人とも。でも安心して? 僕は二人が大好きだよ。だから、ずっとずーっと一緒だよ」
「受け……!」
「受けちゃん……!」
やっぱり俺の受けは天使だ! 好きになって良かった……!
俺とヤツはこれからも一緒にいられる喜びを爆発させて、受けを強く抱きしめた。
+++
だが、二人は受けの笑みが歪んでいることに気づいていなかった。
彼らの愛をいいように絡めとり弄んでいるのは、受けだということに。
家飲みをしようと三人で盛り上がってたってのに、俺がトイレに行った隙を狙って受けを酔ったフリして押し倒しやがった!
俺が三人仲良しの友人関係から一歩踏み出そうと、昨日告白したばっかりだってのに……!
「先に好きって言ったの俺だからな!」
「はあ? だから何?」
「酔ったフリして襲い掛かってんじゃねぇよ」
「何言ってんのー? あんたみたいなヘタレ、受けちゃんが好きな訳ないじゃん」
怒りに任せて掴みかかって漸く受けからひっぺはがしたが、コイツ急に本性を現しやがって!
床に押し倒されてた受けは、困った顔をしながらゆっくりと起き上がってきた。
「僕のためにケンカしないで? 僕は、僕は……」
「あぁ、ごめんね。驚かせちゃって。でもね、俺は君のことを……」
「おっまえ、ふざけんなよ? 受けはお前の遊び相手じゃねぇ。誰とでも寝る癖に」
「そっちこそ、急に硬派ぶるなよ。チンピラの癖に。俺だってお酒の力を借りなきゃ一歩踏み出せなかったのに……」
俺らが揉めてる間も受けは静かに話を聞いてくれてた。
涙目になりながら、俺らの肩にそっと小さな手を置いてくる。
「ごめんね、二人とも。でも安心して? 僕は二人が大好きだよ。だから、ずっとずーっと一緒だよ」
「受け……!」
「受けちゃん……!」
やっぱり俺の受けは天使だ! 好きになって良かった……!
俺とヤツはこれからも一緒にいられる喜びを爆発させて、受けを強く抱きしめた。
+++
だが、二人は受けの笑みが歪んでいることに気づいていなかった。
彼らの愛をいいように絡めとり弄んでいるのは、受けだということに。
0
あなたにおすすめの小説
あの部屋でまだ待ってる
名雪
BL
アパートの一室。
どんなに遅くなっても、帰りを待つ習慣だけが残っている。
始まりは、ほんの気まぐれ。
終わる理由もないまま、十年が過ぎた。
与え続けることも、受け取るだけでいることも、いつしか当たり前になっていく。
――あの部屋で、まだ待ってる。
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
この胸の高鳴りは・・・
暁エネル
BL
電車に乗りいつも通り大学へと向かう途中 気になる人と出会う男性なのか女性なのかわからないまま 電車を降りその人をなぜか追いかけてしまった 初めての出来事に驚き その人に声をかけ自分のした事に 優しく笑うその人に今まで経験した事のない感情が・・・
シスルの花束を
碧月 晶
BL
年下俺様モデル×年上訳あり青年
~人物紹介~
○氷室 三門(ひむろ みかど)
・攻め(主人公)
・23歳、身長178cm
・モデル
・俺様な性格、短気
・訳あって、雨月の所に転がり込んだ
○寒河江 雨月(さがえ うげつ)
・受け
・26歳、身長170cm
・常に無表情で、人形のように顔が整っている
・童顔
※作中に英会話が出てきますが、翻訳アプリで訳したため正しいとは限りません。
※濡れ場があるシーンはタイトルに*マークが付きます。
※基本、三門視点で進みます。
※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。
僕たち、結婚することになりました
リリーブルー
BL
俺は、なぜか知らないが、会社の後輩(♂)と結婚することになった!
後輩はモテモテな25歳。
俺は37歳。
笑えるBL。ラブコメディ💛
fujossyの結婚テーマコンテスト応募作です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる