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第一章 積極的な魔塔主と翻弄される弟子
30.伝わらない言葉※
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「ふぁっ! …っ…ぁ…あぁ…そっち、は…してな……」
「そりゃそうか。今度、同時に弄ってみ? どっちでもイケるようになるだろうよ」
「……しま、せん……っくぅ…」
溢れてきた露を後孔へと塗り込めて、指をじっくりと沈めて動かしていくと、レイヴンが無意識に腰を上げて視覚的に俺を煽る。
ゆらゆらと蠢く様子は、薄暗い中でも妙に艶かしい。
静寂のテラスに熱い息遣いと水音が少しずつ響き始める。
時折背中と首筋に吸い付いて跡を残してやると、レイヴンがその度に小さく声を上げて反応を返してくる。
こういう時も律儀なのはいいことだ。
可愛がっている俺としては気分も乗ってくるってもんだしな。
白かった肌が全体的にほんのりと色づいてくると、俺も自分のガウンを寛げて自身を取り出した。
「も、ココでする…んですよね……?」
「気にしなくても、誰も気づかねぇよ。お前のそんな姿、他のヤツに見せてたまるか。お前は俺のだからな」
この行為を始める時から、見せない、聞かせないを徹底して結界を張り巡らせてある。
月の光は通すが、誰にも見えないし聞かせる訳がない。
「……師匠、の?」
レイブンが顔だけで振り返り、どこか不安そうな表情で俺を見つめた。
その顔を見ると、俺の言葉は全く伝わっていないことが分かるが今伝えるものでもない。
少しだけ逡巡したが、指をレイヴンの中から引き抜いた。
「んんっ!…ン……はぁ…」
「お前は、俺のモノだから。誰にも、そんな顔見せんじゃねぇぞ?」
「そう、言われても…自分の、顔見えないし……ん、ふ…」
レイヴンに顔を寄せて口付けてから、俺も屹立をレイヴンの中へと突き立てていく。
挿入ってきた圧迫感にレイヴンは背中を反らして震えるが、律儀にテラスの縁へ捕まって必死に崩れ落ちそうになる身体を支えようとする。
ぺちゃりと音を立ててから唇を離して、一度口の周りを舐める。
レイヴンは開放されると、はふはふと息を逃す。
が、奥に進めば進むほどにレイヴンが俺を締め付ける。
「…ふぁっ…ぁっ…この体勢…前と、ちが……あぁぁぁっ!」
「…ック、やっぱ、キチィ……おま、締めすぎ……」
レイヴンの身体が、俺求める気持ちと拒絶する気持ちとがせめぎあっているのか、ギュウギュウとするもんだから動けもしない。
息も止めているのか苦しそうだ。
「師匠が…ぁ…おっきい、から…ぁ……」
「それは光栄だな。って、言ってる場合か。レイヴン、深呼吸しろ。深呼吸」
「はぁ……ふぅ……んー……ふぁぁ……」
言い付け通りにレイヴンが呼吸を繰り返すと、強ばっていた身体から力が抜けていく。
レイヴンの身体を両手で抱え直し、グッと自身を沈めていく。
「っし。これで、もうちょい進める…か?」
「あぅ……くる、しい……ぁ…テオ…っ……んぁぁっ!」
「あぁ、イイコだな。仕方ねぇから、優しくシテやるよ」
言葉通り、俺はゆっくりと良い場所を探るようにレイヴンの中で動く。
舌ったらずに俺の名を呼ぶのが擽ったい。
いつも呼んでくれりゃあいいのに。
なるべく優しくナカを突いていくと、時折レイヴンが声を漏らして背中を弓なりに反らす。
「そりゃそうか。今度、同時に弄ってみ? どっちでもイケるようになるだろうよ」
「……しま、せん……っくぅ…」
溢れてきた露を後孔へと塗り込めて、指をじっくりと沈めて動かしていくと、レイヴンが無意識に腰を上げて視覚的に俺を煽る。
ゆらゆらと蠢く様子は、薄暗い中でも妙に艶かしい。
静寂のテラスに熱い息遣いと水音が少しずつ響き始める。
時折背中と首筋に吸い付いて跡を残してやると、レイヴンがその度に小さく声を上げて反応を返してくる。
こういう時も律儀なのはいいことだ。
可愛がっている俺としては気分も乗ってくるってもんだしな。
白かった肌が全体的にほんのりと色づいてくると、俺も自分のガウンを寛げて自身を取り出した。
「も、ココでする…んですよね……?」
「気にしなくても、誰も気づかねぇよ。お前のそんな姿、他のヤツに見せてたまるか。お前は俺のだからな」
この行為を始める時から、見せない、聞かせないを徹底して結界を張り巡らせてある。
月の光は通すが、誰にも見えないし聞かせる訳がない。
「……師匠、の?」
レイブンが顔だけで振り返り、どこか不安そうな表情で俺を見つめた。
その顔を見ると、俺の言葉は全く伝わっていないことが分かるが今伝えるものでもない。
少しだけ逡巡したが、指をレイヴンの中から引き抜いた。
「んんっ!…ン……はぁ…」
「お前は、俺のモノだから。誰にも、そんな顔見せんじゃねぇぞ?」
「そう、言われても…自分の、顔見えないし……ん、ふ…」
レイヴンに顔を寄せて口付けてから、俺も屹立をレイヴンの中へと突き立てていく。
挿入ってきた圧迫感にレイヴンは背中を反らして震えるが、律儀にテラスの縁へ捕まって必死に崩れ落ちそうになる身体を支えようとする。
ぺちゃりと音を立ててから唇を離して、一度口の周りを舐める。
レイヴンは開放されると、はふはふと息を逃す。
が、奥に進めば進むほどにレイヴンが俺を締め付ける。
「…ふぁっ…ぁっ…この体勢…前と、ちが……あぁぁぁっ!」
「…ック、やっぱ、キチィ……おま、締めすぎ……」
レイヴンの身体が、俺求める気持ちと拒絶する気持ちとがせめぎあっているのか、ギュウギュウとするもんだから動けもしない。
息も止めているのか苦しそうだ。
「師匠が…ぁ…おっきい、から…ぁ……」
「それは光栄だな。って、言ってる場合か。レイヴン、深呼吸しろ。深呼吸」
「はぁ……ふぅ……んー……ふぁぁ……」
言い付け通りにレイヴンが呼吸を繰り返すと、強ばっていた身体から力が抜けていく。
レイヴンの身体を両手で抱え直し、グッと自身を沈めていく。
「っし。これで、もうちょい進める…か?」
「あぅ……くる、しい……ぁ…テオ…っ……んぁぁっ!」
「あぁ、イイコだな。仕方ねぇから、優しくシテやるよ」
言葉通り、俺はゆっくりと良い場所を探るようにレイヴンの中で動く。
舌ったらずに俺の名を呼ぶのが擽ったい。
いつも呼んでくれりゃあいいのに。
なるべく優しくナカを突いていくと、時折レイヴンが声を漏らして背中を弓なりに反らす。
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