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~姫様の転生後~
04転生後、すごい魔法を手にしました。
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「ルイーズこちらへ来なさい。今日は、貴方の5つの誕生日なのだからお祝いしなきゃ。」
「うん。でも、ちょっとだけ待って!」
ティエラでは、5才の誕生日を迎えるということは、1歩大人に近づくということだ。5才になると神様から魔法を3つ授かる。その時に貰える物は、ランダムだがこれからの人生を大きく変えるほどの物だ。
「よし!」
ルイーズは、鏡の前で身だしなみを整える。
「「「ルイーズお誕生日おめでとう!」」」
お母さんもお父さんもお兄ちゃんも僕の誕生日を祝ってくれた。でも、表情が強ばっていた。なぜなら、今日魔法と同時に魔力、防御力、素早さが分かるからだ。全て人族だと500が限界だ。
なぜ今日なのか。それは、5才まではこれらを測る魔術具が使えないからだ。そういうことをきめた人がいるらしい。
防御力、素早さが0でも何の問題もない。あるのは、魔力だけだ。
せっかく魔法を貰っても魔力がなければ使えない。そう、お兄ちゃんみたいに・・・
「ほら、早くロウソクの火を消して!」
フゥー・・・
パチパチパチ!
テーブルの上には、ごちそうやケーキが並んでいる。
しかしそれは、儀式がおわるまではお預けだ。
「ルイーズ儀式を始めるわよ。ここに座って。では、お願いします。」
いつの間にか後ろに怪しい女性がいた。多分鑑定士。鑑定士は、神様に鑑定目を貰った人だ。
「~~~~~~~~~」
何やら怪しい言葉を言っている。
「さぁ、ここにパーをした手を置いて。」
どこから出したのか手のひらサイズの石版を渡された。なので、パーをして置いてみる。
すると、虹色に光った。
鑑定士は、元々丸かった目を丸くした。
「どしたのー?」
「お母様、後でお話があります。とりあえず次の儀式が終わったあとに・・・」
そう言われるとまた、怪しい女性がでてきて謎の呪文を唱えた。
「~~~~~」
「目をつぶってー・・・息を吸ってー・・・吐いてー・・・」
言われるがままにすると僕は、身体から力が抜けた。
目を開けると何か懐かしい感じの所にいて、大きな羽を付けた人と小さな羽を付けた僕よりも少し大きい人がいた。
「よくきたな。これからお主に魔法を3つ授ける。」
「手を出すのね。」
「うん。」
すると、大きね羽の人から小さい3つの淡い光と大きな2つの眩しい光が出てきて僕の手の前で止まった。
「それらを飲み込むのね。」
ゴックン・・・
光を飲み込むと僕の目の前に文字が出てきた。だから、覚えたばかりだけれど呼んでみた。
【魔法ーナチゥラル、タイム、キュアヒール】
【神のご加護ー最高神フィルディー(全ての魔法が使える、前世、前前世を思い出す)】
ここまで呼んだ瞬間僕は、前世、前前世を思い出した。
前世では、ルークス王国の姫でベアトリーチェというわがままな人だったらしい。
前前世では、日本という国で早乙女沙羅というごく普通の人だったらしい。あまり詳しくは分からなかった。
でも、ベアトリーチェとして生きた15年間と沙羅として生きた32年間の記憶がまだ、5才の僕の頭へと刻まれた。
「ねぇー神様とチビ天使ー」
「その言葉使いは、ベアトリーチェの記憶が蘇ったのね。私は、チビだけれど1357001年生きているのね。」
「魔法って3つだけじゃないの?僕は、魔法と神のご加護って言うものがあるよ?」
「ルイーズにもどったのね。」
「お主、ベアトリーチェの記憶の中にわしがどうにかする。という言葉があるだろ?神のご加護は、どうにかした結果だ。」
「神のご加護ってどんなのなの?」
「お主の魔法は、ランダムでも全てティエラで5本の指に入るほど強い。神のご加護は、3つの魔法以外にもこの世にある全ての魔法が使えるのだ。ただし、お主が見た事のあり原理を理解しなくては、使えぬ。」
「そろそろ時間なのね。魔法のことを聞かれても神のご加護のことは、話したらダメなのね・・・」
すうぅーと意識が飛んでいき気づくとお母さんとお父さんとお兄ちゃんと怪しい女性2人がこちらを覗き込んでいた。
「ルイーズ?!大丈夫!?全然意識が戻らないから心配したのよ。」
「お母さんありがとう。大丈夫だよ。」
「ところでルイーズ、どんな魔法を授かったのだ?」
お父さんが少し期待した声で聞いてきた。
僕は、神のご加護のことは、言うなと言われたので
「ナチュラルとー・・・タイムとー・・・キュアヒール!」
怪しい女性、多分巫女が顔を真っ青にした。
「どうしたのですか?」
「鑑定士と同じで息子さんのことについてお話があります。」
そして、お母さん達に連れられて客間に来た。
「まずは、私からお話します。息子さんの防御力、素早さは、ともに500あります。そして魔力は、10万・・・」
流石の5才の僕でも分かった。人族の最大の500を軽々と桁違いで超えた魔力があることを。次に巫女が
「そして、息子さんの魔法は全てこの世界で5本の指に入るほどのものです。」
と神様と同じことを言った。
「どのような魔法なのですか?」
「ナチュラルは、自然を操ることの出来る魔法で、タイムは、時間を操ることの出来る魔法、最後にキュアヒールは、どんな怪我、病気までもなおせる魔法です・・・そして、この魔力量、息子さんは、この世界を変えるほどの力をもっています。」
「うん。でも、ちょっとだけ待って!」
ティエラでは、5才の誕生日を迎えるということは、1歩大人に近づくということだ。5才になると神様から魔法を3つ授かる。その時に貰える物は、ランダムだがこれからの人生を大きく変えるほどの物だ。
「よし!」
ルイーズは、鏡の前で身だしなみを整える。
「「「ルイーズお誕生日おめでとう!」」」
お母さんもお父さんもお兄ちゃんも僕の誕生日を祝ってくれた。でも、表情が強ばっていた。なぜなら、今日魔法と同時に魔力、防御力、素早さが分かるからだ。全て人族だと500が限界だ。
なぜ今日なのか。それは、5才まではこれらを測る魔術具が使えないからだ。そういうことをきめた人がいるらしい。
防御力、素早さが0でも何の問題もない。あるのは、魔力だけだ。
せっかく魔法を貰っても魔力がなければ使えない。そう、お兄ちゃんみたいに・・・
「ほら、早くロウソクの火を消して!」
フゥー・・・
パチパチパチ!
テーブルの上には、ごちそうやケーキが並んでいる。
しかしそれは、儀式がおわるまではお預けだ。
「ルイーズ儀式を始めるわよ。ここに座って。では、お願いします。」
いつの間にか後ろに怪しい女性がいた。多分鑑定士。鑑定士は、神様に鑑定目を貰った人だ。
「~~~~~~~~~」
何やら怪しい言葉を言っている。
「さぁ、ここにパーをした手を置いて。」
どこから出したのか手のひらサイズの石版を渡された。なので、パーをして置いてみる。
すると、虹色に光った。
鑑定士は、元々丸かった目を丸くした。
「どしたのー?」
「お母様、後でお話があります。とりあえず次の儀式が終わったあとに・・・」
そう言われるとまた、怪しい女性がでてきて謎の呪文を唱えた。
「~~~~~」
「目をつぶってー・・・息を吸ってー・・・吐いてー・・・」
言われるがままにすると僕は、身体から力が抜けた。
目を開けると何か懐かしい感じの所にいて、大きな羽を付けた人と小さな羽を付けた僕よりも少し大きい人がいた。
「よくきたな。これからお主に魔法を3つ授ける。」
「手を出すのね。」
「うん。」
すると、大きね羽の人から小さい3つの淡い光と大きな2つの眩しい光が出てきて僕の手の前で止まった。
「それらを飲み込むのね。」
ゴックン・・・
光を飲み込むと僕の目の前に文字が出てきた。だから、覚えたばかりだけれど呼んでみた。
【魔法ーナチゥラル、タイム、キュアヒール】
【神のご加護ー最高神フィルディー(全ての魔法が使える、前世、前前世を思い出す)】
ここまで呼んだ瞬間僕は、前世、前前世を思い出した。
前世では、ルークス王国の姫でベアトリーチェというわがままな人だったらしい。
前前世では、日本という国で早乙女沙羅というごく普通の人だったらしい。あまり詳しくは分からなかった。
でも、ベアトリーチェとして生きた15年間と沙羅として生きた32年間の記憶がまだ、5才の僕の頭へと刻まれた。
「ねぇー神様とチビ天使ー」
「その言葉使いは、ベアトリーチェの記憶が蘇ったのね。私は、チビだけれど1357001年生きているのね。」
「魔法って3つだけじゃないの?僕は、魔法と神のご加護って言うものがあるよ?」
「ルイーズにもどったのね。」
「お主、ベアトリーチェの記憶の中にわしがどうにかする。という言葉があるだろ?神のご加護は、どうにかした結果だ。」
「神のご加護ってどんなのなの?」
「お主の魔法は、ランダムでも全てティエラで5本の指に入るほど強い。神のご加護は、3つの魔法以外にもこの世にある全ての魔法が使えるのだ。ただし、お主が見た事のあり原理を理解しなくては、使えぬ。」
「そろそろ時間なのね。魔法のことを聞かれても神のご加護のことは、話したらダメなのね・・・」
すうぅーと意識が飛んでいき気づくとお母さんとお父さんとお兄ちゃんと怪しい女性2人がこちらを覗き込んでいた。
「ルイーズ?!大丈夫!?全然意識が戻らないから心配したのよ。」
「お母さんありがとう。大丈夫だよ。」
「ところでルイーズ、どんな魔法を授かったのだ?」
お父さんが少し期待した声で聞いてきた。
僕は、神のご加護のことは、言うなと言われたので
「ナチュラルとー・・・タイムとー・・・キュアヒール!」
怪しい女性、多分巫女が顔を真っ青にした。
「どうしたのですか?」
「鑑定士と同じで息子さんのことについてお話があります。」
そして、お母さん達に連れられて客間に来た。
「まずは、私からお話します。息子さんの防御力、素早さは、ともに500あります。そして魔力は、10万・・・」
流石の5才の僕でも分かった。人族の最大の500を軽々と桁違いで超えた魔力があることを。次に巫女が
「そして、息子さんの魔法は全てこの世界で5本の指に入るほどのものです。」
と神様と同じことを言った。
「どのような魔法なのですか?」
「ナチュラルは、自然を操ることの出来る魔法で、タイムは、時間を操ることの出来る魔法、最後にキュアヒールは、どんな怪我、病気までもなおせる魔法です・・・そして、この魔力量、息子さんは、この世界を変えるほどの力をもっています。」
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