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結婚までの7日間 Lucian & Rosalie
7日目⑨暗雲
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ローラン国の城内に響くアストンの声は、荒々しかった。
「国民の大半は王家に対して夢を抱く。ましてや裏事情なんぞしらねぇんだ。だからロマンティックな話にだんだんと国民の間で変わって行くのが常だぜ。確かに一目惚れをして国を捨ててくる色男の王子様のほうがうけるよな。それが今やその話が、ローラン国では事実となっている。
そんな話は、ロザリーとあんたのふたりを見たら何れ消えるだろうよ。
だがなぁ…
それを…ヒューゴに利用された。それも少し…話をドロドロにしてな。」
アストンは顔を歪め吐き捨て、厳しい顔で俺を見た。
だがその厳しい顔の下から、辛そうに揺れる顔が垣間見え、何も言えなかった。
そんな俺にアストンはため息を吐き
「あぁ、わかってるよ!あんたが思っている通りさ!俺だって、ナダルがロザリー欲しさにバカなことをやる奴じゃないと思ってる。だかなぁ…」
そう言うと、鋭い眼差しを向け
「色ボケに振り回されたナダルの半生だ。一途にあんたを想うロザリーを側で見ていたら…あの噂話は…ナダルの何かを刺激するんじゃないかと心配なのさ。だから…俺はナダルの裏切りを……ゼロだとは言い切れないと思う。」
アストンの考えはもっともだろう。
数時間後にローラン国の運命が決まるのだから、絶対負けてはならない戦いが始まるのだから。小さな綻びとて、見過ごすわけには行かない
だから、そう考えるのは当たり前だ。
だが…
「俺は…ロザリーを愛してる。」
アストンは目を見開いて俺を見た。
「この思いに気づいてから一度だって、この気持ちを誰にも隠したことはない。だから俺とロザリーを見れば、あんな話は嘘だとわかるはずだ。アストン、おまえも今(そんな話は、ロザリーとあんたのふたりを見たら何れ消えるだろうよ)…とそう言っていたじゃないか。すぐには気付く事はできなくても、必ずどちらが真実なのかナダルはわかると俺は思っている。」
アストンは驚いたように俺を見ていたが、ほんの少し口角を上げ、小さな声で
「…参ったね。」
と言うと、呆れたように
「どさくさに紛れて、なに惚気てんだよ。」
ほんの少し上がっていた口角が、白い歯を見せるほど、口元が綻んだ。
だが突然アストンが眉を顰め、俺の後方を見ながら
「…どうやら問題はこれだけじゃないようだな。ウィスレット侯爵がなんかマズイ話をもってきたみたいだぜ。ここからでも、侯爵の厳しい顔がわかるほどだからな。」
そう言うと、アストンは俺を見た。
ウィンスレット侯爵は、ゆっくりと俺に近づくと
「ルシアン殿下…」と言って黙ってしまった。
その雰囲気に自分がいたら、マズイのかと思ったのだろう、アストンが背を向け歩きだそうとしたら、侯爵は大きな声でアストンを止めた。
「アストン!おまえにも昨夜の話を聞いて欲しい。」
昨夜?
「昨夜は近衛師団の団員をこちらに、引き込む為に侯爵は団員達が通う店に行ったのだったろう。うまく行かなかったのか?」
侯爵は頭を横に軽く振ると
「…昨夜の状況では3分の1、いや半分近くは我らに付くと思いました…でも…」
奥歯にものが挟まったような物言いに、嫌な汗が流れた。
(何かあったんだ。)
侯爵はどう言えばいいのか、迷っているのだろう、何度も唇を舐めていたが、意を決したように
「昨夜、妙な話を団員のひとりから聞いたのです。」
「妙な…話?」
そう口にした俺をウィンスレット侯爵が黙って頷くと、重い口を開いた。
*****
『やっぱり…あれも副団長の陰謀だったのかなぁ…。』
昨夜、団員たちが集まる店での首尾は、剣の教え子らがたくさんおりましたことや、副団長のヒューゴの評判の悪さもあったのからでしょうか。
バウマン公爵の反乱、そしてそれに副団長が加担していると言う話に自ら力を貸したいという者ばかりで、驚くほどスムーズに話が進み、私も上々な気分で団員らと酒を酌み交わしておったのですが、その中のひとりがポツリと言った『やっぱり…あれも副団長の陰謀だったのかなぁ…。』と言う言葉が妙に気になり、その団員に聞いたのです。
『師団長が…あの日…』
『人が変わったように、娼婦らを斬った日のことか?』
『…ぁ…はい。それでその…あの日、俺…ライラと…ぁ…ライラって俺の恋人なんですが…その…城門の近くの茂みで…その…』
『…その辺はいい。何があった?』
『あっ、はい!あの日、師団長と副団長が城門の前で話しているのを偶然見たんです。』
団長と副団長が話しをしていた。
それのどこが、この若者に(あれも副団長の陰謀だったのかなぁ。)と思わせたのかわからず
『団長と副団長が話をしていただけで、そう思ったのは何故だ?』
『傍から見ても反りの合わないふたりでしたが、仕事の話はもちろんいつもされてありました。…でもあの時、副団長はわざわざ団長を呼び止め、突然言われたんです。
【今宵は満月、こんな夜は酒でも一緒にどうですか?】…と』
『…悪いがそれのどこが妙な事なのだ?』
【今宵は満月、こんな夜は酒でも一緒にどうですか?】
反りがあわないふたりだからこそ、呑んで親睦を深めようとすることだってあり得るのに…と正直思ったのですが、
若者は困惑した顔で
『あの日の夜、月は…下弦の月だったんです。いくらなんでも満月と下弦の月を見間違えるはずもないので、俺…副団長が何を言ってのかわからなくて、夜空を見上げ団長と副団長を見たんです、そうしたら…団長が突然、走り出したんです。それから…すぐにあの事件が…』
*****
ウィンスレット侯爵は話し終えると、俺を見て言った。
「まさか…あれでしょうか?」
「…侯爵も知っているのか?」
「…はい。」
「おい…なんだよ。あれって!」
アストンは侯爵と俺を交互に見ると、そう言った。
俺は唇を噛み、アストンに
「…暗示だ。まさか…暗示を使える奴がこのローラン国にいるとは…」
「なんだよ?暗示ってなんだよ?!」
アストンの当惑した声に、俺は応える余裕もなく、絞り出すように言った
「…中止だ。」
「えっ?!何言ってんだよ!ここまで来て何言ってんだ!」
「ヒューゴと接触した者は敵になり得るからだ。」
「はぁ?」
「侯爵がおまえにも聞いて欲しいと言ったのは、ヒューゴと接触していないおまえなら、暗示にはかかっていないと思ったからだ。」
俺の言葉に、ウィンスレット侯爵は静かに頷き、アストンに言った。
「ルシアン殿下のお味方の中で、ヒューゴに接触していないと断言できるのは、ふたりだけだ。」
「…ふたりだけ?!」
「私と、誰にも接触せずに働いていたおまえだ。恐らく近衛師団全員と、ヒューゴと昨夜会っていたナダルは…暗示にかかっているだろう。暗示にかかった者は、まるで誰かに乗り移られたかのようになり、近衛師団長のような真面目な男さえ、あのような暴挙をさせることができるのだ。だからこのような状況下では、殿下の仰る通り…やはり中止しかない。」
「そんな…なにか打つ手はないのかよ!悪魔に魅入られたアデリーナにも、前ローラン王にも、怯むことなくやってきたんだぜ。相手は人間なんだ、なにかできるだろう!」
そう言って詰め寄るアストンに、でも俺は言葉が出なかった。
「国民の大半は王家に対して夢を抱く。ましてや裏事情なんぞしらねぇんだ。だからロマンティックな話にだんだんと国民の間で変わって行くのが常だぜ。確かに一目惚れをして国を捨ててくる色男の王子様のほうがうけるよな。それが今やその話が、ローラン国では事実となっている。
そんな話は、ロザリーとあんたのふたりを見たら何れ消えるだろうよ。
だがなぁ…
それを…ヒューゴに利用された。それも少し…話をドロドロにしてな。」
アストンは顔を歪め吐き捨て、厳しい顔で俺を見た。
だがその厳しい顔の下から、辛そうに揺れる顔が垣間見え、何も言えなかった。
そんな俺にアストンはため息を吐き
「あぁ、わかってるよ!あんたが思っている通りさ!俺だって、ナダルがロザリー欲しさにバカなことをやる奴じゃないと思ってる。だかなぁ…」
そう言うと、鋭い眼差しを向け
「色ボケに振り回されたナダルの半生だ。一途にあんたを想うロザリーを側で見ていたら…あの噂話は…ナダルの何かを刺激するんじゃないかと心配なのさ。だから…俺はナダルの裏切りを……ゼロだとは言い切れないと思う。」
アストンの考えはもっともだろう。
数時間後にローラン国の運命が決まるのだから、絶対負けてはならない戦いが始まるのだから。小さな綻びとて、見過ごすわけには行かない
だから、そう考えるのは当たり前だ。
だが…
「俺は…ロザリーを愛してる。」
アストンは目を見開いて俺を見た。
「この思いに気づいてから一度だって、この気持ちを誰にも隠したことはない。だから俺とロザリーを見れば、あんな話は嘘だとわかるはずだ。アストン、おまえも今(そんな話は、ロザリーとあんたのふたりを見たら何れ消えるだろうよ)…とそう言っていたじゃないか。すぐには気付く事はできなくても、必ずどちらが真実なのかナダルはわかると俺は思っている。」
アストンは驚いたように俺を見ていたが、ほんの少し口角を上げ、小さな声で
「…参ったね。」
と言うと、呆れたように
「どさくさに紛れて、なに惚気てんだよ。」
ほんの少し上がっていた口角が、白い歯を見せるほど、口元が綻んだ。
だが突然アストンが眉を顰め、俺の後方を見ながら
「…どうやら問題はこれだけじゃないようだな。ウィスレット侯爵がなんかマズイ話をもってきたみたいだぜ。ここからでも、侯爵の厳しい顔がわかるほどだからな。」
そう言うと、アストンは俺を見た。
ウィンスレット侯爵は、ゆっくりと俺に近づくと
「ルシアン殿下…」と言って黙ってしまった。
その雰囲気に自分がいたら、マズイのかと思ったのだろう、アストンが背を向け歩きだそうとしたら、侯爵は大きな声でアストンを止めた。
「アストン!おまえにも昨夜の話を聞いて欲しい。」
昨夜?
「昨夜は近衛師団の団員をこちらに、引き込む為に侯爵は団員達が通う店に行ったのだったろう。うまく行かなかったのか?」
侯爵は頭を横に軽く振ると
「…昨夜の状況では3分の1、いや半分近くは我らに付くと思いました…でも…」
奥歯にものが挟まったような物言いに、嫌な汗が流れた。
(何かあったんだ。)
侯爵はどう言えばいいのか、迷っているのだろう、何度も唇を舐めていたが、意を決したように
「昨夜、妙な話を団員のひとりから聞いたのです。」
「妙な…話?」
そう口にした俺をウィンスレット侯爵が黙って頷くと、重い口を開いた。
*****
『やっぱり…あれも副団長の陰謀だったのかなぁ…。』
昨夜、団員たちが集まる店での首尾は、剣の教え子らがたくさんおりましたことや、副団長のヒューゴの評判の悪さもあったのからでしょうか。
バウマン公爵の反乱、そしてそれに副団長が加担していると言う話に自ら力を貸したいという者ばかりで、驚くほどスムーズに話が進み、私も上々な気分で団員らと酒を酌み交わしておったのですが、その中のひとりがポツリと言った『やっぱり…あれも副団長の陰謀だったのかなぁ…。』と言う言葉が妙に気になり、その団員に聞いたのです。
『師団長が…あの日…』
『人が変わったように、娼婦らを斬った日のことか?』
『…ぁ…はい。それでその…あの日、俺…ライラと…ぁ…ライラって俺の恋人なんですが…その…城門の近くの茂みで…その…』
『…その辺はいい。何があった?』
『あっ、はい!あの日、師団長と副団長が城門の前で話しているのを偶然見たんです。』
団長と副団長が話しをしていた。
それのどこが、この若者に(あれも副団長の陰謀だったのかなぁ。)と思わせたのかわからず
『団長と副団長が話をしていただけで、そう思ったのは何故だ?』
『傍から見ても反りの合わないふたりでしたが、仕事の話はもちろんいつもされてありました。…でもあの時、副団長はわざわざ団長を呼び止め、突然言われたんです。
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若者は困惑した顔で
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ウィンスレット侯爵は話し終えると、俺を見て言った。
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「…侯爵も知っているのか?」
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俺は唇を噛み、アストンに
「…暗示だ。まさか…暗示を使える奴がこのローラン国にいるとは…」
「なんだよ?暗示ってなんだよ?!」
アストンの当惑した声に、俺は応える余裕もなく、絞り出すように言った
「…中止だ。」
「えっ?!何言ってんだよ!ここまで来て何言ってんだ!」
「ヒューゴと接触した者は敵になり得るからだ。」
「はぁ?」
「侯爵がおまえにも聞いて欲しいと言ったのは、ヒューゴと接触していないおまえなら、暗示にはかかっていないと思ったからだ。」
俺の言葉に、ウィンスレット侯爵は静かに頷き、アストンに言った。
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「…ふたりだけ?!」
「私と、誰にも接触せずに働いていたおまえだ。恐らく近衛師団全員と、ヒューゴと昨夜会っていたナダルは…暗示にかかっているだろう。暗示にかかった者は、まるで誰かに乗り移られたかのようになり、近衛師団長のような真面目な男さえ、あのような暴挙をさせることができるのだ。だからこのような状況下では、殿下の仰る通り…やはり中止しかない。」
「そんな…なにか打つ手はないのかよ!悪魔に魅入られたアデリーナにも、前ローラン王にも、怯むことなくやってきたんだぜ。相手は人間なんだ、なにかできるだろう!」
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