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嵐前のフローラ
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次は女子陣からの詰問です。
(何故詰問と決まってるの……?)
「フローラ様!」
「はぇいっ!?」
「お聞きしたいことがありますわ!」
質問ですか?
(詰問ぽいです……)
「な、何でしょうか?」
「ジュリエッタ様は……リッキー様はどうなってしまわれたのですか!?」
見ると俺のグレイス様も真剣な表情で後に続いていた。ジュリエッタは遠い所で様子を伺っている。シンシアはその給仕をしている形だ。エリオットは良かったのだろうか?
(グレイス様はお前のじゃないっての。今回のことは多分男女の機微に関わることだから、男女に分けたんだろうよ)
「えっと、りっくん……リッキーは男性でしたでしょう?」
「ええ……」
「りっく……リッキーにはそれが苦痛だったらしく、自分のエネルギー? を全てジュリエッタ様に分け与えて、普段は眠るようにしていたようです」
「苦痛……だったのかい?」
「グレイス様? 今この瞬間男の子になったらどうされます?」
「ええ!? ……想像も付かないな」
「では、なったとして急にお花摘みに行きたくなった場合、どうされます?」
「……ああ、ああ! そういうことか!」
「りっくん、リッキーはあれで紳士ですから、配慮も入ってたと思います」
「そうでしたのね……。でもという事は、もう助言を頂けることは……無いのですわね」
「ですので不肖、このフローラめがリッキーの代わりを務めさせて頂きたいと思います!」
「そうなのですね! 助かりますわ!」「そうなのか! 助かるよ!」
「そもそもリッキーも私も、その目指す思いは一つなのですから……」
「「………………」」
二人の令嬢が頬を染め上げてフローラを見る。しかしながらそこに居るのは外側とは一致しない上に、甘い何かを約束してるわけでもないからー! 己が楽しみだけのために誘導しようとしてる極悪人ですからー! 我欲にまみれた異世界の人だからー!
(良い話で終わろうと思いませんか?)
それじゃ詰まんなーい。
(良いんだよ!? 詰まんなくっても!)
「話は終わったかしら?」
「え? お? ジュリエッタ……様? 乙女様? どっち?」
「自分で言うのも何だけど、乙女様よ」
確かに自分で乙女様っていうのもあれだな。
「お黙んなさいな、ノーコンちゃん。でもそうね……どっちと言われずとも表に出てるのは主に私だと思っていいわよ。思ったよりも融合が早いの。どうもジュリエッタは早くに眠りたかったらしいから」
「え? ええ??」
「結構のんびり屋さんな性格だったみたいよ? この子」
「お、おお……やっぱりそうなんですね。りっくんも言ってたもんなぁ」
「記憶の融合やらはまだ調整が必要だけど、フローレンシアより更に生に対する執着がないわね。っていうか無さすぎなのよ」
「今まで起きてたのは……りっくんに振り回されてた感じだったんですかね?」
「そうだと思うわ。どっちかと言うと押し付けられた? かしら」
死人に鞭打つりっくんか。
「黙ってろ。……で、りっくんの記憶とかは?」
「そっちはほぼ駄目ね。交換する前にもっと聞いておけば良かったと思うわ。まぁジュリエッタがかなり情報交換してたみたいでよく覚えてるから、花ラプの情報なら分かるわよ?」
「なら十分ですね」
りっくん、登場から僅かの時間で用済み宣言。
「だから黙ってなさいな、ノーコンちゃん。ま、情報がコレだけじゃ私には十分じゃないんだけどぉ……。
まぁそれは置いとくにしても、あの体に慣れていたからこの体の非力さ加減には驚いてるわよ」
「あー。世界最強ともいえる肉体からの……ですもんね」
「ま、やりようは色々あるのよ。魔力だけは桁外れに高いしね。もう少ししたらもっと馴染むと思うわ。りっくんもこの子の体で無双してたみたいだし、そこ位までは持っていけるでしょう。魔王の器に入ってた者としてはね。
そーだ。私のお出かけ用のあの子、どうなってる?」
あの子、っていうのは魔王さんが黒い繭から外出する用に作り出していたもふもふこと、モモンガのことである。
「何と言うか、普通にモモンガしてますね。魔法生物らしさは私の魔力を食べる点位でしょうか? ただ困ったことに、隙を見ては私の頭に巣作りしようとしてるんですよね……」
「あれ本能だったのかしらね? 私も気付いたらやってたけど……」
「無意識だったんですか……」
喪女の頭に巣。喪女頭巣。もず……
「だぁってろっつってんだろノーコンがぁ!」「黙ってなさいって言ってんでしょノーコンちゃん!」
フローラとジュリエッタの意味不明な叫びに、周りがドン引きしたのは言うまでもない。
「……フローラちゃん、アンタの苦労がわかった気がするわ」
「有難う御座います。理解してくれる方が一人でも居るというのは、本っ当に心強いです」
<あっはっは! あんたの主人って面白いわねぇ!>
「「笑い事じゃないのよ」」
<息ぴったしねぇ>
(こいつの思考もノーコンと似たようなもんなのかよ……って、あ)
「ねえナビ? ……じゃなかった」
(ナビもこっちで話できるのかしら?)
<なぁに? フローラ>
(行けるのね……。今更ながら乙女様ともこっちで意思疎通やれるんだし、こっちでやっとけばよかった)
(『ほんとよね……』)
あっはっは、間抜けだなぁ喪女さん達は。
(絶殺)(『いつか殺るわ』)
<あっはっは。飽きないわねぇ>
(あー、んでナビに聞きたかった事なんだけど……私達の他にも昏睡病患者って沢山居たでしょ? でもあそこで貴方達みたいな存在に気付かなかったんだけど、何か理由があるの?)
ああ、それか。
<それね。多分他の子達はこの世界に連れてくるだけで力尽きたのよ>
(え? 何それ? この世界に連れてくるって、あんた達にとって命がけの行為だったの?)
人一人の命、ってか死んだ後の精神体みたいなもんだったとしても、世界の壁を突き抜けて運ぶようなもんだからな。相当なエネルギーが必要なんだよ。
<そうそう。だから運良く適合者を見つけられても、連れてくるまでには色々あるわけよ。最も多いのが連れてくるのに足りない分のエネルギーを、精神生命体自身の存在をエネルギーに変換して希薄に、または消滅してしまったって事例かしらね>
(『ちょっと……それ本当なの? あの勇者さん、苦もなくやってのけたように見えたけど……』)
あれは別モンっていうか、的確に表現すると化物だから。
<おー、ノーコンちゃん、てっきかくぅ>
(ノーコンもノーコンだけど、ナビもナビでイラッとするわね)
(『私もそう思ったわ……』)
とりあえずしかめっ面で黙りこくるのは、他のメンツの精神衛生面に悪影響及ぼしそうだから止めたほうが良いと愚行するわけでありますが。
「「あ……」」
<直前には、周りの子達には理解できない事で叫んでたしねー>
「「お騒がせしました……」」
やれやれ、困った令嬢様方だ。
(『決めたわ、フローラ』)
(何をでしょう? 乙女様)
(『どうにかしてこの情報生命体共をとっちめれないか、研究するわ!』)
(その時が来たら是非お供させて下さい)
(『勿論よ』)
おいおい、物騒だなぁ!
<……あれ? 私も危険、ってことになるのかしら?>
「あ、そうだわフローラ」
「何でしょう? ジュリエッタ様」
不意にオープンでフローラをちゃん付けせず呼びかけた乙女様inジュリエッタに、意図を汲んだフローラが乙女様呼びではなく、ジュリエッタ呼びで応える。いいコンビだ。
<出囃子は何が良いかしら?>
(それは落語だから)
(『しっ! 相手しちゃ駄目よ』)
「あの集会の時、わた……じゃなかった、モモンガに興味持ってた子、覚えてるかしら?」
「ああ、居ましたね? もふもふ狂」
「あの子、フローラの侍女にしてくれないかしら?」
「……はい?」
「うちのお屋敷に置いといても、もふもふもふもふ煩いらしいの……」
「えぇ……そんなにですか。でも私男爵家ですよ? 侍女なんて……」
「そこはなんとかするわ。それに各貴族用の寮には、一般的ではないけれど使用人用のためのスペースも設けられているから。お願いフローラ、助けると思って……」
(それ程厄介なんですか……)
(『意味不明なことを呟くばかりで仕事しないって、他の使用人のモチベーションが下がってるらしいの。ジュリエッタの記憶では、ね』)
「分かりました。同室の先輩に迷惑がかからない限りでなら……」
「有難う、伝えておくわ」
そう安請け合いする両者であった。
(一々棘あるわね)
(『何でかしらねぇ?』)
こうして諸々の手続きを済ませて数日後にはフローラの侍女として、寮へとやってくるのだが……。
………
……
…
バターン!
「にゃあっっ!? なんっすかーぁ!?」
「ふおわっ!? 何事おぉっっ!?」
「キュー?」
「もっふもーっふ!!」
「キュッキュー!?」
件の彼女サントラン騎士爵家2女のベルベッタことベルが侍女になった次の日の早朝、ベルはいきなりフローラ達の部屋に突撃してきたのだった! 逃げ惑うモモンガを、部屋の中を所狭しと追いかけ回し……気付けば大惨状である。
(どどど、どういう……)
ジャーチャララーラッランーチャラララン♪
早朝、突然のベルベッタ襲来。逃げ惑うモモンガ、踏み荒らされる室内、そして忍び寄る脅威。その時、フローラの視界に映ったものとは……! 次回「フローラに明日、いや今日はあるのか!?」
(何で某使〇襲来みたいな言い方で言い直したか!? それに私が何を見たって言うの……あ、ああ、ああああ)
「あ゛――――――――――っ!?」
「フローレンシア・クロードぉ……? 覚悟は出来ていような?」
「ちょ、ま……お慈悲をぉ!?」
ちゃーちゃちゃんちゃちゃん♪ 次回もサービスサービスぅ♪ ちゃーちゃん♪
(助けてぇ!?)
(何故詰問と決まってるの……?)
「フローラ様!」
「はぇいっ!?」
「お聞きしたいことがありますわ!」
質問ですか?
(詰問ぽいです……)
「な、何でしょうか?」
「ジュリエッタ様は……リッキー様はどうなってしまわれたのですか!?」
見ると俺のグレイス様も真剣な表情で後に続いていた。ジュリエッタは遠い所で様子を伺っている。シンシアはその給仕をしている形だ。エリオットは良かったのだろうか?
(グレイス様はお前のじゃないっての。今回のことは多分男女の機微に関わることだから、男女に分けたんだろうよ)
「えっと、りっくん……リッキーは男性でしたでしょう?」
「ええ……」
「りっく……リッキーにはそれが苦痛だったらしく、自分のエネルギー? を全てジュリエッタ様に分け与えて、普段は眠るようにしていたようです」
「苦痛……だったのかい?」
「グレイス様? 今この瞬間男の子になったらどうされます?」
「ええ!? ……想像も付かないな」
「では、なったとして急にお花摘みに行きたくなった場合、どうされます?」
「……ああ、ああ! そういうことか!」
「りっくん、リッキーはあれで紳士ですから、配慮も入ってたと思います」
「そうでしたのね……。でもという事は、もう助言を頂けることは……無いのですわね」
「ですので不肖、このフローラめがリッキーの代わりを務めさせて頂きたいと思います!」
「そうなのですね! 助かりますわ!」「そうなのか! 助かるよ!」
「そもそもリッキーも私も、その目指す思いは一つなのですから……」
「「………………」」
二人の令嬢が頬を染め上げてフローラを見る。しかしながらそこに居るのは外側とは一致しない上に、甘い何かを約束してるわけでもないからー! 己が楽しみだけのために誘導しようとしてる極悪人ですからー! 我欲にまみれた異世界の人だからー!
(良い話で終わろうと思いませんか?)
それじゃ詰まんなーい。
(良いんだよ!? 詰まんなくっても!)
「話は終わったかしら?」
「え? お? ジュリエッタ……様? 乙女様? どっち?」
「自分で言うのも何だけど、乙女様よ」
確かに自分で乙女様っていうのもあれだな。
「お黙んなさいな、ノーコンちゃん。でもそうね……どっちと言われずとも表に出てるのは主に私だと思っていいわよ。思ったよりも融合が早いの。どうもジュリエッタは早くに眠りたかったらしいから」
「え? ええ??」
「結構のんびり屋さんな性格だったみたいよ? この子」
「お、おお……やっぱりそうなんですね。りっくんも言ってたもんなぁ」
「記憶の融合やらはまだ調整が必要だけど、フローレンシアより更に生に対する執着がないわね。っていうか無さすぎなのよ」
「今まで起きてたのは……りっくんに振り回されてた感じだったんですかね?」
「そうだと思うわ。どっちかと言うと押し付けられた? かしら」
死人に鞭打つりっくんか。
「黙ってろ。……で、りっくんの記憶とかは?」
「そっちはほぼ駄目ね。交換する前にもっと聞いておけば良かったと思うわ。まぁジュリエッタがかなり情報交換してたみたいでよく覚えてるから、花ラプの情報なら分かるわよ?」
「なら十分ですね」
りっくん、登場から僅かの時間で用済み宣言。
「だから黙ってなさいな、ノーコンちゃん。ま、情報がコレだけじゃ私には十分じゃないんだけどぉ……。
まぁそれは置いとくにしても、あの体に慣れていたからこの体の非力さ加減には驚いてるわよ」
「あー。世界最強ともいえる肉体からの……ですもんね」
「ま、やりようは色々あるのよ。魔力だけは桁外れに高いしね。もう少ししたらもっと馴染むと思うわ。りっくんもこの子の体で無双してたみたいだし、そこ位までは持っていけるでしょう。魔王の器に入ってた者としてはね。
そーだ。私のお出かけ用のあの子、どうなってる?」
あの子、っていうのは魔王さんが黒い繭から外出する用に作り出していたもふもふこと、モモンガのことである。
「何と言うか、普通にモモンガしてますね。魔法生物らしさは私の魔力を食べる点位でしょうか? ただ困ったことに、隙を見ては私の頭に巣作りしようとしてるんですよね……」
「あれ本能だったのかしらね? 私も気付いたらやってたけど……」
「無意識だったんですか……」
喪女の頭に巣。喪女頭巣。もず……
「だぁってろっつってんだろノーコンがぁ!」「黙ってなさいって言ってんでしょノーコンちゃん!」
フローラとジュリエッタの意味不明な叫びに、周りがドン引きしたのは言うまでもない。
「……フローラちゃん、アンタの苦労がわかった気がするわ」
「有難う御座います。理解してくれる方が一人でも居るというのは、本っ当に心強いです」
<あっはっは! あんたの主人って面白いわねぇ!>
「「笑い事じゃないのよ」」
<息ぴったしねぇ>
(こいつの思考もノーコンと似たようなもんなのかよ……って、あ)
「ねえナビ? ……じゃなかった」
(ナビもこっちで話できるのかしら?)
<なぁに? フローラ>
(行けるのね……。今更ながら乙女様ともこっちで意思疎通やれるんだし、こっちでやっとけばよかった)
(『ほんとよね……』)
あっはっは、間抜けだなぁ喪女さん達は。
(絶殺)(『いつか殺るわ』)
<あっはっは。飽きないわねぇ>
(あー、んでナビに聞きたかった事なんだけど……私達の他にも昏睡病患者って沢山居たでしょ? でもあそこで貴方達みたいな存在に気付かなかったんだけど、何か理由があるの?)
ああ、それか。
<それね。多分他の子達はこの世界に連れてくるだけで力尽きたのよ>
(え? 何それ? この世界に連れてくるって、あんた達にとって命がけの行為だったの?)
人一人の命、ってか死んだ後の精神体みたいなもんだったとしても、世界の壁を突き抜けて運ぶようなもんだからな。相当なエネルギーが必要なんだよ。
<そうそう。だから運良く適合者を見つけられても、連れてくるまでには色々あるわけよ。最も多いのが連れてくるのに足りない分のエネルギーを、精神生命体自身の存在をエネルギーに変換して希薄に、または消滅してしまったって事例かしらね>
(『ちょっと……それ本当なの? あの勇者さん、苦もなくやってのけたように見えたけど……』)
あれは別モンっていうか、的確に表現すると化物だから。
<おー、ノーコンちゃん、てっきかくぅ>
(ノーコンもノーコンだけど、ナビもナビでイラッとするわね)
(『私もそう思ったわ……』)
とりあえずしかめっ面で黙りこくるのは、他のメンツの精神衛生面に悪影響及ぼしそうだから止めたほうが良いと愚行するわけでありますが。
「「あ……」」
<直前には、周りの子達には理解できない事で叫んでたしねー>
「「お騒がせしました……」」
やれやれ、困った令嬢様方だ。
(『決めたわ、フローラ』)
(何をでしょう? 乙女様)
(『どうにかしてこの情報生命体共をとっちめれないか、研究するわ!』)
(その時が来たら是非お供させて下さい)
(『勿論よ』)
おいおい、物騒だなぁ!
<……あれ? 私も危険、ってことになるのかしら?>
「あ、そうだわフローラ」
「何でしょう? ジュリエッタ様」
不意にオープンでフローラをちゃん付けせず呼びかけた乙女様inジュリエッタに、意図を汲んだフローラが乙女様呼びではなく、ジュリエッタ呼びで応える。いいコンビだ。
<出囃子は何が良いかしら?>
(それは落語だから)
(『しっ! 相手しちゃ駄目よ』)
「あの集会の時、わた……じゃなかった、モモンガに興味持ってた子、覚えてるかしら?」
「ああ、居ましたね? もふもふ狂」
「あの子、フローラの侍女にしてくれないかしら?」
「……はい?」
「うちのお屋敷に置いといても、もふもふもふもふ煩いらしいの……」
「えぇ……そんなにですか。でも私男爵家ですよ? 侍女なんて……」
「そこはなんとかするわ。それに各貴族用の寮には、一般的ではないけれど使用人用のためのスペースも設けられているから。お願いフローラ、助けると思って……」
(それ程厄介なんですか……)
(『意味不明なことを呟くばかりで仕事しないって、他の使用人のモチベーションが下がってるらしいの。ジュリエッタの記憶では、ね』)
「分かりました。同室の先輩に迷惑がかからない限りでなら……」
「有難う、伝えておくわ」
そう安請け合いする両者であった。
(一々棘あるわね)
(『何でかしらねぇ?』)
こうして諸々の手続きを済ませて数日後にはフローラの侍女として、寮へとやってくるのだが……。
………
……
…
バターン!
「にゃあっっ!? なんっすかーぁ!?」
「ふおわっ!? 何事おぉっっ!?」
「キュー?」
「もっふもーっふ!!」
「キュッキュー!?」
件の彼女サントラン騎士爵家2女のベルベッタことベルが侍女になった次の日の早朝、ベルはいきなりフローラ達の部屋に突撃してきたのだった! 逃げ惑うモモンガを、部屋の中を所狭しと追いかけ回し……気付けば大惨状である。
(どどど、どういう……)
ジャーチャララーラッランーチャラララン♪
早朝、突然のベルベッタ襲来。逃げ惑うモモンガ、踏み荒らされる室内、そして忍び寄る脅威。その時、フローラの視界に映ったものとは……! 次回「フローラに明日、いや今日はあるのか!?」
(何で某使〇襲来みたいな言い方で言い直したか!? それに私が何を見たって言うの……あ、ああ、ああああ)
「あ゛――――――――――っ!?」
「フローレンシア・クロードぉ……? 覚悟は出来ていような?」
「ちょ、ま……お慈悲をぉ!?」
ちゃーちゃちゃんちゃちゃん♪ 次回もサービスサービスぅ♪ ちゃーちゃん♪
(助けてぇ!?)
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