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3、変革のシトリン
194、わたくしたちは、互いに見抜いて見抜かれている。
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カタリーナの部屋で、侍女がハーブティーを淹れてくれる。優しい香りだ。
フィロシュネーはお茶を楽しみながら、カタリーナの腹を探った。
「わたくしがカタリーナ様を訪ねた目的は、お兄様の件でした。お二人が仲良しにみえましたから、恋のお話をお聞きしたいと思いましたのよ!」
「まあ。てっきり『カタリーナは身を引け』とおっしゃられるのかと思いましたわ」
「やだ。婚約者を選ぶのはお兄様ですもの。お相手を選ぶのも、お兄様。わたくし、『身を引け』などと圧をかけたりはしませんわ。ただ、カタリーナ様のお気持ちをお伺いしてみたくて」
「アーサー陛下はとても優しくしてくださるのです。私はお慕いしておりますわ」
お茶を美味しいと言うときの声より平坦に、澄まして言う。教本に書いてある文言をそらんじるように。これは、台本を読んでいたときのサイラスと似たり寄ったりな気配だ。
あまり熱心には慕っていない様子――フィロシュネーはその心情を把握した。
カタリーナはアーサーと同じくらいの政略の温度感。
そして、アーサーと話しているときよりも顔色がよくて――よく見ると、頰にのせた色や口紅を彩る色、目の周りの白粉具合など、化粧が違うのだ。
よくよく注視して気づくレベルの違いだが、カタリーナはわざと病弱に見える化粧をしていたのではないかとフィロシュネーは察した。
「カタリーナ様がすっかり元気になられて、よかったですわ」
「アーサー陛下がたくさん気遣ってくださったおかげですの」
そして、「私はアーサー陛下の婚約者になる気満々です」とアピールしている……。
「お兄様の結婚ですもの。やはり、お兄様のお気持ちが大事だと、わたくしは思うのですわ」
「お気持ちは大事ですわよね」
「そして、カタリーナ様のお気持ちもやっぱり大切よね。わたくしのお友達ですもの、心配ですわ」
「まあ姫殿下! 私の気持ちを気にしてくださるなんて……私はもちろん、アーサー陛下を愛しく想い慕っているものですから、光栄な縁談を嬉しく思っておりますの」
愛しく想い慕ってはいない声――フィロシュネーは嘘を見抜きつつ「お兄様を慕ってくださって嬉しいですわ」と微笑んだ。
「ふふ、姫殿下は嬉しいとおっしゃるけれど、それほど喜んでいらっしゃらないみたい。別のご令嬢を応援していらっしゃるのがわかりますわ」
「あら、あら」
――見抜かれている。
わたくしたちは、互いに見抜いて見抜かれている。
(まあ、わかりますわよね。わたくし、ミランダを応援していましたし。サロンでもいつもミランダとお話していましたもの)
「ミランダ・アンドルーテ伯爵令嬢は婚約者候補から外れましたけれどね」
お茶を味わいながら反応をうかがえば、カタリーナは「そこで私を応援してくださるかと思えば、そうでもない」ととても小さな声で愚痴る。不満を持たれている。
「私はつらいのです」
カタリーナは悲劇のヒロインめいた表情で長い睫毛を伏せた。ハンカチを取り出し、軽く目元にあてる。でも涙は出ていない。そして、「残念に思っているのは本ですよ、王族の姫様を残念になんて思いませんよ」というように本を見せるのだ。
「このシーンでアランの敗北が決定的になって、私はそこで読むのをやめたのです、ああかわいそう。アランを好きにならなかったヒロインは嫌いになってしまいました……」
これは「自分がつらい理由は本ですよ」と表面上は言いつつ、「でもわかりますよね?」と察することを期待されているのだ。
「お気持ちはわかります、おつらいですわね」
フィロシュネーは、ふとサイラスを思った。紅国では女王に仕えていて、女王の寵姫たちをよく話題にする。浜辺の宴では女性に囲まれていた。
「わたくしも、その……ねらっ――好ましいと思っている方が他の女性にこころを奪われたりして、つらいと言ったときに誰にもわかってもらえなかったら、とっても悲しいと思うのですわ」
うっかり「狙っている」と言いそうになって、フィロシュネーはあわてて上品な言葉を選択し直した。たぶん、狙っていると言った方がカタリーナには合うと思ったのだ。
言葉を選びつつ付け足した言葉に共感の感情がこめられていたので、カタリーナは嬉しそうに眼を細めてくれた。
「わかってくれた」
と思ったらしい。
「恋愛物語用語で、NTR――寝取られ、というのですわ。姫殿下」
「それは、違う気がするけどぉ……」
青国貴族令嬢のコミュニケーションは、こんな風にふわふわと真綿でくるんだこころをほのめかし、察しあい、共感と同調をしあって味方認定し合うのである。
「カタリーナ様は、趣味の合う大切なおともだちです。もっと早く、こうしてお話する時間を設けるべきでしたわね」
「ああっ、姫殿下に私は敬愛を捧げているのですわ。こうして二人でお話できて、ほんとうに嬉しいです」
さて、アランとベリルは恋愛物語に出てくるキャラクターで、フィロシュネーと学友たちが好きなのは、当て馬キャラクターのアランだ。
その恋愛物語は、二人のヒーローのどちらがヒロインと結ばれるかが不明な状態で話が進んだ。
アランには秘密があって、ヒロインとお互いに秘密を共有しあって、助けて助けられる仲だった。
アランは先にヒロインへの恋心を自覚し、読者をきゅんっとさせる。しかし、想いを伝えることができない境遇。
ヒロインとベリルの距離が近づくのを見て苦しみ――フィロシュネーたちは、きっとアランが最後には報われると思って応援した。
だが、アランは当て馬だった。
彼の恋は、最後まで叶わなかった。フィロシュネーたちは、それが納得いかなかった……。
さて、目の前のカタリーナは言ったのだ。
『自分とモンテローザ公爵のどちらがアランでどちらがベリルか』と。
(ふん、ふん。カタリーナ様は、ご自分がアランだとおっしゃりたいのね。アーサーお兄様のお心がモンテローザ公爵令嬢にあり、わたくしも応援してくれない。だから、ご自分がかわいそうで、つらいと?)
『学友を応援してくださると思っていたのです。ですが、そうではないご様子ですね』という言葉からは、不満がうかがえる。
(ふーむ? でも、モンテローザ公爵令嬢は亡くなっているのよ、……ほんとうは生きているけど。現在の婚約者候補の中では、カタリーナ様が優勢じゃなくて?)
自分を一番に愛してほしい、という意味なのだろうか。
「さすがカタリーナ様! 船旅でも、『当て馬をしあわせにする会』の活動を忘れないとは、会員の鏡ですわ。模範的なアランのファンですわねっ。でも、……お気持ちはわかるのですが、亡くなったといわれているご令嬢をライバル視なさるようなご発言は、応援しにくくなりますわ」
なにせ、亡くなった令嬢はなにもできないのだ。ただ、アーサーのこころの中で美しい思い出として残っているだけ。その美しい思い出は、貶めたりしてはいけない神聖なものなのだ。
(まあ、その令嬢……生きているんですけどねっ)
あの令嬢、どうしてくれよう。
実は生きていた、と発表すれば、大騒ぎになることだろう。けれど、モンテローザ公爵家と王族の威光で通せそうではある。
(それより無難なのは、あくまで別人として新たな婚約者候補にしてしまう方法だけど)
フィロシュネーは扇をひらき、にっこりとした。
「実はご存命、という可能性もあったりしますが、今のところ亡くなったといわれているのですから。モンテローザ公爵令嬢をライバルとして負かす対象にするのは、いけません」
話し中の二人を気遣う気配ながら、入り口のあたりで使用人たちがなにかを渡したりささやきを交わしたりしている。『青王陛下』という言葉がきこえた気がする。フィロシュネーはこっそりと気にした。
「どちらの方もアランでもなければ、ベリルでもないのですわ。それに、第三のライバルがこれから現れないとも限りません……なんにせよ、お兄様の大切な伴侶は、あくまでもお兄様がお選びになるのですわ」
内心でコッソリと思うのは、ダーウッドとカタリーナのどちらがアランでどちらがベリルかと問われれば現在のフィロシュネーの知る情報ではダーウッドがアランだと思うのだけど、という本音だ。
(その本音を言う必要はないわよね)
フィロシュネーは優雅にティーカップを傾けた。まだまだ話したいことがあってたまらない、という雰囲気のカタリーナが同調するようにティーカップを傾けて、二人は同時に息をついた。
「ふう」
「はあ」
この語らいの時間は、親しいお友達同士の楽しい社交タイムといえるのだろうか。
ジーナやオリヴィア、セリーナとは、もっとなにも考えずに気楽にくつろいではしゃげるのに。
けれど、この目の前のカタリーナが学友の肩書きを持っているのは事実で、「お友達」かそうでないかと問われれば、フィロシュネーの中では「お友達」であるのは間違いないのだった。
フィロシュネーはお茶を楽しみながら、カタリーナの腹を探った。
「わたくしがカタリーナ様を訪ねた目的は、お兄様の件でした。お二人が仲良しにみえましたから、恋のお話をお聞きしたいと思いましたのよ!」
「まあ。てっきり『カタリーナは身を引け』とおっしゃられるのかと思いましたわ」
「やだ。婚約者を選ぶのはお兄様ですもの。お相手を選ぶのも、お兄様。わたくし、『身を引け』などと圧をかけたりはしませんわ。ただ、カタリーナ様のお気持ちをお伺いしてみたくて」
「アーサー陛下はとても優しくしてくださるのです。私はお慕いしておりますわ」
お茶を美味しいと言うときの声より平坦に、澄まして言う。教本に書いてある文言をそらんじるように。これは、台本を読んでいたときのサイラスと似たり寄ったりな気配だ。
あまり熱心には慕っていない様子――フィロシュネーはその心情を把握した。
カタリーナはアーサーと同じくらいの政略の温度感。
そして、アーサーと話しているときよりも顔色がよくて――よく見ると、頰にのせた色や口紅を彩る色、目の周りの白粉具合など、化粧が違うのだ。
よくよく注視して気づくレベルの違いだが、カタリーナはわざと病弱に見える化粧をしていたのではないかとフィロシュネーは察した。
「カタリーナ様がすっかり元気になられて、よかったですわ」
「アーサー陛下がたくさん気遣ってくださったおかげですの」
そして、「私はアーサー陛下の婚約者になる気満々です」とアピールしている……。
「お兄様の結婚ですもの。やはり、お兄様のお気持ちが大事だと、わたくしは思うのですわ」
「お気持ちは大事ですわよね」
「そして、カタリーナ様のお気持ちもやっぱり大切よね。わたくしのお友達ですもの、心配ですわ」
「まあ姫殿下! 私の気持ちを気にしてくださるなんて……私はもちろん、アーサー陛下を愛しく想い慕っているものですから、光栄な縁談を嬉しく思っておりますの」
愛しく想い慕ってはいない声――フィロシュネーは嘘を見抜きつつ「お兄様を慕ってくださって嬉しいですわ」と微笑んだ。
「ふふ、姫殿下は嬉しいとおっしゃるけれど、それほど喜んでいらっしゃらないみたい。別のご令嬢を応援していらっしゃるのがわかりますわ」
「あら、あら」
――見抜かれている。
わたくしたちは、互いに見抜いて見抜かれている。
(まあ、わかりますわよね。わたくし、ミランダを応援していましたし。サロンでもいつもミランダとお話していましたもの)
「ミランダ・アンドルーテ伯爵令嬢は婚約者候補から外れましたけれどね」
お茶を味わいながら反応をうかがえば、カタリーナは「そこで私を応援してくださるかと思えば、そうでもない」ととても小さな声で愚痴る。不満を持たれている。
「私はつらいのです」
カタリーナは悲劇のヒロインめいた表情で長い睫毛を伏せた。ハンカチを取り出し、軽く目元にあてる。でも涙は出ていない。そして、「残念に思っているのは本ですよ、王族の姫様を残念になんて思いませんよ」というように本を見せるのだ。
「このシーンでアランの敗北が決定的になって、私はそこで読むのをやめたのです、ああかわいそう。アランを好きにならなかったヒロインは嫌いになってしまいました……」
これは「自分がつらい理由は本ですよ」と表面上は言いつつ、「でもわかりますよね?」と察することを期待されているのだ。
「お気持ちはわかります、おつらいですわね」
フィロシュネーは、ふとサイラスを思った。紅国では女王に仕えていて、女王の寵姫たちをよく話題にする。浜辺の宴では女性に囲まれていた。
「わたくしも、その……ねらっ――好ましいと思っている方が他の女性にこころを奪われたりして、つらいと言ったときに誰にもわかってもらえなかったら、とっても悲しいと思うのですわ」
うっかり「狙っている」と言いそうになって、フィロシュネーはあわてて上品な言葉を選択し直した。たぶん、狙っていると言った方がカタリーナには合うと思ったのだ。
言葉を選びつつ付け足した言葉に共感の感情がこめられていたので、カタリーナは嬉しそうに眼を細めてくれた。
「わかってくれた」
と思ったらしい。
「恋愛物語用語で、NTR――寝取られ、というのですわ。姫殿下」
「それは、違う気がするけどぉ……」
青国貴族令嬢のコミュニケーションは、こんな風にふわふわと真綿でくるんだこころをほのめかし、察しあい、共感と同調をしあって味方認定し合うのである。
「カタリーナ様は、趣味の合う大切なおともだちです。もっと早く、こうしてお話する時間を設けるべきでしたわね」
「ああっ、姫殿下に私は敬愛を捧げているのですわ。こうして二人でお話できて、ほんとうに嬉しいです」
さて、アランとベリルは恋愛物語に出てくるキャラクターで、フィロシュネーと学友たちが好きなのは、当て馬キャラクターのアランだ。
その恋愛物語は、二人のヒーローのどちらがヒロインと結ばれるかが不明な状態で話が進んだ。
アランには秘密があって、ヒロインとお互いに秘密を共有しあって、助けて助けられる仲だった。
アランは先にヒロインへの恋心を自覚し、読者をきゅんっとさせる。しかし、想いを伝えることができない境遇。
ヒロインとベリルの距離が近づくのを見て苦しみ――フィロシュネーたちは、きっとアランが最後には報われると思って応援した。
だが、アランは当て馬だった。
彼の恋は、最後まで叶わなかった。フィロシュネーたちは、それが納得いかなかった……。
さて、目の前のカタリーナは言ったのだ。
『自分とモンテローザ公爵のどちらがアランでどちらがベリルか』と。
(ふん、ふん。カタリーナ様は、ご自分がアランだとおっしゃりたいのね。アーサーお兄様のお心がモンテローザ公爵令嬢にあり、わたくしも応援してくれない。だから、ご自分がかわいそうで、つらいと?)
『学友を応援してくださると思っていたのです。ですが、そうではないご様子ですね』という言葉からは、不満がうかがえる。
(ふーむ? でも、モンテローザ公爵令嬢は亡くなっているのよ、……ほんとうは生きているけど。現在の婚約者候補の中では、カタリーナ様が優勢じゃなくて?)
自分を一番に愛してほしい、という意味なのだろうか。
「さすがカタリーナ様! 船旅でも、『当て馬をしあわせにする会』の活動を忘れないとは、会員の鏡ですわ。模範的なアランのファンですわねっ。でも、……お気持ちはわかるのですが、亡くなったといわれているご令嬢をライバル視なさるようなご発言は、応援しにくくなりますわ」
なにせ、亡くなった令嬢はなにもできないのだ。ただ、アーサーのこころの中で美しい思い出として残っているだけ。その美しい思い出は、貶めたりしてはいけない神聖なものなのだ。
(まあ、その令嬢……生きているんですけどねっ)
あの令嬢、どうしてくれよう。
実は生きていた、と発表すれば、大騒ぎになることだろう。けれど、モンテローザ公爵家と王族の威光で通せそうではある。
(それより無難なのは、あくまで別人として新たな婚約者候補にしてしまう方法だけど)
フィロシュネーは扇をひらき、にっこりとした。
「実はご存命、という可能性もあったりしますが、今のところ亡くなったといわれているのですから。モンテローザ公爵令嬢をライバルとして負かす対象にするのは、いけません」
話し中の二人を気遣う気配ながら、入り口のあたりで使用人たちがなにかを渡したりささやきを交わしたりしている。『青王陛下』という言葉がきこえた気がする。フィロシュネーはこっそりと気にした。
「どちらの方もアランでもなければ、ベリルでもないのですわ。それに、第三のライバルがこれから現れないとも限りません……なんにせよ、お兄様の大切な伴侶は、あくまでもお兄様がお選びになるのですわ」
内心でコッソリと思うのは、ダーウッドとカタリーナのどちらがアランでどちらがベリルかと問われれば現在のフィロシュネーの知る情報ではダーウッドがアランだと思うのだけど、という本音だ。
(その本音を言う必要はないわよね)
フィロシュネーは優雅にティーカップを傾けた。まだまだ話したいことがあってたまらない、という雰囲気のカタリーナが同調するようにティーカップを傾けて、二人は同時に息をついた。
「ふう」
「はあ」
この語らいの時間は、親しいお友達同士の楽しい社交タイムといえるのだろうか。
ジーナやオリヴィア、セリーナとは、もっとなにも考えずに気楽にくつろいではしゃげるのに。
けれど、この目の前のカタリーナが学友の肩書きを持っているのは事実で、「お友達」かそうでないかと問われれば、フィロシュネーの中では「お友達」であるのは間違いないのだった。
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