370 / 384
5、鬼謀のアイオナイト
358、「吾輩は、星の石の片割れを持っている」
しおりを挟む
悪女カサンドラによる生命力吸収事件は、彼女の死という結末を迎えて落ち着いた。
生命力吸収事件を引き起こした敵対勢力の筆頭、アルメイダ侯爵夫妻は心中した。配下の呪術師、獣人のシェイドも主君夫妻のために奔走した末、力尽きている。
「姫様、よくぞご参列くださいました」
青国が主催した『事件の犠牲者を悼む鎮魂式』に出席したフィロシュネーは、長い睫毛を伏せて俯いた。
生命力吸収事件により、知人が何人も命を落としている。
例えば、ソラベル・モンテローザ公爵。
例えば、シューエン。
例えば、ミランダ。
「えっ。なぜ亡くなったの?」
いつ? どのように? ほんとうに?
気づけば、嘘みたいに簡単に知人が命を落としていた。「あの人が亡くなりました」という知らせだけを聞かされても、実感がぜんぜん湧かないのだけど。
――でもみんなが「ほんとうです」と言う。そして、その証拠ですと言わんばかりに鎮魂式をする……。
(サイラスも「嘘情報じゃないですか」って言ってたし、嘘だと思っていたのよね)
サイラス本人は何かを急いで探さないといけないと鬼気迫る様子で言って、とても忙しそうで鎮魂式にも欠席なのだが。
青国にきたらモンテローザ公爵が姿を見せて「あれは計略です。驚きましたか?」と言ってくるような気がしていたのだ。でも、そんなことはなかった。
「旦那様は、……見ず知らずの孤児を助けて……」
未亡人となったウィスカが声を詰まらせている。
「優しい方なんです。誤解されやすいけど、私は旦那様のお心のあたたかさを知っています……こ、子どもが生まれるのを、楽しみにしていらして――」
聞いているだけで辛くなる。周囲の婦人たちは、ハンカチを濡らしていた。
「釣られたんです、俺が。騒ぎが起きて。おそばを離れて……暗殺者がハルシオン様を狙って。ミランダさんは、守ろうとして……」
空国勢の集まる輪の中で、ルーンフォークが罪悪感をあらわに嘆いているのが見える。
なんと、あのミランダが死んだというのだ。
「俺が悪いんです。俺がそばを離れたから――」
病的に自責の念を口にするルーンフォークから、フィロシュネーは視線を外した。なんだか受け入れられない現実の風景すぎる。見ていられない、聞いていたくない。拒絶感がすごい。
ハルシオンも見るからに心痛が大きく、「休ませてあげてください」と言うのが精いっぱいなようだった。
「シューエン様に、お手紙で、お帰りをお待ちしていますって書いたんです。ずっと待っていますって書いたんです」
ああ、少し離れたところではセリーナが泣きじゃくっている。シューエンの家族が集まって沈痛な表情でいる。
あっちでも、こっちでも。
嘆きが溢れて、みんなが悲劇の中にいる。
(まるで、悪夢)
フィロシュネーは呆然としていた。
(これは、なに? 現実? 現実感が薄いわ。でも、現実なの、かしら……?)
そんな中、さらに悲劇が起きる。
「きゃああああああ‼︎」
会場の隅で、爆発が起きた。床も壁も強く振動して、ドォンという爆音が響いて――
「えっ――」
護衛の騎士たちが周囲を固めて守ってくれている。自分は、無事だ。でも。
……待って、ついていけない。
状況に理解が追い付かない。
そんなフィロシュネーの視界に、血濡れた知人が二人、折り重なるように倒れているのが見えた。
「あ……アレクシア……っ」
預言者ダーウッドの正体である、「アレクシア」――病弱な令嬢として知られるモンテローザ公爵令嬢アレクシアは、この日、父ソラベルの鎮魂のためにめずらしく公式の場に姿を見せていた。
「え……」
兄が血相を変えて治癒魔法の光を迸らせ、けれどそれが無駄なのだと誰もがわかるむなしさで、令嬢はくたりとしていて――微動だにしない。
「――……え?」
「陛下、魔法を使うのをおやめください。もう手遅れです」
「え……? え……?」
この一瞬の悲劇は、周囲から聞こえてきた情報を整理すると以下のような顛末であった。
『体調が見るからに悪そうで、ふらふらとする彼女を青王アーサーはずっと気遣っていた。
会場で爆発が起きて、病弱な彼女は周囲の誰よりも早くアーサーを庇った。
そして、命を落とした……』
冗談のような、悪夢のような、呆気なさすぎる悲劇的結末。
「あ……あ……、ありえない」
フィロシュネーは現実についていけないまま、護衛に連れられて部屋に戻された。
「まって、まって?」
いくらなんでも、ひどすぎでは?
いくら現実が物語とは違うといっても、こんなことある?
犯人はアルメイダ侯爵夫妻の一味で、彼らの死を悼む過激派らしい。
これまでの事件で捕らえた一味の者と共に、後日処刑されることだろう。
「わたくし、夢を見ているのかしら。なんだか現実がおかしいの……こんな悲劇的な現実、いやです……」
急展開すぎる現実を受け入れられない気分が、あまりにも強い。
「お心を休めてください、姫様」
医師が薬を処方してくれる。
気持ちを安らかに鎮めて、眠らせてくれる薬だろう。
「ええと、あの、待ってくださる? わたくし、眠る前にダーウッドに会いたいわ。わたくし、変な夢を見てしまったから。現実を確かめたいの」
当然の要求をすると、医師は悲しそうな表情をした。
――そんな顔、しないで。
「ねえ。預言者はどこ? ダーウッドは、またどこかで倒れていたりしないかしら。心配ね。だってあの子、いつも……」
いつも、無理をしていたから。
気づいたら目の前で弱っていることが多いから。
薬を飲まされて、夢うつつの狭間を漂うフィロシュネーは、自分がどこにいるのかもわからなくなっていた。
【ああ……】
ぼんやりとした意識が、じわじわと虚しさや悲しさのような感情の波に冷やされていく。
【わけがわからない。わたくし、……今、どうなっているの?】
ぼんやりとそう思考したとき、自分以外の気配がした。
「寝台にいる。青国の貴様の部屋にいる。眠っている。眠らされている」
男の声だ。ふわーっと意識がはっきりしてくる。
「……んう?」
眠ってる? 夢の中?
声にならない自分の意思が波のように空間に揺れる。
「そうだな。夢の中だ」
男は導くように手を取った。その感触に、フィロシュネーは自分の体を認識した。
手がある。腕がある。肩があり、胸があり、足があって、頭がある。
「……はっ」
ぼんやりとした灰色の空間が辺り一面に広がっている。
地面もなく、ぽっかりと浮かぶようにして、自分と相手がそんな空間に浮かんでいる。
「ここ、どこ。あなたは……」
短い杖を手にした相手が深い緑色の髪をかきあげる。
深紅の瞳は、不機嫌そうだった。
「フェリシエン・ブラックタロン。……商業神ルートと呼ぶ者もいる」
夢の中で、フェリシエンの姿をした商業神ルートは重々しく頷いて一礼した。
それは様になっていて、貴族的で、洗練された美しく優雅な礼だった。
「吾輩は、星の石の片割れを持っている」
星の石は二つあり、そのうちのひとつが商業神ルートの手にある。
そう切り出されて、フィロシュネーはぽかんとした。
「えっと、ええと…………、ごめんなさい。なに? わたくし、もう何もかもが――わ、わかりません……」
……まったく、何がなんだかわからなかった。
生命力吸収事件を引き起こした敵対勢力の筆頭、アルメイダ侯爵夫妻は心中した。配下の呪術師、獣人のシェイドも主君夫妻のために奔走した末、力尽きている。
「姫様、よくぞご参列くださいました」
青国が主催した『事件の犠牲者を悼む鎮魂式』に出席したフィロシュネーは、長い睫毛を伏せて俯いた。
生命力吸収事件により、知人が何人も命を落としている。
例えば、ソラベル・モンテローザ公爵。
例えば、シューエン。
例えば、ミランダ。
「えっ。なぜ亡くなったの?」
いつ? どのように? ほんとうに?
気づけば、嘘みたいに簡単に知人が命を落としていた。「あの人が亡くなりました」という知らせだけを聞かされても、実感がぜんぜん湧かないのだけど。
――でもみんなが「ほんとうです」と言う。そして、その証拠ですと言わんばかりに鎮魂式をする……。
(サイラスも「嘘情報じゃないですか」って言ってたし、嘘だと思っていたのよね)
サイラス本人は何かを急いで探さないといけないと鬼気迫る様子で言って、とても忙しそうで鎮魂式にも欠席なのだが。
青国にきたらモンテローザ公爵が姿を見せて「あれは計略です。驚きましたか?」と言ってくるような気がしていたのだ。でも、そんなことはなかった。
「旦那様は、……見ず知らずの孤児を助けて……」
未亡人となったウィスカが声を詰まらせている。
「優しい方なんです。誤解されやすいけど、私は旦那様のお心のあたたかさを知っています……こ、子どもが生まれるのを、楽しみにしていらして――」
聞いているだけで辛くなる。周囲の婦人たちは、ハンカチを濡らしていた。
「釣られたんです、俺が。騒ぎが起きて。おそばを離れて……暗殺者がハルシオン様を狙って。ミランダさんは、守ろうとして……」
空国勢の集まる輪の中で、ルーンフォークが罪悪感をあらわに嘆いているのが見える。
なんと、あのミランダが死んだというのだ。
「俺が悪いんです。俺がそばを離れたから――」
病的に自責の念を口にするルーンフォークから、フィロシュネーは視線を外した。なんだか受け入れられない現実の風景すぎる。見ていられない、聞いていたくない。拒絶感がすごい。
ハルシオンも見るからに心痛が大きく、「休ませてあげてください」と言うのが精いっぱいなようだった。
「シューエン様に、お手紙で、お帰りをお待ちしていますって書いたんです。ずっと待っていますって書いたんです」
ああ、少し離れたところではセリーナが泣きじゃくっている。シューエンの家族が集まって沈痛な表情でいる。
あっちでも、こっちでも。
嘆きが溢れて、みんなが悲劇の中にいる。
(まるで、悪夢)
フィロシュネーは呆然としていた。
(これは、なに? 現実? 現実感が薄いわ。でも、現実なの、かしら……?)
そんな中、さらに悲劇が起きる。
「きゃああああああ‼︎」
会場の隅で、爆発が起きた。床も壁も強く振動して、ドォンという爆音が響いて――
「えっ――」
護衛の騎士たちが周囲を固めて守ってくれている。自分は、無事だ。でも。
……待って、ついていけない。
状況に理解が追い付かない。
そんなフィロシュネーの視界に、血濡れた知人が二人、折り重なるように倒れているのが見えた。
「あ……アレクシア……っ」
預言者ダーウッドの正体である、「アレクシア」――病弱な令嬢として知られるモンテローザ公爵令嬢アレクシアは、この日、父ソラベルの鎮魂のためにめずらしく公式の場に姿を見せていた。
「え……」
兄が血相を変えて治癒魔法の光を迸らせ、けれどそれが無駄なのだと誰もがわかるむなしさで、令嬢はくたりとしていて――微動だにしない。
「――……え?」
「陛下、魔法を使うのをおやめください。もう手遅れです」
「え……? え……?」
この一瞬の悲劇は、周囲から聞こえてきた情報を整理すると以下のような顛末であった。
『体調が見るからに悪そうで、ふらふらとする彼女を青王アーサーはずっと気遣っていた。
会場で爆発が起きて、病弱な彼女は周囲の誰よりも早くアーサーを庇った。
そして、命を落とした……』
冗談のような、悪夢のような、呆気なさすぎる悲劇的結末。
「あ……あ……、ありえない」
フィロシュネーは現実についていけないまま、護衛に連れられて部屋に戻された。
「まって、まって?」
いくらなんでも、ひどすぎでは?
いくら現実が物語とは違うといっても、こんなことある?
犯人はアルメイダ侯爵夫妻の一味で、彼らの死を悼む過激派らしい。
これまでの事件で捕らえた一味の者と共に、後日処刑されることだろう。
「わたくし、夢を見ているのかしら。なんだか現実がおかしいの……こんな悲劇的な現実、いやです……」
急展開すぎる現実を受け入れられない気分が、あまりにも強い。
「お心を休めてください、姫様」
医師が薬を処方してくれる。
気持ちを安らかに鎮めて、眠らせてくれる薬だろう。
「ええと、あの、待ってくださる? わたくし、眠る前にダーウッドに会いたいわ。わたくし、変な夢を見てしまったから。現実を確かめたいの」
当然の要求をすると、医師は悲しそうな表情をした。
――そんな顔、しないで。
「ねえ。預言者はどこ? ダーウッドは、またどこかで倒れていたりしないかしら。心配ね。だってあの子、いつも……」
いつも、無理をしていたから。
気づいたら目の前で弱っていることが多いから。
薬を飲まされて、夢うつつの狭間を漂うフィロシュネーは、自分がどこにいるのかもわからなくなっていた。
【ああ……】
ぼんやりとした意識が、じわじわと虚しさや悲しさのような感情の波に冷やされていく。
【わけがわからない。わたくし、……今、どうなっているの?】
ぼんやりとそう思考したとき、自分以外の気配がした。
「寝台にいる。青国の貴様の部屋にいる。眠っている。眠らされている」
男の声だ。ふわーっと意識がはっきりしてくる。
「……んう?」
眠ってる? 夢の中?
声にならない自分の意思が波のように空間に揺れる。
「そうだな。夢の中だ」
男は導くように手を取った。その感触に、フィロシュネーは自分の体を認識した。
手がある。腕がある。肩があり、胸があり、足があって、頭がある。
「……はっ」
ぼんやりとした灰色の空間が辺り一面に広がっている。
地面もなく、ぽっかりと浮かぶようにして、自分と相手がそんな空間に浮かんでいる。
「ここ、どこ。あなたは……」
短い杖を手にした相手が深い緑色の髪をかきあげる。
深紅の瞳は、不機嫌そうだった。
「フェリシエン・ブラックタロン。……商業神ルートと呼ぶ者もいる」
夢の中で、フェリシエンの姿をした商業神ルートは重々しく頷いて一礼した。
それは様になっていて、貴族的で、洗練された美しく優雅な礼だった。
「吾輩は、星の石の片割れを持っている」
星の石は二つあり、そのうちのひとつが商業神ルートの手にある。
そう切り出されて、フィロシュネーはぽかんとした。
「えっと、ええと…………、ごめんなさい。なに? わたくし、もう何もかもが――わ、わかりません……」
……まったく、何がなんだかわからなかった。
0
あなたにおすすめの小説
追放聖女の再就職 〜長年仕えた王家からニセモノと追い出されたわたしですが頑張りますね、魔王さま!〜
三崎ちさ
恋愛
メリアは王宮に勤める聖女、だった。
「真なる聖女はこの世に一人、エミリーのみ! お前はニセモノだ!」
ある日突然いきりたった王子から国外追放、そして婚約破棄もオマケのように言い渡される。
「困ったわ、追放されても生きてはいけるけど、どうやってお金を稼ごうかしら」
メリアには病気の両親がいる。王宮で聖女として働いていたのも両親の治療費のためだった。国の外には魔物がウロウロ、しかし聖女として活躍してきたメリアには魔物は大した脅威ではない。ただ心配なことは『お金の稼ぎ方』だけである。
そんな中、メリアはひょんなことから封印されていたはずの魔族と出会い、魔王のもとで働くことになる。
「頑張りますね、魔王さま!」
「……」(かわいい……)
一方、メリアを独断で追放した王子は父の激昂を招いていた。
「メリアを魔族と引き合わせるわけにはいかん!」
国王はメリアと魔族について、何か秘密があるようで……?
即オチ真面目魔王さまと両親のためにお金を稼ぎたい!ニセモノ疑惑聖女のラブコメです。
※小説家になろうさんにも掲載
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
捨てられた王妃は情熱王子に攫われて
きぬがやあきら
恋愛
厳しい外交、敵対勢力の鎮圧――あなたと共に歩む未来の為に手を取り頑張って来て、やっと王位継承をしたと思ったら、祝賀の夜に他の女の元へ通うフィリップを目撃するエミリア。
貴方と共に国の繁栄を願って来たのに。即位が叶ったらポイなのですか?
猛烈な抗議と共に実家へ帰ると啖呵を切った直後、エミリアは隣国ヴァルデリアの王子に攫われてしまう。ヴァルデリア王子の、エドワードは影のある容姿に似合わず、強い情熱を秘めていた。私を愛しているって、本当ですか? でも、もうわたくしは誰の愛も信じたくないのです。
疑心暗鬼のエミリアに、エドワードは誠心誠意向に向き合い、愛を得ようと少しずつ寄り添う。一方でエミリアの失踪により国政が立ち行かなくなるヴォルティア王国。フィリップは自分の功績がエミリアの内助であると思い知り――
ざまあ系の物語です。
【完結】年下幼馴染くんを上司撃退の盾にしたら、偽装婚約の罠にハマりました
廻り
恋愛
幼い頃に誘拐されたトラウマがあるリリアナ。
王宮事務官として就職するが、犯人に似ている上司に一目惚れされ、威圧的に独占されてしまう。
恐怖から逃れたいリリアナは、幼馴染を盾にし「恋人がいる」と上司の誘いを断る。
「リリちゃん。俺たち、いつから付き合っていたのかな?」
幼馴染を怒らせてしまったが、上司撃退は成功。
ほっとしたのも束の間、上司から二人の関係を問い詰められた挙句、求婚されてしまう。
幼馴染に相談したところ、彼と偽装婚約することになるが――
【完結】完全無欠の悪女様~悪役ムーブでわがまま人生謳歌します~
藍上イオタ
恋愛
「完全無欠の悪女、デステージョに転生してる!?」
家族に搾取され過労で死んだ私が目を覚ますと、WEB漫画世界に転生していた。
「悪女上等よ! 悪の力で、バッドエンドを全力回避!」
前世と違い、地位もお金もあり美しい公爵令嬢となった私は、その力で大好きなヒロインをハッピーエンドに導きつつ、自分のバッドエンドを回避することを誓う。
婚約破棄を回避するためヒーローとの婚約を回避しつつ、断罪にそなえ富を蓄えようと企むデステージョだが……。
不仲だったはずの兄の様子がおかしくない?
ヒロインの様子もおかしくない?
敵の魔導師が従者になった!?
自称『完全無欠の悪女』がバッドエンドを回避して、ヒロインを幸せに導くことはできるのか――。
「小説化になろう」「カクヨム」でも連載しています。
完結まで毎日更新予定です。
【完】瓶底メガネの聖女様
らんか
恋愛
伯爵家の娘なのに、実母亡き後、後妻とその娘がやってきてから虐げられて育ったオリビア。
傷つけられ、生死の淵に立ったその時に、前世の記憶が蘇り、それと同時に魔力が発現した。
実家から事実上追い出された形で、家を出たオリビアは、偶然出会った人達の助けを借りて、今まで奪われ続けた、自分の大切なもの取り戻そうと奮闘する。
そんな自分にいつも寄り添ってくれるのは……。
捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています
h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。
自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。
しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━?
「おかえりなさいませ、皇太子殿下」
「は? 皇太子? 誰が?」
「俺と婚約してほしいんだが」
「はい?」
なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。
婚約破棄されて去ったら、私がいなくても世界は回り始めました
鷹 綾
恋愛
「君との婚約は破棄する。聖女フロンこそが、真に王国を導く存在だ」
王太子アントナン・ドームにそう告げられ、
公爵令嬢エミー・マイセンは、王都を去った。
彼女が担ってきたのは、判断、調整、責任――
国が回るために必要なすべて。
だが、それは「有能」ではなく、「依存」だった。
隣国へ渡ったエミーは、
一人で背負わない仕組みを選び、
名前が残らない判断の在り方を築いていく。
一方、彼女を失った王都は混乱し、
やがて気づく――
必要だったのは彼女ではなく、
彼女が手放そうとしていた“仕組み”だったのだと。
偽聖女フロンの化けの皮が剥がれ、
王太子アントナンは、
「決めた後に立ち続ける重さ」と向き合い始める。
だが、もうエミーは戻らない。
これは、
捨てられた令嬢が復讐する物語ではない。
溺愛で救われる物語でもない。
「いなくても回る世界」を完成させた女性と、
彼女を必要としなくなった国の、
静かで誇り高い別れの物語。
英雄が消えても、世界は続いていく――
アルファポリス女子読者向け
〈静かな婚約破棄ざまぁ〉×〈大人の再生譚〉。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる