27 / 37
26、優しい声ではありませんか。
しおりを挟む
「……というわけで、ナイトくんは元通りですの」
学園でふわふわになったナイトくんを見せると、周りから視線が寄せられました。噂話をする声も。
「あのぬいぐるみ、しばらく見なかったな」
「なんか久しぶりに見ましたわね」
「火災で焦げて修繕していたらしいよ」
「まあ。それは……元通りになってよかったですわね」
優しい声ではありませんか。
ところで、このお声。
聞き覚えのある声の方向を見てみると、いつかアミティエ様やわたくしの陰口を叩いていた、噂好きなご令嬢グループの中のひとりではありませんこと?
ご令嬢のお名前は確か……ミシェイラ様、でしたかしら。
一緒にいるのは、婚約者のご令息でしょうか。
「あっ」
ぱちりと目が合うと、ミシェイラ様はバツの悪そうなお顔になりました。
微妙な気まずさの中、ナイトくんは新しい騎士衣装のマントをひらりと翻し、ほてほてとご令嬢に近付いていきました。
そして、ぬいぐるみのふわふわした手をスッと差し出したのです。
「え、……え?」
戸惑うご令嬢がわたくしの顔を見ました。それが、なんとも情けない感じの困り果てた表情で。
「やるな、ナイトくん。強請りか」
「オヴリオ様。その発想はちょっと」
違うと思いますのよ?
「前から思っていましたが、オヴリオ様は流行小説に染まりすぎですわ」
「だって、面白いじゃないか」
「それは、ええ。はい」
オヴリオ様はさておき、わたくしはミシェイラ様に声をかけました。ナイトくんの主として、放置しておくわけには参りませんもの。
「えぇと……ミシェイラ様。ナイトくんは、たぶんミシェイラ様に手を取ってほしいようですの」
「は、はい?」
「な、仲良くしたいんじゃないかしら。たぶんですけど、ミシェイラ様が『元通りになってよかったですわね』と優しく仰ってくださったから」
「ま、まあ。そうですの?」
ミシェイラ様は満更でもなさそうに口元を緩ませて、ナイトくんの手に自分の手を重ねました。
「ナイトくん。わたくしと仲良くしてくださるの?」
ミシェイラ様が問えば、ナイトくんは「そうそう」って感じで首を縦に振りました。
そして、わたくしをちょいちょいと呼んで、わたくしとミシェイラ様との手を重ねさせたのです。
「ああ……えっと……」
周りの視線が恥ずかしいではありませんか。
「なんですの、この儀式みたいなのは」
「なんでしょうね」
わたくしとご令嬢は顔を見合わせました。ミシェイラ様はとっても困り顔で。ちょっともじもじなさっています。
「ナイトくんがすみません」
これは一応、謝ったほうがいいのでは? そう思って呟けば、ご令嬢はふふっと笑ってくれました。
「いいえ……なんだか、和みましたわ……その、以前はごめんなさい」
重ねた手はちょっとだけ指先が震えていて、冷たくて。
二人して首を振って、どちらからともなくへにゃりと笑って。
わたくしたちは、友達未満だけど仲直りしたような、そんな微妙な間柄になったのでした。
◇◇◇
ランチタイムにサロンに行くと、トムソンはピアノを弾いていました。
元々、トムソンはピアノが好きだったのです。
弾き終えた彼に拍手を送ると、トムソンはぺこりと頭を下げて、ノートを手にしました。
「トムソン、素敵な演奏でしたわ」
「メモリア」
トムソンは、わたくしにニコリと笑顔を向けました。
以前よりも自信をつけたような、男らしさが増したような、そんな笑顔です。
トムソンが座るソファに近付いて、わたくしが隣に座ろうとすると、そのポジションにナイトくんがぽふっと置かれます。
オヴリオ様が置いたのでした。
「おお、我が弟よ。心が狭い」
ユスティス様が意味ありげに仰り、ナイトくんを退かしてわたくしを座らせて。
「私はアミティエが反対側に座っても全然気にしないぞ」
と言いながら、ご自身が反対側に回ってトムソンの隣に座ります。
右側にユスティス様、左側にわたくし。
そんな両側を順に見て、トムソンは「何これ?」としきりに首をひねり。向かい合う場所にアミティエ様とオヴリオ様が座ると、周囲に他の学生たちも集まってきます。白ネコのレティシアさんも「うにゃっ」とネコの声で鳴いて、トムソンの膝の上にあがりました。賑やかです。
身分が上の方々にかしこまりながら、トムソンは以前より男の子らしさを感じさせるようになった声を響かせました。
「ピアノを弾く時間が減って、ピアノの先生に怒られてたんですよ。でも、お父様は『人生は一度だけだから、やりたいことをするといい』って言ってくれたんです」
トムソンはそう言って、小説の続きを配布しました。
「もうちょっとで終わると思います」
「にゃ~あっ」
白ネコのレティシアさんが励ますように鳴いてトムソンのノートを覗き込むと、学生たちは「このネコ、いっつも小説読んでる。わかってるのかな」と微笑ましそうな顔をしました。
「ミルク飲むか~? ミネット」
「ミミ、こっちおいで」
「ポピー、カレーパン食べる?」
「カレーパンは食べないでしょう」
ミネットとか、ミミとか、ポピーとか。
学生たちは、皆思い思いの名前で白ネコのレティシアさんを呼んでいます。
白ネコのレティシアさんは、全部の名前に「うにゃ」とか「みゃあ」とかお返事をして、学生たちを喜ばせました。
ミルクを差し出したり、ネコじゃらしを振ったりしている顔はどれも優しくて、あたたかです。
――でも、こんなに人がいては、呪いのお話やレティシアさんのお話はしにくいですわね。
……いえ。レティシアさんのことはともかく、呪いについてはお話しても大丈夫かしら。
自問自答の末に、わたくしは思い切って言ってみました。
「トムソン、わたくし、悪役令嬢の呪いが気になっていますわ」
「えっ」
「呪いは、どのようにして解けますの?」
「うーん」
トムソンは「書いてからのお楽しみって言いたいところだけど、実はお父様と一緒に考え中で」と言って、現在の最有力候補だという解呪方法を教えてくれました。
「やっぱり、王子様のキスとかがいいかなって。御伽噺の定番だけど、ロマンがあるかなって」
――王子様のキス、ですって!
その場合、オヴリオ様には誰がキスをしますの? わたくし? わたくし、キスできるかしら? 聖女のアミティエ様のほうが効果が高いんじゃないかしら? なんて言ってキスしたらいいのかしら? お話の中の悪役令嬢だったら、なんて言うかしら。
……『いいこと、目をお閉じなさい。わたくしがキスしますから、大人しくするのよ』?
……『これは呪いを解くためなんだから、仕方なくするんですからね』?
キスってそんな風にするものかしら!
なんだか、ロマンがありませんわ。
もっと甘酸っぱく、ロマンチックに。最初はやっぱり、お相手に格好良くリードしていただいて……、
腰を抱き寄せられたりして。
肩に手を置かれて。
耳の下から首筋にかけて、手を添えられて。
ちょっとずつ顔が近づいて――ハッ……何を考えていますの。わたくし。
学園でふわふわになったナイトくんを見せると、周りから視線が寄せられました。噂話をする声も。
「あのぬいぐるみ、しばらく見なかったな」
「なんか久しぶりに見ましたわね」
「火災で焦げて修繕していたらしいよ」
「まあ。それは……元通りになってよかったですわね」
優しい声ではありませんか。
ところで、このお声。
聞き覚えのある声の方向を見てみると、いつかアミティエ様やわたくしの陰口を叩いていた、噂好きなご令嬢グループの中のひとりではありませんこと?
ご令嬢のお名前は確か……ミシェイラ様、でしたかしら。
一緒にいるのは、婚約者のご令息でしょうか。
「あっ」
ぱちりと目が合うと、ミシェイラ様はバツの悪そうなお顔になりました。
微妙な気まずさの中、ナイトくんは新しい騎士衣装のマントをひらりと翻し、ほてほてとご令嬢に近付いていきました。
そして、ぬいぐるみのふわふわした手をスッと差し出したのです。
「え、……え?」
戸惑うご令嬢がわたくしの顔を見ました。それが、なんとも情けない感じの困り果てた表情で。
「やるな、ナイトくん。強請りか」
「オヴリオ様。その発想はちょっと」
違うと思いますのよ?
「前から思っていましたが、オヴリオ様は流行小説に染まりすぎですわ」
「だって、面白いじゃないか」
「それは、ええ。はい」
オヴリオ様はさておき、わたくしはミシェイラ様に声をかけました。ナイトくんの主として、放置しておくわけには参りませんもの。
「えぇと……ミシェイラ様。ナイトくんは、たぶんミシェイラ様に手を取ってほしいようですの」
「は、はい?」
「な、仲良くしたいんじゃないかしら。たぶんですけど、ミシェイラ様が『元通りになってよかったですわね』と優しく仰ってくださったから」
「ま、まあ。そうですの?」
ミシェイラ様は満更でもなさそうに口元を緩ませて、ナイトくんの手に自分の手を重ねました。
「ナイトくん。わたくしと仲良くしてくださるの?」
ミシェイラ様が問えば、ナイトくんは「そうそう」って感じで首を縦に振りました。
そして、わたくしをちょいちょいと呼んで、わたくしとミシェイラ様との手を重ねさせたのです。
「ああ……えっと……」
周りの視線が恥ずかしいではありませんか。
「なんですの、この儀式みたいなのは」
「なんでしょうね」
わたくしとご令嬢は顔を見合わせました。ミシェイラ様はとっても困り顔で。ちょっともじもじなさっています。
「ナイトくんがすみません」
これは一応、謝ったほうがいいのでは? そう思って呟けば、ご令嬢はふふっと笑ってくれました。
「いいえ……なんだか、和みましたわ……その、以前はごめんなさい」
重ねた手はちょっとだけ指先が震えていて、冷たくて。
二人して首を振って、どちらからともなくへにゃりと笑って。
わたくしたちは、友達未満だけど仲直りしたような、そんな微妙な間柄になったのでした。
◇◇◇
ランチタイムにサロンに行くと、トムソンはピアノを弾いていました。
元々、トムソンはピアノが好きだったのです。
弾き終えた彼に拍手を送ると、トムソンはぺこりと頭を下げて、ノートを手にしました。
「トムソン、素敵な演奏でしたわ」
「メモリア」
トムソンは、わたくしにニコリと笑顔を向けました。
以前よりも自信をつけたような、男らしさが増したような、そんな笑顔です。
トムソンが座るソファに近付いて、わたくしが隣に座ろうとすると、そのポジションにナイトくんがぽふっと置かれます。
オヴリオ様が置いたのでした。
「おお、我が弟よ。心が狭い」
ユスティス様が意味ありげに仰り、ナイトくんを退かしてわたくしを座らせて。
「私はアミティエが反対側に座っても全然気にしないぞ」
と言いながら、ご自身が反対側に回ってトムソンの隣に座ります。
右側にユスティス様、左側にわたくし。
そんな両側を順に見て、トムソンは「何これ?」としきりに首をひねり。向かい合う場所にアミティエ様とオヴリオ様が座ると、周囲に他の学生たちも集まってきます。白ネコのレティシアさんも「うにゃっ」とネコの声で鳴いて、トムソンの膝の上にあがりました。賑やかです。
身分が上の方々にかしこまりながら、トムソンは以前より男の子らしさを感じさせるようになった声を響かせました。
「ピアノを弾く時間が減って、ピアノの先生に怒られてたんですよ。でも、お父様は『人生は一度だけだから、やりたいことをするといい』って言ってくれたんです」
トムソンはそう言って、小説の続きを配布しました。
「もうちょっとで終わると思います」
「にゃ~あっ」
白ネコのレティシアさんが励ますように鳴いてトムソンのノートを覗き込むと、学生たちは「このネコ、いっつも小説読んでる。わかってるのかな」と微笑ましそうな顔をしました。
「ミルク飲むか~? ミネット」
「ミミ、こっちおいで」
「ポピー、カレーパン食べる?」
「カレーパンは食べないでしょう」
ミネットとか、ミミとか、ポピーとか。
学生たちは、皆思い思いの名前で白ネコのレティシアさんを呼んでいます。
白ネコのレティシアさんは、全部の名前に「うにゃ」とか「みゃあ」とかお返事をして、学生たちを喜ばせました。
ミルクを差し出したり、ネコじゃらしを振ったりしている顔はどれも優しくて、あたたかです。
――でも、こんなに人がいては、呪いのお話やレティシアさんのお話はしにくいですわね。
……いえ。レティシアさんのことはともかく、呪いについてはお話しても大丈夫かしら。
自問自答の末に、わたくしは思い切って言ってみました。
「トムソン、わたくし、悪役令嬢の呪いが気になっていますわ」
「えっ」
「呪いは、どのようにして解けますの?」
「うーん」
トムソンは「書いてからのお楽しみって言いたいところだけど、実はお父様と一緒に考え中で」と言って、現在の最有力候補だという解呪方法を教えてくれました。
「やっぱり、王子様のキスとかがいいかなって。御伽噺の定番だけど、ロマンがあるかなって」
――王子様のキス、ですって!
その場合、オヴリオ様には誰がキスをしますの? わたくし? わたくし、キスできるかしら? 聖女のアミティエ様のほうが効果が高いんじゃないかしら? なんて言ってキスしたらいいのかしら? お話の中の悪役令嬢だったら、なんて言うかしら。
……『いいこと、目をお閉じなさい。わたくしがキスしますから、大人しくするのよ』?
……『これは呪いを解くためなんだから、仕方なくするんですからね』?
キスってそんな風にするものかしら!
なんだか、ロマンがありませんわ。
もっと甘酸っぱく、ロマンチックに。最初はやっぱり、お相手に格好良くリードしていただいて……、
腰を抱き寄せられたりして。
肩に手を置かれて。
耳の下から首筋にかけて、手を添えられて。
ちょっとずつ顔が近づいて――ハッ……何を考えていますの。わたくし。
0
あなたにおすすめの小説
モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~
咲桜りおな
恋愛
前世で大好きだった乙女ゲームの世界にモブキャラとして転生した伯爵令嬢のアスチルゼフィラ・ピスケリー。
ヒロインでも悪役令嬢でもないモブキャラだからこそ、推しキャラ達の恋物語を遠くから鑑賞出来る! と楽しみにしていたら、関わりたくないのに何故か悪役令嬢の兄である騎士見習いがやたらと絡んでくる……。
いやいや、物語の当事者になんてなりたくないんです! お願いだから近付かないでぇ!
そんな思いも虚しく愛しの推しは全力でわたしを口説いてくる。おまけにキラキラ王子まで絡んで来て……逃げ場を塞がれてしまったようです。
結構、ところどころでイチャラブしております。
◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆
前作「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」のスピンオフ作品。
この作品だけでもちゃんと楽しんで頂けます。
番外編集もUPしましたので、宜しければご覧下さい。
「小説家になろう」でも公開しています。
婚約破棄された地味姫令嬢は獣人騎士団のブラッシング係に任命される
ゴルゴンゾーラ三国
恋愛
社交界で『地味姫』と嘲笑されている主人公、オルテシア・ケルンベルマは、ある日婚約破棄をされたことによって前世の記憶を取り戻す。
婚約破棄をされた直後、王城内で一匹の虎に出会う。婚約破棄と前世の記憶と取り戻すという二つのショックで呆然としていたオルテシアは、虎の求めるままブラッシングをしていた。しかしその虎は、実は獣人が獣の姿になった状態だったのだ。
虎の獣人であるアルディ・ザルミールに気に入られて、オルテシアは獣人が多く所属する第二騎士団のブラッシング係として働くことになり――!?
【この作品は、別名義で投稿していたものを加筆修正したものになります。ご了承ください】
【この作品は『小説家になろう』『カクヨム』にも掲載しています】
竜帝に捨てられ病気で死んで転生したのに、生まれ変わっても竜帝に気に入られそうです
みゅー
恋愛
シーディは前世の記憶を持っていた。前世では奉公に出された家で竜帝に気に入られ寵姫となるが、竜帝は豪族と婚約すると噂され同時にシーディの部屋へ通うことが減っていった。そんな時に病気になり、シーディは後宮を出ると一人寂しく息を引き取った。
時は流れ、シーディはある村外れの貧しいながらも優しい両親の元に生まれ変わっていた。そんなある日村に竜帝が訪れ、竜帝に見つかるがシーディの生まれ変わりだと気づかれずにすむ。
数日後、運命の乙女を探すためにの同じ年、同じ日に生まれた数人の乙女たちが後宮に召集され、シーディも後宮に呼ばれてしまう。
自分が運命の乙女ではないとわかっているシーディは、とにかく何事もなく村へ帰ることだけを目標に過ごすが……。
はたして本当にシーディは運命の乙女ではないのか、今度の人生で幸せをつかむことができるのか。
短編:竜帝の花嫁 誰にも愛されずに死んだと思ってたのに、生まれ変わったら溺愛されてました
を長編にしたものです。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
婚活をがんばる枯葉令嬢は薔薇狼の執着にきづかない~なんで溺愛されてるの!?~
白井
恋愛
「我が伯爵家に貴様は相応しくない! 婚約は解消させてもらう」
枯葉のような地味な容姿が原因で家族から疎まれ、婚約者を姉に奪われたステラ。
土下座を強要され自分が悪いと納得しようとしたその時、謎の美形が跪いて手に口づけをする。
「美しき我が光……。やっと、お会いできましたね」
あなた誰!?
やたら綺麗な怪しい男から逃げようとするが、彼の執着は枯葉令嬢ステラの想像以上だった!
虐げられていた令嬢が男の正体を知り、幸せになる話。
地味令嬢、婚約破棄されたので隣国で拾われました~冷酷王太子様の溺愛が激しすぎて困ります~
sika
恋愛
社交界では目立たない“地味令嬢”として笑われてきたエリス。婚約者である公爵家の跡取りに裏切られ、婚約破棄された夜、彼女はすべてを捨てて隣国へと渡る。
行き倒れた彼女を拾ったのは、冷酷無比と恐れられる隣国の第一王太子・レオン。
「俺のそばにいろ。もう誰にも傷つけさせない」
愛を信じられなかった彼女が次第に心を開く時、元婚約者たちは地に落ちる――。
ざまぁと溺愛が織りなす、甘く痛快な再生ロマンス!
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
本の虫令嬢ですが「君が番だ! 間違いない」と、竜騎士様が迫ってきます
氷雨そら
恋愛
本の虫として社交界に出ることもなく、婚約者もいないミリア。
「君が番だ! 間違いない」
(番とは……!)
今日も読書にいそしむミリアの前に現れたのは、王都にたった一人の竜騎士様。
本好き令嬢が、強引な竜騎士様に振り回される竜人の番ラブコメ。
小説家になろう様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる