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日常
選択-9-C-
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ランプの灯りが消えてもしばらく。ただ抱き合っていただけの影が動く。
やわく肌を啄まれながら、アルノシトは軽く顎を上げる。
「ん──」
ごく自然に。そうすることが当たり前のように重ねられる口付け。無意識のうちにルートヴィヒのバスローブの襟をつかむ指が震える。
吐き出す息に甘さと熱さが混じり、触れ合わせた肌がどちらの熱かも曖昧になるくらい。
そうして重ねていた唇が名残惜し気に離れていく。先に立ち上がったルートヴィヒに手を引かれ、ベッドへと辿り着いた。自分から腰を落としてシーツへと背中を預ける。
見上げるルートヴィヒの目の奥に確かにある熱に息をのむ。解かれたバスローブの紐に自然と肌を滑る布の感触。
「……俺、…」
掠れた声。肌を滑る指の動きは止めないまま、視線だけが向けられる。
「……初めて、のとき。何もわからなくて……ただ、きもちいいって……思ったけど」
視線が重なる。間近で見つめられ、熱だけではない羞恥で肌が色を深めた。
「今は……しあわせ、です」
頬に触れるその指先にまで伝わる熱。羞恥すら包み込む満ち足りた想い。
「──」
頬を撫でていた指が髪をかき上げた。露にした額へと触れるだけのキスが落ちる。続けて眉、まぶた、頬、と顔中に柔らかく触れられてアルノシトの肩が揺れた。
「アルノシト」
動きが止まる。改めて真っ直ぐに見つめられ、視線が離せなくなる。
「君の言葉は──いつも私をまっすぐに射抜いてくる」
髪から離れた指が首筋へと。アルノシトの輪郭を確かめるように、ゆっくりと滑り降りていく。
「……私の世界が、君で満たされると知った日。これ以上の幸せはないと思っていた」
──でも。
「今の方が……何倍も幸せだ」
言い終わると同時に深く重なる唇。声にならない言葉を直接伝えるかのように、角度を変えて何度も。肌を滑り降りた指先の動き。
指先が這うたび、膝が震えた。肌に落ちるその熱が、じんわりと内側まで染み込んでいく。息を飲み、無意識に脚が開く。
「あ……ふ…、」
堪え切れない声と感情。両腕を伸ばして、ルートヴィヒの背にしがみつく。
まるで、もう二度と離すものかとでもいうように。肌も、心も、すべてを溶かしてしまうほどに、深く、甘い行為に溺れていった。
◇◇◇◇◇◇◇
朝の光が、薄くカーテンを透けて差し込んでいた。
その柔らかな明るさよりも、もっと心地よかったのは、抱きしめられたままの彼の腕の重み。
昨日の行為──互いの肌が触れ合うたび、ただの快楽ではなく、「好きだ」という想いそのものが肌から肌へと流れてくるようだった。
何度も求め合った証。まだじんわりと、肌のどこかにルートヴィヒの温もりが残っていることに一人薄く頬を染める。
目の前には穏やかな寝息を立てているルートヴィヒの寝顔。初めて抱かれた時もこうして寝顔を見つめていたが、あの時とはまったく違う。
「……」
そっと手を伸ばす。指先で、ルートヴィヒの眉間にかかる前髪を、静かに撫でた。
「……ふふ」
前髪を左右に整えたり、わずかに乱したり。そうしてじゃれながら、頬に指先を寄せた時、不意に手首を掴まれる。眠たげな眼を細めたルートヴィヒが自分を見ていた。
「…………おはよう」
アルノシトの手を引き寄せ、その手の甲へ、軽く口づける。甘えるように柔らかく、手の甲だけでなく指全体へと口づけられてアルノシトの肩が跳ねる。
ひとしきりキスで触れた後、手首から離れた腕に抱き寄せられる。寝起きの体温がじんわりと伝わる感覚。アルノシトは素直に身を預けた。
「おはようございます」
緩く髪を撫でる手が心地良い。このままずっとこうしていたい──と思うと同時、それではだめだと顔を上げる。
「そろそろ起きないと──」
額にもう一度、名残惜しそうな口づけを落とし、ルートヴィヒはゆっくりと身を起こす。昨日から続いていた甘い空気を断ち切るように、アルノシトもそっと身体を起こした。
……そこで気づく。シーツに、肩に、喉元に──昨日の痕跡が、あまりに生々しく残っている。どのように触れられたのかを思い出して顔が一気に火照るのを感じた。
ルートヴィヒの指が同じ場所に触れるのを合図にアルノシトの硬直が解ける。
「~~~っ!」
起きた時以上の勢いでシーツへと潜り込んでしまった。もぞもぞと動く布の上から、ルートヴィヒがそっと手を添える。
「アルノシト?」
元凶だというのに。心配そうな声音にアルノシトはそっとシーツから顔をのぞかせた。目から下はまだ布の下にもぐったまま、ルートヴィヒを見上げる。
「……首、外から見えます……」
「──?」
意味をつかみかねて首を傾げる彼の顔を見て、再びシーツに潜り込む。
「こんなの……人前に出れない」
アルノシトが顔を出さない理由をようやく理解したルートヴィヒは眼を瞬かせた。シーツの中から出てこないアルノシトをなだめるように、ぽん、ぽん、と軽くシーツを撫でる。
「誰も咎めたりしない──私がつけた痕だ」
「そう、じゃなくて」
そういう問題ではない。
「……俺、まだ……見習い、だから。だから、だめ、です」
正式な伴侶として並び立っているなら別だろうが。表面的にも、アルノシトの心情的にも、自分はまだ「見習い」でしかない。
確かに昨日。ルートヴィヒにひたすら甘やかされた時間はとても幸せだったし、このままずっとこうしていたいと思う程に彼に溺れていることを実感したのも事実。
だが──
「ちゃんとしたい、から。だから……次からは、気を付けてください」
決して嫌ではない。もっとつけて欲しいと思うくらい。
でも、それはそれ、これはこれ。「使用人」としての立場から、「これ」はまだ見られたくない。
そんなアルノシトの思いにルートヴィヒは目を伏せた。シーツの上から顔を寄せると、布越しに囁く。
「わかった。すまない……気を付ける」
その謝罪に、アルノシトは小さく首を振る。もぞもぞと動くシーツの動きにルートヴィヒは言葉を続けた。
「だが──君が愛しすぎて、我を忘れてしまうことはあるかもしれない」
「~~~~………」
もぞ、とシーツから完全に顔を出す。じ、と見上げる眼はまだ潤んだままだ。
「それは……仕方ない、です……」
ありがとう、と穏やかに響く声。漸くアルノシトも体を起こしてシーツから抜け出した。
◇◇◇◇◇◇◇
「……おはよーさん──って、あれ」
いつものように気の抜けた挨拶をしながら執務室に顔を出したエトガルが違和感に首を傾げる。
「おはよう」
執務机で既に仕事を始めているルートヴィヒはいつも通り。その傍に控えているアルノシトの姿がどこかぎこちない。
「……どしたん?」
近づいてくるエトガルを見てルートヴィヒは手を止めた。どこか気まずげに視線を逸らす姿を見て、あー、と思い当たりエトガルもあらぬ方向へと顔を向ける。
「あー…………うん。まぁ、若いからしゃーないわな」
アルノシトが顔を覆った。きちんと、それこそ不自然なまでに襟元を詰めたシャツにエトガルは肩をすくめる。
「……下品な言い方をするな」
咎める響きもあるが、それ以上に後ろめたいというか、なんというかの響き。顔を戻したエトガルは、肩を揺らして笑った。。
「まぁまぁ。とりあえず、今日もがんばろや。アルはしんどかったら無理したあかんで?」
「~~~エトガルさん!」
堪え切れず大きな声をだしてしまったアルノシトの顔は真っ赤だ。それを軽く宥めながら、今日の予定を確認するエトガル。
いつも通り──だが、どこか柔らかい空気が流れる。あたたかいこの空間をこれからもずっと。
それぞれの立場で、それぞれのやり方で。ただ、この穏やかな日々を守りたいという想いは──きっと、同じだった。
やわく肌を啄まれながら、アルノシトは軽く顎を上げる。
「ん──」
ごく自然に。そうすることが当たり前のように重ねられる口付け。無意識のうちにルートヴィヒのバスローブの襟をつかむ指が震える。
吐き出す息に甘さと熱さが混じり、触れ合わせた肌がどちらの熱かも曖昧になるくらい。
そうして重ねていた唇が名残惜し気に離れていく。先に立ち上がったルートヴィヒに手を引かれ、ベッドへと辿り着いた。自分から腰を落としてシーツへと背中を預ける。
見上げるルートヴィヒの目の奥に確かにある熱に息をのむ。解かれたバスローブの紐に自然と肌を滑る布の感触。
「……俺、…」
掠れた声。肌を滑る指の動きは止めないまま、視線だけが向けられる。
「……初めて、のとき。何もわからなくて……ただ、きもちいいって……思ったけど」
視線が重なる。間近で見つめられ、熱だけではない羞恥で肌が色を深めた。
「今は……しあわせ、です」
頬に触れるその指先にまで伝わる熱。羞恥すら包み込む満ち足りた想い。
「──」
頬を撫でていた指が髪をかき上げた。露にした額へと触れるだけのキスが落ちる。続けて眉、まぶた、頬、と顔中に柔らかく触れられてアルノシトの肩が揺れた。
「アルノシト」
動きが止まる。改めて真っ直ぐに見つめられ、視線が離せなくなる。
「君の言葉は──いつも私をまっすぐに射抜いてくる」
髪から離れた指が首筋へと。アルノシトの輪郭を確かめるように、ゆっくりと滑り降りていく。
「……私の世界が、君で満たされると知った日。これ以上の幸せはないと思っていた」
──でも。
「今の方が……何倍も幸せだ」
言い終わると同時に深く重なる唇。声にならない言葉を直接伝えるかのように、角度を変えて何度も。肌を滑り降りた指先の動き。
指先が這うたび、膝が震えた。肌に落ちるその熱が、じんわりと内側まで染み込んでいく。息を飲み、無意識に脚が開く。
「あ……ふ…、」
堪え切れない声と感情。両腕を伸ばして、ルートヴィヒの背にしがみつく。
まるで、もう二度と離すものかとでもいうように。肌も、心も、すべてを溶かしてしまうほどに、深く、甘い行為に溺れていった。
◇◇◇◇◇◇◇
朝の光が、薄くカーテンを透けて差し込んでいた。
その柔らかな明るさよりも、もっと心地よかったのは、抱きしめられたままの彼の腕の重み。
昨日の行為──互いの肌が触れ合うたび、ただの快楽ではなく、「好きだ」という想いそのものが肌から肌へと流れてくるようだった。
何度も求め合った証。まだじんわりと、肌のどこかにルートヴィヒの温もりが残っていることに一人薄く頬を染める。
目の前には穏やかな寝息を立てているルートヴィヒの寝顔。初めて抱かれた時もこうして寝顔を見つめていたが、あの時とはまったく違う。
「……」
そっと手を伸ばす。指先で、ルートヴィヒの眉間にかかる前髪を、静かに撫でた。
「……ふふ」
前髪を左右に整えたり、わずかに乱したり。そうしてじゃれながら、頬に指先を寄せた時、不意に手首を掴まれる。眠たげな眼を細めたルートヴィヒが自分を見ていた。
「…………おはよう」
アルノシトの手を引き寄せ、その手の甲へ、軽く口づける。甘えるように柔らかく、手の甲だけでなく指全体へと口づけられてアルノシトの肩が跳ねる。
ひとしきりキスで触れた後、手首から離れた腕に抱き寄せられる。寝起きの体温がじんわりと伝わる感覚。アルノシトは素直に身を預けた。
「おはようございます」
緩く髪を撫でる手が心地良い。このままずっとこうしていたい──と思うと同時、それではだめだと顔を上げる。
「そろそろ起きないと──」
額にもう一度、名残惜しそうな口づけを落とし、ルートヴィヒはゆっくりと身を起こす。昨日から続いていた甘い空気を断ち切るように、アルノシトもそっと身体を起こした。
……そこで気づく。シーツに、肩に、喉元に──昨日の痕跡が、あまりに生々しく残っている。どのように触れられたのかを思い出して顔が一気に火照るのを感じた。
ルートヴィヒの指が同じ場所に触れるのを合図にアルノシトの硬直が解ける。
「~~~っ!」
起きた時以上の勢いでシーツへと潜り込んでしまった。もぞもぞと動く布の上から、ルートヴィヒがそっと手を添える。
「アルノシト?」
元凶だというのに。心配そうな声音にアルノシトはそっとシーツから顔をのぞかせた。目から下はまだ布の下にもぐったまま、ルートヴィヒを見上げる。
「……首、外から見えます……」
「──?」
意味をつかみかねて首を傾げる彼の顔を見て、再びシーツに潜り込む。
「こんなの……人前に出れない」
アルノシトが顔を出さない理由をようやく理解したルートヴィヒは眼を瞬かせた。シーツの中から出てこないアルノシトをなだめるように、ぽん、ぽん、と軽くシーツを撫でる。
「誰も咎めたりしない──私がつけた痕だ」
「そう、じゃなくて」
そういう問題ではない。
「……俺、まだ……見習い、だから。だから、だめ、です」
正式な伴侶として並び立っているなら別だろうが。表面的にも、アルノシトの心情的にも、自分はまだ「見習い」でしかない。
確かに昨日。ルートヴィヒにひたすら甘やかされた時間はとても幸せだったし、このままずっとこうしていたいと思う程に彼に溺れていることを実感したのも事実。
だが──
「ちゃんとしたい、から。だから……次からは、気を付けてください」
決して嫌ではない。もっとつけて欲しいと思うくらい。
でも、それはそれ、これはこれ。「使用人」としての立場から、「これ」はまだ見られたくない。
そんなアルノシトの思いにルートヴィヒは目を伏せた。シーツの上から顔を寄せると、布越しに囁く。
「わかった。すまない……気を付ける」
その謝罪に、アルノシトは小さく首を振る。もぞもぞと動くシーツの動きにルートヴィヒは言葉を続けた。
「だが──君が愛しすぎて、我を忘れてしまうことはあるかもしれない」
「~~~~………」
もぞ、とシーツから完全に顔を出す。じ、と見上げる眼はまだ潤んだままだ。
「それは……仕方ない、です……」
ありがとう、と穏やかに響く声。漸くアルノシトも体を起こしてシーツから抜け出した。
◇◇◇◇◇◇◇
「……おはよーさん──って、あれ」
いつものように気の抜けた挨拶をしながら執務室に顔を出したエトガルが違和感に首を傾げる。
「おはよう」
執務机で既に仕事を始めているルートヴィヒはいつも通り。その傍に控えているアルノシトの姿がどこかぎこちない。
「……どしたん?」
近づいてくるエトガルを見てルートヴィヒは手を止めた。どこか気まずげに視線を逸らす姿を見て、あー、と思い当たりエトガルもあらぬ方向へと顔を向ける。
「あー…………うん。まぁ、若いからしゃーないわな」
アルノシトが顔を覆った。きちんと、それこそ不自然なまでに襟元を詰めたシャツにエトガルは肩をすくめる。
「……下品な言い方をするな」
咎める響きもあるが、それ以上に後ろめたいというか、なんというかの響き。顔を戻したエトガルは、肩を揺らして笑った。。
「まぁまぁ。とりあえず、今日もがんばろや。アルはしんどかったら無理したあかんで?」
「~~~エトガルさん!」
堪え切れず大きな声をだしてしまったアルノシトの顔は真っ赤だ。それを軽く宥めながら、今日の予定を確認するエトガル。
いつも通り──だが、どこか柔らかい空気が流れる。あたたかいこの空間をこれからもずっと。
それぞれの立場で、それぞれのやり方で。ただ、この穏やかな日々を守りたいという想いは──きっと、同じだった。
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