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終章 未来への道筋
第82話 想い出の母国
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私たちにとっては久々の里帰。意気揚々と懐かしの風景を楽しみながら、頂いた案内状の通り滞在するホテルへとやってくるも、そこは何故か巨大なお屋敷。一瞬住所を間違えた? と思うも馬車を操っていたのは私ではないし、地図を片手にここまで誘導したノヴィアが自身満々でいるので間違えでないのだろう。現に私たちの到着を『待ってました』かのように門の扉が開き、大勢の使用人さんたちによるお出迎え。
でもなんでお屋敷?
「お待ちしておりましたリネア様、リリア様、フィル様」
目の前で白髪混じりの執事さんが挨拶をし、その後ろにずらりと並ぶメイドさん約うん十人。私の実家も伯爵家という中級貴族ではあったのだが、それでも流石にこの人数は見た事がない。
何が何かさっぱりわからないまま敷地内を案内され、たどり着いたのはこれまた何人で暮らすの? 的な大きなお部屋で、ご丁寧に天蓋付きのベッドまでご用意されている。
まぁ私の名前を呼ばれていたのだから間違えでなないのだろうが、少々田舎領主にはVIP過ぎる対応でなないだろうか。
「あのー、念のために確認したいのですが、同姓同名の人違いというわけではありませんよね?」
この辺の小心者具合は古き日本人の嵯峨だと御理解頂きたい。
「トワイライト連合国家アクアのご領主、リネア・アクア様にお間違いございません」
うん、人違いではないようだ。
これで『私と名前が同じ人がいるんだ。てへ』なんてボケをかませればいいのだが、生憎私にそのような度胸はないし、何より執事さんやメイドさんの雰囲気がそれを許してくれない。
それにしても私は生誕祭が終わるまでの期間、このお屋敷で過ごさなければいけないのだろうか? 一応私は国賓扱いになっている為、宿泊施設もろもろを勝手に変えるわけがいかない。そもそもこのお屋敷だってミルフィオーレ王国側がご用意してくださっているので、それを過剰な接待が嫌すぎて宿を変えたいとは言えないだろう。
結局お屋敷のメイドさんたちが荷物を運び入れ、ノヴィアが一人で荷解きなどの指示をしてくれているので、私達は結局メイドさんのお仕事をただ眺めるだけ。
うん、することないや。
コンコン
「失礼いたします。大奥様がご挨拶したいと」
「大奥様?」
何となく想像はついていたが、やはりここは何方か高位の方が住まわれているお屋敷なのだろう。流石に王族というわけではないだろうし、王妃になられるリーゼ様のご実家でもない。
そもそもメルヴェール王国の王族はもういないのだからその可能性はないだろう。するとその下となれば……
「お久しぶり、リネアさん、リアちゃん。フィルちゃんは始めましてね」
「アンネローザ様!?」
ご挨拶に現れたのは1年ほど前、自国のいざこざで身を隠す為にアクアへやってこられたアンネローザ様。
当時は二人の公爵様が反旗を翻したとかで、ヴィスタのご両親であるアプリコット伯爵様に頼まれ、1ヶ月ほど匿うことになった事があった。今は国も落ち着き王都にあるお屋敷へと戻られたのだが、アンネローザ様がここにおられるということは、やはりここはグリューン公爵家のお屋敷ということなのだう。
「驚きました、私は一体どこへ連れられて来たのかと思いましたよ」
「ふふふ、ごめんなさい。リネアさんを王都に呼ぶというお話が上がった時、私が是非にとお願いしたの。ここならリネアさんが出席されている間リアちゃん達を預かっておけるし、ご実家の方々ともお会いすることはないでしょ?」
「そうですね、リア達の事も少し迷っていましたので、預かって頂けるのなら助かります」
王都の街を見せたくてリアとフィルを連れて来たのだけれど、流石に生誕祭やその後に控えるパーティーには連れて行けない。
そもそも今回私の社交界デビューを兼ねているのだから、ある意味仕方がないだろう。
「そういえばアンネローザ様、大奥様というのは?」
場所を変えて休憩がてらの軽いお茶会。どうやら公爵様とエミリオ様はお城に行かれているようで、リアとフィルを含めた4人で会話に花を咲かせる。
通常大奥様と呼ばれるのは、息子夫婦などに家督を譲り、ご本人方が引退された時に呼ばれるのだが、跡継ぎであるエミリオ様は今年でようやく16歳。当然まだご結婚もされていなければ、ご婚約をされたというお話も伺っていない。
「大した事じゃないのよ、あの一件で主人が現役を退いたでしょ? それで私もゆっくりさせてもらおうと思って」
「ですがエミリオ様のお相手ってまだ決まっておられないのですよね? それだとお屋敷の方が大変じゃないですか」
公爵家ともなればご夫人に与えられた仕事は多忙だろう。お屋敷の模様替えから季節に合わせたお庭の管理、ご夫人同士のお茶会だって仕事のようなものだし、パーティーやお食事会だってご夫人の演出一つで大きく違ってくる。
ましてや国は今大きく変わろうとしているのだから、外交やなんだと当主を支えなければならない。
「そうなのよ、せっかく主人と一緒に引退宣言をしたというのに、結局二人とも何も変わっていないのよね。寧ろ忙しくなったぐらいで、そろそろエミリオのお相手を見つけてこないとゆっくりお茶もできないわ」
アンネローザ様は『こまったわ』なんておっしゃっているが、そもそも引退宣言をされるのが早すぎるのよ。
まぁ、ご本人方は直接謀反に関わった事で一戦を退かれたのだが、元を辿ればウィリアム王子では国の未来がないと思っての行動だ。現にあの王子は私の生まれ故郷を焼いたのだし、自国を戦争という危険な目に合わせたのだから、現役を貫いたとしても誰も文句は言わなかっただろう。
「エミリオ様のお相手ですが、今だと中々候補に上げるのは難しそうですね」
先のいざこざで王族は全滅。もう一角のウィスタリア公爵家にはご令嬢が一人おられたが、こちらも例の戦争で逃亡先の貴族とご結婚済み。噂では恋愛結婚だというのだから経緯が気になるところ。
侯爵家は王妃の悪政に加担したとかで全ての家が取り壊しになったというし、唯一リーゼ様のご実家が侯爵に陞爵されたが、こちらも姉妹共々お相手あり。伯爵以下はウィリアム王子のお相手を決める派閥争いで、未だギクシャクとしているので、迂闊に話は持ち掛けられない。
するとやはり他国から招き入れることが現実的なのだが、こちらもまた国が生まれ変わったばかりなので、そう簡単には話が纏まらないだろう。
「ホント、どこかにいないかしら。可愛くてエミリオと仲がよくて、頼れるお姉さんがるような良い子は」チラッ
ブフッ。
ちょっとまって、今明らかにリアの方を見たよね!
確かに年齢的にも条件的にリアは見事にマッチしているが、私と違って学校は庶民が通う普通のところだし、淑女教育だってようやく最近始めたばかり。当然社交界デビューもしていなければ、まともにご令嬢方ともお付き合いしたことがないので、いきなり公爵夫人だなんて務まらない。
そもそも領主の妹だといっても、アクアは地図の隅っこにあるような小さな港町なのだから、とてもじゃないが公爵家とは吊り合わない。
「リネアちゃんは知らないでしょうけど、王都でも結構噂になっているのよ? あのアージェント家から追い出された子が、他国で光を浴びたって」
「いえ、追い出されたのじゃなくていわゆる逃亡……」
どうやら誤解されているようなので一応叔父の面子を保つために修正しておく。
「ふふふ、人って言うのはね、逆風を乗り越えて成長した子は応援したくなるものなのよ。それが酷い目にあわされていればいるほどね」
どこから漏れてしまったのか分からないが、どうやら私が叔父に売られそうになったり、妹連れて他国に逃げ延びたりと、話が脚色されてご婦人方の間で広まっているのだという。
「あの……もしかして今回私が呼ばれたのって……」
「みんな大きくなったリネアさんが、アージェント伯爵をどう再開するのかを楽しみにしているのよ。うふふ」
うふふじゃない……
王子との婚姻の件で叔父たちは随分と叩かれていると聞くし、エレオノーラの事で随分不快な思いをされた方もいらっしゃるだろう。
そういった方々が私に対して好意的な感情を抱かれているのは分かるが、だからと言って私と叔父との対決を望まないでもらいたい。
やっぱこなきゃよかった。
私は一人後悔の海へと沈むのだった。
でもなんでお屋敷?
「お待ちしておりましたリネア様、リリア様、フィル様」
目の前で白髪混じりの執事さんが挨拶をし、その後ろにずらりと並ぶメイドさん約うん十人。私の実家も伯爵家という中級貴族ではあったのだが、それでも流石にこの人数は見た事がない。
何が何かさっぱりわからないまま敷地内を案内され、たどり着いたのはこれまた何人で暮らすの? 的な大きなお部屋で、ご丁寧に天蓋付きのベッドまでご用意されている。
まぁ私の名前を呼ばれていたのだから間違えでなないのだろうが、少々田舎領主にはVIP過ぎる対応でなないだろうか。
「あのー、念のために確認したいのですが、同姓同名の人違いというわけではありませんよね?」
この辺の小心者具合は古き日本人の嵯峨だと御理解頂きたい。
「トワイライト連合国家アクアのご領主、リネア・アクア様にお間違いございません」
うん、人違いではないようだ。
これで『私と名前が同じ人がいるんだ。てへ』なんてボケをかませればいいのだが、生憎私にそのような度胸はないし、何より執事さんやメイドさんの雰囲気がそれを許してくれない。
それにしても私は生誕祭が終わるまでの期間、このお屋敷で過ごさなければいけないのだろうか? 一応私は国賓扱いになっている為、宿泊施設もろもろを勝手に変えるわけがいかない。そもそもこのお屋敷だってミルフィオーレ王国側がご用意してくださっているので、それを過剰な接待が嫌すぎて宿を変えたいとは言えないだろう。
結局お屋敷のメイドさんたちが荷物を運び入れ、ノヴィアが一人で荷解きなどの指示をしてくれているので、私達は結局メイドさんのお仕事をただ眺めるだけ。
うん、することないや。
コンコン
「失礼いたします。大奥様がご挨拶したいと」
「大奥様?」
何となく想像はついていたが、やはりここは何方か高位の方が住まわれているお屋敷なのだろう。流石に王族というわけではないだろうし、王妃になられるリーゼ様のご実家でもない。
そもそもメルヴェール王国の王族はもういないのだからその可能性はないだろう。するとその下となれば……
「お久しぶり、リネアさん、リアちゃん。フィルちゃんは始めましてね」
「アンネローザ様!?」
ご挨拶に現れたのは1年ほど前、自国のいざこざで身を隠す為にアクアへやってこられたアンネローザ様。
当時は二人の公爵様が反旗を翻したとかで、ヴィスタのご両親であるアプリコット伯爵様に頼まれ、1ヶ月ほど匿うことになった事があった。今は国も落ち着き王都にあるお屋敷へと戻られたのだが、アンネローザ様がここにおられるということは、やはりここはグリューン公爵家のお屋敷ということなのだう。
「驚きました、私は一体どこへ連れられて来たのかと思いましたよ」
「ふふふ、ごめんなさい。リネアさんを王都に呼ぶというお話が上がった時、私が是非にとお願いしたの。ここならリネアさんが出席されている間リアちゃん達を預かっておけるし、ご実家の方々ともお会いすることはないでしょ?」
「そうですね、リア達の事も少し迷っていましたので、預かって頂けるのなら助かります」
王都の街を見せたくてリアとフィルを連れて来たのだけれど、流石に生誕祭やその後に控えるパーティーには連れて行けない。
そもそも今回私の社交界デビューを兼ねているのだから、ある意味仕方がないだろう。
「そういえばアンネローザ様、大奥様というのは?」
場所を変えて休憩がてらの軽いお茶会。どうやら公爵様とエミリオ様はお城に行かれているようで、リアとフィルを含めた4人で会話に花を咲かせる。
通常大奥様と呼ばれるのは、息子夫婦などに家督を譲り、ご本人方が引退された時に呼ばれるのだが、跡継ぎであるエミリオ様は今年でようやく16歳。当然まだご結婚もされていなければ、ご婚約をされたというお話も伺っていない。
「大した事じゃないのよ、あの一件で主人が現役を退いたでしょ? それで私もゆっくりさせてもらおうと思って」
「ですがエミリオ様のお相手ってまだ決まっておられないのですよね? それだとお屋敷の方が大変じゃないですか」
公爵家ともなればご夫人に与えられた仕事は多忙だろう。お屋敷の模様替えから季節に合わせたお庭の管理、ご夫人同士のお茶会だって仕事のようなものだし、パーティーやお食事会だってご夫人の演出一つで大きく違ってくる。
ましてや国は今大きく変わろうとしているのだから、外交やなんだと当主を支えなければならない。
「そうなのよ、せっかく主人と一緒に引退宣言をしたというのに、結局二人とも何も変わっていないのよね。寧ろ忙しくなったぐらいで、そろそろエミリオのお相手を見つけてこないとゆっくりお茶もできないわ」
アンネローザ様は『こまったわ』なんておっしゃっているが、そもそも引退宣言をされるのが早すぎるのよ。
まぁ、ご本人方は直接謀反に関わった事で一戦を退かれたのだが、元を辿ればウィリアム王子では国の未来がないと思っての行動だ。現にあの王子は私の生まれ故郷を焼いたのだし、自国を戦争という危険な目に合わせたのだから、現役を貫いたとしても誰も文句は言わなかっただろう。
「エミリオ様のお相手ですが、今だと中々候補に上げるのは難しそうですね」
先のいざこざで王族は全滅。もう一角のウィスタリア公爵家にはご令嬢が一人おられたが、こちらも例の戦争で逃亡先の貴族とご結婚済み。噂では恋愛結婚だというのだから経緯が気になるところ。
侯爵家は王妃の悪政に加担したとかで全ての家が取り壊しになったというし、唯一リーゼ様のご実家が侯爵に陞爵されたが、こちらも姉妹共々お相手あり。伯爵以下はウィリアム王子のお相手を決める派閥争いで、未だギクシャクとしているので、迂闊に話は持ち掛けられない。
するとやはり他国から招き入れることが現実的なのだが、こちらもまた国が生まれ変わったばかりなので、そう簡単には話が纏まらないだろう。
「ホント、どこかにいないかしら。可愛くてエミリオと仲がよくて、頼れるお姉さんがるような良い子は」チラッ
ブフッ。
ちょっとまって、今明らかにリアの方を見たよね!
確かに年齢的にも条件的にリアは見事にマッチしているが、私と違って学校は庶民が通う普通のところだし、淑女教育だってようやく最近始めたばかり。当然社交界デビューもしていなければ、まともにご令嬢方ともお付き合いしたことがないので、いきなり公爵夫人だなんて務まらない。
そもそも領主の妹だといっても、アクアは地図の隅っこにあるような小さな港町なのだから、とてもじゃないが公爵家とは吊り合わない。
「リネアちゃんは知らないでしょうけど、王都でも結構噂になっているのよ? あのアージェント家から追い出された子が、他国で光を浴びたって」
「いえ、追い出されたのじゃなくていわゆる逃亡……」
どうやら誤解されているようなので一応叔父の面子を保つために修正しておく。
「ふふふ、人って言うのはね、逆風を乗り越えて成長した子は応援したくなるものなのよ。それが酷い目にあわされていればいるほどね」
どこから漏れてしまったのか分からないが、どうやら私が叔父に売られそうになったり、妹連れて他国に逃げ延びたりと、話が脚色されてご婦人方の間で広まっているのだという。
「あの……もしかして今回私が呼ばれたのって……」
「みんな大きくなったリネアさんが、アージェント伯爵をどう再開するのかを楽しみにしているのよ。うふふ」
うふふじゃない……
王子との婚姻の件で叔父たちは随分と叩かれていると聞くし、エレオノーラの事で随分不快な思いをされた方もいらっしゃるだろう。
そういった方々が私に対して好意的な感情を抱かれているのは分かるが、だからと言って私と叔父との対決を望まないでもらいたい。
やっぱこなきゃよかった。
私は一人後悔の海へと沈むのだった。
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