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※4
しおりを挟む俺は何度も角度をかえてキスを繰り返した。
「はあ」
少しくらいいいよな
舌、入れても
俺は相手の唇から顔を少し離し、
少しの間じっと相手の唇を見てから再び口づけた。
ペロッ
俺は相手の舌に自分の舌を重ねた。
「ん、」
甘い
俺は夢中で相手の舌を舐めた。
「ん、ふっ、はあ」
ヤバい物足りない
もっと欲しい
この人も動いてくれないかなー
俺は唇を離し、チラッと相手の目を見た。
が、今だに目を瞑ったままだった。
俺は少し虚しくなり体を起こそうとした瞬間
ガッと頭と体を押さえられ強引に口づけをされた。
「えっ、あ、ん、ちょっ、まっ、!」
俺は突然の事に驚き、
体を離そうと抵抗したが強い力で押さえられ
キスの気持ちよさも相まって徐々に力が抜けていった。
「ふっ、、あ、ん、はあ、」
なにこれ想像以上にきもちー
それにやっぱり甘い
しかもこの人の吐息も好きな匂いだ
でも、なんで急に動き出したんだ?
俺が望んだからか?
「余裕だな、リュンヌ」
「えっ?」
パッと相手の目を見た時には既に場所が入れ替わっていた。
「えっ?」
いつの間に、
俺が押し倒された状態になっているんだ!?
それにこの人、
俺のことリュンヌって言ったよな?
これって俺の夢じゃないのか?
俺が混乱しているのを知ってか知らずか、
再びキスをしてきた。
「ん、ふっ、はっ、」
「、、、はあ」
俺はさっきの疑問も忘れ、
激しいキスの気持ちよさに思考も飲み込まれていった。
「ふっ、ん、ん、はっ、んあっ!?」
ビクッ
俺は突然の刺激に驚き、体が跳ね目を見開いた。
お互いの口からは先程のキスの激しさを物語るように透明な糸が引いていた。
俺は恥ずかしさで顔を背けようとしたが、
それを許さないと言わんばかりに再び口づけをされた。
視界には月明かりで髪の毛はより一層神々しく光り、
綺麗な青い瞳は熱を孕んだ目で俺を見つめているのが見え、
少しの恐怖を覚えたがそれよりより一層興奮した。
「んん、、ん、ふっ、んんっ、んあっ!」
ビクッビクッ
「ふっ、まっへ、おれ、そこ、よわあっ」
俺は何度も激しいキスと背中の刺激から逃れようとしたが、
顔は固定され動かすことが出来ず、
体も足の間に体を入れられて上手く動かせずにいた。
何度も何度も弱い背中を刺激され、
触られなくとも体がピクピクと跳ね
激しいキスと快感で視界がぼやけてきて朦朧としていたときだった
「可愛い、リュンヌ」
俺は一瞬、
鈍器で頭を殴られたかの様な衝撃が走った。
「おっ、れは、リュンヌじゃない!
俺の、名前はっ、ううん、ふっふぁ」
俺が自分の名前を言い終わらない内にキスをしてきた。
それがこの人に拒否されたような気がして、
凄く悲しくて悔しくて胸が締め付けられる思いがして、
気づいたら涙が出ていた。
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