突然ねこになった俺

にーにゃ

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俺がじっと見つめていた事に気づいたのか
心配そうに声をかけてきてくれた。


「あっ、食べます!いただきます」


俺は慌てて食べる事を伝えて、
スプーンを手にとって一口スープを飲んだ。


「ん、うまい」


コンソメスープだ


「ははっうまいか
良かった、気に入ってもらえて」


「あっ、美味しいです」


「おう、どんどん食べろ
まだあるからな、遠慮はするなよ」


「はい、ありがとうございます」


俺はホッと息をついた。


優しい人で良かった

初対面があんなことをしてしまったという緊張感も少しあったが、
ここが俺の知らない場所で次々と不思議な事を目にして、
不安になっていた心を穏やかな気持ちにさせてくれる安心感があった。


スープに入っていた色とりどりの何かは、
普通に野菜の味と鶏肉?の味がした。

紫色は人参、緑色は玉ねぎ、青色はキャベツ、白色は鶏肉だった。


不思議だ
でも、色はともかく味は似た味で良かった


俺はスープを完食し、
もう一杯貰おうと顔を上げたら男の人が俺の方を見ていたらしく、
すぐに目があった。


「食べたか?」


「あ、はい
あの、もう一杯貰ってもいいですか?」


「おう、あっ、これも食うか?」


そう言って火の側の地面に刺さっていた肉の丸焼きの串を一本取って俺に差し出した。


でかい


「あ、ありがとうございます
でも食べきれないと思います」


俺はあまりにもでかい串焼きに少し引きつつ、
食べてみたいがお腹に入りきらないと思い遠慮した。


「大丈夫だ
食べきれなかったら俺かアンバーが食べる
それともこいつは嫌いだったか?」


「あ、それじゃあ、いただきます
ありがとうございます」


「ああ、腹が膨れたら言ってくれ
遠慮はいらんぞ」


俺はぺこりと少し頭を下げて、
肉の串焼きを貰った。


クンクン


これもいい匂いがする
肉の塊だけど少し甘い香りがして不思議だが


俺はがぶっとかぶりついた。


「うまっ」


「ははっ、それは良かった」


俺はまた独り言を聞かれていたことに少し恥ずかしくなり、
チラッと男の人を見てその人も俺の方を見ていたので、
声には出さずに頷き曖昧に笑って誤魔化した。


本当に美味しい
外側だけ少し甘いのかなって思ったら中までほんのり甘い
多分蜂蜜かな?この味
肉の固さは柔らかいってわけでもなく、
凄く固いって感じでもない固さだ


俺は朝からっていうのも忘れくらい夢中で肉の塊にかぶりついた。

1/5位肉を食べたところで顎が疲れて、
お腹もいっぱいになってきた。

俺はこれ以上食べられないと判断し、
男の人に声をかけた。


「あの、もうお腹がいっぱいです」


「ん?そうか、貰おう
スープはどうする?」


「大丈夫です。
ご馳走さまでした」









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