突然ねこになった俺

にーにゃ

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「冒険者ギルドに正式に所属する前に仮所属というのがある。
仮所属は冒険者に適しているのか判断するための試験期間だな。
真面目に課題を取り組んだものや試験官の推薦によって正式に冒険者ギルドに所属することが出来る。
俺はギルドマスターが知り合いでその好みで少し頼まれてな」


「そうなんだ
冒険者ギルドに所属しないの?」


「ああ
冒険者の大半がギルドに所属している事が多いのは報酬が多いからだ。
だが冒険者ギルドに所属すると簡単にその国から出ることが難しくなる。
俺は色々な国を巡ってみたいからな
ある程度したら違う国に行く予定だった」


「だった?」


「ん?ああ
リュンヌと出会ったからな
もう少しゆっくりするのもいいかと思って」


「あっ、ごめん予定崩しちゃって」


「いや、謝らなくていい
急いでるわけではないからな
むしろ早く違う国に行かなくて良かったと思っている
こうしてリュンヌに出会えたからな」


ベルは俺の後ろから俺の顔を覗きこみながら微笑んだ。


ち、近いっ!!


「う、うんっ」


「ふっ、
ああ、それと冒険者ギルドに所属している証としてタグを渡される。
ほら、これだ」


ベルがネックレスを外し、俺に手渡した。


「これがタグ、」


ふぉー漫画の世界だったものが現実に、、!
銀色だ
皆、銀色なのかな?


「ああ
仮所属だとタグは貰わないんだが
まあ、何日も仮所属だと怪しまれるからな
ある程度融通がいく銀色級のタグをギルドマスターがくれた。」


「あー
タグってこの色だけなのか?」


「いや、ランクによって変わってくるな
仮所属から正式に所属すると初めに貰うのは茶色級のタグで色が茶色だ。
一番弱い魔物と同じくらいの強さだと思ったらいい
次が赤色級で赤色のタグ
青色級で青色のタグ
黄色級で黄色のタグ
銀色級で銀色のタグ
金色級で金色のタグ
白金色級で白金色のタグとなっている。
白金色級までいくとSランクの魔物と同じくらいの強さだと言われているな」


「魔物は俺のいた世界にいなかったからわからないけど、
ベルが銀色級のタグを貰ってることは強いってことだよな!」


「んーまあ、それくらいの魔物は倒せるな
でもそうか、リュンのいた世界には魔物はいないのか」


「うん
魔法もないよ
あっ魔法について教えてくれ」


「魔法もないのか!
どうやって生活しているんだ?」


「え、あー、うーん
んー、どうやって・・・
、ごめん、今言葉にするのは難しいからまたでいい?」


科学って言ってもわからないよなー
何て言ったらいいんだ?


「ああ、落ち着いたらでいい
それで魔法についてだったな」


「ありがと、
うん、どうやってやってるんだ?」















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