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しおりを挟む「ワウウォン
(さて、リュンヌは体の内にある魔力を認識出来ているな?)」
「うん」
「ウォンウォン
(ステータスを出すときに指輪に魔力を流していただろう?
それを次は手の上に魔力を集中させ、水が出るように想像しろ
分かりにくかったらベルンが出していた水魔法を思い出したらいい)」
「わかった」
やっぱり詠唱とかいらないんだな
向こう世界じゃ漫画やゲームで魔法とか見たことあるから、想像はしやすいけど
俺は右手を前に出し、手のひらに魔力を集中させ水が出るように想像した。
水、水、ベルが出してたのって水の塊だよな
「あ、」
すげー小さいけど水の塊が出てきた!
「あ!!待て待て!消えるな!」
小さいけど水の塊が出たことが嬉しすぎてテンションが上がり、集中力が途切れそうになったがなんとか水の塊が消えることなく持ちこたえた。
最初は指輪と同じ量の魔力を手に集中させていたけど、この小ささだったらもう少し大きくてもいいな
俺は魔力量を少しだけ多くした。
「おおー」
でかくなってる
すげーよ、俺、本当に魔法使えちゃったぜ
やベー信じられねー
「ワフウォンウォン
(ふんっ、なかなかだ
初めてにしては上手く出来ているな
そのまま少しずつ大きくしてみろ)」
「おう、ってその前にこれ飲んでいい?」
「ワウ(ああ、いいぜ)」
俺はアンバーの返事を聞いた瞬間に、水の塊を消えさせないように意識しつつ、そのまま手を顔に近づけた。
丁度俺の口に入る位の大きさだったのでパクッと一口で口の中に入れた。
「んーっ」
喉が潤うーっ!
手から離れたら消えるかと思ったけど、そんな事なかったなあ
あーでも、ベルの水の方が甘くて美味しかったな
俺のは普通の水って感じだ
何が違うんだろ?
それか気のせい?
俺は首を傾げつつも、もう一度手に魔力を集中させて水の塊を作った。
アンバーに言われた通り、水の塊をさっきより大きくしてみた。
「ワウウォン
(おお、いいぞ
そのまま向こうに放てるか?)」
「え、どうやって?」
投げたらいいのか?
むしろこれって投げれるの?
いや、でもさっき水の塊を食べたもんな
とりあえず、投げる?
「ワフウォン
(あーそうだな
俺が風魔法で見せるから、それを水魔法でやってみろ)」
「わかった」
俺はアンバーが魔法を使う瞬間を見逃さないようにじっと見た。
するとアンバーの鼻先辺りから風の塊が出たと思ったら、びゅーっと凄い勢いで風の塊が飛んでいった。
「うわっすげー!」
なるほど、そんな感じか
アンバーが使った魔法って見たことある気がするんだよなー
漫画やゲームで見たのをそのまま再現すればいいのか?
出来るかなー、想像だけで
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