突然ねこになった俺

にーにゃ

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ねこになった俺

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リュンヌside


「・・にゃ、んにゃ?にゃー、にゃあああああ!!(・・そっか、えっ?あー、えええええええ!!)」


にゃって何!?
どういうこと!?


慌てて自分の体を見下ろして見た。


黒い毛で覆われてる・・・
肉球・・・
尻尾も見える・・・


ホントにねこになったのか・・・?
・・・どうしよう
どうしてこんなことに・・・


俺は突然の予想外のことに頭がついていけず、泣きそうになっていたら


「リュンヌ、大丈夫だ」


そう言って俺をベルの首もとまで抱き上げ、ゆっくり俺の頭や体を撫でてくれた。


「にゃ(ベル)」


クンクン


ふわああ


顔がベルの首もとにあるからか、俺がねこになったからかは分からないけどより一層ベルの甘くて優しい匂いを感じて、くたっと体の力が抜けた。


「リュンヌ、落ち着いたか?」


「・・にゃ(・・うん)」


耳元から聞こえるベルの声は、くすぐったくて、心地よくて、ゴロゴロと喉が鳴るのを我慢できず、それが少し恥ずかしくて頭をベルにすり寄せた。

暫くの間そうしていると


「おーい、お前ら俺らの存在を忘れているだろ」


突然の知らない声にリラックス状態だった俺は、ビクッ!と大袈裟なぐらいに体が跳ね、無意識にベルの肩に登り、声が聞こえた方に向いた。


「ダルク、あなたが急に声をかけたりするからリュンヌちゃんが警戒しちゃったじゃない!
リュンヌちゃんの毛があんなに逆立っちゃって、かわいそうに」


「はあ!?じゃああのまま俺らの存在に気づくまで待てばよかったってーのか?
待っていたら何時になるか分からなかったぞ」


「それはそうだけれど、あの雰囲気を壊すなんてそんな事出来るわけないじゃない!」


などと突然始まった知らない2人の言い合いを呆然と見ていたら


「大丈夫だ、リュンヌ
驚かせて悪かったな」


そう言いながら、俺の頭を撫でてくれた。


「にゃ(ビックリした)」


「ははっ、すまない
あれでも信頼出来る者達だ
許してやってくれ」


「にゃあ(分かった)」


「ありがとう、リュン」


「にゃう(ううん)」


言い争っている2人を横目に見ながら、頭を撫でてくれてるベルの手にすり寄った。


「さて、いつまでもここにいるわけにもいかないからな
さっさと用を終わらせてご飯にしようか」


「にゃ!(ご飯!)」


ベルからご飯って言葉を聞いて、お腹が減っていたことを思い出した。


くーー


自覚したとたんお腹の音が鳴って、どうか聞こえてませんようにと思いながらチラッとベルを見た。


「ははっ、もう少し待ってくれ」


そう言って、優しくポンポンと叩かれた。


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