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しおりを挟む昨日の夜は俺のレベルと雷魔法のレベルも上がっていて、ベルもアンバーも驚いていた事を思い出してニヤケが止まらない
今は足を引っ張るばかりだからこの調子で早く強くなって、少しでもベルの役に立ちたい!
そんな意気込みを胸に数日ほどブラックラッターやブラックラッターと同じレベルの魔物を倒しまくったけど、あれからレベルが2つ上がっただけだった。
森から帰る途中、なかなかレベルが上がらないことに若干落ち込んでいると、
「そろそろ、もう少し奥の森に入るか」
「にゃっ!?(えっ!?)」
さっきまでの落ち込みが嘘のように耳と尻尾をピンと立てた俺に苦笑いをして
「リュンは広範囲の雷魔法もすぐに出せるまでになったからな
それに気配を探るのも上手くなったから大丈夫だろう
早速明日から行こうと思うが、森の入り口より少し奥に入るとブラックラッターより少し強い魔物が生息している
何度も言うが、油断だけはしないでくれ」
「にゃ(うん、わかった)」
門の前に着くと、何処からか声が聞こえた。
「おおーい、ベルン」
上から?
パッと上を見ると、デカい鳥が俺らの方に向かって来るのが見えた。
「にゃっ(ベ、ベルっ)」
どんどん近づいてくるデカい鳥に焦っていると、ベルが大丈夫と俺を撫でた。
バサッバサッっと音を立てて俺らの近くに降り立ったと思ったら、背中からすっと人が降りてきた。
あ、ダルクだ!
「よっ、ベルン、アンバー、リュンヌ
入れ違いにならなくて良かったぜ」
「どうした?ダルク」
「いや、例の情報が手に入ってな」
「!そうか
でも、明日でいいか?
時間はあるか?」
「おう
そういうと思って開けておいたぜ
ちなみにネルにも言ってある」
「そうか
すまない、ありがとう」
「おう
いいってことよ
それだけ言いに来たんだ
それじゃあ明日な!」
「ああ」
「にゃー(バイバイ、ダルク)」
ダルクは素早く鳥の契約獣に乗り、飛び去っていった。
いいなあ
飛べるの
「さて、門が閉まる前に宿に帰るか」
「にゃ(うん)」
俺らは宿に帰り、ご飯を食べてから部屋に戻った。
「にゃう?
(さっきの鳥ってダルクの契約獣なんだよな?)」
「ああ、火の精霊だ」
「にゃー(へー、火の精霊なんだ)」
だから全体的に赤かったのか
すげーかっこよかったなあ
いいなあ
上から見たらどんな景色なんだろう
絶対に綺麗だよなあ
全体的にここってカラフルだし
「ほら、リュン寝るぞ」
「にゃ(うん)」
ふわあと欠伸をしてからベルの懐に潜り込んだ。
その日の夜は珍しく夢を見た。
鳥になってこの世界を自由に飛んでいる夢だ
多分、ダルクの契約獣の鳥のことが凄く印象に残ってたからだと思う。
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