突然ねこになった俺

にーにゃ

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それからは、大男がリーダーの(チーム名はラウトというらしい)冒険者たちは、当分はゆっくり過ごすことにしたのか、時々冒険者ギルドで俺らを見かけては絡んでくるようになった。

俺の強さを見るためか、尾行をしてきた時はすばやくベルとアンバーが撒いてくれたり、時々気絶させたりしていたけど、ラウトの人たちはそれらを止めようともしなかった。

俺がようやくレベル20になった時、女の冒険者に話しかけられた。


「ベルン!
久しぶりね!」


「マラーキー!
ああ、久しぶりだな」


女の冒険者が俺らに手を振ってこっちに近づいてきた。

ぱっと見たら黒髪、黒目に見えるけど、近づくと黒に近い焦げ茶色の髪に目の色も髪と同じ黒に近い焦げ茶色だった。

2人は握手を交わし、腕を交差して挨拶をした。


「あら、闇の精霊獣じゃない!
えっ、どうしたの!?
まさか、召喚できたの!?」


「ああ、リュンヌだ」


「・・・そう」


少し俯きそう呟いたマラーキーの匂いが変わったような気がした。


「リュンヌっていうのね
私はマラーキーよ
よろしくね」


すぐにぱっと顔を上げ、何事もなかったかのように明るい声と笑顔で俺に自己紹介をしたマラーキーの目はぞっとするような濁った目の色をしている気がして、少し震えた。


「リュン?」


それが伝わったのかベルが不思議そうに俺の名前を呼んだので、慌ててマラーキーに返事をした。


「に、にゃ(う、うん、よろしく)」


「うふふ
かわいいわねー
羨ましいわっ」


俺をじっと見つめてそう言った。


「マラーキーはずっと闇の精霊獣に憧れていたからな」


「ええ、そうね
でも、まだ諦めてはいないわっ
ベルンには先を越されてしまったけれど、絶対に闇の精霊獣と契約してみせるわ」


そう言ったマラーキーの匂いがさっきと違って、臭く感じた。

さっきは嫌な匂いといい匂いが混ざった感じ?か?
いや、嫌な匂いといい匂いがぶつかり合っている感じだったかな
でも今は嫌な匂いが勝ってる
・・・どういうことなんだろう?


とりあえず、俺はベルの近くにいるマラーキーから逃れる為にアンバーのところに非難した。


「リュン?」


「ワウ?(どうした?)」


「にゃ(なんでもない)」


「ねえ、ベルン
久しぶりの再開なんだから、少しの間、私と付き合ってもらえないかしら
いろいろとつもる話もあるもの」


「ああ、いいが
何処に行くんだ?」


「ありがとう
あ、精霊たちは精霊界に帰してもらえる?
あまり大勢で行くと迷惑がかかってしまうかもしれないわ
それにあまり聞かれたくないこともあるもの」


「それは、」




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