3 / 77
3.食わせるという覚悟
しおりを挟む
「捨てるはずのものを食わせてすまんな」
「あんなのすてるのもったいないよ! すごくおいしかったもん!」
弟はそう言いながら興奮している。
頬が少し赤いのは血の巡りがよくなったからだろう。
この子たちのガリガリな体に肉をつけてやりたい。
親ではないのに、親心のようなものが芽生えていた。
「お父さんとお母さんは家にいるのか?」
「そんなのいないよ? お姉ちゃんたちだけだよ?」
親がいない?
俺はその事実に耳を疑った。
お姉ちゃんと呼ばれる人がこの子たちを育てているのか?
こんな境遇の子が、この街にいて誰も支援してあげようともしないのか?
いったい大人は何をやっているんだ。
心に黒い炎のような怒りが湧いてきた。
領主は一体何をしているんだ。
こういう子たちのことを隠して、貧困の差がないということにしているのか?
それは詐欺だ。ふざけてる。
「そうか。また明日も来るといい。同じ時間ならまた捨てなければいけない料理が出来上がっているはずだ」
二人は動こうとしない。ダメなことをしたと思っているのかもれないな。誰も咎めないが、何かしなきゃって思ってんのかもな。
「二人とも、皿を洗ってくれるか? さっき食べた分、働いてくれると俺も助かる」
目を輝かせた二人。
調理場へ行き、洗い方を教えると、楽しそうに皿を洗い始めた。
初めての体験だったんだろう。
「ありがとう!」
帰り際、弟は元気に声を上がる。
隣にいた兄は「有難う御座いました」と頭を下げたではないか。
この歳できちんとお礼をできる子供というのはなかなかいないだろうよ。
お姉ちゃんと呼ばれる子の指導の賜物かもしれないな。感心する。
「また来い」
「おじちゃん。名前教えて?」
「俺はリュウだ」
「僕はイワン。弟がリツ」
少し警戒が解けたか?
二人の兄弟の笑顔をみられたのが、何よりのご褒美だな。
シャワーを浴びさせてあげたいんだが、そのお姉ちゃんたちの許可が必要になるだろうからなぁ、いったん置いておくか。
二人を帰した後、また料理の練習に励む。
今度のはもったいないので自分で食べたが、やはりおやっさんの作るものより劣っている。
◇◆◇
次の日は、イワンとリツの他にも人影が見えた。
二人は誰かを連れてきたみたいだな。
扉を上げると、イワンとリツの後ろに二人の若い女性が立っている。
一人はピンク髪で堀の深い、多少凹凸のある身体の可愛らしい、愛嬌のよさそうな十五、六歳くらいの子がいた。
もう一人は青い髪でシュッとしたアジアンビューティのようなモデル体型の同じくらいの年の子。
俺の顔を見るとビクリと体を震わせた。少し立ち止まったが、意を決したようにこちらに歩み寄る。
「昨日はこの子達にご飯を下さり、有難う御座いました。ウチたちにはお金がありません。ですから、ウチが身体でお支払いします」
「サクヤは黙っていて。私の身体を好きではないかもしれません。ですが、なんとか勘弁していただけませんでしょうか?」
店先で俺に対して頭を下げている美少女二人。
この構図は周りからすると俺が悪者だろう。
中へ入るように促すと、意を決して中へと入ってくる。
イワンとリツは訳が分からないような顔をして、後ろについて中へと入る。
何を勘違いしてんだよ。思わずため息をつきながら少女たちに向き直り。口開く。
「俺は、何も要求する気はない。ただ、この子達に腹を満たして欲しかっただけだ」
「ウチの身体でも不満なんですか?」
「逆にまな板の私の身体もダメなんですの?」
俺は頭を抱える。
どう説明すればわかってくれるんだよ⁉
この二人も痩せているじゃないか。
おそらく、最低限の栄養だけとって小さい子たちに食べさせているのかもしれない。今は何をして生計を立てているのかはわからないけど、一生懸命養おうとしているみたいだな。
「だから、身体など求めていない。そもそも、俺は痩せている女は好きじゃない」
二人は絶句した。
どうしようもないと思ったのだろう。
「まず、君達も食べろ」
今日はトロット煮ではなく、フットラビットの照り焼きだ。足が妙に発達した魔物で、足の部分は筋肉質でしっかりした歯ごたえがある。
おやっさんのは醤油と砂糖で炒めたもの。基本的にこの味付けが多いな。
けど、俺のは塩と胡椒のもんだ。焼き鳥の要領でいけば、この手の肉はこれの方が肉の味を堪能できる。
ちびっ子達には照り焼きとご飯を。少女達には塩コショウのものを出してみた。さっぱりしてるからうまいと思うけどな。この子らの口に合えばいいな。
ちびっ子二人は一口食べると「おぉぉ! おいしい!」といって必死に口にかき込んでいる。
その様子を眺めていた俺は、頬が緩む。こういう素直な子がおいしいというのは、本当においしいということだと俺は思う。
少女二人も一口食べて目を見開く。
噛み締めるようにもう一口。
サクヤと呼ばれていた少女は目を瞑り、上を向くと目じりから涙が流れている。
青い髪の少女も俯くと、目頭から涙を流している。
この年でこの子達を育てるのは大変だろうな。
どんな事情があるのかはわからないけれど。
俺にできることは、飯を提供し。
こうして安心することのできる場所を提供することだけだ。
困っていることがあれば言ってほしいが、それはもう少し先になるかもなぁ。
「腹いっぱい食え」
「ウチ、いっぱい食べて太りますね!」
「私も、たくさん食べますわ! そして、気に入ってもらえるように太るのです!」
別に俺に好かれる必要はないだろ。今は変な風に考えてしまっているだけだと思う。
二人は食べ終わると立ち上がって頭を下げた。
「本当に有難う御座います!」
「感謝しますわ」
頭を下げている少女二人。
その二人の横をイワンとリツは器をもって、さも常連かのように通り過ぎていく。俺のほうを見る。
いいのかということか?
笑いを堪えながら頷くと調理場へと入って行き、茶碗洗いを始めている。
「あの子たちは、皿洗いをしてもらってから帰っているんだ。あの子たちの親、そして、君たちの親はどうしたんだ?」
その質問に、場が静まり返る。
聞いてはいけないことだったのかもしれない。
だが、何かしてあげるにも少しは知っていたほうがいいと思い、踏み込んだ質問をした。
「死にました。アオイの親も、ウチの親も、イワンとリツの親も街を守る兵士でした。この街はおかしいんです。親を殺しておいて、子供のことは知らんフリです」
「それで、一緒に暮らしているのか?」
「そうです。元々知り合いだったんです。ウチの家で今は暮らしています。ただ、冒険者をやるほど強くもない。バイト先は、身体を目的とする男ばかりよってきます。しかし、お金が無い今、身体を売るしかないと思っています」
この子は、どれだけの重圧を感じてたんだろうなぁ。人の命を背負うってのは、俺には計り知れない程だったろう。
「私もバイト先は理不尽に怒られてばかり、暴力を振るわれることは日常茶飯事でした」
それでも、働かなければいけないような環境だったんだもんなぁ。
そりゃつらいよなぁ。二人とも。
こんな子達に手を出すなんて。
フツフツと胸の奥から黒い物がこみ上げてくる。
あの昔のやさぐれた気持ちが。
なんとかしたい。その気持ちが先行した。
「二人とも、ここで働かないか?」
「えっ? いいんですか?」
「いいんですの?」
まだ店に客が入るかもわからないのに、従業員を二人抱えることになりそうだ。
でも、この二人を食べさせていけるくらいじゃないとダメだろう。
何より、ここでこの子達に身売りをするような選択をさせてはダメだ。
必ず成功させる。
そう誓った。
「おう。俺が食わせてやる」
「あんなのすてるのもったいないよ! すごくおいしかったもん!」
弟はそう言いながら興奮している。
頬が少し赤いのは血の巡りがよくなったからだろう。
この子たちのガリガリな体に肉をつけてやりたい。
親ではないのに、親心のようなものが芽生えていた。
「お父さんとお母さんは家にいるのか?」
「そんなのいないよ? お姉ちゃんたちだけだよ?」
親がいない?
俺はその事実に耳を疑った。
お姉ちゃんと呼ばれる人がこの子たちを育てているのか?
こんな境遇の子が、この街にいて誰も支援してあげようともしないのか?
いったい大人は何をやっているんだ。
心に黒い炎のような怒りが湧いてきた。
領主は一体何をしているんだ。
こういう子たちのことを隠して、貧困の差がないということにしているのか?
それは詐欺だ。ふざけてる。
「そうか。また明日も来るといい。同じ時間ならまた捨てなければいけない料理が出来上がっているはずだ」
二人は動こうとしない。ダメなことをしたと思っているのかもれないな。誰も咎めないが、何かしなきゃって思ってんのかもな。
「二人とも、皿を洗ってくれるか? さっき食べた分、働いてくれると俺も助かる」
目を輝かせた二人。
調理場へ行き、洗い方を教えると、楽しそうに皿を洗い始めた。
初めての体験だったんだろう。
「ありがとう!」
帰り際、弟は元気に声を上がる。
隣にいた兄は「有難う御座いました」と頭を下げたではないか。
この歳できちんとお礼をできる子供というのはなかなかいないだろうよ。
お姉ちゃんと呼ばれる子の指導の賜物かもしれないな。感心する。
「また来い」
「おじちゃん。名前教えて?」
「俺はリュウだ」
「僕はイワン。弟がリツ」
少し警戒が解けたか?
二人の兄弟の笑顔をみられたのが、何よりのご褒美だな。
シャワーを浴びさせてあげたいんだが、そのお姉ちゃんたちの許可が必要になるだろうからなぁ、いったん置いておくか。
二人を帰した後、また料理の練習に励む。
今度のはもったいないので自分で食べたが、やはりおやっさんの作るものより劣っている。
◇◆◇
次の日は、イワンとリツの他にも人影が見えた。
二人は誰かを連れてきたみたいだな。
扉を上げると、イワンとリツの後ろに二人の若い女性が立っている。
一人はピンク髪で堀の深い、多少凹凸のある身体の可愛らしい、愛嬌のよさそうな十五、六歳くらいの子がいた。
もう一人は青い髪でシュッとしたアジアンビューティのようなモデル体型の同じくらいの年の子。
俺の顔を見るとビクリと体を震わせた。少し立ち止まったが、意を決したようにこちらに歩み寄る。
「昨日はこの子達にご飯を下さり、有難う御座いました。ウチたちにはお金がありません。ですから、ウチが身体でお支払いします」
「サクヤは黙っていて。私の身体を好きではないかもしれません。ですが、なんとか勘弁していただけませんでしょうか?」
店先で俺に対して頭を下げている美少女二人。
この構図は周りからすると俺が悪者だろう。
中へ入るように促すと、意を決して中へと入ってくる。
イワンとリツは訳が分からないような顔をして、後ろについて中へと入る。
何を勘違いしてんだよ。思わずため息をつきながら少女たちに向き直り。口開く。
「俺は、何も要求する気はない。ただ、この子達に腹を満たして欲しかっただけだ」
「ウチの身体でも不満なんですか?」
「逆にまな板の私の身体もダメなんですの?」
俺は頭を抱える。
どう説明すればわかってくれるんだよ⁉
この二人も痩せているじゃないか。
おそらく、最低限の栄養だけとって小さい子たちに食べさせているのかもしれない。今は何をして生計を立てているのかはわからないけど、一生懸命養おうとしているみたいだな。
「だから、身体など求めていない。そもそも、俺は痩せている女は好きじゃない」
二人は絶句した。
どうしようもないと思ったのだろう。
「まず、君達も食べろ」
今日はトロット煮ではなく、フットラビットの照り焼きだ。足が妙に発達した魔物で、足の部分は筋肉質でしっかりした歯ごたえがある。
おやっさんのは醤油と砂糖で炒めたもの。基本的にこの味付けが多いな。
けど、俺のは塩と胡椒のもんだ。焼き鳥の要領でいけば、この手の肉はこれの方が肉の味を堪能できる。
ちびっ子達には照り焼きとご飯を。少女達には塩コショウのものを出してみた。さっぱりしてるからうまいと思うけどな。この子らの口に合えばいいな。
ちびっ子二人は一口食べると「おぉぉ! おいしい!」といって必死に口にかき込んでいる。
その様子を眺めていた俺は、頬が緩む。こういう素直な子がおいしいというのは、本当においしいということだと俺は思う。
少女二人も一口食べて目を見開く。
噛み締めるようにもう一口。
サクヤと呼ばれていた少女は目を瞑り、上を向くと目じりから涙が流れている。
青い髪の少女も俯くと、目頭から涙を流している。
この年でこの子達を育てるのは大変だろうな。
どんな事情があるのかはわからないけれど。
俺にできることは、飯を提供し。
こうして安心することのできる場所を提供することだけだ。
困っていることがあれば言ってほしいが、それはもう少し先になるかもなぁ。
「腹いっぱい食え」
「ウチ、いっぱい食べて太りますね!」
「私も、たくさん食べますわ! そして、気に入ってもらえるように太るのです!」
別に俺に好かれる必要はないだろ。今は変な風に考えてしまっているだけだと思う。
二人は食べ終わると立ち上がって頭を下げた。
「本当に有難う御座います!」
「感謝しますわ」
頭を下げている少女二人。
その二人の横をイワンとリツは器をもって、さも常連かのように通り過ぎていく。俺のほうを見る。
いいのかということか?
笑いを堪えながら頷くと調理場へと入って行き、茶碗洗いを始めている。
「あの子たちは、皿洗いをしてもらってから帰っているんだ。あの子たちの親、そして、君たちの親はどうしたんだ?」
その質問に、場が静まり返る。
聞いてはいけないことだったのかもしれない。
だが、何かしてあげるにも少しは知っていたほうがいいと思い、踏み込んだ質問をした。
「死にました。アオイの親も、ウチの親も、イワンとリツの親も街を守る兵士でした。この街はおかしいんです。親を殺しておいて、子供のことは知らんフリです」
「それで、一緒に暮らしているのか?」
「そうです。元々知り合いだったんです。ウチの家で今は暮らしています。ただ、冒険者をやるほど強くもない。バイト先は、身体を目的とする男ばかりよってきます。しかし、お金が無い今、身体を売るしかないと思っています」
この子は、どれだけの重圧を感じてたんだろうなぁ。人の命を背負うってのは、俺には計り知れない程だったろう。
「私もバイト先は理不尽に怒られてばかり、暴力を振るわれることは日常茶飯事でした」
それでも、働かなければいけないような環境だったんだもんなぁ。
そりゃつらいよなぁ。二人とも。
こんな子達に手を出すなんて。
フツフツと胸の奥から黒い物がこみ上げてくる。
あの昔のやさぐれた気持ちが。
なんとかしたい。その気持ちが先行した。
「二人とも、ここで働かないか?」
「えっ? いいんですか?」
「いいんですの?」
まだ店に客が入るかもわからないのに、従業員を二人抱えることになりそうだ。
でも、この二人を食べさせていけるくらいじゃないとダメだろう。
何より、ここでこの子達に身売りをするような選択をさせてはダメだ。
必ず成功させる。
そう誓った。
「おう。俺が食わせてやる」
119
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
☆ほしい
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
神様転生~うどんを食べてスローライフをしつつ、領地を豊かにしようとする話、の筈だったのですけれど~
於田縫紀
ファンタジー
大西彩花(香川県出身、享年29歳、独身)は転生直後、維持神を名乗る存在から、いきなり土地神を命じられた。目の前は砂浜と海。反対側は枯れたような色の草原と、所々にぽつんと高い山、そしてずっと向こうにも山。神の権能『全知』によると、この地を豊かにして人や動物を呼び込まなければ、私という土地神は消えてしまうらしい。
現状は乾燥の為、樹木も生えない状態で、あるのは草原と小動物位。私の土地神としての挑戦が、今始まる!
の前に、まずは衣食住を何とかしないと。衣はどうにでもなるらしいから、まずは食、次に住を。食べ物と言うと、やっぱり元うどん県人としては……
(カクヨムと小説家になろうにも、投稿しています)
(イラストにあるピンクの化物? が何かは、お話が進めば、そのうち……)
【完結】まもの牧場へようこそ!~転移先は魔物牧場でした ~-ドラゴンの子育てから始める異世界田舎暮らし-
いっぺいちゃん
ファンタジー
平凡なサラリーマン、相原正人が目を覚ましたのは、
見知らぬ草原に佇むひとつの牧場だった。
そこは、人に捨てられ、行き場を失った魔物の孤児たちが集う場所。
泣き虫の赤子ドラゴン「リュー」。
やんちゃなフェンリルの仔「ギン」。
臆病なユニコーンの仔「フィーネ」。
ぷるぷる働き者のスライム「モチョ」。
彼らを「処分すべき危険種」と呼ぶ声が、王都や冒険者から届く。
けれど正人は誓う。
――この子たちは、ただの“危険”なんかじゃない。
――ここは、家族の居場所だ。
癒やしのスキル【癒やしの手】を頼りに、
命を守り、日々を紡ぎ、
“人と魔物が共に生きる未来”を探していく。
◇
🐉 癒やしと涙と、もふもふと。
――これは、小さな牧場から始まる大きな物語。
――世界に抗いながら、共に暮らすことを選んだ者たちの、優しい日常譚。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari@七柚カリン
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる