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第一章 秋田編
44.水速のベルーゼ
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息をするのが苦しい。
そのくらいの空気が張り詰めていた。
俺はいつでも抜刀できるように左手で刀を持ち、柄《つか》へ右手を添える。
そして前傾姿勢を保ちいつでも斬れるように構える。
「それっ!」
牽制とばかりに水弾を視界を塞ぐように数個放ってきた。
ベルーゼに集中していた視線が一瞬水弾にもっていかれた。水弾の後ろで何かが動いているのを知覚した。
身体を屈めて低くし、視界をクリアにする。ベルーゼは走り出していて、滑ってこちらへ一色線に向かってきた。
間合いに入るタイミングを見測る。間合いに入ればこっちのものだ。一歩、前に出る。そうすることで間合いも前に移動するからだ。
だが、その前で斜めに逸れて行く。曲線を描いて向かったのは雷斗だ。
「君は初めましてだね。さようなら」
咄嗟に雷斗の腕を引き頭の位置をずらす。
先程まで頭があった所を半透明な細長い針のようなものが通り過ぎた。
コイツの得意技だ。水を針の様にして攻撃してくる。
「あれ?」
ここまでで三秒だ。
魔法銃による射撃がベルーゼを掠めた。
「やるねぇ」
ベルーゼは舌なめずりし、冬華を狙った。
「ファイヤーバレッド」
青い炎弾を射出する。スイスイ避けながら逸れて行き冬華の後ろに抜けて行った。
冬華と千紗を庇う様に前に出る。
「インフェルノ!」
ベルーゼの周辺を炎の大地にし、滑れなくする。以前はこの方法で滑れなくなったのだ。機動力を削って倒した。
だが、ベルーゼは跳躍すると宙に浮かせた水へ乗ってこちらに向かってきた。
「ボクは以前の僕ではないんだよ?」
「青炎一閃」
宙で一回転して避けられる。空中でフィギュアスケートをしている様に踊っている。
「はははっ。魔力制御が良くなるとこんなこともできるんだねぇ。凄いや。それそれっ!」
空中から水の針を射出してくる。それを炎を纏った一閃で撃ち落とす。
「ふふーん。ジンはそんなに魔力量が多くないはず。そろそろ魔力量不足するんじゃないのぉ? それそれぇ!」
同じように来た攻撃を同じように迎撃する。
ベルーゼは少し離れると前に腕を突き出した。
水の魔力を多く溜めている。
「ふふふー! その程度の魔力で今のボクを倒せるとは思わないことだねぇ!」
「ライジングボルト!」
上空からの雷がベルーゼに落ちた。遅れて響く轟音。土煙が舞い上がり見えなくなる。手ごたえはあった。
少しずつ晴れて行く土煙。
口を吊り上げたベルーゼだった。
「その子、雷つかうんだねぇ? そっかそっかぁ。相性最悪だねぇ!」
手の前に溜めていた水は制御を乱された影響で地面を濡らしていた。腕が痙攣しているのは雷の影響だろう。これで少しは大人しくなるといいのだが。
「じゃあ、その子から狙っちゃおうかなぁ?」
ダメージはいくらか通った。しかし、まだ足りない。
ベルーゼが再び突進してきた。
刀のみで迎撃する。
少し腕を切れたが大したダメージではない。
「ライジングネット」
雷の網がベルーゼを捕まえた。
その中でもがいている。
「ライジングボルト」
網の中で雷が縦横無尽に暴れ回る。
「アガガガガガガァァァ」
「やったっす!」
苦しそうに口を開けて悲鳴を上げている。
これでダメージは与えられた。
倒せるかもしれない。
「なぁんちゃってぇ」
「なんすか!? どういうことっすか!?」
ベルーゼに雷が当たっているようだが、何故効かない?
「真水は電気を通しにくいって知ってたぁ? こうやって薄ーく張れば多少痺れるくらいなものよぉ」
そう言って立ち上がった。そして真水で自分を覆っていた雷のネットを切り裂いて出てきたのだ。
「そんなのしらなかったっす!」
雷斗は素直に知らなかったことを白状した。知ってたことにすればいいのにと少しおかしくなる。
「そんなに余裕な表情していいのかなぁ? ブスッっと────」
その水の針の先には炎の壁が聳え立っていた。
「させねぇよ。お前の考えることは大体わかる」
「なんでまだ魔力があるの!? ふんっ! じゃあこれはどう!? はぁぁぁあぁぁあぁぁ!」
身体を水で包み込みその水から無数の針を射出したのだ。
これも問題はない。皆の前に炎の壁を展開した。水の針は蒸発して水蒸気になっている。
これにはベルーゼも焦ったようで眉間に皺を寄せて青筋を浮かべている。
何故こんなに俺が魔法を使用できるのかわかっていないようだ。
俺は以前、体内の魔力だけで魔法を行使していたからだ。
あの時、夢で教えてくれた昔の仲間には感謝している。名前がわからない魔法使い。
「なんでなんだよぉぉ! なんでそんなに魔力があるんだよぉぉ!? 同じ身体のハズだろう!?」
「あぁ。そうだ。同じ身体だよ。だがな。あの時のままの俺じゃない」
「ボクだってそうさ。あの時のままではない。これがとっておきじゃないからね。魔力制御ができるボクは。まだまだこんなものじゃないよ!」
身体に纏っていた水が飛び散った。その先で滴同士が結び付き、クモの巣のように水の糸が張り巡らされた。
その上を高速で移動するベルーゼ。
「さぁ。ボクを捉えられるかな!? はははぁ!」
そのくらいの空気が張り詰めていた。
俺はいつでも抜刀できるように左手で刀を持ち、柄《つか》へ右手を添える。
そして前傾姿勢を保ちいつでも斬れるように構える。
「それっ!」
牽制とばかりに水弾を視界を塞ぐように数個放ってきた。
ベルーゼに集中していた視線が一瞬水弾にもっていかれた。水弾の後ろで何かが動いているのを知覚した。
身体を屈めて低くし、視界をクリアにする。ベルーゼは走り出していて、滑ってこちらへ一色線に向かってきた。
間合いに入るタイミングを見測る。間合いに入ればこっちのものだ。一歩、前に出る。そうすることで間合いも前に移動するからだ。
だが、その前で斜めに逸れて行く。曲線を描いて向かったのは雷斗だ。
「君は初めましてだね。さようなら」
咄嗟に雷斗の腕を引き頭の位置をずらす。
先程まで頭があった所を半透明な細長い針のようなものが通り過ぎた。
コイツの得意技だ。水を針の様にして攻撃してくる。
「あれ?」
ここまでで三秒だ。
魔法銃による射撃がベルーゼを掠めた。
「やるねぇ」
ベルーゼは舌なめずりし、冬華を狙った。
「ファイヤーバレッド」
青い炎弾を射出する。スイスイ避けながら逸れて行き冬華の後ろに抜けて行った。
冬華と千紗を庇う様に前に出る。
「インフェルノ!」
ベルーゼの周辺を炎の大地にし、滑れなくする。以前はこの方法で滑れなくなったのだ。機動力を削って倒した。
だが、ベルーゼは跳躍すると宙に浮かせた水へ乗ってこちらに向かってきた。
「ボクは以前の僕ではないんだよ?」
「青炎一閃」
宙で一回転して避けられる。空中でフィギュアスケートをしている様に踊っている。
「はははっ。魔力制御が良くなるとこんなこともできるんだねぇ。凄いや。それそれっ!」
空中から水の針を射出してくる。それを炎を纏った一閃で撃ち落とす。
「ふふーん。ジンはそんなに魔力量が多くないはず。そろそろ魔力量不足するんじゃないのぉ? それそれぇ!」
同じように来た攻撃を同じように迎撃する。
ベルーゼは少し離れると前に腕を突き出した。
水の魔力を多く溜めている。
「ふふふー! その程度の魔力で今のボクを倒せるとは思わないことだねぇ!」
「ライジングボルト!」
上空からの雷がベルーゼに落ちた。遅れて響く轟音。土煙が舞い上がり見えなくなる。手ごたえはあった。
少しずつ晴れて行く土煙。
口を吊り上げたベルーゼだった。
「その子、雷つかうんだねぇ? そっかそっかぁ。相性最悪だねぇ!」
手の前に溜めていた水は制御を乱された影響で地面を濡らしていた。腕が痙攣しているのは雷の影響だろう。これで少しは大人しくなるといいのだが。
「じゃあ、その子から狙っちゃおうかなぁ?」
ダメージはいくらか通った。しかし、まだ足りない。
ベルーゼが再び突進してきた。
刀のみで迎撃する。
少し腕を切れたが大したダメージではない。
「ライジングネット」
雷の網がベルーゼを捕まえた。
その中でもがいている。
「ライジングボルト」
網の中で雷が縦横無尽に暴れ回る。
「アガガガガガガァァァ」
「やったっす!」
苦しそうに口を開けて悲鳴を上げている。
これでダメージは与えられた。
倒せるかもしれない。
「なぁんちゃってぇ」
「なんすか!? どういうことっすか!?」
ベルーゼに雷が当たっているようだが、何故効かない?
「真水は電気を通しにくいって知ってたぁ? こうやって薄ーく張れば多少痺れるくらいなものよぉ」
そう言って立ち上がった。そして真水で自分を覆っていた雷のネットを切り裂いて出てきたのだ。
「そんなのしらなかったっす!」
雷斗は素直に知らなかったことを白状した。知ってたことにすればいいのにと少しおかしくなる。
「そんなに余裕な表情していいのかなぁ? ブスッっと────」
その水の針の先には炎の壁が聳え立っていた。
「させねぇよ。お前の考えることは大体わかる」
「なんでまだ魔力があるの!? ふんっ! じゃあこれはどう!? はぁぁぁあぁぁあぁぁ!」
身体を水で包み込みその水から無数の針を射出したのだ。
これも問題はない。皆の前に炎の壁を展開した。水の針は蒸発して水蒸気になっている。
これにはベルーゼも焦ったようで眉間に皺を寄せて青筋を浮かべている。
何故こんなに俺が魔法を使用できるのかわかっていないようだ。
俺は以前、体内の魔力だけで魔法を行使していたからだ。
あの時、夢で教えてくれた昔の仲間には感謝している。名前がわからない魔法使い。
「なんでなんだよぉぉ! なんでそんなに魔力があるんだよぉぉ!? 同じ身体のハズだろう!?」
「あぁ。そうだ。同じ身体だよ。だがな。あの時のままの俺じゃない」
「ボクだってそうさ。あの時のままではない。これがとっておきじゃないからね。魔力制御ができるボクは。まだまだこんなものじゃないよ!」
身体に纏っていた水が飛び散った。その先で滴同士が結び付き、クモの巣のように水の糸が張り巡らされた。
その上を高速で移動するベルーゼ。
「さぁ。ボクを捉えられるかな!? はははぁ!」
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