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ずっと待ってるゼ
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シャワーを浴びながら、アタルの事を考えた。
外見は高校時代と変わらない気がする。でも、確実にアタルが大人になっているのは感じる。俺が女の子とのセックスを知らないって方がおかしいのか…?
アタルは女の子にアレをしてもらったんだろうか…
ギュッと目を閉じてシャンプーを頭に擦りつけ、わしゃわしゃと泡立てては意識を他に持って行こうとするが、どうしてもアレが気になってしまう。
アタルが付き合った女の子の顔が、一人づつ浮かんでは消え、俺の頭の中でぐるぐると回り出した。気持ち悪い...
適当に洗ったあと、慌てて風呂場から出ると、トイレに駆け込み吐いてしまった俺。
バカみたいだ。女の子に咥えられているアタルの姿を想像して吐き気に襲われるなんて。
暫くして、母親から夕食を食べるように言われ、食欲も無かったが、折角作って貰って悪いので口に押し込んだ。
自分でも自覚している程、アタルの事が大好きになっている俺は、もしも今日、二人きりになっていたとしたら、この間の様に触ったりキスしたりして、離れたくないと思ってしまった事だろう。
そんな事を思っても、俺はここの大学生だし、アタルは東京。離ればなれになるのは止められない。
明日、東京に戻ってしまうけど、俺は朝からバイトが入っている。今日休みを貰ったから、明日は行かなきゃ…
***
翌日、コンビニの制服に着替えた俺は、ロッカールームでアタルにメールだけを送る。
[気をつけて帰れよ!今度帰って来るのいつか分からないけど、また電話くれ。]
そんな短い文面を溜め息つきながら打ち込んで、携帯を閉じた。
「松井くん、昨日はデートだったの?」
「は?」
パンの棚に補充している俺に、そう言って来たのはひとつ年上のバイトの女の子。
髪が長くて一つに縛り星の飾りが付いたシュシュを付けている。顔は、特に悪くはないが、俺の好みではなくて、いつも向こうから話してくれるので、こちらから話し掛けた事が無かった。
その彼女は町田さんというが、下の名前が覚えられなくて、俺は適当に「デートじゃないです。東京に行った友達が、帰って来たので。」と言っておいた。
「男友達か~。そのうちカノジョとか出来ると遊べなくなるよね~。今のうちだよ、遊んだりするのは。」
町田さんの言葉は、俺の心に引っかかったものを手繰り寄せる様に、喉元まで出かかった。
「確かにね、俺の知らない友達も出来てたし、そのうち地元には帰って来なくなるかもです。」
自分で言って悲しくなる。
修斗といる方が長くなるんだ。俺との事なんかきっと忘れてしまうだろうな。
「松井くんもカノジョ作ったらいいじゃない。カッコイイと思うよ、あたし。」
「ぇえ?...俺なんか全然...」
モテないと言いそうになって、ほんの僅かのプライドが頭をもたげると、「そのうち作ります。」と言って付け加えた。
俺だって、機会があれば出来る筈なんだ。
けど、アタルの存在が大きくて...
外見は高校時代と変わらない気がする。でも、確実にアタルが大人になっているのは感じる。俺が女の子とのセックスを知らないって方がおかしいのか…?
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適当に洗ったあと、慌てて風呂場から出ると、トイレに駆け込み吐いてしまった俺。
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暫くして、母親から夕食を食べるように言われ、食欲も無かったが、折角作って貰って悪いので口に押し込んだ。
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明日、東京に戻ってしまうけど、俺は朝からバイトが入っている。今日休みを貰ったから、明日は行かなきゃ…
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[気をつけて帰れよ!今度帰って来るのいつか分からないけど、また電話くれ。]
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「は?」
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「ぇえ?...俺なんか全然...」
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