鬼を宿せし者は仲間を守る

狼牙

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2章 闇

2話

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……龍……て
…鬼……お…て…
「鬼龍!起きて!」
「はっ!」
「やっと起きた~。もう、本当に心配したんだから。床の光が落ち着いたと思ったらこんな暗い部屋にいるし、龍樹はいないし……」
刀華の言っている事に耳を貸しながら俺は部屋を見渡した
部屋は全体的に薄暗いが蝋燭が少しある。ほとんどいみなしてねぇ……
そして、床にはデカク六芒星が描かれている
これは俺達を召喚した魔法陣か?
周りを見渡すとちゃんと皆がいたでも、近くにいたはずの龍樹が部屋のすみにいる……なんでだ?
まぁ、いいでも、先程のは夢か何かか?
あと確認するのは……
「皆!ステータスは確認したか!?」
あっ!
忘れてたー
あほんとだ

………来る前に確認したはずなんだがなぁ
とりあえず俺もやってみよう
(ステータス!)
そしたら、

ブンッ!

という音と共に青い半透明の板が出てきた
そこには

            きたの  きりゅう
名前    姫堕乃  鬼龍
種族    人間
Level   1
HP6800
MP8000
攻撃力   800(0)
防御力   1200(0)
俊敏        600(0)
器用        900(0)
知性        900(0)

スキル

剣術Level5
武術Level5
刀術Level6
アイテムボックスLevelMAX
鑑定眼LevelMAX

加護

火の最高神の加護
雷の最高神の加護
水の最高神の加護
光の最高神の加護
闇の最高神の加護
戦神の加護
鬼神の加護

称号

鬼を宿す者
最高神達のお気に入り
優しき心の持ち主
神蛇の友
龍の友


と書いてあった
「これは高いのか?」
「鬼龍はどうだった?」
「さぁ?基準がわからんからどうにも言えん」
「じゃぁ、私の見てみて!」

             ごうだ  とうか
名前     業蛇  刀華

種族    人間
Level   1
HP4000
MP10000
攻撃力   450(0)
防御力   800(0)
俊敏        700(0)
器用       1000(0)
知性        2000(0)

スキル

刀術Level4
武術Level3
全属性魔法Level5
アイテムボックスLevelMAX
鑑定眼LevelMAX

加護
魔法の神の加護
神蛇の加護
善神の加護

称号

神蛇を宿す者
鬼の友
龍の友



「ほう、これは魔法向きだな」
「えぇ、残念なことにね」
「?どうしてだ?」
「だって、皆と一緒に前線に立てないから」
「そんなことかw」
「そんなことって!私だけ後で魔法を撃つのは嫌なの!」
「んなの、お前だけなわけねぇだろ?ほら」
おー!!おれ!完全に魔法使いだー!
は?いいなぁコノヤロウ俺なんか完全に物理だぞ
よかったー私はあまり前線に行きたくないから魔法使いでよかった…
「な?魔法使いでよかったと思っているやつもいるからそんなこと気にすんな!それに、お前は近接も出来るから後続の奴らも守れるから安心なんだよ」
「……本当ね…なら!私は後であんた達の援護をするから前線は任せたわよ!」
「おう!任された!」
そこへ
「おーい!2人ともー!!」
やっと来たか
「おせーよ龍樹」
「はぁはぁはぁ、しょうがねぇじゃん!2人と一緒にいたはずなのに別のところにいて、探してたんだぞ!」
「それにしては遅かったな」
「だって走った感じ、ここ、教室の10倍はひろいぞ!?」
「あ、龍樹?あんた、ステータスは見たの?」
「あ?そんなの、お前ら探してたから見とるわけねぇじゃん」
「なら、確認しようぜ」
「わかったよ」


          さくらだに  たつき
名前    桜谷    龍樹

種族    人間
Level   1
HP10000
MP500
攻撃力   850(0)
防御力   2500(0)
俊敏        500(0)
器用       500(0)
知性        800(0)

スキル

武術Level6
金剛化
アイテムボックスLevelMAX
鑑定眼LevelMAX

加護

戦神の加護
龍神の加護
雷神の加護

称号

龍を宿す者
鬼の友
神蛇の友
馬鹿


「「「………」」」
こ……これはwww
「これは完全なタンカーね」
「よ!壁!」
「壁じゃねぇ!」

そんな馬鹿な会話をしていると

バンッ!

と、音とともに金属製の全身鎧を着た奴等が入ってきた

なんだ?!
敵か!?
俺の魔法で蹴散らしてくれるわ!!
「はいはい。やめような?お前ら」

「「「「「は、はい」」」」」

「すまんな、こんなやつらで。で?お前らは誰だ?」
そう言いながらおれはそいつらの所まで行った
「図々しいぞ貴様!これでもくらえ!」
「おい馬鹿!やめろ!」
「?こんなん遅すぎて欠伸が出るぞ?」
いきなり槍を突きだしてきたが遅すぎて回避余裕ですw
俺は半歩体を横に反らし、空を切った槍の柄を浮かんだ
「お前ら……これは戦闘開始ってことでいいんだな?」
俺は怒気をはらんだ声でそういうと槍を掴まれたやつは
「ひ、ひぃぃいい!ば、化け物!」

ピクッ

この場にいるクラスメイト全員が反応した

「「「「それは聞捨てならんぞ!!!てめぇ!!!!」」」」

「「!?」」
「やめろ、お前ら」
俺は手を横に突きだし、皆を静止させた。じゃないと本当にこいつらは二人を殺しに行っていた
それくらいの殺気を゙ただの一般人゙か出したのだ
この事についてはソノウチ語ろう

「なんで止める!鬼龍!」
「お前ら、ここでやるよりも王に訴えればいいんだよ」
「ぐっ!鬼龍がそういうなら……」
「さて、で?お前達は本当に俺達を殺しに来たのか?」
「いいいい、いえ!そんなことは決してありません!勇者様!」

 「「「「え??」」」」

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「「「「「はー!??」」」」」

「勇者!?本当に!?」
「は、はい!」
おー!!やったー!
お、俺が、勇者!?
やっふー!!
皆が騒ぎダシタカラ一旦止める
「はいはい、一回静かにしろよー」

ピタッ!

と、全員が黙った

「で?その勇者様に攻撃してきたと?」
「すいません!!こいつが出すぎた真似を!!どうかお許しを!!」
「まぁ、許すか許さんかは王に決めてもらおう。んじゃ王様んとこにつれていけ」
「は、はい!」
俺達は兵士に連れられて王様の所まで行くことにはした。…………ぼろ雑巾にしたやつを引きずりながら……
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