4 / 5
友達
しおりを挟む
「う、嘘ぉ……」
SARAから届いたメールの内容、それは
『とても申し訳ないのですが、友達がどうしてもついていきたいという事で友達を連れてきます…。突然の報告ですみません…。』
「と、友達ってSARAくんの友達って事でしょう~?怖い人だったらどうしましょう~~!!!!」
SARAと会うだけでも緊張で潰れそうだったのに、更に友達とも会うなんて床にめり込みそうだわ…と思いつつ、SARAの友達だから悪い人じゃないに決まっている!と思い直し、気合をいれなおし、メールを返した。
ピロンッ
「あ、相変わらず早いわね…え~と内容は…」
「こんにちは、玲央さん…ですよね?」
「へっ?」
背後から聞こえた鈴のような声に私は思わず気の抜けた声を出して、振り返った。
「違っていたらすみません…玲央さん、ですか?」
「え、そ、そうだけど、貴方は?」
動揺を隠しきれず、小柄な女の子相手に気持ち悪い程キョドってしまう。
「俺です。SARA。」
「SARAって掲示板の…?」
「はい。」
男の子じゃなかったの~~!?!?と驚くが、よくよく考えてみれば1度も男ですなんて言ってなかった。
「あ、俺、一人称が"俺"で男だと思ってましたよね…すみません…」
しゅん、と元々小柄なSARAが更に小さくなる。
勿論幻覚だが、私には犬の尻尾と耳が見える。
「だ、大丈夫!私も男のくせに一人称"'私"だし!!」
「そ、それは体だけで…心は…」
「は~いはいはい、そこまで!大丈夫だから!逆に可愛い女の子で嬉しかったりするし!!」
犯罪発言ではないかと疑ってしまうフォローをしてしまって、気に触っちゃったかな?と不安になるが、
「ほ、本当ですか……!?」
ぱぁっとみるみる内に明るくなっている少女を見て、良かったぁと安堵する。
「か、可愛いだなんてそんな……!!」
照れくさそうにもじもじとするSARAを見て、にやけてしまう。
傍から見たら、完全に犯罪者だ。
だが、正直に言って本当に可愛らしい。
「あ、ところでお友達は?」
「はっ、はい!店の外にいるので行きましょう!!」
店の外に行くとSARAの友達がいると分かり、自然と体が強ばる。
「とても個性的な人達なんですけど、悪い人達じゃないので…!」
緊張した面持ちの私に気づき、フォローしてくれるSARA。
「SARAくんの友達だもの…!悪い人達じゃないのは当たり前よ!」
気をかけさせてしまったと反省して、そう明るく返した。
「……!!」
私の言葉に顔を真っ赤にさせるSARA。
何故赤くなったんだろう?と不思議に思い、聞いてみようとするが、もう私達はドアの前に立ってしまったので聞こうにも聞けずそのままドアを開いた。
「この人達が俺の友達です…!」
「晴人です!」
「美空です。」
「のあ…」
「ふぅかでぇす♡」
「……」
「あるとです。宜しくね。」
思ってた以上にいっぱいいる…!!!
「初めまして、玲央です。」
「るぅかぁ?ちゃんと挨拶しなぃと駄目でしょぉ~?」
「うッ…ごめんなさい…お姉様…。」
「ぜ、全然大丈夫だよ!!るぅかくん…?宜しくね…!!」
背の高い髪の長い女の子と背の低い髪の短い男の子という対照的な兄弟をみて、私が最初に思ったことが、
顔整いすぎ。
「は?ボクは男じゃないノ。」
「えぇ!?お、女の子だったの!?ごめんね??」
「男の子ゎふぅかだょぉ~♡るぅかゎ可愛ぃ可愛ぃぅちの妹なのぉ~♡」
「うぇぇ!?ぎゃ、逆だった…!?」
見た目と性別が一致しない為混乱する私の袖を、誰かが引っ張った。
「いちいち驚くのも疲れるでしょうから、すっと受け入れなさい。すっと。」
高く結い上げたポニーテールを揺らしながら、少し偉そうな少女は呆れた様子で私にそう諭した。
「すっと受け入れるなんて無茶なことをいうなよ、美空。」
少女の隣に立っていたこれまた背の高い男の子は、美空ちゃんの頭に手を置き、私にすみません…と言いぺこりとお辞儀をした。
「貴方達も兄弟?」
「見て分かるでしょ。」
「そ、それもそうね。」
話を変えるために振った話題をばっさり切り捨てられて、少し傷つく私。
確かに髪色も同じで、二人ともぱっちりした目だが、つり目で眉もキリッとしている為、凄く強そう(?)
「全く…美空は…折角玲央さんが話題を振ってくれたのに…」
「振ってくれなんて頼んでないわ。」
「そんな事言うなよ…」
優しそうなお兄さんと気の強い妹。アニメでよく見るやつだわ、と頷いていた私にSARAが、
「あの…ここで話すのもなんなんで、場所変えませんか…?」
と提案してきた。
「そうね。ここで話しちゃ迷惑になるし。場所変えるってどこ行く?」
SARAの提案にのり、どこに移動しようかと考えていたら晴人くんが、
「俺の家なんかどうです?」
と提案してきた。
初対面の人を家に呼んでいいの…?と困惑したが特に行くところも決まらなかったので、晴人くんと美空ちゃん、そしてのあちゃんのお家にお邪魔することになった。
SARAから届いたメールの内容、それは
『とても申し訳ないのですが、友達がどうしてもついていきたいという事で友達を連れてきます…。突然の報告ですみません…。』
「と、友達ってSARAくんの友達って事でしょう~?怖い人だったらどうしましょう~~!!!!」
SARAと会うだけでも緊張で潰れそうだったのに、更に友達とも会うなんて床にめり込みそうだわ…と思いつつ、SARAの友達だから悪い人じゃないに決まっている!と思い直し、気合をいれなおし、メールを返した。
ピロンッ
「あ、相変わらず早いわね…え~と内容は…」
「こんにちは、玲央さん…ですよね?」
「へっ?」
背後から聞こえた鈴のような声に私は思わず気の抜けた声を出して、振り返った。
「違っていたらすみません…玲央さん、ですか?」
「え、そ、そうだけど、貴方は?」
動揺を隠しきれず、小柄な女の子相手に気持ち悪い程キョドってしまう。
「俺です。SARA。」
「SARAって掲示板の…?」
「はい。」
男の子じゃなかったの~~!?!?と驚くが、よくよく考えてみれば1度も男ですなんて言ってなかった。
「あ、俺、一人称が"俺"で男だと思ってましたよね…すみません…」
しゅん、と元々小柄なSARAが更に小さくなる。
勿論幻覚だが、私には犬の尻尾と耳が見える。
「だ、大丈夫!私も男のくせに一人称"'私"だし!!」
「そ、それは体だけで…心は…」
「は~いはいはい、そこまで!大丈夫だから!逆に可愛い女の子で嬉しかったりするし!!」
犯罪発言ではないかと疑ってしまうフォローをしてしまって、気に触っちゃったかな?と不安になるが、
「ほ、本当ですか……!?」
ぱぁっとみるみる内に明るくなっている少女を見て、良かったぁと安堵する。
「か、可愛いだなんてそんな……!!」
照れくさそうにもじもじとするSARAを見て、にやけてしまう。
傍から見たら、完全に犯罪者だ。
だが、正直に言って本当に可愛らしい。
「あ、ところでお友達は?」
「はっ、はい!店の外にいるので行きましょう!!」
店の外に行くとSARAの友達がいると分かり、自然と体が強ばる。
「とても個性的な人達なんですけど、悪い人達じゃないので…!」
緊張した面持ちの私に気づき、フォローしてくれるSARA。
「SARAくんの友達だもの…!悪い人達じゃないのは当たり前よ!」
気をかけさせてしまったと反省して、そう明るく返した。
「……!!」
私の言葉に顔を真っ赤にさせるSARA。
何故赤くなったんだろう?と不思議に思い、聞いてみようとするが、もう私達はドアの前に立ってしまったので聞こうにも聞けずそのままドアを開いた。
「この人達が俺の友達です…!」
「晴人です!」
「美空です。」
「のあ…」
「ふぅかでぇす♡」
「……」
「あるとです。宜しくね。」
思ってた以上にいっぱいいる…!!!
「初めまして、玲央です。」
「るぅかぁ?ちゃんと挨拶しなぃと駄目でしょぉ~?」
「うッ…ごめんなさい…お姉様…。」
「ぜ、全然大丈夫だよ!!るぅかくん…?宜しくね…!!」
背の高い髪の長い女の子と背の低い髪の短い男の子という対照的な兄弟をみて、私が最初に思ったことが、
顔整いすぎ。
「は?ボクは男じゃないノ。」
「えぇ!?お、女の子だったの!?ごめんね??」
「男の子ゎふぅかだょぉ~♡るぅかゎ可愛ぃ可愛ぃぅちの妹なのぉ~♡」
「うぇぇ!?ぎゃ、逆だった…!?」
見た目と性別が一致しない為混乱する私の袖を、誰かが引っ張った。
「いちいち驚くのも疲れるでしょうから、すっと受け入れなさい。すっと。」
高く結い上げたポニーテールを揺らしながら、少し偉そうな少女は呆れた様子で私にそう諭した。
「すっと受け入れるなんて無茶なことをいうなよ、美空。」
少女の隣に立っていたこれまた背の高い男の子は、美空ちゃんの頭に手を置き、私にすみません…と言いぺこりとお辞儀をした。
「貴方達も兄弟?」
「見て分かるでしょ。」
「そ、それもそうね。」
話を変えるために振った話題をばっさり切り捨てられて、少し傷つく私。
確かに髪色も同じで、二人ともぱっちりした目だが、つり目で眉もキリッとしている為、凄く強そう(?)
「全く…美空は…折角玲央さんが話題を振ってくれたのに…」
「振ってくれなんて頼んでないわ。」
「そんな事言うなよ…」
優しそうなお兄さんと気の強い妹。アニメでよく見るやつだわ、と頷いていた私にSARAが、
「あの…ここで話すのもなんなんで、場所変えませんか…?」
と提案してきた。
「そうね。ここで話しちゃ迷惑になるし。場所変えるってどこ行く?」
SARAの提案にのり、どこに移動しようかと考えていたら晴人くんが、
「俺の家なんかどうです?」
と提案してきた。
初対面の人を家に呼んでいいの…?と困惑したが特に行くところも決まらなかったので、晴人くんと美空ちゃん、そしてのあちゃんのお家にお邪魔することになった。
0
あなたにおすすめの小説
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる