三尺刀使いの仮想現実戦記

始まり

巨大なゴブリン

４話巨大なゴブリン
「水流」
ドンッ。
ゴブリンを水流一度で６体ほど狩れた。
殺害能力で言えば八咫烏が上、乱戦などでの使い回しで言えば水流が上。となる。
「八咫烏」
ビュッ、青蓮の前に居る敵が先程まで
生きていた蛋白質の塊へと化ける。
【lvが上昇しました。】
「(八咫烏一撃で２０位。もう一度八咫烏を撃ちたい。クソッ)水流」
水流で敵を５匹程消してから少し離れる。離れたら、
「八咫烏」
これの繰り返しがいいか？全ての技が使えるな水流→水竜・尾→のループを使えれば乱戦最強なのに、はぁー、刀物語時代自分がどれだけ大海流に頼っていたかようやくわかりました。私は、強い流派、大海流を扱える凡人だったんですね。私には皆と一緒に歩を進めたかった。皆と一緒に馬鹿やりたかった。私は凡人だから勉強しないといけなかった。私は、私は、私は凡人なんだ！凡人なら凡人らしく敵どもに足掻いてやろうじゃあないか。
「八咫烏」
バンっ、八咫烏が放たれる。ゴブリンをまたも２０匹程殺す。
【lvが上昇しました】
ザッ。
クソッ、油断した。腹を突器で刺された。
「クソが、水流」
私を刺したゴブリンは５匹程のゴブリン達と共に水流で命を落とした。ゴブリンから離れたがやはりゴブリン達は追って来る。
それを、
「八咫烏」
八咫烏で蹴散らす。またも２０匹程殺った。
いい加減学習しないかな？学習されると困るけどね。
「もう一回行けそうだね。八咫烏」
殺ったのが１５匹位に減った。
ゴブリン共も学習したのか。
【lvが上昇しました】
さっきから聞こえるこのアナウンスは一体？lv？ステータスを後で見てみるか。まあ今は、こっちが先か。
「水流」
もう一回八咫烏をしてしまうと逃げ遅れて死ぬから私は水流を選択した。
水流をした後に私の目の前にいたのは、普通より大きい体躯と巨大なククリナイフと簡単な革防具を装備したゴブリンだった。