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戦士王杯(準備)
最終調整
しおりを挟む久しぶりの学校。椛が怖かった。
久しぶりの授業。椛が可愛かった。
久しぶりの昼休み。口論する椛可愛ゆき。
と言うのが私の今日の出来事だな。全部椛が絡んでくるな。
さて、切り替えて剣の聖地しようか。
「というわけでレッツプレイ」
「ふー、再誕です。風化したシリーズの研磨と汚れ取り何かをしないといけませんね。よーし、頑張りましょう!」
「おう、頑張りやがれ!」
「はい、大将。頑張ります」
「ハハ、俺は大将じゃなくて親分だ」
「そういえばそうでしたね。親分は今何を作っているのでしょうか?」
「武器だ。そろそろ大会があるってんでオーダーメードの武器作成の依頼がてんこ盛りでかなり忙しいんだ。お主は前の錆びたやつの続きだろ?」
「はい。そうです」
「一番右の奥から三番目使いな」
「ありがとうございます」
「驚ろかねえのかい。まあいいか。礼は要らんぞ。お主の修繕は職人として本になる。それも教本になる技術を吸収しようというわけだ。気にすんな」
「ギブ&テイクという奴ですね。貴方方からは鍛冶場を提供、私からは技術を提供と言った所でしょうか?」
「そゆことだ。んじゃ今日も教えてくれよ」
「わかりました。今日明日辺りで終わらせないと大会に間に合わないので少し早足で行きますよ」
「それでもいい」
「わかりました」
そろそろ完成させて練習しないと大会は厳しいだろう。
「まずは鎧を研ぎましょう。ちゃんと研がないと良い鎧はできませんからね」
刀類はこの前研ぎ終わったから次は鎧を研ぐ。
鎧をいい感じに軽くて硬い鎧を作る。
余計な部分を取り除いて金属光沢を出させて私視点で綺麗で硬く軽い鎧を作る。
つまりは鎧を研ぎ出してそれを磨き、それを私のアバターにフィットする様に削ったり布を入れたりして私だけの鎧を作る。
「まずは研ぎ出しをしなければいけませんね。研ぎださねけば話になりませんから」
「ハハハッ、そうだな。そういや嬢ちゃんはなんで此処で武具を作ってんだ?」
「今度PvP大会があるでしょう」
「ああ、あるな」
「あれに出るためです」
「は?」
「大会に出て戦いたい。厳密には人を斬り伏せたいのです」
「嬢ちゃん、もしかして流れか?」
「ええ、流れです。因みに何処からか分かりますか?」
「わからねぇな。五つには絞れたがそれまでだ」
「その絞ったのに刀物語は有りますか?」
「あるぞ」
「それです。私は刀物語からの旅人、いえ、貴方方でも分かりやすくいうとすれば私は刀物語四天王の一柱です」
「マジかい?」
「マジです。句は 猛き波 寄せては返す 血の海は 弱気者への 戒め也です」
「そ、その句は、その波句は、もしかしてあんた三尺狼かい?」
「名推理ですね。というか波句ってなんですか?」
「あー、波句ってのは主ら四天王の句を見分けるための呼称だな。小炎のは炎句、雷雷は霹靂(はたた)句、木の葉の嬢ちゃんのは風(かざ)句ってなるな。時に三尺狼よ、この世界のPNは?なんなんだい?」
「激流です」
「激しい流れ、か水の狼からえらい変わったな」
「そうですね」
「何があった?」
「・・・妻を、娶りました」
「マジか?」
「大真面目です」
「そうか。大切にしてやれよ」
「妻の愛が重い時は?」
「なだめろなぐさめろ、だ」
「ありがとうございます」
「ちなみに、嫁さんの飯は美味えか?」
「控えめに言って食料では有りません」
「はっきり言ったな」
「私が専業主夫になっているので」
「マジかい」
「あー、それと妻もこの世界に居るらしいので会ったら渡せる様に指輪も作りますよ」
「・・・お前さんも大概だな」
そうして鍛冶場のおっちゃんと駄弁りながら鍛冶を終えた。
研ぎや磨き、装飾まで終わらして。
指輪はどうしたかって?ゴーレムのレアドロの朽ちた原石と言うのから作ってみてみたらサファイアの様な綺麗な青色の宝石が出来た為朽ちた鉄から作ったリングに嵌めて作った。
椛、喜んでくれるかな?
作者
早退した後のお話です。停学中では有りません。今章終わりです。
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