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しおりを挟む「それは兄のオレだろ、譲れよ、愚弟」
「ほんの数分の違いじゃないか。僕が先だってあり得たのに、ずるいな、こういう時だけ!」
じゃ、僕は口づけと胸だけにする。と、トウマは脱力したリューイの隣に寝転び、頬に触れながら愛おしそうに見つめた。
燃えるようなその赤い髪の毛に、美しい角。耳も長くて、その赤い瞳も宝石のようだ······ああ、彼女が遂に手に入る。
トウマがその瞳を覗き込んでじっくりと観察していた所で、彼女の美しい顔が歪み、瞳が失意に見開かれた。
「ッう、ああ、んぅうッ、、」
「ッ、ヤベえ、きっつ」
じゅぽり、と突き刺さったユウマの獣根を、彼女の意思に反して膣壁は歓喜し締め付ける。
きゅうっと締まるその感覚にユウマは顔を歪めた。
リューイの膣壁がうねり、柔らかいはずのそれが凶器のように感じられるほどに強く蠢く。
「っ、なんだ、これ、無理だ······もってかれるッ!」
挿入後、一点を見つめ微動だにしない兄に苛立ちを隠せなくなったトウマは彼女の赤く腫れた獣蕾に手を伸ばした。
そしてその皮を指で引っ掻くように剥いて、ぐりぐりと押し付ける。
「ッ、あああ!だめぇ、それはッ、いまは、だめぇえッ!」
その瞬間、ユウマは堪らず腰を動かした。そして何かに急かされるように抽挿を繰り返し、そのまま我慢できず最奥に吐精する。
「······ッ、くそ、! なにしてくれてんだ!」
「っ、ええ? 僕の所為? とりあえず、次僕だよ?」
トウマは待ちきれない様子で兄を押し退けると、彼女の脚を掴んで大きく開いた。
「わあ、凄いっ。どろって、出てるよ······なんて卑猥なんだっ! 見て、兄貴っ! 兄貴のがっ!」
「でもホント、スゲーよ。オレ達の結構デカいのに初めてで、よく入るよな?」
ユウマは役目を終えて萎えだした自分の獣根を手に取ってまじまじと眺めた。
別に自慢しているわけではなく、馬獣人の母と竜王の父を持つ自分達の陰茎は他の兄弟よりも立派なものだと思うのだが。
そんな彼の隣で、弟が涎を垂らしながらリューイのひくひくと痙攣する秘部をじっと見つめている。
「うん、でも良いんだよ、それで。リューイは僕等のモノだけを知っていればいいからね」
彼は蜜壺の中をぐちゅぐちゅと肉棒でかき混ぜながら、それが馴染む様子を恍惚の表情で眺めた。
そしてごぷりっと音をたてながら、トウマの楔が打ちこまれ、リューイの身体がびくりと跳ねる。
「あれ? もしかして僕の方が好みだった? それとも僕らの姫、交尾は後ろからより前からがお好みかなぁ?」
ふふっと微笑んだトウマは、リューイの膣壁の締め付けを堪能しながらゆっくりと抽挿を始める。既に兄の精を飲み込んでいる彼女の膣からはじゅぷっ、じゅぷっと明らかに粘度の高い水音が響き渡った。
トウマは一気に奥深くまで突いてから彼女を抱きしめると顔を両手ではさむ。そして、顔をくしゃりと歪めて口角をあげ、にっこりと微笑んだ。
「リューイっ、僕達の事、もしロンファ兄様に告げ口でもしたら、兎の女すぐ殺すからね?それに父上は若い女の子を最近ご所望だったよ?あの女なら、そこそこお気に召すんじゃないかなぁ?」
「······っ、、言わない、から······クレハは······、はあっ、」
「うんうん、いいよ。大丈夫。約束だよ、僕たちもさ、可愛い妹の恋人を殺したくなんてないもの」
そして彼は怯えるような表情を見せる彼女の腰を強く掴むと、身体を震わせる。
「ッ、最高だ······、ああ、本当に大好きなんだよ、分かって欲しいんだよ、リューイッ!」
リューイはその兄の狂愛の言葉を聞きながら意識を手放した。これが夢であってくれますように。
そう願いながら、抗う事もできず夢の中に堕ちていったのだ。
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