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閑話 四
女子会センセーション
しおりを挟むナナナと隣国の兵士達を捕まえてから、数日。
取調べや事情聴取は現在も続いており、ハンスやレインをはじめとした正規兵の人達は忙しそうに働いていた。
ロックハンマー侯爵お抱えの尋問官も近々来る事になったとかで、そちらの受け入れ準備も進んでいるらしい。
海に浮かんだままになっているメガフロートの調査も、勿論進んでいる。
キョウジやコウシロウなども参加して、どんなつくりになっているかなどを調べているのだ。
残すにしても破壊するにしても、物が大きいだけに綿密な調査は必要なのだろう。
ケンイチの魔獣達も動員しているそうで、かなり大掛かりになっているらしい。
そんな、皆が忙しそうにしている中でも関係なく、宴会をしている連中がいた。
ムツキが収監されている牢屋の前に敷かれたゴザには、沢山の料理と酒が並んでいる。
どれもこれも美味しそうで、中には出来立てのものも何品かあった。
それらは牢屋の前に備え付けられたオープンキッチンで作られたものであり、今も調理をしているユーナの手で作られたものだ。
どうしてキッチンなんぞがあるのかといえば、理由は簡単。
その方が宴会の時ベンリだからである。
人が捕まっている牢屋の前で宴会をするのもどうかと思うが、当のムツキはまったく気にしていない様子だった。
むしろ、いつも一緒になって飲んでいるので、どちらかといえば大賛成なのだ。
実際、今も鉄格子に両手と顎を乗せ、美味そうに酒を啜っている。
見た目こそ若返ったものの、実年齢はアラサーなムツキは、酒のほうもいける口だったりした。
ムツキは調理をしているユーナをちらりと見ると、盛大にため息を吐く。
「はぁー、やっぱり料理できる女子っていいですよね! 一家にひとり欲しいです!」
「自分がつくろうとかじゃないんかい。女子力ひっくいわぁー」
ムツキの台詞に、イツカがすばやく突っ込みを入れる。
イツカはといえば、胡坐をかき膝に肘を立て、頬杖をついていた。
空いた手で一升瓶を握っているのだが、さっきからずっとそれから直接酒を飲んでいるのだ。
人の事を言う前に、まず当人の女子力が壊滅的なことになっている。
「料理かぁ。オレぁーそもそもここに来るまでんなことしよーって思わなかったからなぁー」
顎をなでながら興味深げにユーナを見ているのは、ケンイチの部下で四天王のアースドラゴンだ。
黒いレザーのライダースーツを着込んだお姉様な外見になっているが、本性は巨大なドラゴンだったりする。
そんなアースドラゴンは、大皿に盛られた料理を手にした箸で自分の小皿に取り分けていた。
かなりこなれた様子で箸を使う姿は、中々堂に入っている。
「私は人の街で暮らしていたこともあるけれど。した事はなかったわね。主食が血ですもの」
そういいながらワイングラスを手にしているのは、吸血鬼だ。
白い肌に黒いドレスが映えているが、何よりも手にしたグラスに注がれている赤黒い液体の異様さが際立っていた。
透明感のないどろりとしたそれは、血液である。
人間のそれではなく、牧場で絞められた魔獣のものだ。
吸血鬼ならば人間の血を好みそうなものだが、彼女に言わせると魔力の豊富な魔獣のもののほうが断然美味しいらしい。
血の入ったグラスを傾けながら、吸血鬼は料理にも手を伸ばしていた。
吸血鬼だからと言って、血しか口にしないわけではないらしい。
揚げた芋や野菜スティック等をつまみながら血を口にするその様子は、ある種の妖艶さを醸し出している。
「アタシらってぇー、基本踊り食いだもんねぇー」
面白そうに笑いながら言ったのは、蜘蛛女だ。
酒のせいか、褐色の肌がほんのり赤くなっている。
胸に巻いたサラシの白とのコントラストで、その色合いが余計に目立って見えた。
蜘蛛女が手にしているのは、何種類かのカットフルーツを入れたグラスに、酒を注いだものだ。
地球で言うところの、サングリアに近いだろうか。
ちなみに作ったのはユーナだった。
「あー。そっかぁー。皆、魔獣だもんね。わざわざ料理したりしないで当たり前かー」
納得したように頷きながら、イツカは酒瓶から直に酒を呷った。
極当たり前のように彼女達が魔獣であると受け入れている辺り、中々肝が据わっているといえなくもない。
まあ、慣れてしまったというのが大きいのだろうが。
「イツカさんも料理しないじゃないっすか」
「いやいやいやいや。まてまてまてまて。できるっつの。そりゃコウシロウさんとユーナちゃんには敵わないけど。日本に居た頃普通にメシ作ってたしね」
「なん……だと……」
あまりの驚愕に、ミツバの顔が歪んだ。
まるで黒いヘルメットでしゅこーしゅこー言っている人に父親だと告げられた青年並のリアクションである。
「そんな!? そんなに驚くこと!? 私そんなに女子力低くみえるの!?」
「まあ」
「まあ。イツカさんですものねぇ」
「いっつも酒のんでるしぃー」
「魔獣の人達にまで言われるレベルかよっ! 逆にすごいな! 私! あっはっはっは!」
口々に言う魔獣達の様子がツボだったらしく、イツカはバシバシと膝を叩いて笑った。
かなりおっさん染みた行動だが、イツカがおっさん臭いのは今に始まった事ではない。
「え、ていうかミツバちゃんは出来るの? 料理」
「逆になんで出来るかもしれないと思ったのかわからないっす!」
「だよねぇー」
清々しいまでのさっぱりとしたやり取りであった。
普通ならかなり失礼な言い方だが、相手がミツバなので特に問題はないだろう。
「はいはいはいっ! 私は少しは出来ますっ! 少しですけど! 一人暮らししてましたからっ!」
手を上げて自己申告したのは、ムツキだ。
やたらと自慢げなそのドヤ顔は、見ているものにイラ立ちを覚えさせるのに十分な威力を備えている。
「お。流石元社会人」
「今は囚人ですけどねっ!」
「自慢する事ではないわね」
「なんでオメぇードヤ顔だよ」
魔獣達にも呆れられているが、堪えた様子はない。
ムツキのメンタルは、ダメな方向にはすこぶる強靭なのだ。
「しかし、こうなってくるとやっぱり黒星ちゃんも料理ダメな感じなのん?」
いいながら、イツカは黒星のほうに顔を向けた。
黒星はゴザの上に正座をし、ちびりちびりと透明な酒に口をつけている。
イツカが普段から飲んでいる、米で作った酒だ。
ケンイチが中心になって作っているもので、要するに日本酒を再現しようとしているものだった。
イツカはかなり気に入っていており、良くこの酒を飲んでいる。
だが、味にうるさいケンイチとコウシロウに言わせると、まだまだ足りない部分があるのだという。
イツカ的には美味くて酔えればなんでもいいので、良く分からない部分だ。
ともかく。
黒星はコクリと喉を鳴らして酒を飲み込むと、コップに口をつけたままちらりとイツカのほうへ目線を向けた。
だが、すぐに視線を前へと戻すと、くしゃりと表情を歪める。
「うぉう?」
黒星は、全身真っ黒な天馬であった。
人の姿をしているときは、いつも少し不機嫌そうなむすっとした無表情を崩さない。
その黒星が、辛そうな顔を見せたのだ。
声を上げたイツカ以外の面々も、驚いた様子で黒星に注目する。
うつむいて膝の上にコップを置いた黒星は、僅かに震え始めた。
その目元には、じわじわと光るものが堪っていく。
「わらひらって、へっどにりょーりつくって、たべてもりゃいたいのにぃ」
呂律が回っていなかった。
普段の凛々しい態度とのギャップに、全員の動きが凍りつく。
その間にも黒星は頬を薄紅色に染め、ぷるぷると震えながら泣き顔を作る。
しゃくりあげる様にしながらも、時折コップを持ち上げては一口ずつ酒を飲む。
アースドラゴンは苦い顔で頭を掻くと、そっとイツカに顔を寄せる。
「コイツけっこう飲んでんじゃねぇーのかぁ?」
「いや。そんなでもないんだけどね?」
「黒星って意外とお酒弱いのよ? 泣き上戸って言ったかしら」
「あー。道理で」
吸血鬼によってもたらされた意外な情報に、イツカは納得したように頷いた。
普段感情が表に出ない分、お酒を飲んだときに一気に噴出すのだろう。
こういうタイプは、特に気にせず泣かせておくに限る、というのがイツカの持論だった。
悲しみがあふれ出して泣いているわけではなく、器のほうがサイズダウンしてあふれ出ちゃってるだけだから。
というのが、イツカの主張だ。
なにより、別に酒を飲むのに支障がないというのが大きい。
黒星はコップを両手で持ち口元におきながら、なにやらぼそぼそと呟き始めた。
「わらひも、みじゅぎきたのに。へっどにもっと、ほめてもらいたからのにぃ」
「え? 水着?」
それに反応したのは、蜘蛛女だった。
「ちょっとぉー! こないだ海行ったとき、黒星も水着着てたのぉ!?」
「何で私ですか!?」
蜘蛛女が詰め寄ったのは、近くにいたムツキだ。
鉄格子に引っ掛けていた両腕をつかまれ、がっくんがっくん揺さぶられている。
顔の両サイドが鉄格子にぶつかっていたそうだが、蜘蛛女に容赦はない。
「くっそっ! そうか、その手があったんじゃないぃー! アタシもいけばよかったぁー!」
「なによ。その手って」
「きまってるじゃぁーん! 水着でヘッドのことユーワクすんのよぉー! ユーワクぅー!」
「あーん。あ、なるほどね」
四天王の面々は、見た目通り全てメスだった。
ついでに、全員が全員ケンイチに惚れているのだ。
ケンイチは驚異的な鈍さで一切気が付いていないが、普通は見ているだけで気が付きそうなレベルである。
そんな彼女等にとって、水着イベントは見逃せないものだったのだ。
蜘蛛女の言葉でそれに気が付いたのか、他の二人も目の色を変える。
「ちょっと黒星! 貴方、そんなちゃらちゃらしたもの用意してないって言ってたじゃないっ!」
「っつーか、ムツキも見てねぇーっつってたじゃねぇーかよぉ! 黒星の水着ぃ!」
「えええ!? いや、見てませんよ私っ! どうしてですかっ!」
黒星はいきり立つ面々をちらりと見ると、再び視線を下に落としぼそぼそと声を出す。
「ひるまは、きてにゃい。よるに、ふたりっきりのちきに、みしたんらもん」
「なん……だと……?」
「あー。そういえばいっては、ケンイチさん。夜中釣りしてたら、黒星と会ったって」
思い出したというように、イツカは手を叩いた。
月明かりの下、二人っきり。
そんなシチュエーションで、相手だけに見せる水着。
アースドラゴン、蜘蛛女、吸血鬼のこめかみに、血管が浮き上がった。
「てんめぇーごらぁ!? エゲツねぇ抜け駆けこきやがってごらぁ!?」
「興味ありませんー、みてぇーな面しやがってよぉ!?」
「そもそも持ってかねぇーとかいってたじゃねぇーかテメェー!? ああ!?」
四天王、というか、ケンイチの部下たちの口調は、ケンイチのそれに大きく影響を受けていた。
普段はソウでもないものも居るのだが、テンションがあがるとヤンキーっぽい感じになってしまうのだ。
思い切りメンチを切られている黒星だが、そんなものはどこ吹く風でそっぽを向く。
「だって、みてもらいたかったんらもん」
「らもん。じゃねぇーぞ!?」
「まぁまぁまぁまぁ」
ビキビキビキィ! という擬音でも立てそうなほど表情をゆがめている吸血鬼を、イツカはとりあえずなだめにかかる。
酒瓶から酒を口に含むと、ぽんぽんと吸血鬼の肩を叩いた。
「そこはあれだぁー。私にぐっどあいでぃーあがあるわけよぉー」
「ああ?」
「あら。何かしら?」
「ほらぁ! キョウジくんが、牧場に生簀つくってんじゃぁーん!」
街の近くには、川などは流れているものの、大きな池のようなものがなかった。
そこで、キョウジは牧場に生簀を作り、魚を生産しようと考えたのだ。
街の組合でも、何度かやってみたいと話題にはなったらしいのだが、そのときは労力的な理由で断念していたという。
生簀を作るのも川から水を引くにも、膨大な労力が必要となるし、人手もかかるからだ。
だが、日本人達の能力を使えば、それらの問題はほぼクリアされる。
生簀の建設はイツカのゴーレムが。
維持管理は、ケンイチの牧場の一部と言う事にすれば、従業員たちで見ることが出来る。
病気などに関しても、キョウジが居れば心配ない。
「いけすがなんだっつーんだよ?」
「もう生簀自体は出来てて、後は水入れるだけどさ。まだ魚がいないじゃん? でっかいプールみたいなもんだから、涼むのに丁度いいでしょ? だから、魚入れる前にそこで泳ごうって話になってるのよぉ」
「あ、それ、私も誘われてます」
そういったのは、大皿を手にしたユーナだ。
持ってきた料理の追加をゴザの上に並べると、自分もその上に座る。
「イツカさんが、水着用意してくれるんですよ!」
「まーかせなさい!」
イツカは親戚の手伝いで、水着も作ったことがあるのだという。
洋裁店で作らされたらしいのだが、どうしてそんな所でそんなものを作っていたのかは、イツカにもまったく分からないのだとか。
胸を叩くイツカに、アースドラゴン、蜘蛛女、吸血鬼の三匹が詰め寄った。
「じゃあ、オレのもつくってくれやぁ!」
「アタシのもぉー!」
「お願いできるかしら?」
「もーちろん! まかせてってばぁー! あっはっはっはっは!」
イツカは自信満々に笑うと、そんなことより、と切り出す。
「どんな水着にするか、デザイン考えといてよー」
「で、でざいん?」
「そうよねぇ。どんなのにするか、決めておかないと」
どうやら、アースドラゴン達の興味は、無事別の方向へとそれたらしい。
それぞれにアイディアを出しあい、どんなものいいかという会話をし始める。
「あーの……」
そんな中で、ひとりおずおずと言った様子で手を上げるものがいた。
「僕、帰っていいですか?」
端っこのほうで小さくなっていた、キョウジだ。
ここに来てから一言も喋らず、ひたすら気配を殺していたのだが、水着の話になったところで限界に達したらしい。
キョウジを除く面々は顔を見合わせる。
「大丈夫だよキョウジくん、気なんて使わなくて。女子会なんだし」
「僕、女子じゃないですからぁっ!!」
「まったまたぁー!」
「大丈夫ですよ先生! 先生は女子よりも女子です!」
「だなぁ」
「嬉しくないっ!?」
結局、女子会は翌日の朝まで続いた。
その後、しばらくの間。
キョウジは呪詛のように「女って怖い」と呟き続けたという。
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